02.行ったライヴとか体験したこと: 2004年6月アーカイブ
会場が暗くなり、4人登場。大歓声です。
特に我々の前にいる数人の青年たちはビールを更にあおって大騒ぎ。
「ガガッ、ガガッ」とギターリフが鳴ります。Wilsonです。
当然「ウィールソォーン」と皆手を上げて叫びます。私も叫びます。
オープニングがこの曲だと、特に一気にテンションあがります。
続いて、SandからShafty、NICUへと流れます。
が、Winsonで上がったテンションのまま聴いていたのであまり記憶にありません、このあたり。
Sandは、トレイソロバンドでもよくやっている曲ですね。
Shaftyは、もともとあまり印象にないんです・・・
NICU、ペイジのオルガンソロがグイングインです。
次のWeigh、マイクがベース弾きながら、低い声で歌ってます。
人を馬鹿にしたような変なひっかかりぎみのビート。重さを量っているのですか?
Cities。PHISHはTalking Headsが大好きなようで、この曲もほんとによくやってます。
この曲は、98年あたりの、ゆるーいテンポと早いテンポが入れ替わる感じが好きなのですが、
今日はまあ、普通にやってます。いい曲です。
Strange Designは、ペイジのピアノ弾き語りから始まります。
ペイジらしくしっとり歌います。
一転して、軽快なScent of a Mule。客席大騒ぎ。
ブレイクも決まって突っ走ります。
出ましたー、Bathtub Gin。聴けましたー。トレイがソロツアーでよく弾き語っていた曲。
PHISHでやるときのイントロの山下洋輔のようなピアノが好きです。一緒に歌い、叫びます。
そのまま、しばらくモヤモヤ・・・
ジョンがテンポを変えてビートを刻み始めます、出ましたー、2001。
映画「2001」の曲ですね。すごいすごいと聞いていたこの曲の照明、ほんとにすっげー!
曲の展開とビターッと一体になってます。例によってステージより客席照らしてます、レインボウ。
途中、P-Funkの曲がちらりとでてきて、珍しく少し歌も入ります。
・・Set1終了。かなり好みなSet1。
前の席の1人(アメリカ少年)は、演奏の間中、
「いまのソロすげーな」とか、「今の照明すげーな」とかいう感じで、周りの人の肩をたたき、
必死に説明して、いやがられてました。
というわけでSet2が始まります。
なんか懐かしい感じがしたTube。
続いて初めてらしいDoorsカバーのL.A. Woman。客席、沸いてます。
さらっと、いつのまにか、またまた名曲Birds of a Feather。日比谷でもやりました、これ。
あああ、やっぱいいなー、これ。スネア連打からのイントロでフワフワしてきます。
フワフワしてるうちに、再び、L.A. Womanに戻ります。
次はコミカルなイントロ、Makisupa Policeman。
ちょっと歌ったところでTreyがなんかしゃべってます。そのうち演奏もSTOP。
あれあれ、と見ているとスタッフが出てきて、ギターアンプやら、マイクスタンドやら運んでます。
ゲストです。ドラムセットまで運び込まれ、そのサブセットにジョンが移動します。
大勢出てきました。ギター、ドラム、ダンサー(コーラス?)。褌(みたいなの)したギターの人もいます。
フジロックの映像で見たな、この人。P-Funk Allstars、パーラメント/ファンカデリック?
