2004年2月アーカイブ

WSBスペインラウンド(第1戦)、期待してた通りやってくれたみたいだね。
それぞれ結果はここで見られます。
Race 1
Race 2

Ducatiが勝つのはしょうがないとしても、Race1で3位に食い込んだFoggy PETRONASに乗るChris Walkerもがんばりましたね。去年Laguna Secaで見たときはイマイチでしたがだいぶ良くなったんでしょうかね?


バレンシアRound予選2日目の結果がここに出てる。その後Super poleというのをやっていてTen Kate HondaというチームからCBR1000RRに乗って出ているChris Vermeulenという選手が3になっているけど、タイム的にはそんなでもないのに3位に鳴子のSuper poleって一体?ちなみにこの人は去年のSupersport classのチャンピオンみたいなんで早いんでしょーね。

Renegade Ducatiの芳賀選手は順位を予選の方では3位まで上げて調子良さそうだね。明日の決勝は期待!!!

予選の写真はここあたりからもっと見れるよ。

ここにもWSBの記事が出ていて、人気選手の芳賀が戻ってきた事、Gary McCoyがMotoGPからWSBに来た事、Supersportで活躍したTen Kateチームが最新鋭のCBR1000RRでDucati軍団に切り込むとか、そう言う話題がWSBを盛り上げるとか書いてある。もちろん去年も走った Pierfrancesco Chili, Troy Corser, Chris Walker, James Toseland, Regis Laconiも健在だし楽しみな存在だよね。


今年は少し規模が小さくなってしまったWorld Superbikeの開幕戦が今週末スペインのバレンシアであるんだよね。金曜は練習走行、土曜日が予選、日曜が決勝(2戦)というオーソドックスなスケジュールで、市販車ベースでやってるレースだから自分たちが乗っているバイクによく似たのでレースするんだよ。実際はかなり改造してるんだけど。

ここ数年はイタリアのDucati vs Hondaっていう構図だったんだけど日本のメーカー全社ともファクトリーチームを送らなくなってしまったので、去年あたりからはWorld Ducati Racing状態になってしまっていて、とくに去年は最新鋭のマシンを使っていたDucati Filaの一人勝ち状態ですごく冷めたシリーズになってしまっていた。実際にアメリカラウンド(Laguna Seca)にも見に行ったけど、本当に面白くなかった。これは多分自分が日本人で日本メーカーやライダーを心のどこかで応援している事がすごく影響していると思うんだけどね。

かつてこのシリーズでチャンピオン争いをしたニトロなんてニックネームを持つ日本の芳賀選手が、今年このシリーズに戻ってきてDucatiのサテライトチームから出るのはとても楽しみ。
金曜の予選結果でも4位につけているからけっこう行けるかもね。去年のレースを見てつまらなかったから今年はLaguna Secaに見に行くのをやめようと思ったけど、彼のがんばり次第ではやっぱ行くしかないっすかね。


2004年型のYAMAHA YZF-R1を豪快にウィリーさせているのは元AMA superbikeチャンピオンのJamie James。写真の出所はここね。個人的には2003年型の方がデザインは好きだなあ。

Gear Acquisition Syndrome略してGASってのは日本語にすると"楽器欲しい症候群"になるのかな?どこの国でも同じで物色し始めるときりがないし練習時間より物色(最近はwebだけど雑誌とか)のほうが長くなったりね。
このページによればギター弾きなら程度の差があるけど誰にでもある事で、それは収集とはまた違った意味の一種の軽い病気みたいなものってことみたい。
確かに自分もいままでいくつかギターを手にしては合わないからって売って別のを買ったりしたし、エフェクターなんか一時期石ころのように転がっていた時期もあったなあなんて思った。上のページの一番下に程度を見る簡単なテストがあるんだけど、やってみたら結果は「楽器店への入店は大人同伴で土曜日の10時から6時に限る」と診断されてしまった・・・。う~ん。

アメリカの人気ドラマでフレンズってのがあるんだけど、それに出ている俳優と友達ってことで、なんでもレストランのシーンにコリン・エドワーズとジェレミー・マクグラスがそれぞれの奥さんも一緒にチョイ出演するんだってさ。

あともうひとつの話題はマイケル・ジョーダンなんだけど。この人は昔NBAで6回もチャンピオンになったバスケットボールにおいては神様扱いの人なんだけど(野球もやったけどそれは別の話)、バイクも相当好きらしくてその資金を投資するのか分からないけどパーツ供給メーカーを視察に行ったみたい。本人がライダーで走ってくれれば相当面白いと思うんだけど、それはないみたいだね。チームに関与するんじゃないかって言う噂はあるけど。




