(表示名なし)2004年3月アーカイブ
今、PHISH 11/21/97 Set1を聴きながら書いております。
1曲目からストーンズの「エモーショナル・レスキュー」カバー、とかなり素敵な日ですね。
さて、日記。
チケット、無事受け取りました。
時差ぼけ、寝不足、マーケット歩き疲れによる眠気はかなり強力です。
まだ、結構時間があるので、駐車場へ戻って仮眠することにします。
駐車場、かなり車が増えてました。
バーベキューを始めたり、Tシャツを売ったりしている人たちも。
かなりの賑わいです。そんな中、我々は仮眠。狭い車なので寝づらいです、
それでも、しばらくうとうとしたでしょうか。6:30くらいになりました。薄暗くなってきました。
7:30PMとチケットに書いてありますから、余裕持ってそろそろ会場へ向かいます。
一番近い駐車場(というかお店ですね)は身動きできないくらいの混雑になってます。
路上にも屋台が。ホットドッグのようなものを買い、腹ごしらえします、いよいよです。
手前が人でいっぱいの駐車場。向こうに見えるのが会場のアメリカン・エアライン・アリーナ。
近づいてみます。
かっこいい建物です。
外壁に付いている横長の電光掲示板には、
「PHISH MIAMI~~~・・・・・」などと表示されています。ボケちゃいましたが。
入場のセキュリティチェックを順に受けます。
まずは荷物の中。日本のコンサート会場よりはるかにしっかりチェックしてます。
飛行機に乗るときのようなボディチェックもされます。
これもボケてますが、入口の表示。光の色合い、なかなかよいです。
係の人がチケットに付いているバーコードを機械で読み取ります。もぎりません。
これはいいシステム。バーコード読み取り機がいりますけど。
さてさてさて。
いよいよ建物の中へ>
しばらくして、やっとおねーちゃんがチケットを持って戻ってきました。
急いで、確認してみます。
インターネットで購入したはずなのは、28、29、30日それぞれ2枚づつ。
ちゃんとありました。ついにチケットが手元に!
しかし、ちょっと気になることが・・・
事前の情報では、今回のチケットはマイアミらしいデザインでかっこいい、と聞いていました。
しかし、受け取ったのは上のようなデザイン。
どうも、WIll Callシステムによって会場で受け取るチケットは正式デザインのものではないようです。
残念です。
が、アメリカン・エアライン・アリーナの絵だし、これはこれでいいかな、と無理やり納得。
ちなみに正式チケットデザインは、こんな感じです。
※やはりマイアミPHISHを見に行かれたまゆさんのホームページ、PHISHマイアミレポートよりいただきました。
(まゆさんレポート、写真満載で素敵ですよ)
4日間のチケットを並べると、こんなふうに一枚の絵になるのです。
素敵ではないですか。
どうせうちらは31日は見ないので、このチケットだったとしても絵がかけてしまうしな、と無理やり納得。
とにかくチケットは入手しました。あとは本番を待つばかり。
ゴミ箱をふさいでもだめだと思いますよ。
テロをする人は、爆弾をゴミ箱になんて仕掛けませんよ。
自爆するんですから、自分で持ったままドカンとやるんです。
意味ないですよ、ゴミ箱ふさいでも。
一度車へ戻ったあと、会場であるアメリカン・エアライン・アリーナへ向かってみます。
先ほど車を入れようとした一番近い駐車場は、・・・
休日の原宿竹下通り(最近行ってないですか)のようになってました。
止めてある車は全部お店になってます。
自分で作ったTシャツやアクセサリー、食べ物屋さんなどなど。もちろんビールもいっぱい売ってます。
皆、いっぱい飲んでいるようです。お祭りの屋台いっぱいという感じでしょうか。
その中を歩いてみます。
いかにもって感じの人々が、いかにもって感じのお店で、いかにもって感じの物を買っています。
ああ、こういう感じなのかー、とやっと雰囲気がわかってきました。
チケットを売るよーと声をかけている人もいます。この中を歩いている時、
妻が「女性1人+男性1人の日本人」を見かけたらしいのですが、私は気づかず。
あまりの人の多さに疲れつつ、この場所を出ていよいよ、会場へ近づきます。
どうも、すでに、予約チケットを受け取る窓口はオープンしているよう。
建物の外側にある窓口へ行ってみます。
受け付けのおねーちゃんにプリントアウトしてきたチケットマスターからのメールコピーを見せます。
パスポートと注文した時に使ったVISAカードも渡します。
おねーちゃん、全部持って奥へ引っ込んでしまいました・・・なかなか出てきません・・・
あれれ?どうしたの?
