たまには映画 『ミルコのひかり』

新聞の紹介記事で見かけた映画『ミルコのひかり』。

オープンリールのテープレコーダーに魅せられ、
音を編集することの楽しさに目覚める目の不自由な少年のお話。

お、こりゃ見に行かなければ、ということで行ってみました、休日の渋谷シネ・アミューズ。

音、そして録音するという行為に惹かれる少年。
その少年の影響で音の面白さに気づく周りの盲目な少年たちの表情が実によくて。

テープを切り貼りして編集する場面も出てきますが、
これがいまや、デジタルデータとなり、
マウスやキーで自由にできてしまうことの不思議さを感じたり。

音で遊ぶ、という原点を見せていただきました。

この少年のモデルが現在イタリア映画界を支える音響編集者として活躍するミルコ・メンカッチ氏であり、
彼の実際の経験を元に作られた映画だそうでして。


イタリア、トスカーナ地方の自然いっぱいの景色が明るくまぶしく輝いておりました。

ちょっと泣きました。

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コメント(2)

たに :

Mongoさん
音そのものへの興味ではなく、機材への興味から、スタートしていくというのも、アリだな。と思うこともある昨今。。。
まったくこの映画のことは知りませんでしたが、読んで大変興味持ちました。機会を作って見に行ってみようと思います。
切り貼りと言えば、高校の3年間は毎年、学祭の映画づくりで、8ミリのカメラマン>はさみとセロテープで編集>BGMセレクト上乗せ、とアナログなことを全部ひとりでやっていたことを思い出しました。作業が徹底してフィジカルなのは、あれは自分向きだったのだなと、今さら思います。

Mongo :

たにさん

8ミリ編集やってましたか。
フィジカルに編集できる、というのが磁気テープの利点ですね。

道具から入る、ということはあります、確かに。
いい道具はそれだけで魅力的だし。

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