アメリカの話なんだけど、Yoshinoya USAは通常通り営業中で、牛丼も当然のごとく全開で販売中。BSEなんでどこの国の話?ってな感じで並盛りを食らってきたぞな。当然味も普通通りだった。

ちなみにUSAでの違いは
- どんぶりは全てプラスチックの使い捨てのやつ
- エビ天丼や照り焼きチキン丼、弁当みたいな牛丼以外のメニューもある
- 店が日本のようなカウンターではなく、どちらかといえばマクドナルドみたいなフロアになってる
- 生卵は売っていない(こっちでは生卵を食う習慣がないので)

ってことで、個人的には生卵がないのがとても惜しい!

音ログ

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この音ログというソフトウェアを使うと自分のMacのiTunesで聴いた曲がotologのページに記録されるだけじゃなくて、自分のblogのページから参照できるようになっちゃうという優れもの。このページにも右下のほうに置いてあるよん。Amazonから曲名の一致するものを探してきてジャケットまで表示してくれちゃうので見た目にも面白いね。

2サイクル

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2サイクルエンジンのオートバイってのはとてもピーキーで、自分も若い頃乗っていたんだけど最近バイクに乗り始めた人に取っては伝説みたいに感じている人も出てきちゃってるんだよね。極端な話NSR250は今乗っているGSX-R1000より早いみたいな。 もちろん乗る人の問題なんだろうけど、そんなことは置いておいてこのムービーを楽しんでちょうだい。




Stevie Ray Vaughan & Double Trouble: Live From Austin, Texasのビデオが出てきたので久しぶりに見てみた。
いつ聞いてもこの人の音は分厚くてすごい迫力でかっこいいんだけど、このビデオで演奏している会場、いわゆる彼の地元なんだけど観客の無反応ぶりにはぶったまげるとしか言いようがない。テレビ撮影用の客なのか、あんなすごい演奏しているのに全員おとなしく座っているだけじゃなくてそっちのけで話していたりするんだもんね。なんか理由があるんだろうけど演奏しているスティービーの方も普通じゃないと思っていたんだろうなあなんて思ったのでありました。

Linksys Wap11

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PowerBookのワイヤレスネットワーク機能を使うのに、Appleのベースステーション以外のアクセスポイントも使えるんだけど、そういうことで2年半くらい前に買ったのがこのLinksys Wap11なんだけど、最近調子悪くてアクセスしてしばらくすると勝手にお亡くなりになるんだよね。普段ずっと点滅しているアクティビティLEDが全く点滅しなくなって、PowerBookからアクセスできなくなるんだけど、Winマシンから使えるUSBのユーティリティで調べても問題ないしドライバーを入れ直したりリセットかけたりしても状態は変わんないのさ。このアクティビティLEDなんだけど、電源入れっぱなしだったから2年以上ずっと高速点滅してたわけで、もしかして寿命ってわけじゃないよなあ???

これがないと不便なんだけど、ないと作業できないってレベルじゃないのでわざわざ買い直すのもしゃくに触るんだよね。ってことでちょっと調べたらこんなのがもう$50を切る値段で出てるんだね。ずいぶん安くなったもんだよ。

先週のマレーシアのテストに続いてMotoGP合同テストがオーストラリアのPhillip Islandでやっているみたい。いつもの事ながらホンダが調子いいんだけど、この日はDucatiのカピロッシ君がトップ、次点がヤマハのロッシ君ってことだったみたい。ロッシ君の話では何種類かのエンジンを試しているけどまだパワーが足りないってことみたいだね。一体ヤマハはいくつエンジン持っているんだろうねえ???
ホンダのベストはジベルノー君、だけどチームメイトのエドワーズ君も約0.1秒差ってことでがんばってるね。この人はアメリカで本当に人気あるんだよ。やっぱり豪快テキサス野郎って感じの乗り方が受けるんだろうね。
おっと、DucatiのXaus君が転倒、ヘリコプターで病院に運ばれたのも忘れては行けないなあ。シーズン前からがんばり過ぎかもね。