ベイサイド・マーケット・プレイスは、名前の通り、
海辺につくられたお店やレストランがいっぱい集まっているところ。(そのまんまですな)
かなり人工的な雰囲気ではありますが、なかなか気持ちよいところです。
まずは食堂街を歩いてみます。ファーストフードに毛の生えたようなお店が並んでいます。
スパイシーな風味で味付けしたお肉+煮豆(もちろん日本の煮豆とは違って、味はスパイシー)に、
ごはんが大盛りになったプレートを頼みます、ビールとともに。
ビールが安くてうれしくなります。このプレートもなかなかいい味付け。量は多いけれど。
腹いっぱいになったところで、マーケット・プレイス内をうろうろ。
お店がいっぱいあります。順にお店をのぞきながらブラブラと。
PHISHなシャツや、DEADなシャツや、MOEなシャツ、チーヅなシャツの人を見かけます。
皆、ライブが始まるまで時間をつぶしているのでしょう。
我々、うろうろと歩きすぎ、すっかり疲れました。
これから本番のSHOWだというのに、体力使いすぎました、失敗。
しかも、時差ぼけと寝不足で眠くなってきました。
時間は午後4時頃。とにかくチケットを受け取らないと落ち着きません。
チケット受け取れたら早くもらおう、ということで窓口がどんな感じなのか、見に行くことにします。
再度、ホテルを出発し、今度こそ会場下見へ向かいます。
道も間違えず、順調に会場である、アメリカン・エアライン・アリーナ付近へ。
見えました、アリーナ。不思議な形をした綺麗な建物です。
近くの空き地に、それらしいタイダイTシャツのひとたちがいました。
車をとめて様子を見ようと、一旦停車。しかし、すぐにガードマン(警官?)が来て、
ここに止めてはだめ!行きなさい、と追い払われます。警備は厳しいようです。
我々、昨夜から駐車場に関してはかなり過敏になっていますので、
まわりの駐車場がどんな様子かチェックします。
ライブ終了後、早くホテルに戻りたいので、できるだけアリーナに近い駐車場に止めたいわけです。
アリーナの道路はさんだ向かいの駐車場が一番近い感じ。様子を見に近寄ります。
入り口付近で、お兄ちゃんが、「4日間フリーで$120だよー。一度とめたら、ここで泊まってもいいし、
食べても飲んでも何でもOK!」などと言っています。
会場に近くて楽チンだし、高いけどいいか、入れちゃえ!などと思いました。
が、もう少し様子を見ようということにして、入るのはやめます。
(結果的には正解。ここはパーキングロッドとなってました。
数時間後には、車いっぱい、お店いっぱい、人いっぱい。
あとから好きなときに車を出すなどということができるところではありませんでした)
ちょっと走ると一日$10の駐車場が。ここならいいかもとめぼしをつけ、もう少しまわりを探ります。
海辺の工業地帯に迷い込んだりしながらも、走り回ります。
その結果、やはり、先ほどの$10駐車場がいいだろう、ということに。
遅くなってここに入れられなくなるといやなので、今、止めてしまいます。
これで駐車場問題はOK。
近くにベイサイド・マーケット・プレイスがあるということで、今日はここをウロウロすることに。
まずは、昼食、腹ごしらえ。
運転にちょっとは慣れてきたとはいっても、まだまだ。
会場の下見へ向かっていたわけですが、曲がろうとしていたところを通り過ぎたようです。
方向転換して戻ってみます。途中に大きなスーパー発見!
