02.行ったライヴとか体験したこと: 2004年5月アーカイブ

毎年恒例のジャパン・ブルース・カーニバル。
メインはオーティス・ラッシュと聞いてちょっと心配していたのです。
過去、彼が来ると雨になる確率が高いのです。
案の定、今年も気温低めで今にも降りそうな空模様。野音の冷たい椅子が体を冷やします。
敷物を敷いてなんとかやり過ごします。

そんななか、15時半過ぎに司会者ごとうゆうぞうが前座(司会者バンド)として登場。
ああ、この雰囲気。ブルース・カーニバルです。
ギターのマキちゃんも真っ赤なスカートで健在。

適度に和んだところで、次はBlack Bottom Brass Band
デビューしたてのころにやはりこのイベントで彼らをみましたが、その頃のはじけるパワーがありません。
円熟してよくなればいいのですが、円熟しただけ、というか。残念。

続いて、近藤房之助。ギター、歌ともに力あります、やはり。
10数年前、近藤房之助がブレイクダウンというバンドをやっていたころ、
オーティス・ラッシュのバックバンドとして一緒にやっているのを見たことがあります。懐かしい。
ラストの挨拶で帽子をとった時の白髪の多さに年月を実感。

・・・このあたりでパラパラと雨が・・・早めにカッパを来ます。

さて、お待ちかね。THE DEREK TRUCKS BAND
聴いてみたかったギターリストです。オールマン・ブラザーズ・バンドの一員でもある人です。
派手なアクションもなく、淡々と弾きまくります。スライドがメインですが、とんでもなくうまい。
それだけではなく、バンドとしての勢いもあり、1時間弱の演奏があっという間。盛り上がりました。
ボーカルとキーボートの髪が爆発状態だったのが妙に気になりましたが。

otis.jpg

ラスト、オーティスの時間です。
が、始まる前、「彼は来日前に脳梗塞で倒れ、リハビリ中でなんとか来日した」とアナウンスが。

助っ人で参加したギターリストが盛り上げたあと、ついにOTIS RUSH登場!
両脇を抱えられてなんとか歩いている状態です。
椅子に座りギターを抱えて歌います。ギターはゆるいカッティングのみ。ほとんど弾けない状態。
口も完全には動きません。が、歌はなんとか歌っています。痛々しいです。
しかし。
何度も見た彼が、今また目の前に来ている、それがすばらしいんです。

観客が熱狂する中、他のメンバーも出てきてアンコール。
Got My Mojo Workin'をセッションします。
近藤房之助もとってもうれしそうに、オーティスを見つめてギターを弾いてます。
ギターの掛け合い、特にデレクがいい音だしてます。
最後、とてもいいセッションでした。

独特の雰囲気の中終了したブルース・カーニバル。
いかれたネーチャンがクルクル踊りながら通路を何周もしていたり、
いかれたおじさんが、司会者にくってかかったり、
はみ出して踊っているネーチャンと警備員が衝突したり。
いろんな意味で飽きないイベントでした。おもろい。

そういえば、去年はこんなことがあって2000円返ってきたのでした。
↓↓↓

府中、大國魂神社で行われるくらやみ祭り、今年も行ってみました。

目的は見世物小屋
昨年初めて見て、怪しさ加減が最高だったので、今年も確認しに行ったのです。

神社境内の、昨年と同じ位置にありました、小屋。

早速入ってみます。
昨年より人がはいっており、子供も多くてにぎわっています。

演じているおねーちゃん、進行役おにーちゃんは、昨年と同じ。
昨年見たときのおねーちゃんは、もっと細くてあやしげだったのですが、
今年はややふっくらしてあやしさはダウンぎみです。

やってることはほとんど前と同じで、
蛇を食べる、ロウソクを舌で消す、ロウを口から吐き、火を噴く、など。

合間におにーちゃんが見せる手品が、地味すぎてぱっとしませんでした。
初めてみた昨年よりインパクトが弱かった気がしたのは、
こちらが2度目というのが原因だったのでしょうか?

マイアミでのPHISH2日目が始まります。
PHISHというのは、毎回曲順がまったく変わります。
今日はどんな感じでやるのでしょうか。

Piperから始まります。
トレイの静かなギターカッティングにピアノ、ハイハットがかぶってきます。
NYで入り口まで行ったマジソンスクウェアガーデンでの復活Show最初の曲でもあります。
これで始まるのはかなり好きです。
軽快に始まるFoamに続いて、Anything But Me
ああ、いいメロディです。
さらにきました、Limb by Limb。会場中、みんな揺れています。
我々の横に数席空いている空間を、
髪の長いおねーちゃんが揺れながらいい感じのステップで行ったり来たりしています。
続いてWolfman's Brother、歌ってますねー、みんな。
馬のいななき?が目立つPoor Heart、ピアノソロがかっこよいです。
ハードなギターのCavernでSet1終了。
Cavernのサビ、トレイ&マイクおそろいで、
あのようなステップが行われているのを初めて知りました。
Set1らしいSet1でいい感じでした。

休憩中、ブレッドが近寄ってきます。
「Poor Heart、よかったですね」などなど、Set1の感想など話します。

さて、Set2。
ベルベットのカバー、Rock and Rollから。これは盛り上がりますねー。名曲。
ペイジの歌う高音部では更なる盛り上がりです。
続いて、Twist。かなりゆったりしたテンポ。
途中マイクのベース音がブリブリになり、
そのままゆるめのBoogie On Reggae Womanへ切れ目なく繋がります。
さらに続いてGhostのイントロに変化。ああ、いいですねー、Ghost。
Ghostのテンポが上がってきて、そのまま次へ。出ました、Free
野音でも気持ちよかったこの曲。イントロギターが最高です。
今日のFreeは、ブリブリベースとトレイギター、二人だけの音になるところもあったりして
ちょっと違う感じです。
そして!きました!Divided Skyのイントロです。
ブレッドがこっちを見て大きく手を上げてます。
この曲にはブレイク部分があるのですが、今日は特に長かった、3分くらい?
客は大歓声。その間、メンバーは動きも止めてました。
エンディングに向かっていく繰り返しも多かったような。
いつもより長めのすばらしいDivided Sky。
ちょっと涙でました。
Set2最後は、レッド・ゼッペリンの名曲Good Times Bad Timesで終了。

アンコールは、Waste。静かに綺麗に終わります。
客もかなり席を立って帰ろうかというころ、再びメンバー登場。
我々もかなり階段を降りたところでしたが、そのままそこで聴きます。
近くにいたブレッド、またニコニコして大きく手をあげ、こちらを見ています。
本当のラストは、Squirming Coil
エンディングで、メンバーは順にいなくなります、ペコリとおじぎをして。
トレイもいなくなってペイジ1人残ります、ピアノソロです。
まるでキース・ジャレットのようなフレーズ。いいソロです。また、ちょっと涙。
かなり長めのピアノソロを弾き終わり、ペイジもペコリとおじぎをし、手をふって去っていきます。
2日目終了。Divided Skyもやったし、他の選曲も最高なShowでした。

おまけ
28日のものですが、動画もちょっとだけ撮りました。ここをクリックしてみてくださいませ。

2013年5月

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