Tuck & Patti

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日本でも人気のTuck & Pattiのコンサートを聞きにKuumbwaへ行った。(先週と同じ場所)
小さな会場で200人も入れば満員なんだけど、またもや2列目真正面なんて場所で見れた。
何年も前から行きたかったんだけど、Blue Note Tokyoでチケット一枚1万円って言われたら当時は行けなかったのが印象に残っていた。ちなみに今回は一枚21ドル。
アメリカでの人気は日本ほどではないみたいなんだけど、この日も7時と9時の2セットどちらも満員だったみたいで、やっぱり知っている人は多いみたい。でも最新のCDは日本とヨーロッパでは出ているのにアメリカではまだ発売になっていないとかなんとか。
コンサートの方はそりゃもう最高でした。一緒に行ったうちの奥さんなどはワインを飲みながら聴いていたせいかPattiのdeep voiceにうっとりしてたし、自分はTuckの超絶ギターテクニックに空いた口が塞がらない状態が延々と。音楽的なコンビネーションも最高だったり、しゃべりも面白かった。

そのしゃべりなんだけど、Tuck曰く「Pattiが曲が終わって奥に引っ込んだってことはさあ、俺になんか弾いていろってことだよなあ?そりゃいいぜ、なあ。そんじゃあウェス・モンゴメリーの曲をやるんだけどね、この曲はマイ・フェア・レイディーっていって大好きな曲ですげえ気に入っているんだけど、ずっとウェスの曲だと思っていたんだ。とにかく夢中で一音逃さずにコピーしてね。何年か前にレコーディングする機会があってリハーサルでPattiが歌っているのを聞いたんだよ。そしたら彼女がなんか変な風に歌ってるんだよね。おいおい違うよって言ったらスタッフみんなが変な顔してね、よく話を聞いたら違ったバージョンで覚えていたのは自分だけだったみたいでね。ウェスはオリジナルから相当アレンジして録音してたみたいなんだよ」

実際はもっと笑えたんだけどこんな感じの事をしゃべってたよ。
一歩間違えると恥ずかしくなるくらい愛とかをテーマに歌っているんだけどPattiのソウルとTuckのJazz魂と独特のスタイルが融合するスタイルはとても貴重な音楽だと思う。




買い物のついでに久しぶりに悪名高いGuitar Centerへ出かけてギターの弦を買ってきた。これはD'Addario strings(ダダリオ)という会社の製品で、もうずっと愛用しているんだけどとくにこれがいいっていう理由は別にないんだよね。品質が安定してて値段が安いしどこでも売っているしってことくらいかなあ。もっとも学生の頃はビンボーでこの弦1セットを1500円(1300円だったかも)で売っていた田舎の楽器店では買える分けもなく、当時はYamahaとかの500円セットを使っていた。このアメリカ製の弦がいつも買えるようになったのは東京に出てきて社会人になってからのことで、それも一番大きな理由は東京の楽器屋で買うと安かったってことだと思う。確か600円くらいだったかな?
昨日買ってきたこのセットも、1セットずつ買うと$5くらいするんだけど10セット入りの箱だと税込み$30で買えてしまう。なんか弦ってけっこういいビジネスだね。

ちなみに昨日行ったSan JoseのGuitar Centerは相変わらず倉庫みたいな場所で、フロアのあちこちで近所のガキがすんげえでかい音でギョンギョンスタイルのギター弾いててとても楽器を試奏できるような場所じゃあない。いいものも売っているのにとても残念。定価$5000くらいのレスポールカスタムが傷物で$2000で売っていたりそりゃもうハチャメチャだった。傷モノがいつ行ってもたくさんあるんだけど、扱い悪いんだろうな。


前にも似たようなサイトを紹介したんだけど、このGuitar Tab Universeも何でもそろってるよ。海外のサイトだから"B's"とか入れても出てこないけど、自分がよく弾いているRed Hot Chilli Peppersなんか無数にギターやベース、コード譜があるのでとても便利っすよ~ん。
そのサイトではどのファイルが人気あるかトップページに出ているんだけど、最近のものに混ざってLed Zeppelinの”天国への階段”が上位に入っているのがなんかもうギタリストの定番ってことを表しているのかね。

Searsの写真

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少しだけここに置いたよ。

FileVault

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Garage Bandでエラーが出るとか文句書いてたんだけど、大事な事を忘れてたんだよね。このFile VaultをONにしていたからディスクへアクセスするときにエンコード/デコードしていた訳でそれが原因でただでさえ遅いディスクがさらに遅くなっちゃってたわけっすよ。
試しにOFFにして再ログイン(OFFにするだけでhome以下のデーター全てをデコードし直すので1時間くらいかかった)するとずいぶんアクセスが早くなったよ。Garage Bandでもエラーが出にくくなったから、困っている方はお試しあれ。
Safariを起動して最初にブックマークを開くときもかなり遅かったんだけど、ずいぶん改善されたよ。(というか正常になったと言うべきか?)