入ってみます。いろいろと食料売ってます、大量に。買い物をしていったんホテルへ戻ることにします。
このGOYAというブランドがやたらあります。沖縄の「にがうり=ゴーヤ」とは関係ないと思いますが・・・
ビールとワイン、オイルサーディン、チーズなどのつまみ、パンを購入。
あと、水も。
一番小さいやつでもこんなのしか売ってませんでした。で、これを購入。
炭酸飲料水もこんなでかい。炭酸飲料は基本的にビール以外飲みませんから、これは買いません。
このスーパー、店員さんもお客さんもラテン系の人ばかり。このあたりはヒスパニックな方々の町なのでしょう。
品名とかも、スペイン語がいっぱい書いてあります。聞こえてくる会話も英語じゃないです。
ラテンな気分でスーパーを出てホテルへ戻り、荷物を部屋に置きます。
さて。再度、会場の下見へ出発です。
PHISHのコンサートチケットはまだ手元にありません。
インターネットのチケットマスターというサイトでとったのですが、
海外から取った場合、郵送してくれないのです。Will Callという、現地窓口で受け取るシステム。
したがって、もし手続きがうまくいっていなくて「チケットないよ」って言われたら入れません。
これが、一番気になっていたことなのです、実は。
駐車場など、会場まわりの様子もまったくわかっていません。
なので、初日の今日はとにかく早めに会場近くへ行き、様子を見ることにします。
また、PHISHのSHOWが終わるのは結構遅い時間になるだろう、
それからレストランを探してまで高い飯を食うこともないだろう、
ということで、スーパーで食料&飲み物を調達しておき、夜はホテルの部屋で食うことにします。
まずは、スーパーを探しつつ、コンサート会場方面へ向かいます。
やっと持ってきたPHISHのCDを車でかける余裕が出てきました。
PHISHを聴きながら、ホテルを出発します。
マイアミ2日目、朝です。8時前に起床。天気はよいのですが、風が強いようです。
窓からちょっとだけ見えるビーチも風が強くてあまり人はいないようです。
昨夜はあまり、眠れませんでした。
「いよいよPHISH!」の興奮もあったのですが、それよりも、
「車、いったいどこに駐車すればいいんだよー!」問題が頭をグルグルしていたのです。
寝不足のまま、とにかく朝食。ホテル1階の食堂へ。
いくつかテーブルがあり、壁際にパン、卵焼き、ソーセージなどなど
自由に取って食べられるようになっています。
メガネをかけ、エプロンをしたおじさんが一人で切り盛りしているので、
コーヒーが切れていたり、フォークがなくなっていたり・・・おじさん、仕事やりきれていません。
「コーヒーちょうだい」、って言おうとすると、逆に「朝食クーポン!」と強く言われます。
おじさんの一番の仕事は朝食クーポンを集めることでした。
食べ物飲み物をちゃんと並べることはその次の様子。
他の方々、コーヒーが来るのをじっと待っています。
食べ物のバリエーションはないですが、まあまあの朝食(バナナがうまい)終了。
準備して、まずは車を取りに出かけます。
外へ出ると、運河などもあってきれいな町・・・
昨夜は暗いし焦ってるしでわかりませんでしたが、さすが観光地です。
皆さん、既に遊びに出かけたのでしょう、
表の道のパーキングメーターはかなり空きができています。
メーターを観察してみます。
今はメーター作動時間内なので小さい液晶画面に、
あとどれだけとめていていいのかが、表示されています。
なるほどー。
というわけで、遠い遠い駐車場まで向かいます。再びタクシーをひろって・・・
まったくなんでこんなことに・・・と思いつつ・・・
それでも、朝になり、明るいというだけで、かなり気分は違うもの。
周りがよく見えるので、不安感はありません。
駐車場から、車を出し、いったん、ホテル前に戻って、パーキングメーターに駐車してみます。
コインを入れると、表示時間が増えます、なるほどーなるほどー。
さて。再度ホテルの部屋に戻り、PHISH初日へ向かうにあたっての綿密な打ち合わせです・・・
教訓:やっぱり初めての場所(特に外国)には、明るいうちに到着しましょう、できるだけ。
DAVID BOWIEを初めて知ったのは、はるか昔、NHKでやっていた「ヤング・ミュージック・ショー」というLive番組。
その時は、後ろで変なギターを弾く人が気になった程度で特に気にもとめず。
(このギター、エイドリアン・ブリューという、いまや私の大好きなミュージシャンですが)
アルバムも数枚聞いた程度でした。が、Liveがいいよ、といろんな人から聞いていたので、
今回の来日公演は行ってみることにしたのです。
九段下駅から武道館へ向かう間では、
「チケット、ゆずってください」という紙をかかげた人が何人もいます。売り切れでしょうか。
ダフ屋さんたちも、全開でお仕事してます。そんな中を会場へ。
今回取れた席はなぜかアリーナ。武道館でアリーナに入ったのは初めてです。
かなり下へ階段下りるのですね、アリーナって。
場所は4列目、はじっこではありますが、近い!
