(表示名なし)2008年5月アーカイブ

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就職して東京へ出てきた当初、三鷹市のはずれにある社員寮に住んでいた。

中央線までやや距離があるものの、憧れのジャズ喫茶、A&FやMEGにふらりと行ける、
そんなところに住めたことがうれしかった。
ライブハウスも数え切れないくらいあった。
いわゆるフュージョンって音楽も好きだったから六本木ピットインにも出かけたけれど、
やっぱり中央線。

新宿紀伊国屋書店裏にあった新宿ピットイン。
吉祥寺サムタイム。
すごいミュージシャンだと思ってた人たち(実際にすごいんだけど)が
当たり前のようにマンスリーでライブやってるのにびっくり。

そんな中、最もインパクト受けたのが、アケタの店。
狭い。椅子が変(適当なソファとか)。焼酎水割りが濃い。つまみが潔く大雑把。
なんだか妖しくてドキドキする空間。
この頃(今でもか)最も好きだったサックス吹き、梅津和時セッションっていうのが、月一で行なわれててよく通った。
今は亡き、トロンボーン板谷さん、じゃがたらで吹いてたトランペットの吉田さんなどがいたかな。
なんでもありセッション。
そんな空気が詰まった(ってわかりにくいだろうけど)日本のジャズアルバムだけを紹介した本がこれ。

中央線ジャズ決定版101 監修/明田川荘之 アケタの店の店主。

見開きでアルバム1枚を紹介してますが、とにかく偏ってます。それがいい。
先週行った国立のライブハウス「No tranks」店主、村上さんも書いてます。
「新宿ピットインにもアケタの店にも出てないミュージシャンは中央線ジャズとは呼べない」。
まあ、そういうことです。

その理論に沿いつつ、私が考える最も旬な中央線ジャズなミュージシャンというと。

和泉聡志

もはやジャズなのかなんなのか。そんなこと関係なくなるのが中央線ジャズ。
なんて思いつつ、この本読みすすめてたら、ちゃんと出てました、和泉さんの参加アルバム。

Elvin Jones Tribute Band 「アケタの店」での録音です。

5月24日(土)

夕方から降り始めた雨の中、久しぶりに国立No Tranksへ。

渋谷さんと峰さんのDUOライブ。

十数年前、新宿ピットインが紀伊国屋書店の裏あたりから、
ちょっと離れた今の場所へ移転する寸前。
最後の数日間行なわれたラストイベントに出演した、渋谷毅オーケストラ。
そこで見て以来かもしれません、峰さん。

気楽な感じで始まった演奏。
完全生音で切れのあるサックスの音。
渋谷さんはもういつもの渋谷さん。
アップライトでもあの渋谷さんの音。

モンクの曲なども含むスタンダードや、渋谷さんの曲など。

ちょっとお酒が入った渋谷さん、古い曲など忘れ気味でしたが、それもまた味。
2人のフレーズ、実によくなじむ。
久しぶりに渋谷オーケストラが見たくなりました。できればアケタの店で。

5月20日(火)

台風が押し上げた雨風も昼前には上がった火曜日の夕方。
ふちがみとふなとさんを見に神楽坂へ。JR飯田橋で降りる。
西口から少し歩くと神楽坂。
位置関係がよくわかっていなかったんですが、神楽坂ってこのあたりだったんですね。
結構急な坂、神楽坂を登り、毘沙門天を過ぎて左へ少し。

シアターイワトという劇場が本日の会場。
企画はやはりこの付近にある(らしい)マンジウ カフェ 麦マル2

会場はほんとにいわゆる小劇場。小さな(でも案外広い)ステージと段々になった座席。
昔、何度か行った名古屋大須の七ツ寺共同スタジオを思い出す。
開演ギリギリに入ったため、席はいっぱい。ステージ横に置かれた丸椅子へ案内される。
船戸さん側の真横。これはこれでおもしろい角度。近いし。
客席にはこのライブ宣伝用チラシにコメントを寄せていらっしゃった友部正人さんご夫婦の姿も。
会場へ入る時にいただいたマンジウ2個(蒸しパンっぽくておいしい)とお茶を食した頃、ライブ開始。

いっぱいのお客さんを見てややテンション高めのお2人。
ステージめいいっぱい動いたり、客席への乱入もあったりとなかなか動きもあり。
グレゴリ青山さんの新作「もっさい中学生」に触発され、封印を解いたという恥ずかしい曲も披露。
これはぜひまた演奏してほしい。
at home手紙、などのオリジナル名曲に混じり演奏された本日のカバー曲は。
ジェームス・ボンドのテーマ。大うけ。
そしてアンコール2曲目、「今、私たちがやりたい気分の曲」ということで演奏されたのが、
Smoke on the water
あのイントロをピアニカで。ベースはもちろん、ダダダダと。
生で聴いたのは初めてです、これ。ハードロックですよ、圧巻。
(お2人、もうすぐスイスへ出かけるからこの曲がやりたい気分だったのでしょうか)

これだけ聴いていても、まだまだ聴いたことない曲があるのがうれしい。

 

5月18日(日)

久しぶりに高尾山へ出かける。前回はまだ雪が残っている頃でした。
まずは高尾駅北口からバスで小仏バス停へ向かう。
バスを降り、舗装道路をしばらく歩いて右に入る。
今回はこっから影信山へ向かってみる。

出だしからグイグイと登る。前夜の雨でぬかるんでいるが気候はまあまあ。
1時間ほどで頂上。きのこうどんをいただく。ユズが効いて美味。

下って小仏峠を通り、再び登る。城山頂上へ。かすんでいるが相模湖も見える。
なめこ汁をいただき、のんびり。

さらに下って登って高尾山。そのまま一気に高尾山口まで下る。
まだつつじも咲いていたり、名前は知らない綺麗な花もところどころに。
絶えず鳥の声が聴こえている。

合計、休憩しつつ約5時間。かなり休みつつだったので実質歩いていたのは4時間くらいでしょうか。
歩いた、歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

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筋肉痛、一日遅れ.....