新しいアルバムが出てたので買ってきて聞いてみた。デビュー作でグラミー賞を取りまくって、今回はすごいプレッシャーだったと思うけど、音楽の方はずいぶんリラックスしててなんかカントリーまでやってしまってます。(多分好きなんだろうね) ホント、この人って声で得してますね。

と、ここまで書いて終わりにしようと思ったんだけど、ノラ・ジョーンズで思い出すのは去年の夏、Berkeleyに彼女のコンサートに行ったときのこと。野外の劇場で自分たちは芝生席の一番前でのんびり寝そべって聞く事にしたんだよね。芝生席の前には幅4メートルくらいのコンクリートの通路があって、その前はコンクリートの階段と言うか自由席みたいになってる場所で、当然というか通路で立ってみる人が居るじゃないっすか。別に邪魔じゃなかったんで気にしないでいたんだけど。日が落ちて暗くなってコンサートが始まると通路で立っている連中がなんか妙にベタベタするじゃ~ありゃ~せんか。「まあちょっとろまんちっく入ってしまうのも無理ないか」なんて思っていたんだけど、あまりにも激しいのが視界に入るし、おまけにその人たちはいわゆる同性愛な方々でして、普段見慣れない自分たちはどうしても視界に入ってくる彼(彼女)達の姿が気になってしょうがないじゃねえっすか。そんな連中達が目の前に少なくとも3組もいらっしゃって、忘れられない夜になったのは言うまでもないっすよね。目の前で男同士がお互いでパンツとかシャツの中に手を入れてたらねえ・・・。

昨日のニュースでサンフランシスコ市は同性の結婚を認める方向で動いているとか。確かにメッカだからあちこちで見かけるし、東海岸のボストンが先を越すとかいう噂だったんで負けるなって言う事なのかもしれないけど、見慣れていない自分たちにはまだまだ難しいっす。




またまたテストを南国マレーシアはSepangでやってるみたいだね。
最新の記録がここで見られるよ。
驚いたのは上の写真のコリン・エドワーズIIなんだけど、なんとビアッジの次の2番手。早くもRCV211Vに慣れているみたいだね。フロントホイールは違うサイズを試していろいろ言っているんだけど、17インチと16.5ではそんなに違うもんなのかね?
同じくアメリカの星、ニッキー・ヘイデンも3番手に入って今期はかなり上までくるんだろうなって予感もするし面白くなりそーですな。

牛丼

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日本の誇るファーストフードの牛丼がなくなるっていうニュースで大騒ぎしているのがすごくバカらしく見えるんですがなんとかならないですか?こっちで朝やっている日本のフジテレビ系のニュースが毎日”最後の牛丼”とか、食っている人をアップで写したりニュースじゃなくてワイドショーじゃんかね、それって。そのうち牛丼は復活するだろうし、それでなくても商魂たくましい誰かが牛丼みたいな商売をするだろうし、本当にマスコミってこういう事しか報道する事がないのかってすげー不思議。
上の写真はYoshinoya USAなんだけど、きっと今でも牛丼売ってるんだろうなあ。たまには行くかね~。


雑誌編集者がレビューするよりも前にディーラーにバイクが届いているので文句言ってる。
確かに今月のSport RiderはCBR1000RRとZX-10Rの特集で、本来ならここにR1も入れたかっただろうね。

McCoy Tyner

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久しぶりに音楽を聴きに行ったんだよね。Jazzピアニスト(なんかそういう肩書きが似合わないな。どっちかと言えばアーチストだと思う)のMcCoy Tynerという人のソロ演奏で、もう内容の方は即興の嵐でどこからそんなフレーズが出てきて、聞いた事あるフレーズが出てきてまた違うのに行ったりもうスゴイの一言。こんな人の演奏が5メートルの距離で聞けるってのもSanta CruzのKuumbwa Jazz centerの特徴なんだけどね。なんでも60年代にジョン・コルトレーンに見いだされてこの世界に入ってきたとか。そう言うのは自分には全く分からないけど演奏を聞けばこの人がどれくらいぶっ飛びかってことはよく分かったし、とても60半ばのじいさんのする事じゃないのは確かだった。のそのそと現れてボソっと少ししゃべったあとはもう演奏の連続、曲間にすこしまたボソっとしゃべることが2回くらいあったけど、あとは本当に演奏だけ。ピアノから弾き出される音の嵐がピアノのふたから反射して聞こえる(なま音)のと、そのふたに写る弦がたたかれる様子が一種のアートでしたな。
来週はTuck&Puttiを同じ場所に見に行く予定。

