02.行ったライヴとか体験したこと: 2008年4月アーカイブ

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4月23日(水)。

昨年3月に行って以来の地元での落語会へ。
府中、西武多摩川線の多磨駅近くにある永福寺というお寺で定期的に行なわれている催し。

遅れて会場到着。午後8時前。
靴を脱いで上がりますと、障子の向こうから笑い声が聞こえてきます。
入っていいもんか、と廊下でしばらく立ち聞きしていたら、向こうから歩いてきたのが瀧川鯉昇さん。

「遅れてきたんですけれど、今、入っていいものでしょうかね」、と思わず話しかけてしまう。
「あ、そうですね、こちらからそーっとお入りください」と丁寧に案内していただく。
そろりと入って木戸銭を箱に入れ、あいている席へ。
畳に椅子、生声なのがいい感じ。

演じていたのは、柳家蝠丸さん。

数分後に終了。次が鯉昇さん。
出番前に声かけてしまった...すみません。

鯉昇さん、相変わらずよい声。マクラの声を聞いているだけで心地よい。
噺はだくだく。初めて聞いた噺です。
部屋の中を次々を描写していく鯉昇さん。視線の動きで部屋の広さがわかる。
すばらしいですね。

その後、林家時蔵さん、三遊亭右左喜さんとやり、終了。
毎回、順番は変わるようですね。

帰り際、廊下で私服に着替えた鯉昇さんと再び遭遇。
挨拶をすると、また丁寧に答えていただく。いい人だ。

6月には古書会館でのイベントにも出演されるようです。
行ければ行きたいですね。
 

 
4月20日(日)。

調布にありますレストラン&バー、BUNS
何度か行ったことがありまして、オムライスがちょいと変わっていておいしいお店。
ハヤシライスでも有名。

会社の先輩で入社当時から公私共にお世話になっておりますベーシストOさん参加のフラメンコ・ライブがこのお店で行なわれるということでふらりと行ってきました。
文字どおりふらりと歩いていけるのがありがたい。

お店に着くと、すでに満員。フラメンコってこんなに人気あったんですね。
メンバーはパーカッションにOさんのベース、ギター2本と歌。
そして男性と女性のダンサー1名ずつ。男性ダンサーはカホーンも。

予想していたよりかなりの音圧。ギターも歌も迫力あり。
音だけ聴いてたら日本にいるとは思えませんよ。
誰かしらたえず、あの印象的な手拍子を叩いてます。お客さんも結構複雑なリズムを叩いてる。
皆さん、フラメンコ慣れしてます。手拍子の力強いこと。
ギターも激しい。こりゃプログレです。
スティーブ・ハウなんかはこういう音に影響されていたんだな、と納得。

アンコールではお客さん数人も前へ出てダンス。うまい...
フラメンコっていうのがこんなに普通に近所に浸透しているのが不思議でした。

4月19日(土)。
吉祥寺前進座劇場プロデュース 寄席<<噺を楽しむ>>。
春は立川談志

今回は行けないかと思っていたのですが、なんとかチケットをまわしていただけたので行ってきました。
開演ギリギリに会場へ入りますと、こんな張り紙。

「本日 立川談志体調不良の為、プログラムを一部変更させて頂きます」

中入り前最後が談志師匠、中入り後に生志と入れ替わっております。大丈夫か。

さて開始。


前座は松幸。若いですね。まんじゅうこわいを熱演。

 

続いて談修。初天神
小三冶も結構得意でやっておりましたし、2006年の正月にはTOKIOの長瀬もやってましたね。
子供がかわいくほっこりと。

さて。
ここでほんとに談志師匠登場。
うーん、足も弱り気味か。ゆっくりゆっくりと高座へ。
まずはあやまります。とにかく声がでない、と。しぼりだしていますが確かにでてない。つらそう。
声が思うように出ないと頭の回転も鈍るので長い話は無理だろう、と。
それでもオリンピックのくだらなさや芸術論を語りまして。小噺(ジョーク)をいくつか話します。
ちょうど楽屋へ様子を見に来ていた談春をステージに呼び、「おまえ、トリやれ。俺の着物着ていいから」と。

中入り後。
今年真打になったばかりの笑志改め、生志。今日が笑志で行なう最後の高座だそうで。
明るく盛り上がる茶の湯

いよいよトリ、談春。予定になかったので本人も戸惑っていう様子ですが、それでもさすがです。
明烏
談春、見たかった落語家でしたが偶然にも見ることができました。
艶がありますね。

緞帳が下り、すぐに再び上がるのが談志一門会。
ジーパンに迷彩ジャンバーに着替えた談志師匠、再び登場。
床に頭をつけて再び誤ったあと、「よくなったでしょ、談春」と弟子をほめて壇上へ。
あぐらをかき、ビールを飲みつつ、さらに語る。
高座がきちんとつとめられない自分へのくやしさ、老いることへの気持ちなど。
「俺は弱っちまったけど、志の輔、談春、志らくが育ってくれたから」なんて言ってます。
もちろん、ジョークも連発。客にウケ、にっこりする顔のかわいいこと。
申し訳ないという気持ちからの彼なりのサービスなのでしょう、でない声で数十分。
談志という人間そのものを見せていただきました。

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