2月22日(金)Bjork@日本武道館

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 すごいものを見てしまいました。

金曜午後6時過ぎ、九段下。地下鉄駅から武道館へ。
道には「チケットゆずってください」の紙を持った人が
10名ほど。

その横を通り過ぎて会場へ。

この2週間で2回目の武道館。先週東京ドームも行ってますし、巨大会場月間。
めいいっぱい入った武道館。

開演前に2階席で最もステージに近いところから、
セットを観察。
何をするものなのかわからない変な機材がいっぱい。
やはりセットを観察しに来た見知らぬ青年と
「あの丸いやつは何でしょうねえ」
「擦ったりするんでかねえ」
などと、しばらくオタク系談義。

予定時刻を20分以上過ぎた頃、ステージ脇から、演奏しながらホーンセクション登場。
なんでしょ、この衣装。背中に旗。SUN RA?
トランペット3、トロンボーン3、ホルン!3、チューバ1、計10名。
全盛期トレイ・アナスタシオ・バンドのホーンセクションの倍の人数です。しかも全員女性。

ホルンがいるバンドなんて、ロックやジャズではほとんど見たことありません。
ギル・エヴァンス・オーケストラくらいか。
そのホルンのくぐもったラッパの音が実に効果的な音。

他には、ドラム(どちらかというとパーカッション的なセットか)、
コンピュータ操作人、
鍵盤。
そしてさっきの変な機械他スイッチ楽器操作人
という構成。

Bjork本人は、相変わらず妖精のように裸足でクルクル踊りながら、あの声で歌います。
打ち込みビートにタッチパネルで演奏するよだけどどうなっているのかよくわからん効果音、
ホーン、シンセ(時々チェンバロ)。
そんな強烈なバックの音にまったく負けないBjorkの声。圧巻。

ホーン全員に囲まれ、ラッパの音だけをバックに歌う曲も。
AT THE GAZEBO並みに美しい。

開始前に見た丸いやつはreactable(リアクタブル)というシンセだそうですよ。http://wiredvision.jp/news/200708/2007082121.html

You Tubeでデモ演奏が。
www.youtube.com/watch?v=0h-RhyopUmc

要するにかっこいい電子ブロック式シンセ、といえましょう。
これ、欲しい。

そんな最新のおもちゃ的楽器が異常に気になりつつも、
結局のところ今回のライブはホーンに尽きるでしょう。
10人のホーンアンサンブルに彼女の歌。

アンコール含めて1時間半弱とかなり短めの構成も逆に潔く。
濃厚な音だからこれくらいがベスト。
いや、すごかった。

次はどんなことをしてくるんでしょ、Bjork。
楽しみ。

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コメント(4)

MINAWA :

個人的にとても分りやすく読ませて頂きました。
ホーン10人ですか。
なんて贅沢というか特異というか
他の人ではまずないであろう演奏形態だったんですね。
いやあ、これは面白そうな。

本当くやしいです。
僕も行きとうございました。
昨日はそのことばかり考えて月曜日会社さぼろうかとさえ思ってしまった僕です。

tld :

>すごいものを見てしまいました。

御意。特異な編成、濃厚な音。すごかったです。

>AT THE GAZEBO並みに美しい。

分りやすい(笑)。

Mongo :

MINAWAさん>
やはりいいですよ、ホーンセクション。

おまえさん>
これはねえ、ほんとにおまえさん大喜びなステージでしたよ。

tldさん>
19日とは7曲も選曲違っていたそうで。
そちらも見たかった。
両方はきついけど。

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