7月5日(火) JEFF BECK@東京国際フォーラムA

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仕事を定時でさくっと切り上げ、急いで会場へ向かってもかなりギリギリ。
そんな状況でHALL Aと書かれた方向へ急ぎ足で向かいます。

この建物の敷地内にはかなりの木が立っており、その下にはベンチがいくつか。
そのひとつの横を通り過ぎようとすると、座っている人に見覚えあり・・・
気がついたら話しかけてました。

加部さん!」
「いつもぞくぞくかぞくのLive、拝見してます」

久しぶりにお会いした加部さん、以前と全く変わらない雰囲気で。
「あ、どうも。これ見に来たの。今ー休憩中」

「8月から演奏されるんですよね」

「ちょっと入院しちゃっててね、8月からね、またやるから」

「また見に行きます、楽しみにしてます」

こんな会話をして会場内へ向かいました。

そっかー、加部さんも見に来てたのかー。

頭の中からJEFF BECKのことは吹っ飛び、
たった今お会いした加部さんの表情、
交わした会話がグルグルグルと・・・


席は1階37列目、かなり後ろです。
そんな精神状態のまま開演。
ギターの音を聴いてやっとJEFF BECKモードになりました。

JEFF BECK。遠目から見る限り昔と変わりません。
黒い服に白(クリーム色?)のストラト。後ろにはマーシャルアンプ。
確実にJEFF BECKの音です。

ドラムはVinnie Colaiuta。
いろんな人のアルバムで結構聴いたことがある人ですが、初めて見ます。
重めの音でとてもうまい人。切れがいいです。

前回の時より、バンドの音はよい気がします。
古い名曲、割と新しめの曲、万遍なくやっている感じです。

今回、なぜか2部構成。(といっても10分くらいの短い休憩ですが)
Set1、Set2とも数曲、ボーカルJimmy Hall が登場して歌ありの曲を。

Jimmy Hallさん、声はまあまあ出ておりましたが、なんというかたたずまいが・・・
アロハ姿でステージ上をフラフラと移動するチープなアメリカンテイスト。
他のメンバーが黒目の服装で地味にやっている中、ちょっと浮き気味でしたでしょうか。
この人が出てきたとたん、ちょっと空気が変わってました。
彼のボーカル入りでジミヘンのヘイ・ジョーも演奏。
これはDCPRGバージョンのほうが好みでした。
比べてもしょうがないですけれど。

JEFF本人は、とにかく音がきれいでしたね。
細かい動きひとつひとつが様になっていてかっこよいんです。

過去の名曲、特に激しいリズムの曲では、
Vinnie Colaiutaのうまくて正確な部分が逆に物足りない感じ。
日本でも最近発売されたこのライブアルバムで聴けるような
ちょっと雑?っていうくらいの荒々しいのが好きなんです。
やっぱりTerry Bozzioに叩いて欲しかったですね。

アンコールでPeople Get Readyをやった後、
ゲスト登場。
前回の来日ではバンドメンバーだったJENNIFER。女性ギターリストです。
別のお仕事でちょうど来日中だったそうで。
黒い燕尾服みたいな衣装でバチッと決めて登場。
曲はGOING DOWN。
JENNIFER、いいソロを弾いてました。
JEFFがうれしそうに見つめながらバッキングしてました。

メンバーが引っ込んでも場内かなりの盛り上がり。

再び出てきたのは、JEFF BECKとキーボードの2人。
静かに始まったのは、Somewhere Over The Rainbow。
クラプトンもライブの締めで演奏してましたね。
年をとるとこの曲で締めたくなるのでしょうか?

これまたきれいな音で締めくくり、
(最後にちょっとノイズ出しちゃって自分で驚いてましたが)
JENNIFER含め全員出てきて並んで挨拶。
メンバー同士抱き合ったりしつつ、舞台袖に消えていきました。

まだまだ現役のギターヒーローだったJEFF BECK、かっこいい。

普通に木陰のベンチに座り、お話してくれた加部さん、かっこいい。

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コメント(12)

MINAWA :

「虹の彼方に」
70年代中盤から演奏しはじめていた
リッチ-・ブラックモアは.......さすがだな(笑)

ひさしぶりの加部さん。
お元気そうで良かったです。
ジェフ・ベックの鋭い音
加部さんの鋭さとも似た部分を感じさせてくれる。

60?
まだ進化中ですね。

チャー :

加部さん。ひょっとしたらジェフに刺激をもらいに来たのかもしれませんねー(^^)
『Hey Joe』でのジミー・ホールのVo、けして
悪くはないと思いました。
なんだか、トム・ジョーンズっぽい歌い方で。

木陰の席に座って佇む加部さん。。絵になり
ますね。やはりカッコイイ人って、絵になる人
が多いように思います。。

今日会社でM田さんと「そういえばJeff Beck来てるんだよねー」なんて話していたら、やっぱりそうだったんですねー。一度見たいと思いながらいつもこんな調子で、うらやましい・・・。自分もボジオのドラムで見たいし、できればボーカルなしのほうがいいかなー。

かわだ :

なんか、ボケッとしてたらチケット無かった・・・みたいな。
行きたかったです。
やっぱ、この人は現役のミュージシャンとしてとんがってるのが素晴らしい。
この間共演させてもらった石間さんも
まずはスピリチァルな面で素晴らしさを感じた。
いやいやボケッとしてらんねえっす(笑)。

Mongo :

「虹の彼方に」
さすがリッチー、先駆者ですね、なんせ「レインボー」ですから。

「Hey Joe」
声、思ってたより出ててまあまあでしたね。
DCPRGバージョンはもはや全く違う曲という感じですが、大好きなのです。
加部さん、やっぱり好きなんでしょうね。


「モゲヲさん」
そうなんですよ、来てたんですよ。
15日(だったかな?)追加最終公演ありますよ。

「かわださん」
まだまだギター弾きとして音を追求してました。

私もボケッとしてられません。

anesan :

2日と3日観戦
そうそう Jimmy Hall さん
声は思ってたより出ててお歌の方は
良かったかと・・・。

でもね、たたずまい、動作・・・がね・苦笑
登場の仕方がいまいち、
普通の外人の若い時ロックやってました~
な、おっちゃんがアフター5にまたロックやってます~みたいな・・・ノリで。

一緒の女友達も同感。
女性はそういうとこも見ちゃうかたね~

比べちゃいけないが、
JEFFさんはルックスもキメテルし、
笑顔がチャーミング!

過去の曲はおいておいて
音は綺麗でしたね。
とても61歳には見えません!

musteng :

加部さんもベックさんも、過去を振り返らないで、常に新しい音を出し続けてもらいたいですね~

Mongo :

Jimmy Hallさん
やはりですね、あのたたずまいは残念です。
どうせなら、グラハム・ボネットくらい決めてくれればいいのですが。

加部さんもBECKもまだまだこれからでしょうね。
そんなわけでトイレ前でmustengとすれ違い、お話したときには頭は加部さんで混乱ぎみだったのでした。

musteng :

私はmongoさんとお会いしたときは、すっかり出来上がってました!ういっく~

Mongo :

おお、さすがっ!

MINAWA :

>グラハム・ボネットくらい決めてくれれば
いいのですが

この例えはいかがなものかと(笑)

Mongo :

>グラハム・ボネット

サングラスで短髪だったらお手本はこの人かな、と・・・
ステージは見たことはないんですけれど。

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