Open House Market - 解体直前・昭和の住空間を訪ねる特別な一日 -

10月12日(日)

池上線というめったに利用しない電車に乗り、Open House Marketというイベントへ出かける。
解体直前の昭和初期に建てられたお家。
この住宅そのものを使ってこのお宅で使われた物を展示販売するとともに、
昭和初期建築を見せるという催し。
企画したのは、海ねこがとってもお世話になっている古書日月堂さん。

前日の月の湯と同様、建物が興味深い。

建て増しした関係でやや右下がり(南下がり)な天井。欄間のガラスも素敵。









生活用品が所狭しと並べられております。









お茶などされていたと思われる床の間のある部屋の隅。
この一角だけこんな木がそのまま使用されておりました。















部屋を仕切る襖の上には土壁をくり抜いてこんな細工。









このガラス、最高です。









多くの方が「欲しい」と愛でていたドアノブ。









このお宅のご主人と少しお話させていただきましたが、
「最近は法律やら規則が厳しくて、たとえば建て増しや改築で電気配線や配管が変わることになると
元々の家を通っているものまですべて新しい規格の物に交換しなければいけなくなって費用がかかりすぎる。
建て替えてしまったほうが安いんです。」
とのこと。
いろんな理由、要因でひとつの空間がなくなっていくわけです。

こんな風に人のお宅をじっくり拝見するなんて機会はめったにあるものではありません。
興味深い経験でした。

ちょうどサイズの合った短めのコートと、
LPレコード2枚、シングルレコード4枚購入。

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要予約。まだ申し込み可能なようです。ご興味ある方いかがでしょう。

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コメント(2)

ぞ :

いいですね、 その部屋の一角の丸太一本使ってる部分がなんともいえません。
私の祖父もそんな家に住んでいますが丸太は見当たりません。
昔からの家にはいろんな工夫がされてて、感心させられますねホントに。

Mongo :

ぞさん>

ほんとにね、家はおもしろいですよ。
特に人んち。

#コメント返し、遅くなりました...

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