第4セッションはGaryから教えてもらったことをゆっくり走りながら試してみた。確かに足に相当の負担がかかるけど体をスムースに動かせるからターン開始後に「どっかん」とシートへ乗ることもないし、気持ちかもしれないけどバイクももっとスムースに曲がるようになった。ブレーキング時に腰をずらしたままステップに体重を残すのが最初は難しかったけどこれはくるぶしあたりでもホールドすることでうまく行くようになったし、さらにそれでもっとスムースに内側ステップに体重が載せられるようになった。これを練習しているうちにペースも上がって調子も良くなってきた。午後2回目だったんで、これで最後のセッションだと思っていたので最後までかなり飛ばしていたんでチェッカーが降られるころにはかなり疲れていた。とくに太ももはずっと中腰状態だったせいかクタクタになってしまって情けない。

しかしGaryさんのように何に乗っても早い連中ってのはいるもんで、この日も日本では見かけることも少なくなったGPZ250やVT250でかっ飛ばしている連中がいて、直線ではもちろん自分の748の方が早いけどコーナーで彼らが保っているスピードは自分以上で感心させられてしまった。とくにいいタイヤがあるわけでもないのにあれだけの走りが出来るのは本当のテクニックを持っている証拠だと思うし、必要もないパーツやタイヤがあーだーこーだー言う割には走りの方がイマイチな方々に是非見てもらいたいと思った。やっぱり乗り手の力のほうが大事なんだね。

20分だけの第5セッションがあるってことをアナウンスしていたので、引き上げようかと考えていたけど残ってまた走った。ステップワークの練習を続けたんだけど疲れてきて集中力も切れてきたので残り5分くらいで切り上げた。ずいぶん人も減ってきて走りやすかったけどスピードが乗ってきてTurn1とか7は入り口でのシフトとブレーキのタイミングが難しくなってきた。これは次回への課題かな?

ってなわけで9回にわたって記録を残したSears PointのTrackdayメモはこれにて終了っす。っていうかほとんど全部書いてあったんだけどね。またなんか思い出したら書くことにするよ。


3周ほどGaryさんの後をついて走った後、今度は自分が前に出て走る。後ろにはぴったりGaryさんがついてくるなんてうれしいじゃねえっすか!ってことで見よう見まねのライン取りで全開走行。
Turn1~4まではステップワークでスパスパとバイクが倒れて絶好調。Turn4の入り口でイエローフラッグが出てて、出口でまた赤い998らしきバイクが転倒してバラバラになっていた。無視してTurn6へ進入。ここは超インベタで出口がワイドなのでアクセルはワイドオープン。2周ほど後をついてもらったらちょうどチェッカーフラグ(A, Bグループ交代の時間)だったんでピットに戻ってGaryと話す。指摘されたのは:

(1) ライン取り。Turn1,2の間や7出口から10まではもっとスムースなラインがある。

(2) 体重の乗せ方。ステップを使っているのは分かるが乗せ方が極端で、とくにターン開始後シートに「どっかん」と乗っている。もっと太ももをサスペンションのように使ってスムースに体重移動するようにする。ステップでだいたい8割くらいの体重を支えて乗馬のような体制を意識してみる。

(3) (2)を実行してみれば30分のセッション後は足(太もも)がくたくたになるはず。ならないなら修行が足りない。

(4) 逆バンクは外に行くほど危ないので一番内側を我慢して抜けた方がいい。

ってな感じだった。
ピットに戻ってJames達に話すとみんな目をキラキラさせて聞いていた。自分たちも頼みに行けばいいのにシャイなのかも???

せっかくJam Packまでインストールしてあるのでループをペタペタ貼付けて出来上がったのがここにあるWOPSという曲。自分で演奏したのはグチャグチャなギターだけっす。なんかループだけで作るとBGMみたいな音楽になっちゃうんだけど、それって自分のセンスの問題なんだろうな、多分。

Eric Bostromを放出する結果になってしまったKawasakiのAMAチームなんだけど、結局2004年型ZX-10RはAMA Superbike, Superstockの両方で走らせることになった様子。ここでテストの様子が見られるよ。 あとWorld superbikeのエントリーリストがここに出ていた。

