8月1日(月) ADRIAN BELEW@Shibuya O-East

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FRANK ZAPPAバンド、DAVID BOWIEバンド、TALKING HEADSへのゲスト参加、
ローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)のバックなどを経て、
現在はKING CRIMSONのボーカル&ギターであります、ADRIAN BELEW

渋谷O-Eastでのライブです。

元々オン・エアー・イーストだった場所に建った新しい建物。
2階が会場です。

開始ちょっと前に入ってみると案外人はゆったりめ。
前の方に立ってみます。

ほぼ7時ジャストに開始。
日本のバンドが出てくるものだと思っていたら。

最初はTHE CALIFORNIA GUITAR TRIO WITH TONY LEVIN

アコギ3人の横にTONY LEVINが立ちます。
なかなか綺麗なギターアンサンブルを聴かせてくれます。
TONY LEVINは主にフレットレスベースを使用。
でしゃばることなく音に厚みをつけていきます。
21世紀の精神異常者とズンドコ節をミックスした演奏が受けてましたね。
これは定番なのでしょうか?

ROUND ABOUTのフレーズを混ぜた曲ではTONY LEVINが割り箸型付け爪を使用。
クリス・スクワイヤの代わりをするときに使うやつですね。
これを使うとリッケンバッカーのあの音が出るんです。
やっぱりパキパキしてました。
付け爪が一本途中で飛んじゃってちょっと焦ってましたが。


次はA DOMESTIC 3PIECE BANDとアナウンスされていた日本のバンド。
発表済みでしたが、TRICERATOPS。
おそらくADRIAN BELEWなんて知らないであろう若いおねーちゃんたちが
初っぱなから飛び跳ねてます。
後半に、ストーンズ/クリーム/ツェッペリン/エアロスミス/クイーンなどの
おいしいところメドレー。これは卑怯ですね。
ピョンピョンおねーちゃんの間に埋もれていたおじさんたちもつい反応してしまってました。
元気なバンドでしたね。
なぜこのバンドが対バンにセレクトされたのかは不明ですが・・・


いよいよです、ADRIAN BELEW
ピョンピョンおねーちゃんはもう周りにはいません。

どんなフォーマットでやるのは全く知らなかったのですが、
真ん中にドラムセットが置かれまして。
トリオなバンドでの来日でした。

登場したADRIAN BELEW、上のジャケットにあるような
真っ赤なスーツで登場。
ギターも真っ赤(ストラトではなく、たぶんネックが木じゃないやつ)。
さすがです。
ドラムとベースはごついおじさん。特にベースは格闘家のような風貌。

演奏始まります。
激しくてちょっとひねくれてて、でもポップ。
そんな感じの短めの曲を続けざまに演奏します。
ADRIAN BELEW、あのステップでユラユラしながら歌い、弾いてます。

最近のソロアルバムは聴いてないのですが、そこからの曲なのでしょうか。

この人、サイの声とかトリッキーなギタープレイで話題になりますが、
カッティングがいいのです。(KING CRIMSONで堪能できますが)
とても切れがよくしかもガシガシしているのです。
あとですね、アームプレイが変です。
アップするときには外側へアームを開いてクイクイッと押すのです。

中盤、ファーストソロアルバム(上のジャケットのやつ)に入っている名曲
Big Electric Cat。これが聴けるとは。よかった。
この曲はかなりポップ。
ADRIAN BELEW、案外ポップでおちゃめなんです。

後半にはKING CRIMSONの曲も出ました。
Frame by Frame
Three of a Parfect Pair

やっぱりこの声にこのギターですね。
このあたりの曲はロバート・フィリップさんの音がなくてもクリムゾンです。

かなりニコニコと機嫌良く退場。すぐにアンコールで戻ってきました。
赤いジャケットはなし。Tシャツ1枚で首には白いタオル。
お腹プヨプヨな感じで出てます、オヤジです。

始まったのは、Thela Hun Ginjeet。クリムゾンの名曲。
これはもう激しいダンス・チューン。
元々TONY LEVINのベースが印象的な曲ですが、
その雰囲気そのままさらに激しく演奏されました。
ステージ袖奥からニコニコと見つめているTONY LEVINがちらりと見えました。

ADRIAN BELEW、首にかけていたタオルでギターの弦を擦ったあと、
エフェクターの前にしゃがみ込みまして。
つまみをいじり始めました。
やっぱりこれですね、ADRIAN BELEW。

いやいや、最高のロックトリオでした。
ADRIAN BELEWとTONY LEVINの競演はありませんでしたが、
満足満足。

終演後、Sardine Headのギターお二人&MINAWAさんと少しお話。
皆、とってもニコニコしていたのが印象的でした。
好きなんですね。

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8月1日(月)渋谷 O-EAST 以前、同じ場所にあったON AIR EASTを取り壊して 名前も変えて全く違うライブ会場になっていたのでした。 1番目 「The California Guitar Trio with Tony Levin」 (諸事情により間に合いませんでした。会場にいたMongoさんから 終了し 続きを読む

コメント(6)

kg田 :

クリムゾンのライブではThree of a Parfect Pairのアコギ弾き語りを見たことがあります。
えらい複雑なフレーズを弾きながら唄う姿に驚きました。アコギ1本でやる曲じゃない!って。

Thela Hun Ginjeet、寺田順二って聴こえるんでしたっけ。

ジョージ :

mongoさん
昨日はお疲れ様でしたー。
僕たちはエイドリアン・ブリューだけです(笑)。
トライセラトップスには間に合ったのですが
見てませんーー(笑)。

そうですね、ぴょんぴょんギャルは
見事に消え去っていました。
適度な空間と涼しい空気が
よりいっそうライブを堪能できる環境を
整えてくれました(笑)。

そうなんですよね、テクニカルなのに
ガシガシしてる、これはすごく重要ですよね。

というわけでほとんど笑って見ていました(笑)。

MINAWA :

sardine headの「ひねくれ過多」←誤字ではないよ。
adrian belewの「ひねくれたポップさ」
似てるとこあるなあ、って思って聞いてました。
こんな書きはじめしたりして。

まったく、なんで笑ってしまうんでしょうね?
技術としての凄さだけではない、
やっぱりセンスの素晴らしさに笑わずにはいられなくなるというのかどうなのか。

めらんぽ :

TRICERATOPS???以外です。

ADRIAN BELEWは変わらず パオォ~~~~~
って言うギターでしたか?

かわだ :

満足でした!!
凄すぎて笑い、面白すぎて笑い。

Mongo :

Kg田さん>
Three of a Parfect Pairのアコギ弾き語り、私も見たような記憶あり。
クリムゾン、見たくなってきましたよ。

ジョージさん>
トライセラトップスは、高い器材を堪能いたしました(笑)
ガシガシでほんと笑いましたね。

MINAWAさん>
そうそう、sardine headはこのひねくれ感を受け継いでいますよね。
そんなわけで昨日の通勤音楽はsardine headでした。

めらんぽさん>
パオォ~は少なめだった気がしますがやってましたよ。
しかし、過激な音で。結構年いっているはずですがトンガリ具合は衰えなし。

かわださん>
凄すぎてひねくれるほど笑えるのはなぜでしょうね?
ビールでも飲んでさらにお話をしたかったのですが時間もなくて残念!
またの機会にぜひぜひよろしくです。

そんなわけで皆さん含め笑いに行ったというすばらしい演奏。

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