植草甚一/マイ・フェイバリット・シングス@世田谷文学館

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自宅から自転車で約30分。芦花公園近くにある世田谷文学館へ行ってきました。

企画展として行なわれている植草甚一の展示。
彼のコレクション、書いたもの、愛用品、スーツなどなど。

とにかくマメ。ひたすらにマメ。
集めた切手をきちんと束ねてしまってある綺麗なマッチ箱。
聴いたジャズのアルバムのタイトル、ミュージシャンの名前、曲名などを
メモった手帳。(2色で色分けして書いてある)
年ごとに箱に入れてある蔵書カード。
こまめに友人に出していた葉書は絵も文字も凝ってます。
よくここまでやるパワーがあったものだと感心します。

現在はタモリが所有している彼の収集したジャズのレコードも展示。
タモリが植草さんのレコードを引き取った経緯はこちら

いやいやおもしろいおじさんだったんでしょうね。
こういう風に年をとりたい、と思う人が多いのもわかります。
が、なかなかなれるもんじゃありません。
エネルギーの総量が違う気がします。

一つ気になったのが音がないこと。
植草さんの展示なのですから、ジャズを流すことはできなかったのでしょうか。
彼が愛したというチャールス・ミンガスの音楽などが流れていればもっといいのに。


せっかくなので、2階の常設館もさらりと。
ムットーニのからくり書物」っていうのがあやしげでした。
物語を題材にしたカラクリボックスを作っているアーティスト、ムットーニの作品。

プリクラの機械くらいの箱にカラクリが仕込んでありまして、
物語の朗読に合わせてカラクリが動くのです。
最新のものが村上春樹の「眠り」。
眠れない女性を題材にした短編。

6分ほどの動き付き立体紙芝居という感じでしょうか。

世の中にはいろんな活動している人がいるものです、ほんとに。
土曜午後の世田谷文学館。
思ったより人も少なくて、気持ちよい空間でした。

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コメント(2)

usausa :

さっすがmongoさん、行かれたんですね!
ボクも行きたいなぁと思ってたんですが
すっかり忘れてたのでこちらで拝見して思い出した次第です、感謝!
スクラップブックシリーズ、古本の出物が少なくて収集に難儀しました。復刊したのでようやく一昨年コンプできました〜
こういう歳の取り方が出来ればと目指してたりして(笑)

Mongo :

usausaさん

スクラップブックシリーズ全部お持ちなのですね、さすが。
この展覧会、図録もよくできているのでぜひぜひ。

ぜひこういう年寄りになって素敵な絵葉書送ってください~(笑)

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