(表示名なし)2008年4月アーカイブ

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4月23日(水)。

昨年3月に行って以来の地元での落語会へ。
府中、西武多摩川線の多磨駅近くにある永福寺というお寺で定期的に行なわれている催し。

遅れて会場到着。午後8時前。
靴を脱いで上がりますと、障子の向こうから笑い声が聞こえてきます。
入っていいもんか、と廊下でしばらく立ち聞きしていたら、向こうから歩いてきたのが瀧川鯉昇さん。

「遅れてきたんですけれど、今、入っていいものでしょうかね」、と思わず話しかけてしまう。
「あ、そうですね、こちらからそーっとお入りください」と丁寧に案内していただく。
そろりと入って木戸銭を箱に入れ、あいている席へ。
畳に椅子、生声なのがいい感じ。

演じていたのは、柳家蝠丸さん。

数分後に終了。次が鯉昇さん。
出番前に声かけてしまった...すみません。

鯉昇さん、相変わらずよい声。マクラの声を聞いているだけで心地よい。
噺はだくだく。初めて聞いた噺です。
部屋の中を次々を描写していく鯉昇さん。視線の動きで部屋の広さがわかる。
すばらしいですね。

その後、林家時蔵さん、三遊亭右左喜さんとやり、終了。
毎回、順番は変わるようですね。

帰り際、廊下で私服に着替えた鯉昇さんと再び遭遇。
挨拶をすると、また丁寧に答えていただく。いい人だ。

6月には古書会館でのイベントにも出演されるようです。
行ければ行きたいですね。
 

 
4月20日(日)。

調布にありますレストラン&バー、BUNS
何度か行ったことがありまして、オムライスがちょいと変わっていておいしいお店。
ハヤシライスでも有名。

会社の先輩で入社当時から公私共にお世話になっておりますベーシストOさん参加のフラメンコ・ライブがこのお店で行なわれるということでふらりと行ってきました。
文字どおりふらりと歩いていけるのがありがたい。

お店に着くと、すでに満員。フラメンコってこんなに人気あったんですね。
メンバーはパーカッションにOさんのベース、ギター2本と歌。
そして男性と女性のダンサー1名ずつ。男性ダンサーはカホーンも。

予想していたよりかなりの音圧。ギターも歌も迫力あり。
音だけ聴いてたら日本にいるとは思えませんよ。
誰かしらたえず、あの印象的な手拍子を叩いてます。お客さんも結構複雑なリズムを叩いてる。
皆さん、フラメンコ慣れしてます。手拍子の力強いこと。
ギターも激しい。こりゃプログレです。
スティーブ・ハウなんかはこういう音に影響されていたんだな、と納得。

アンコールではお客さん数人も前へ出てダンス。うまい...
フラメンコっていうのがこんなに普通に近所に浸透しているのが不思議でした。

4月19日(土)。
吉祥寺前進座劇場プロデュース 寄席<<噺を楽しむ>>。
春は立川談志

今回は行けないかと思っていたのですが、なんとかチケットをまわしていただけたので行ってきました。
開演ギリギリに会場へ入りますと、こんな張り紙。

「本日 立川談志体調不良の為、プログラムを一部変更させて頂きます」

中入り前最後が談志師匠、中入り後に生志と入れ替わっております。大丈夫か。

さて開始。


前座は松幸。若いですね。まんじゅうこわいを熱演。

 

続いて談修。初天神
小三冶も結構得意でやっておりましたし、2006年の正月にはTOKIOの長瀬もやってましたね。
子供がかわいくほっこりと。

さて。
ここでほんとに談志師匠登場。
うーん、足も弱り気味か。ゆっくりゆっくりと高座へ。
まずはあやまります。とにかく声がでない、と。しぼりだしていますが確かにでてない。つらそう。
声が思うように出ないと頭の回転も鈍るので長い話は無理だろう、と。
それでもオリンピックのくだらなさや芸術論を語りまして。小噺(ジョーク)をいくつか話します。
ちょうど楽屋へ様子を見に来ていた談春をステージに呼び、「おまえ、トリやれ。俺の着物着ていいから」と。