太くでかい声で頭もでっかいオヤジ登場・・・ジョージ・クリントン御大。
ウロウロ歩き、Treyのエフェクターもけりながら、「フィッシュ!P-フィッシュ」と叫んでます。
「PがP-FunkのPと一緒だっ!」てことをいいたいようです。
演奏は、P-Funk1色に。しかも長いー。
さすがフジロック「タイムオーバー電源切られ事件」の首謀者。
ちょっと飽きてきたころ・・・ゲストの人たちが徐々に去っていきます。
PHISHのメンバーも去っていきます。
いつの間にかステージ上には、バキュームを持ったジョン1人。
なぜか、おとなしめのバキュームソロでゲストタイム終了。
再びメンバーが戻り、ゆっくりとしたMakisupa Policemanを少し。
最後にTouch Meって叫んで終了。
正直、完全なMakisupa Policemanを聴きたかったところです、がしゃーない。
やっと普通のPHISHに戻ります。モヤモヤビヨーンビヨーンしてきて、Down With Disease。
「ストップ、ストップ、ストップ、ストップ」って歌います。最高潮のまま、Set2終わりー。
さて、アンコール。童謡のようなシンプルなContactをさらりと。
そして、今は亡きジョージ・ハリスンの名曲While My Guitar Gently Weepsで終わりました・・・・・
終わりました 終わりました。PHISH@Miami、終わりー。
PHISHは明日のやりますが、我々が見るのはこれで終わりー。
しばらく放心状態なのでした。
3回も見えてよかった・・・
30周年記念のJIROKICHI。
本日は、 吾妻光良& The Swinging Boppers。
数年前、吾妻さんがローラーコースター在籍当時、よく見ました。久しぶりです。
以前やはりJIROKICHIで見たときは、到着が遅くとても後ろ。
まったくメンバーの姿は見えず、音だけ聴いていたのですが、
今回はありがたい整理番号の前売りをとっていただいたおかげで、吾妻さんの正面一番前です。
前売りSold Outだけあって、店内は身動き取れないくらいぎっしりです。人気ありますね、やはり。
まずは吾妻さん以外登場。ホーンセクションにグランドピアノもありますから、ステージもぎっしりです。
ソロ回しが終わるころ、吾妻さん登場!髪が短い!さっぱりしています、顔は濃いですけれど。
バキバキとギターを弾き始めます。そのまま数曲演奏。ドラム岡地さんは、もう汗びっしょりです。
吾妻さんは、しゃべりがまたおもしろくて。くだらないことをダラダラ話します。
その間がいいんです。
懐かしい曲もあり、なかなかの選曲でSet2終了。店内は熱気でかなり暑くなってます。
Set2には、「花がないといけない」ということで、ゲストボーカル国分友里惠さん登場。
名前は聞いたことありますが、見るのは初めて。小柄でかわいい人です。
20数年前に一緒にやったことがあるそうで、久々の競演とのこと。
JAZZっぽい曲を数曲歌います。素敵です。バッパーズとは思えない雰囲気です。
あとは、吾妻さんボーカルで一気にエンディング。
アンコールでは、吾妻さん&国分さんのデュエットで、
季節感ゼロの”寒い日のデートが終わった二人を歌った曲”をやります。
もう一発、吾妻さんだけのボーカルで1曲やり、終了ー。
気持ちよいホーン&吾妻さんキャラクターを堪能したLiveでした。
雨だった4年前の今日、日比谷野音で初めてPHISHを見たという記念すべき6月11日。
初めて行った横浜のLive House、STORMY MONDAY。
ピンククラウドでベースを弾いていた加部正義さんのバンド「ぞくぞくかぞく」を見に行ったのです。
台風の影響で湿った雨が落ちる中、お店に入ります。聞いていたとおり、小さなお店。
Mさんの予約で席は確保されており、ステージすぐそばのテーブルへ。
店の後ろでは、加部さんはじめ、メンバーが飲んでます。
ぞくぞくかぞく、ドラム、ベース、ギター+加部さんのギターという4人編成。
ですが、今日はベースのミチアキさんがダウンでお休み、とのこと。トリオでやる、と。
どうなるのか・・・と思いつつ、ビール飲んでスパムごはんをつまみます。
そろそろとメンバーがステージへ。
加部さん、ベース持ちました。弾きはじめました。あの音です。ピンククラウドのあの音です。
ジョニー・ルイス&チャーのアノ音。
「おおおおおおっ」と思っているうちにドラム、ギターが絡み、一気に頂点へ。
スローな曲の交え、あっという間に数曲をやり、Set1終了。
こちらは、まさか加部さんのベースを聴けるとは思っていないので大喜びです。