 

 ロバート・ラウシェンバーグ(Robert Rauschenberg)。


アメリカの美術家。米フロリダ州で死去、82歳。

ロバート・ラウシェンバーグといえば、このデザインです、私にとっては。

TAKING HEADSSpeaking In Tonguesというアルバムのジャケット。
発売当時、学生時代によく行っていた名古屋の輸入盤屋さんで偶然見つけて普通に購入。

LPは透明盤。ケースも透明でパチンと挟み込む形。
その上にクルクルと回るいろんな絵が描いてある赤、青、緑、黄の円盤が留めてあります。
確か数量の少ない限定盤で、通常盤は紙ジャケットで全然違う絵でした。
デヴィット・バーンの絵だったかな、あれは。

このアートジャケ、まわし具合で色と絵が重なりいろんな映像を作るというしくみ。
買ってしばらく、聴きながら意味もなくまわしてました。
開けにくくて作りも雑ですが、アメリカって感じでした。

が、いつだったかCDに買い替え、まあいいか、と売ってしまいました。
一応ポップアート巨匠作品ですからね、結構な値段で買い取っていただいたはず。忘れてしまったけれど。

というわけで現在は手元にありませんのでCDで聴いております。

 

名作Remain In Light の次のアルバムということで当時はそれほど評判よくなかった気がしてますけど、私は結構好き。
Remain In Light もいいんですが、それより音が少なくて楽に聴ける感じで。

 

Perfume/GAME

ライブに行ったという友人も現れるほど、私のまわりでも好評なPerfume

NHKトップランナーで初めて実態を知ったのですが。

好印象。

チョコレイト・ディスコっていう繰り返しが耳について離れなくなり結局アルバム購入。

ピコピコサウンド+ボコーダーっていうものにあこがれた世代なものですから。
この声で歌われると弱いんです。

書こうか書くまいか迷いましたが、せっかくなので。

 

連休最終日。妻は古書組合の大先輩と山へ。
かなり歩き慣れた方々との山歩きらしいので私も参加できたら、と思っていたのだけれど平日が絡むため断念。
天気は晴れ。お出かけ日和。
くやしいので、しばらく乗っていなかった自転車を軽く整備(チェーンの掃除、確認とタイヤチェック程度)して走ってみる。
昨年11月に勤務地が変わり、通勤で乗らなくなって約半年。
現在の勤務地あたり、京王相模原線の先の方まで行ってみることにする。

暑い。が、気持ちよい。ああ、自転車って気持ちよかったんだな。
と思っていたのもつかの間。多摩川を渡り適当に広い道を走っていたらどんどんと登る。
登る。もう終わりかと思ったらまだ登る。登る、失敗。ゴルフ場の脇を走ってしまった。
岐阜での高校時代、毎週末に自転車で二山越えてゴルフ場へキャディーのバイトしに行っていたのを思い出した。
(バイト代は帰りにレコードに変わっていたな)

登った分、一気に下った頃、ほぼ目的地あたりに到着。1時間。
この坂は厳しすぎ。戻るのはいやなんで帰りは川沿いを進む。
川は登らない。(当然、川下から川上へは緩やかに上がっていくけれど)
最初から川を目安に選択すべきだった。
多摩川の支流脇から多摩川へ。関戸橋を渡り、多摩川北側を下る。

このあたり、府中市の多摩川沿いはきちんとサイクリングロードになっていて走りやすい。
しかし、自転車で走っている人がやたらに多い。しかも皆いい車体にいい服装。かっこいい。
自転車人気は本当だったか。
登りはないけれどやや大まわりで帰りも1時間。
ほぼ2時間、グイグイと走りっぱなし。登りで膝ガクガク。

久々に体をきつく使った気がする。
悪くない。が、弱っていることを実感する。

一度帰宅後、明るいうちに露天風呂のある銭湯へ。
時々行く銭湯、千代乃湯
青空を眺めながら入る湯はいいなあ。

風強かったけど。

 

5月2日(金)

なんだか久しぶりな気がする、ふちがみとふなとさんのライブ。

事前に予定がたたなかったので予約もしていなかったんですが、
行けそうだってことで雨が降ったり止んだりする中、下北沢へ。
初めてのお店、ジャズバーLADY JANE

きちんとしたバーです。バーテンの方とかキリッとしててかっこいい。
マスターは松田優作さんとも仲がよかったとかで、なんとも下北、東京、って感じです。

案内された席は渕上さんを真横から見るような位置。
距離は約1m。久々に近いです。声もベースも直接響いてくる。
渕上さんの靴と服が本日も素敵なこと。
いったいこんなのどこで見つけておられるのでしょうか。

本日の個人的な一番は"時々降りてくる"というフレディの歌声。
Somebody to Love、クイーンです。
アルバムで聴いたことはありましたが生では初めてかも。
アコースティックベース1本でのクイーンサウンド。最高。
あとは、「久しぶりにやりたくなりました」っていうイワンの水も激しさがよかったですね。
ラストのAt Homeはやはり名曲。

休憩中には彼ら初の映像作品というこれを購入。

今年1月に円盤のイベントで外山明さんとジョイントしたときの映像。
この時に初めて聴くという曲ばかりだったそうですが、そんなことは関係なく外山ドラムはいつも通り。
おもしろい記録作品に仕上がってます。
短めですけれども、ふちがみとふなとファンにも外山明ファンにもお勧めです。

 

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