何周かしているとTurn11の突っ込みで黄色いGSX-R750が自分を追い抜いて行き、自分に向かってバイクのテールをたたく。これはスクールなんかで使う”ついてこい”っていうサインなんだけど、すぐにGaryだと分かった。こんな風にどこからともなく自由自在に現れるなんてイカすぜなんて思っていたんだけど、多分その前は後ろから見ていたんだと思う。
Garyはゆっくり走ってくれて、そのラインは本当にスムースで赤と白のゼブラ(かれはCandy barと呼んでいた)ぎりぎりをカットして走って行く。Turn1と2の間の少し左に曲がるところはほとんど直線にカット、Turn6は逆バンクだからインベタで膝が舗装面の内側の土につくかどうかってくらい。Turn7は自分がやっていたのに近いdouble apexだったけど、その後のTurn8, 9, 10は自分よりもっとスムースで、やはりゼブラぎりぎりをうまく使ってなるべく直線に近く走れるように進入を早めたり遅らせたりしていた。とくにTurn9は速度が乗っているのにインベタで曲がりきれるのは意外だった。最後のTurn11は進入で減速後、思い切ってインへ入るんだけどGaryさんのフルバンク具合がすごくて最初は見とれていたんだけど、真似してみたら意外と速度が遅くても安定していることが発覚。ブレーキの後に思いっきりバンクして向きを変えてアクセルを開けると思った以上にスムースに行くようになった。


先月のNAMMで見かけてヨダレを流したPaul Reed Smithのギターはこれだったてことで。


ここで2004年のデスモセディッチの写真がいろんな角度から見れるよ。16500rpmで230馬力も出るんだとか。そりゃスライドするわな。去年までアプリリアのスポンサーだったAliceがDucatiに来てるみたいだし、新しい外装は4分割できるようになってメカニックが作業しやすくなったとか、タンク、スイングアームが新しくなったとかそんな感じだね。エキゾーストパイプの出口付近のデザインもすっきりしたかな。
去年のもそうだったけど、バイク自体が大きく見えると思わない?999もそうだけど大きく見えるのはカウルのせいなのかな?

昼休みに時々一緒に走っているGary Jaehneさんのピットに行って話をして、午後に時間があったら自分を見つけてアドバイスをしてほしいと頼んだ。この人はAFMでチャンピオン経験が何度もあるおっさんなんだけど、気さくな人柄と知識でこの辺りのライダーでは有名な人で、BARFやSouth Bay Ridersにもよく書き込みをしている。もちろん走りはぶっちぎりで同じようなバイクに乗っているとはとても思えないレベルなんだよね。面白いことに公道ではもっぱら奥さんのあまりきれいとは言えないGPZ250Rに乗って出てくることがほとんどで、それでも他のライダーと同等の走りをするんだからさらにぶっ飛び。頼んだらもちろんのごとく軽くOKで、適当にピットに来てくれれば出て行くよってな感じだった。ラッキーってことでJamesに話すと「マジー、俺も~!」なんて言ってたけど、おいお前はネイティブなんだから自分で頼めよなってな。

午後の第一セッションは気温も上がってきて自分も気合いが入ってきた。
Turn1からTurn4まではイン側ステップへの荷重でバイクが一気に寝て、シートへ体重を移してアクセルをジワッと開けて行くのが面白くてたまらない。Tuen7の出口から11まではスムースなカーブが続くんだけどここは3速のままTurn9までがんばるか4速を使うか悩んだ。4速まで上げると早すぎると感じるし、3速のままだと11000rpm近くでホールドしている状態になってしまう。いずれにしても9の出口で4速にして全開でTurn10に突っ込むのはスリル満点なんだけど、ここは外側のエスケープゾーンがあまりなくて壁にあるDodgeのサインが近く感じた。

Bグループの時間が来たので出撃!最初2周はとにかくゆっくりタイヤを暖めるのに専念する。Jamesたちとはどこかではぐれてしまったけどそのまま自分のペースで走ってみる。やっぱりTurn4が難しくて、下り->ブレーキリリース->右への倒し込みがスムースに行かずにギクシャク。速度も落ちているのでここで抜かされることも多い。その代わりというか、その次のTurn5は全開なんだけどここも小さな丘になっていてそれが終わるとすぐに左コーナー(Turn6)で、さらにOff Camberなのでトリッキーなのだ。ふつうOff Camber(逆バンク)だとインベタで走ると思うけど、なんかみんな自由自在なラインですっ飛んでくんで、それにつられて自分も適当なラインを選んでしまうようになった。あとTurn11は出口ではらんだり思いっきり倒し込めなかったり難しい。
セッション1はコースに慣れるのが目的で膝を擦ることもほとんどなく終わった。