中入り後。
今年真打になったばかりの笑志改め、生志。今日が笑志で行なう最後の高座だそうで。
明るく盛り上がる茶の湯

いよいよトリ、談春。予定になかったので本人も戸惑っていう様子ですが、それでもさすがです。
明烏
談春、見たかった落語家でしたが偶然にも見ることができました。
艶がありますね。

緞帳が下り、すぐに再び上がるのが談志一門会。
ジーパンに迷彩ジャンバーに着替えた談志師匠、再び登場。
床に頭をつけて再び誤ったあと、「よくなったでしょ、談春」と弟子をほめて壇上へ。
あぐらをかき、ビールを飲みつつ、さらに語る。
高座がきちんとつとめられない自分へのくやしさ、老いることへの気持ちなど。
「俺は弱っちまったけど、志の輔、談春、志らくが育ってくれたから」なんて言ってます。
もちろん、ジョークも連発。客にウケ、にっこりする顔のかわいいこと。
申し訳ないという気持ちからの彼なりのサービスなのでしょう、でない声で数十分。
談志という人間そのものを見せていただきました。

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ギターリスト、ビル・フリーセルを初めて見た時のカルテットにいたチェリスト。

それがハンク・ロバーツ

それ以来、最も好きなチェリスト(そもそもチェロ弾く人をそんなに知らないんですが)である、ハンク・ロバーツの新しいアルバム、green

「ジョン・スコフィールドみたいに弾くビル・フリーセル」という感じのギターリスト、マルク・デュクレと、ジム・ブラックというドラムとのトリオ。


ハンク・ロバーツ、かなり歌ってます。なかなかよい声。
弦をきれいに響かせる曲もありますが、パーカッシブにビートを刻む曲も多く。
好きな頃のビル・フリーセル・カルテットの激しさと美しさに近い。

中でもTreesという曲。ぐっと突き刺さってくるチェロのバッキングと歌。
特に歌。
激しく絡むギターとドラム。

別に似ているわけではないけれど、
アルタード・ステイツ好きな方々に聴いて欲しい、となぜかふと思った。

日本のバンドによるAC/DCトリビュートアルバム。

THUNDER TRACKS

 参加してるのはほとんど知らない方々。
若いバンドが多いのでしょうか。
まっとうなコピー、音頭風、インスト、ロリVo.入りといろいろ。

そんななか、やはり際立っているのは、斉藤和義と奥田民生。

斉藤和義はアコギでHELLS BELLS
これが重くて太くてなかなかよい。
ポンキッキ、歩いて帰ろうを歌ってた人とは思えません。

奥田民生はWHOLE LOTTA ROSIEをほぼ完コピ。声はボン・スコット。そっくり。
奥田さんとAC/DCって全く繋がっていなかったのだけれど実はかなり影響されていたのかもしれない。

あと、印象的なのは少年ナイフ。これはもうどう聴いても少年ナイフ。言われなきゃAC/DCの曲だとわからないかも。

というわけで、かなり楽しめました。

が。

初回限定で付いているDVDがひどい。
カルトQっぽいクイズをやっているのですが、出演者が遊んでいるだけ。
おもしろけりゃいいけど(私には)つまらない。
これはいらない。

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4月の初め、西荻窪で行なわれただいこんの会という名のただの飲み会。
その会でたまたま同じテーブルになった方に新婚6ヶ月だという女性がいらっしゃいまして。
お話しているうちに「ご主人がミュージシャンであり
オオサカ=モノレールというファンクバンドに在籍」と判明。

オオサカ=モノレール

名前だけは聞いたことありましたが音は全く知らない。

というわけで聴いてみるか、と。
ファンクバンドだったら、やっぱりライブアルバムでしょ、
ということでこれを入手。

EYEWITNESS TO THE...