7時ジャストに、まずは前座バンド(なんとかシンジケート?名前忘れました)の演奏。
打ち込みビートに1ベース+2キーボード。約20分。寝てました、すみません。
セットチェンジ後、7時45分ころ、客電が落ち、スクリーンに映像が。その音が終わる頃、
バンドメンバー+ボウイ登場。
満員の客が歓声を送ります。盛り上がってます。
1曲目は、Rebel Rebel。軽快、好きな曲です。
にこやかに手を振り、歌うボウイ。黒スリムジーンズ、Tシャツにジャケット。
さすが、長年スーパースターであり続けた人です。輝いてます。
朗々と歌う場面では、布施明くらいマイクを口から離します。声、出てます。
で、バンドはというと。
特に目をひくのが、ベースのゲイル・アン・ドロシー。スキンヘッドの小さな女性。
皆黒っぽい服装の中で、一人蛍光色いっぱいの服装。短か目のスカートに黒ブーツ。
彼女、実に柔らかなステップを踏み、コーラスをしながらぶっといビートを出しています。
このベース、気に入りました。
ボウイも気に入っているようで、次の曲確認とかでのアイ・コンタクトは彼女としてます。
ギターは2人。
一人は、エイドリアン・ブリューとビル・フリセルを足したようなディレイループ、リバーブやらを駆使する変な人。
手でいじるエフェクターも使ってます。
対するギターは、黒レスポールをメインに使う、鮎川誠似の兄ちゃん。ロックです。
全く違う2人です。
キーボード、アコースティックギター、コーラスといろいろやるおねーちゃんもいます。
髪型は、ジョージ・クリントン@Pファンク。彼女は、かなりの曲でアコギを弾いてます。
ボウイの曲は、アルバムでも昔からアコギがかなり使われてます。
かなりハードな曲でも、裏で12弦アコギがずーっと鳴っていたりしてるんです。
あとは、ベースとドラム。どちらもスキンヘッドのおじさん(兄ちゃん)です。
よく見ると、変態ギターの方、コーラスマイクの向きが上を向いてます、トニー・レビンスタイルです。
スキンヘッド3人いるのと、マイクセッティングの形からすると・・・
トニー・レビンの息がかかったバンドに違いありません・・・・・・
というわけで、とにかくバンドも素敵です。
ボウイはどんどん歌い続けます。新しい曲も古い曲も。
今、日本でブレイク中のクイーンとやっていた、アンダー・プレッシャーも演奏。
フレディ役はベースの彼女。あのベースだけのイントロ弾きながら、フレディの叫びを歌ってます。
一人クイーン(半分)状態です。
アンコール前までほんとに一気に演奏、ここまでで2時間。
更にアンコールで、5曲も。
最後にやったのは、ジギー・スターダスト。背筋がゾクゾク。
正味、2時間半。29曲(前日は26曲だそうで)。疲れましたが、あっという間でした。
正直、あまり期待はしてなかったですが、すごい。
現役で本物のロックンロール・スーパースターでした。
それにしても、バンドがよかった。
さてさて。とにかく夕食を、と。
人ごみの中を歩いてよさそうなお店を探します。
オープンなエリアにテーブルを並べ、カントリーなバンドが演奏などもやっているレストランへ。
テーブルにキャンドルがある、ちょっと暗めのなかなか良い雰囲気のレストランです。
まずはビールと、(確か)サラダ、魚の料理などを頼みます。
注文をとりにきた、メガネのおじさんがいい声でニコニコはきはきしていて気持ちよいです。
ビールを飲み、少し食べたところで少し落ち着いてきました。
サラダも魚もなかなかうまいです。
追加で赤ワインとパスタを頼みます。なかなかうまいワインです。
パスタは失敗・・・麺が給食でよく食べたソフトめんのようにコシがなく、ふにゃふにゃなのです。
ああ、そうでした、出張で行ったLAでもそうでした。アメリカってパスタはふにゃふにゃが多いのです。
アメリカでパスタは注文しないほうがいいかもしれません。おいしいところもあるとは思いますが。
おなかも落ち着いたところで、会計して店を出ることにします。
明細を見て、ちょっとびっくり・・高い。
観光地だからでしょうか。ニューヨークより明らかに高いです。
あと4日ほどここにいるわけで、毎日この値段では厳しいな、などとケチなことを考えます。
