(表示名なし)2008年10月アーカイブ

10月29日(水)

調布キネマは1000円で映画が見られる日。
短期レイトショーでやってた「ぐるりのこと。」を見る。
いい映画だよ、という評判とリリー・フランキーが出ている、ということくらいしか知らなくて。
いろんな立場、環境の人が皆、それぞれの理由でいろんな物事にこだわって生きている様が
延々と描かれる。
主人公夫婦もその兄夫婦家族も両親も。
裁判のシーンで出てくる容疑者も傍聴者も検事、弁護士、裁判官も。
たくさん出てくる人々がみんな生々しい。血が通っている映画でした。

それにしても、幼女誘拐殺人犯宮崎勤の加瀬亮。こわい。
痴漢の冤罪をはらそうとしていたり、硫黄島で殺されたり、
グーグーと遊んでいたりした人とは思えない。
最近気になる役者です。

エンディングの歌も実に効果的でした。

10月26日(日)

先々週に続いて行なわれた古書日月堂さんプレゼンツのこの催し。
中野区のとある場所にある鈴木邸
本棚を買うかもということで車で出かける。
車が通れるか通れないか、という細い路地を入ったところにありました、鈴木邸。
このあたり、他にも古い家が多い。かなり都心の真ん中なのに。
案外残っているんですね、古い建物。

お宅に入ると人いっぱい、大盛況。
使い込まれた家具や道具の数々。
行ったのが遅く、棚などいいものはすでに売約済み。

壁には設計当時の図面(概観図)も貼ってあった。










よく残ってましたね。
木でできた棚はもうなかったが、スチール棚発見。
横部分がいい感じの青色。
ばらさないと車に入らないなあ、などと話しつつ眺めていると。
スタッフの方々が試みてくださる。が、なかなか外れない。
試行錯誤しつつも、「私が子どもの頃使ってたのに似てる」とちょっと楽しそうに作業してくださるスタッフさん。
皆さん、素敵な方々である。
なんとかばらしに成功。持ち帰ることに。
取り壊される家で長年使われていたものが、こうして再び別の場所で使われる。
不思議な縁。

ここ数ヶ月残業で帰宅も遅く、休日出勤もあったりしてハードな日々でしたがなんとか一段落。
「一区切りしたら山行きましょう」と会社の山好きなFさんに言われていたのですが、
ようやく行くことができました、10月18日(土)。

早朝より車に乗せてもらって向かったのは山梨県塩山方面。
目指すのは日本100名山にも入っているという大菩薩嶺
市営駐車場に車を止め、歩き始めます。Fさんは熊よけのザックに鈴をつけて。
鈴をつけている人が多い、。やっぱり熊出るのか?

30分ほどで大菩薩峠到着。









空がきれい。気はやや冷たいが気持ちよい。

木が少なく、面白い景色。









霞んでますが遠くに富士山。









手前の湖はダムでできた人工湖、大菩薩湖。なかなか仰々しい名前。

ちょっとした岩場を登り、先ほど見えていた木のないあたりを進むと頂上。

大菩薩嶺。















この棒が立っているだけ。
木々に囲まれているので景色はよくない。
というわけで皆、一応写真撮ってすぐに降りていく。

ちょっと降りた景色よいところで食事休憩。

(見えづらいけど)富士をバックに休憩中の同行友人Yさん。









休憩終了後、再び大菩薩峠まで戻ります。
ここで売ってた大菩薩峠バンダナ。















買ってません。

帰りは少し遠回りして熊沢山から石丸峠。









さっきの頂上方面はかなり人がいたんですが、
こっちへくるとほとんど人がいない。草木の音しかしない。いい空間。

石丸峠へ抜けるとなぜか一面笹。









芝生のように見えますがぜんぶ笹なのです。
ここだけなんででしょう。空は相変わらず青い。

石丸峠から、上日川峠方面へ更に1時間ほど歩きます。









無事駐車場着。
9時前に出発して、2時半過ぎ戻り。5時間半くらいでしょうか。
結構足や背筋はぐったりですが、久々に気持ちよかった。
適度に紅葉もしてたし。日本の秋って感じですよ。

10月12日(日)

池上線というめったに利用しない電車に乗り、Open House Marketというイベントへ出かける。
解体直前の昭和初期に建てられたお家。
この住宅そのものを使ってこのお宅で使われた物を展示販売するとともに、
昭和初期建築を見せるという催し。
企画したのは、海ねこがとってもお世話になっている古書日月堂さん。

前日の月の湯と同様、建物が興味深い。

建て増しした関係でやや右下がり(南下がり)な天井。欄間のガラスも素敵。









生活用品が所狭しと並べられております。









お茶などされていたと思われる床の間のある部屋の隅。
この一角だけこんな木がそのまま使用されておりました。















部屋を仕切る襖の上には土壁をくり抜いてこんな細工。









このガラス、最高です。









多くの方が「欲しい」と愛でていたドアノブ。









このお宅のご主人と少しお話させていただきましたが、
「最近は法律やら規則が厳しくて、たとえば建て増しや改築で電気配線や配管が変わることになると
元々の家を通っているものまですべて新しい規格の物に交換しなければいけなくなって費用がかかりすぎる。
建て替えてしまったほうが安いんです。」
とのこと。
いろんな理由、要因でひとつの空間がなくなっていくわけです。

こんな風に人のお宅をじっくり拝見するなんて機会はめったにあるものではありません。
興味深い経験でした。

ちょうどサイズの合った短めのコートと、
LPレコード2枚、シングルレコード4枚購入。

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要予約。まだ申し込み可能なようです。ご興味ある方いかがでしょう。

