立川談志一門会@前進座

4月19日(土)。
吉祥寺前進座劇場プロデュース 寄席<<噺を楽しむ>>。
春は立川談志

今回は行けないかと思っていたのですが、なんとかチケットをまわしていただけたので行ってきました。
開演ギリギリに会場へ入りますと、こんな張り紙。

「本日 立川談志体調不良の為、プログラムを一部変更させて頂きます」

中入り前最後が談志師匠、中入り後に生志と入れ替わっております。大丈夫か。

さて開始。


前座は松幸。若いですね。まんじゅうこわいを熱演。

 

続いて談修。初天神
小三冶も結構得意でやっておりましたし、2006年の正月にはTOKIOの長瀬もやってましたね。
子供がかわいくほっこりと。

さて。
ここでほんとに談志師匠登場。
うーん、足も弱り気味か。ゆっくりゆっくりと高座へ。
まずはあやまります。とにかく声がでない、と。しぼりだしていますが確かにでてない。つらそう。
声が思うように出ないと頭の回転も鈍るので長い話は無理だろう、と。
それでもオリンピックのくだらなさや芸術論を語りまして。小噺(ジョーク)をいくつか話します。
ちょうど楽屋へ様子を見に来ていた談春をステージに呼び、「おまえ、トリやれ。俺の着物着ていいから」と。

中入り後。
今年真打になったばかりの笑志改め、生志。今日が笑志で行なう最後の高座だそうで。
明るく盛り上がる茶の湯

いよいよトリ、談春。予定になかったので本人も戸惑っていう様子ですが、それでもさすがです。
明烏
談春、見たかった落語家でしたが偶然にも見ることができました。
艶がありますね。

緞帳が下り、すぐに再び上がるのが談志一門会。
ジーパンに迷彩ジャンバーに着替えた談志師匠、再び登場。
床に頭をつけて再び誤ったあと、「よくなったでしょ、談春」と弟子をほめて壇上へ。
あぐらをかき、ビールを飲みつつ、さらに語る。
高座がきちんとつとめられない自分へのくやしさ、老いることへの気持ちなど。
「俺は弱っちまったけど、志の輔、談春、志らくが育ってくれたから」なんて言ってます。
もちろん、ジョークも連発。客にウケ、にっこりする顔のかわいいこと。
申し訳ないという気持ちからの彼なりのサービスなのでしょう、でない声で数十分。
談志という人間そのものを見せていただきました。

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コメント(2)

糸織 :

ライブ感あふれる落語会ですねぇ(笑)談春さんいいですよね。
それはさておき、談志師匠、ちゃんと聞いておかないとなぁ...

Mongo :

糸織さん>
ほんとに。まさしくライブでした。
談志師匠は心配ですが、談春さんはラッキーでした。

23日(水)の永福寺鯉昇師匠、久々にふらりと行こうかと思ってます。自転車で。

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