さて。疲れました。あとはホテルへ戻って寝るだけです。
が。ホテルまでかなーりあります。駐車場を探して遠くまで来てしまいましたから。
しかたなく、タクシーを止め、乗り込みます。(レンタカー借りてるのになんでこんなことに・・・)
タクシーの運転手さんは、ブラジル出身のおじさん。
ブラジルの自慢話やら、日本の小泉プレジデントは何をしようとしているのか?と批判を言ったりしています。
最初は一生懸命聞いて反応してましたが、うるさいので後半は無視してました。
相変わらず渋滞気味の道をかなり北へ走り、ホテルに到着。
明日は朝早く、車を取りに行かなければいけません。駐車場代が高くなってしまいますから。
シャワーを浴び、眠ることにします。
マイアミ初日、いろいろあって疲れました・・・おやすみなさい。
なかなかいい録音です。バランスいいです。
2曲目のゆったり演奏されるGumboのエンディングはPageのピアノ独奏。
この終わり方、素敵です。
そこから、3曲目のThe Divided Skyイントロへ入るあたり、気持ちいいです。
TreyがよくミスをするPunch You in the Eye、この日は目立つミスもなく。
Stashでは、客がかなり盛り上がっています。
全体的に、PageのピアノとFishmanのシンバルワークがよく聞こえます。
こういう日の音、好きですね。
この日の音、聴いてみたい方はご連絡ください。CD-R2枚です。
ブランクディスクを送っていただくとか、お持ちの別の音と交換とか、いろいろと方法があります。
内容はこの続きに ↓
車を置くためにホテル表へ出ました。ホテル敷地内の狭い空きスペースは車でいっぱいです。
確かにこれでは止められないです。
問題のパーキングメーターを見てみます。コインを入れる穴と時間を表示する小さな画面があります。
やはり今は停止中の表示です。
ホテルの周りを見る限りパーキングメータはすべて埋まっており、
こちらも止めるところはありません・・・道路の両側は車でいっぱい、どうする!
とにかく、車であたりを走り、有料駐車場などの止められるところを探すことにします。
しかし。駐車場というのは、探そうとすると見つからないものです。
結局、人と車でいっぱいの繁華街「アールデコ地区」まで、また来てしまいました。
渋滞の中をユルユルと車を進めながら、「P」の文字を探します。
腹も減ってくるし、あせってるし、大変です。
更にしばらく走ると・・・ありました!有料駐車場らしき建物!空きもありそうです。
入口ゲートにいる兄ちゃんに、値段とかいつまで止められるか、とか聞いてみます。
・・・例によって、訛ってるし早口・・・何度も聞きなおしているうちに、我々の後ろに数台の列が・・・
こっちはあせりで、汗だくです。
とにかくとにかく朝までは止められそうなので入ります。
とっても泊まるホテルからは遠いですが、とにかく車を止めることはできました。
右側&左ハンドル運転で困るかもとは思っていましたが、まさかこんなことで悩むとは予想外。
私は、「こんなことならレンタカーなんて借りるんじゃなかったよ、まったく」とか、
「明日からも毎晩、こんな遠くに車止めるしかないのか!?トホホー」とか考えてしまい、
頭の中でグルグルしています。焦り&悩み。グルグルでションボリです。
そのまま歩いて、駐車場近くのレストランへ。とにかく食事です。
ようやく目的のホテルにたどり着きました。
ホテル前に車を止め、荷物を降ろして、なにはともあれチェックインです。
フロントにいるお兄ちゃんに、インターネットの「hotels.com」で予約した時のメールコピーを見せます。
喫煙 or 禁煙とか、朝食付きにするか?など聞かれます。
ニューヨークと違ってお手軽なDELIとか近くになさそうなので、朝食は付けることにします。
あと、「駐車場に車を止めたいのだけれど」、と聞いてみます。
hotels.comのこのホテルの説明では、確かホテルのパーキングに車を止めるのは有料、って書いてありました。
フロント横を見ると、「パーキング:一晩$30」という看板が。高い!