たまには日記風に。

先に書いた月の湯古本まつり(第2回でしたね)を見た後、
せっかくこっち方面へ来たので、雑司が谷にある旅猫雑貨店まで行ってみる。
晴れてきて蒸し暑い中を歩く。店主旅猫さんは月の湯イベントに来ているので店番は為さん。
とりとめのない話をしつつ、そういえば箸の先が折れてたな」と箸(がんこ箸)を購入。
雑司が谷駅から新宿へ。ヨドバシカメラをのぞく。にゃんえすびい売ってないかな?と思って。
売り切れなのか入荷していないのか見当たらず。「にゃんえすびい、あります?」と聞く勇気はなかった。
ディスクユニオンJAZZ館へ移動。ひと通り棚を見る。久しぶりのユニオンなのでうっかり4枚購入。
プラプラと時間をつぶし、16時過ぎに丸の内線で四谷3丁目。
知り合い(飲み屋繋がり?相撲繋がり?)コウケさんが9月から始めた荒木町にあるお店「番狂わせ」へ。
こじんまりとしていていいお店。さと芋煮、白菜漬がいい塩梅。
これまたとりとめのない話をしつつ、飲む。
キーワードはパフューム、バッパーズ、餃子、ラーメン、深夜食堂、ってところか。
餃子を酢+コショウで食べるとかなりうまい、というのを一度試さなければ。
飲んでいる間に降ってきた雨も止んだ頃店を出て西荻へ。
目録購入した本を受け取りに音羽館。せっかくなので西荻を歩くかと思っていたのだけれど、
受け取った購入本があまりに大きく重いので中止。こんなでっかい本だったのね。
そのまま三鷹からバスで帰る、つもりだったのだけれど三鷹駅降りたら、
さっき「番狂わせ」で話題が出たラーメン屋江ぐちへむしょうに行きたくなり向かう。
江ぐちで座ったとたん、瓶ビールが出てくる。「まだ頼んでないですけど?」
よほど飲みたそうな顔だったのだろうか?栓抜いてしまってるのでもったいないから飲むことにする。
お店の人はかなり恐縮していたがほっとした様子。五目ワンタンメンをいただく。
ここのラーメンは好き嫌いが分かれるようだけど、やっぱりうまい。好き。
勤務地が変わってからすっかり来ていなかったけれど、寄れてよかった。
おなかいっぱいになったところで今度こそバスに乗って帰宅。


10月11日(土)

文京区にある昭和8年創業の古い銭湯。
休日の銭湯を貸切って古本を並べて売ってしまえ、というイベント、
月の湯古本まつりへ出かける。いい建物です、ほんとに。

外観はこんな















ガラスがいいんです。









広告も味がある。









天井がまたいいんですよ。
特に角っこの所。(右側の写真)。















トイレのタイルと木についている模様がまたすばらしいじゃないですか。










風呂屋なんですが、完全に古本屋となっておりました。















古本 海ねこは体重計の横に。









銭湯内カフェでかき餅とビールをいただき、ほっこり。
いい空間でした。

もちろん本も購入。1冊だけですが。

マーガレットズロース/DODODO

もうかなり前だと思うけれど、ぐるりという雑誌でナンダロウさんが紹介していた
マーガレットズロースという名前のバンド。
気になっていたのだけれど、最近やっとアルバムを入手。
1曲目。
あっ、フィッシュマンズ?と思うくらいフィッシュマンズの影響を受けた音が出てくる。
曲によっていろんな影響受けたであろうミュージシャンの色が顔を出す。
キヨシロー、じゃがたら、どんと。友部正人さんの言葉の置き方も影響ありか。
いろんな色が混じっている印象だけれど、どんと色はかなり強いかも。
ただ、その色がいやではなく、ああ、この人らもどんとが好きだったのだなあ、と自然に思わせるよい印象。
歌も演奏も力がある。ライブもいいんだろな。
Robert Fripp率いるキング・クリムゾン、今年夏のライブ。
こちらでダウンロード販売してるもの。
Tony Levin参加がうれしい。もちろんAdrian Belewも健在。
ドラムは2人。これがなかなか強力で。
パーカッション的音も多いし、電子音も出しているのかな。
2人の絡みだけ聴いてても飽きない。
ディシプリン時代の曲やもっと古い曲もツイン・ドラムを生かした新たなアレンジ。
どこかの再結成プログレ・バンド(こういうのも好きだけど)とは違って、
完全現在進化形。
後半演奏されるSeeplessのイントロのかっこよさを、
全Sleeplessファンに聴いていただきたいものです。

MINAWAさん、感謝。


2000年4月頃購入したPHISHというバンドのライブアルバム。


これが初めて買ったPHISHのアルバム。
せっかくなら曲がいっぱいはいってるやつから、と。
1998/11/20, 11/21の2日間、この会場で行なわれた
彼らのライブ演奏を丸ごと入れた6枚組。

この時に持ってたPHISHについての知識は、
「1999年のフジ・ロックですごかったらしい」ってことだけ。
で、6枚一気に聴いた感想は「つかみどころなし」。
変な曲(しかし、好みの曲)いっぱいあり、綺麗なメロディのバラードもあり、カバーあり。
6枚組ですからそうそう聴けるものでもなし。結局よくわからないまま、
2000/6/11、小雨の中、野音のPHISHライブへ向かったわけです。
というところから始まりまして、先週10/3に載せたあの映像に繋がるわけですね。

それにしても、このアルバムのCDケース、よくできてますよ。




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