Bグループのセッション1の最終周回でだれかコケたみたいで救急車出動。次のAグループのセッションまで30分待ちになってしまった。(救急車が戻ってくるまで走れないので)転んだのは赤いDucati 996みたいで結構なダメージだった。

第2セッションもタイヤを2周で暖めて今度は少しプッシュしてみた。とくにTurn1からTurn4までの登りのコーナーはリズムに乗るととても面白くて病み付きになりそう。ステップへの荷重の具合でバイクが寝て向きが変わるのがよく分かるし、アクセルをジワッと開けてくとバイクが起きて行くのもおもしろい。(この辺りは前に書いた「ベストライディングの探究」という本で読んだこと)ステップへの荷重は本当に一瞬でその後はシートへ体重を乗せていた。だいぶ右コーナーにも慣れてきたと思う。コース全体にも慣れてきてあちこちで膝を落とせるくらいにスピードが乗ってきたし、Turn7はdouble apexで3速のまま出口で全開にすると走りやすいことが分かった。
第2セッションでは誰かが1周目で転倒、いきなりイエローフラッグが出ていた。どんないいハイグリップタイヤでもきちんと暖めないとこうなってしまうってことなんだよね。
これで午前は終了。ランチは持ってきたマフィンとかパワーバーとかですます。Jamesの友達とか現れて面白かった。

写真は今日届いたDarron@Photobitstreamが撮ったものっす。

この日のバイクのセットアップはこんな感じ。
(1) Arrowハーフシステム(っていうかサイレンサー直管?):うるさくなってフケが良くなる。
(2) ROM交換:アイドリングが安定しなくなる。リミッターが効かないので回しすぎないように注意する必要がある。
(3) サスペンション:面倒くさいのでSAG意外は標準に戻した。押した感じは悪くない。
(4) エアインテーク:フロントカウルについている金属製のフィルターは外した。モノが飛んできたらエアフィルターへ直行の危険性あり。
(5) ミシュランタイヤ:パイロットレースH2を前後で使用。空気圧は走る前に前30psi, 後29psiに設定。
寒いのでエンジンが温まるまではなんかアイドリングが安定しないし煙まで吐き出す。っていうかキャブじゃないのになぜ???アイドリング回転数が低く設定されているからかもね。バイクの全体的な印象はとてもパワフルで、普段公道で乗っているときとは使っている回転数や速度が全然違うので簡単に比較できないけど本当に乗るのが楽しいオートバイになったと思う。

ほとんどの走行会では朝のライダーズミーティングの後にSighting Lapという先導者付きでゆっくり走ってコースコンディションを見る機会があるんだよね。はじめて走るサーキットだからもちろん行ったけど最初の印象はアップダウンが多くてコーナー間が短くとてもトリッキーってこと。とくにTurn11はオレンジコーンで作ったようなコーナーで車速もかなり落ちるヘアピンで難しそうだし、Turn4は落ちながら右に90度曲がる自分が最も苦手とするタイプのコーナーだった。まだ朝で寒かったのでガクガクしながら乗ってた。これが終わるとAグループのセッションなので自分たち(Bグループ)は休み。ピットに戻ってみんなと雑談。みんなはじめて走るコースだからあーだーこーだーと興奮していた。

ノックしていたのはノットキャップをかぶったアジア系の若い兄ちゃんで名前はJames。陽気な兄ちゃんで話も弾んだので車を彼のVanの横に移動して寒い中立ち話していた。このときの気温は多分5度とかそんなもんだったと思う。人が立って話をしているとそこに集まってくるのは習性?なのか、次々と自分たちの近くに人が来た。バイクをおろすのを手伝ったりテントを立てたりして時間が過ぎて行くことには明るくなってきてライダーズミーティングの時間(7:30am)になった。

Lance Keigwinさん主催の走行会はとてもよく管理されていて、仕事もきちんと分担されていて本当に全てがスムースにいくので感心させられる。この日のミーティングも説明は毎度同じなんだけどライダーがちゃんと聞くように冗談を混ぜながら話すのは本当にうまい。自分はできるだけこの人主催の走行会に行くようになってしまった。ミーティングの時にサーキットで写真を撮るサービスのDarronがいたので今日も写真を頼んだ。シーズンオフでどこかと遠くに写真を撮りに行っていて来ないと思っていたから意外だったけどうれしい。この人は一日分$40で撮った写真をCDに書き込んで送ってくれるサービスで、走行会の間中あちこちで写真を撮ってる。ランチのときにはその写真を見せてくれたりするので参考になったりもするよ。