というか、呆然です。最近おそらくベースなど弾いていないでしょうけれど、すばらしいベースです。
弦をはじくポジション、ブリッジギリギリからネックの上あたりまで、幅広く使ってます。
ピック弾きの人、というイメージでしたが、指でもかなり弾いています。音色多彩です。
もちろん、それに絡むドラム&ギターも気持ちよい。
飲み物も芋焼酎に切り替え、ピッチがあがります。
Set2。
加部さん、今度は我々のテーブルすぐ前のギターのところへ。
すかさず一緒に行ったMさんが、加部さんに聞きます。
「この前持ってきてた赤のムスタングは?」
「ああ、あるよ」、とギターケースを指差す加部さん。
「弾いてくださいよー」、とMさん。
「ああ、これはxxにもらったんだー。そーだねー。弾いてみるか。
チューニングがねー・・・1曲持つかなー?」
といいつつ、アンプに座って赤のムスタングを弾きはじめます。
おおお、とんでもなくよい音です。そのまま、立ち上がり、1曲演奏。
次の曲からはギターを換え、数曲やります。
Set1ではギターを弾いていたテッシーのウォーキングベースがとても心地よいです。
この人たちはどの楽器やってもすごいようです。
再び、ギターとベースが入れ替わって演奏し、Set2終了。
終わりかとトイレへ行き、出てきたらアンコール始まる前。
加部さん、再び赤ムスタング。
ほんとにいい音します、チューニングは怪しいですが。
いつもより時間は短めで終わったようです。が、メンバーが少ない分、緊迫感もあり中身の濃い演奏。
インストギターバンドですが、今まで聴いたことのないバンドでした。
今度は、4人の時も聴きたいものです。
終了後の加部さん、残っている客のテーブルをまわって歓談します。
我々のところでも、しばらくお話。気さくでおもしろい55才のおじさんでした。
あー、気持ちよかった。同行していただいたMさん、Aさん、いろいろありがとでした。
高円寺にあるJIROKICHIというライブハウスは、今年で30周年。
というわけで、30周年記念イベントとして、今月はスペシャルLiveがいっぱいなのです。
その中のひとつ、タイトルにある3人のスペシャルな演奏へ。
客席は、トイレへ行けるほどでギュウギュウではなく、いわゆる混んでるJIROKICHI程度。
整理番号3というありがたいチケットのおかげで、最前列。
渋谷さん弾くピアノ鍵盤まで1メートルない、という席です。
Set1は、木村ソロからスタート。いつもの何を言っているかようわからんMCです。
歌いだすと、あの艶のある声。懐かしく気持ちよいです。
ギターチューニング、ちゃんとチューニングメーター使ってました、昔はなかったような気もしますが。
そして、渋谷さん登場。ピアノで木村に絡みます。大して弾かないのに独特の響き。
指使いも、とてもよく見えます。
いやんなった、胸が痛い、などふるーい曲も歌います。
淡々と、ボソボソと楽しく終了。
休憩中は、立って時間をつぶします。
椅子が硬くて腰とお尻が痛いのです、立ち見の方には申し訳ないけれど。
Set2。
渋谷さんのピアノソロから。綺麗な綺麗な2曲。
ほっこりしたところで、マリさん、登場。髪が腰まであり、存在感がすごいです。お香の香りがします。
ピアノをバックにしっとりと歌います。若いころと高音のキーンとした響きは変わらない感じ。
1曲ごとに「次どれにする?」と渋谷さんと相談してます。
ボサノバやら、川端民生に勧められたというビリー・ホリディの曲とか歌います。
終わり近く、再び木村も登場し、3人で数曲。
マリさんコーラス付きの「おそうじおばちゃん」も!
眠そうな顔でピアノ弾いていた渋谷さんも最後にはニコニコして、歌いながら激しく弾いてました。
お互いを尊敬してるスペシャルな人が集まって、楽しくてしょうがない顔をしてやってる演奏。
こちらも楽しく最高な夜でした。
渋谷さんのタバコは煙かった・・・
午後2時開演。
まずは、弟子の若手、柳家三三(さんざ)が一席。
独演会っていっても、1人だけしか出ないわけではないんです。
深みはないですが、なかなかテンポよく聞かせました。
さて、次は、小三治。休憩前とトリの2つやるのですね、独演会の場合は。
どうも風邪気味のようで大変そうです。
が、逆に力が抜けていいかもという気もします。
まくらで浅草の見世物小屋の話をし、
そのまま「一眼国」という、一つめ小僧を捕まえに行くお話。
休憩を挟んで、手品。
客を巻き込んで笑わせる寄席の手品です。
さて、再び、小三治。
先ほどより声も出てて調子上がってきた感じです。
「居残り左平次」という長い大作です。
体調不十分などということを忘れさせるいい声、さすがでした。
時々、つぶやいています