黒い。どファンクです。
リズム全体の揺れがまさにファンクなわけですが、特に引っ張ってるのはギター。
カッティングと単音弾きでのリズムの絡みの間がもうグイグイと。
ボーカルの声、ドスが効きすぎててなんて歌ってるかわかりません(ほとんど英語だからってこともありますが日本語MC部部分も実はよくわかりません...)が、黒いことだけは確かです。

日本にもここまでやってるバンドあるんですねー。

(新婚ご主人さんの担当楽器、忘れてしまいました。ギターだったかなあ・・・・・・・)

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 MILES FROM INDIA

プロデューサー&アレンジャーとして活動している
ボブ・ベルデン。
ボブさん、今までビートルズ、スティング、プリンスなどの曲を集めてアルバムを作ってきましたが、今回はマイルス・デイビス。
しかもインド風。
インドのミュージシャンと組んで制作しております。

が、他の参加者がなかなか。
マイルスバンド在籍経験者を大量に集めてます。


チック・コリア、ロン・カーターとメジャーな人も入っていますが、
ピート・コージー、ゲイリー・バーツと癖のある時代の人や、
後期の中心メンバー、アダム・ホルツマン、ロバート・アーヴィングIIIなども。
ケイ赤城さんが入っていればさらに完璧だったんですが。
トランペットはもうこの人しかおりません、ウォレス・ルーニー。
もはやマイルスです、この音は。

ソー・ホワット、ブルー・イン・グリーンなどアコースティック時代の曲もやってますけれど、
スパニッシュ・キー、ジャン・ピエールあたりがインド風にはしっくりきます。

おもしろいのはマイク・スターン。この人は相変わらずです。
アレンジとか関係ないですね。いつものギターソロ。
黒いジーンズで膝をカクカクさせて弾く姿が目に浮かびます。

ラスト曲はジョン・マクラフリン作曲。
マイルスとインド、といえばジョン・マクラフリンです。現シャクティ。これがなかなかいい曲。

というわけで、企画倒れにならず、いいアルバムになってます。
これもまたマイルス・デイビスの一つの形かと。

 

うっかりこんな本も買ってしまった.....

 

M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究
菊地 成孔、 大谷 能生

辞書並みの分厚さ。いつ読み終わるのだろう...

 

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Brad Mehldauの新作。 ヴィレッジ・ヴァンガードでのLiveです。
トリオ名義。

パット・メセニーとの共演ではいまひとつ彼のよさが感じられませんでしたが、さすが自分名義のトリオ。
ブラッド・メルドー独特のフレーズがたっぷり。
おなじみのベース、LARRY GRENADIERは安定してていうことないのですが、
(たぶん)初めて聴いたドラムのJEFF BALLARDが当たりです。
間がとてもよい。

2枚組でどっぷり浸ることができます。

スタジオ録音ではいまだにLargoが最も好きなんですが、ライブ盤では今のところこれがベストではないかと。
お勧めは1曲目、Wonderwall
Oasisですね。
実はOasis、ほとんどまともに聴いたことなかったんですが。
いかにもBrad Mehldauらしい選曲。

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世界女子カーリング選手権2008
前回のオリンピックの時から結構気に入っていたんです、カーリング

と思ったら、2年前にも似たようなことして、似たようなこと書いてましたが.....

このスポーツはパズル的要素が強いので、結果より試合運びを眺めるのがおもしろい。
(どのスポーツもそうかもしれないけれど)
ほとんどの放送がNHK BS1での昼間だったので毎試合録画してためていたのを順次みていたのでした。
(NHKさん、よく放送してくれました)。

日本チームは4位。本当に惜しい試合が多かった。
優勝はカナダチーム
決勝、第7エンドでのJennifer Jonesのショットがすばらしかった。
(ジェニファー・ジョーンズさん、名前も姿も女優っぽい)
日本との3位決定戦の相手、スイスのスキップ、Mirjam Ottも迫力ありましたね。
2年前に気に入ってたカナダチームのメガネ選手は今回いませんでしたが、
スイスチームのリード、黒メガネのJanine Greinerさんはクールでいい感じでした。

決勝(カナダ×中国)の放送では、解説に日本チームの目黒さんも加わり、
選手ならではの説明(時々、次にどう攻めるかを真剣に悩んでた)で
更に面白みが増しておりました。

日本チームは今後もオリンピックに向けて活躍してくれることでしょう。
楽しみです。





 

 

日曜日、野川での花見で飲んだスペインワイン。

MONTGO

なかなかよい味の赤でしたよ。
おまえさん、紹介ありがとでした。

 

 

 

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