コースレイアウトを見れば分かるけど、ここは右コーナーが多い。左に比べて苦手だと思っているからいい練習になると思っていたんだよね。あと今日の目標はとりあえず最近読み直した「ベストライディングの探究」という本で読んだステップワークを試してみて自分なりに使えるかどうか試してみること。ツーリングライダーが長かった自分としては尻でバイクを操っている感覚が強くて、ステップを意識して乗ることはあまりなかったんだけど、この本を見てストリートでも試してみたのがこのステップでバイクを操ることなんだよね。オフロードとかで半分立って乗るみたいな感覚に近いんだけど、詳しいことは本でどおぞ。ちょっと古い本だけど、読んでみて自分なりに考えるのには本当にいい本だと思うよ。

当日の朝は4時ちょっと前起き、準備して出かけたのが4時半。Freeway101, 280からサンフランシスコの19th streetまで超スムースで誰もいない。19th streetは大学とかショッピングモールとかあって、いつもは込んでいるのに全然車がいなくてなんか不気味なくらい。ゴールデンゲートブリッジを渡る頃もまだ真っ暗だけど夜景が最高なんだよ、ここから街の方を見ると。運転しているとよく見れないけどね。

そのまま101をずっとCruse controlを使ってチンタラ走ってSan Rafaelという街をすぎた頃に後ろから赤いランプをくるくる回した皆さんが猛スピードで近づいてくるじゃねえっすか!おいおいってことでスピードを落として右に寄るとまず先頭にサターンの普通の白い乗用車が猛スピードで逃げていて、赤色灯がそれを追う展開!軽く100mph(160km/h)は出ている雰囲気で、パンダ車の皆さんも真夜中のハイウェイを高速走行を楽しんでいる?雰囲気だった。テレビでこういうのを見ることはあるけど、実際に遭遇したのはこっちに6年半暮らしていてもはじめてなんでちょっとうれしかったのは否定できなかったりする。

そのままチンタラ(トレーラーを引っ張っていると速度制限が55mph)走ってサーキット到着は6時少し前で誰もいない雰囲気、というか真っ暗の中何も動いていない。自分だけ早くついてしまったかと思っていたけど、よく見ると入り口のゲートで手を振っているおっさんが既にいる!こういうサーキットに入るときは「責任は自分で取ります」っていう同意書にサインするんだけどもうそれをやっていて、サインしてピットエリアに入って行く。駐車場にはバンやキャンピングカーが何台かいたけどここも人影がないんで、車の中で少し寝ようと思っていたら窓をノックする人が。 (明日に続く)

[写真は使用後のタイヤ] 端っこまできれいに使えたんだけど、この日は気温も上がらなくて(もちろん自分の走りが過激じゃないってのもあるだろうけど)あまりドロドロにはなんなかった。

James Brown

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彼の場合逮捕されるというニュースは何年かに一回は聞くような気がするけど、またやっております。今回は家庭内暴力だそうす。それにしても公開されている写真がとってもファンキーだと思いません?
70歳でもまだまだファンキーでありやす。


何度かに分けて昨日のTrackdayの記録をupするね。

Sears Pointはサンフランシスコの北、ゴールデンゲートブリッジを渡って車で1時間弱の場所にあるサーキットで、車やバイクのレースが盛んなサーキットなんだよね。他のサーキットに比べて看板が多いことからもけっこう人気があるってことがわかるしグランドスタンドなどの施設も新しいから結構な投資もあるんだろうと思う。コース自体はけっこう古く、エスケープゾーンが少ない場所もあって安全性に問題があってここ数年はいろいろ改善に取り組んでいるらしく、競技によってコースレイアウトが何種類かあるみたい。

上の写真はAMAのレースのときのコースマップで、昨日の走行会では9aと表示されているシケインが省略されてグレーになっている緩やかな左カーブのほうを使った。AMAではここでスピードが乗りすぎてTurn10で突っ込む危険性があるみたいで、ここで突っ込むと即コンクリート壁なんでシケインを使ってスピードを落とすみたい。確かに自分もここでは4速全開でフルバンクに近い状態だったし、もっと早い人にはここで抜かれたりもした。

このAMAのコースを走ったビデオがここで見られるよ。(Riderは自分じゃねえっす) ヘルメットカム、バイクの前後からビデオを撮ってくれるサービスでBMW R1100Sに乗るJayがやってるサービスなんだけどけっこういいもの作ってくれるんだ。

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