しかし・・・返ってきた言葉は・・・FULL
えっ?満車??じゃあ、車止められない?
あたふたと、聞いてみます。
M(私)「一晩$30って書いてあるじゃない。だめなの?」
F(フロント兄ちゃん)「いっぱいで空いてないよ」
M「でも、車で来たんだから、止められないと困る」
F「道沿いにいっぱいパーキングメーターがあるから、そこに止めて」
ホテルへ来る途中、確かにいっぱいパーキングメーターがありました。
でも、パーキングメータもいっぱいで空きなんてなかったような・・・
更に、
F「パーキングメータは、朝8時~夕方6時しか動いていない」
今は夜9時前くらい・・・だめじゃん、動いてないじゃん・・
M「じゃあ、どこに止めればいいの?」
F「大丈夫。パーキングメーターはいっぱいあるよ」
M「でも、今は動いてないんだよね?」
F「そう。朝8時~夕方6時しか動いていない」
M「じゃあ、どこに止めればいいの?」
F「大丈夫。パーキングメーターはいっぱいあるよ」
M「でも、今は動いてないんだよね?」
F「そう。朝8時~夕方6時しか動いていない」
つたない英語ですし、兄ちゃんの英語が訛ってるのもあって会話がグルグルしています。
とにかく、ホテルに車は止められない、ということは確実。
なので、まずチェックインし、荷物を置いてから、車を止めに行くことにしました。
既に、ホテル宿泊料は、クレジットカードで決済されています。
ですので、朝食をプラスした分を支払い、とにかく部屋へ。
本当なら、まずはのんびりするところですが、それどころではありません。
再び部屋を出発です。また、あせっています・・・
目的のマイアミ・ビーチじゃない、予定外の知らない街を走りつづけます。
なんとか車を止め、現在位置を確認して戻らないと。
庭が小さなロータリーのようになったお家がありました。
「すいませんっ・・・」と思いつつ、その小さなロータリーに車を入れて止めます。
(家の人に気づかれる前に)急いで地図を確認。
元のハイウェイに戻ることも考えましたが、ビーチ方面の入口がわかりません。
日本の地図と違ってなんだか見づらいのです。
空港方面の入口はわかったので、もう一度空港まで戻ってやリ直そうか、とも思いました。
が、よく見ると、ハイウェイではなくても回り道をすれば、ビーチ側へ行けそう・・・
というわけで、そちらの道から行くことにして急いでその場を離れます。
心臓はドキドキ、手は汗でぐっしょり状態です。
交差点ごとにある看板で、こまめに位置(ストリート名)を確認しながら走ります。
しばらくすると、だんだん人通りが多くなってきました。観光地らしい感じになってきました。
近づいてきたかも・・・そのあたりはアールデコ地区という、一番の繁華街でした。
目的のホテルよりはかなり南の方ですが、通りは同じです。
あとはこの通りを北へ行けばホテルがあるはず。
このあたり、ホテルやらお店やらばかりで、狭い通りなのにやたら人と車が多いです。
いかにも観光地!渋滞です、なかなか進みません。
しばらくかかって、少し人の減ってきたあたり、目的のホテルはこのあたりのはず・・・・看板が見えません。
一度、路肩に車を止め、妻が降りて見に行きます。散々探したあげく・・・ありました。
その目的の小さなホテル「Sovereign Hotel」は、建物が奥まっており、通りからは見えなかったのです。
とにかくとにかく、ホテルに着きました、着きました。
時々、つぶやいています