神の子どもたちはみな踊る
1月17日(月)、阪神大震災から10年目だという朝。
朝食をとりながら読んでいた朝日新聞に村上春樹さんが書いた文章が載っておりました。
その中で
阪神大震災から数年後に書いたこの本についての記述がありまして。
ああ、そういえばどんな話だったかよく覚えてないなー
と思いさっそく読んだわけです。本棚から引っ張り出してきて。
以下の6編が載った短編集。
UFOが釧路に降りる
アイロンのある風景
神の子どもたちはみな踊る
タイランド
かえるくん、東京を救う
蜂蜜パイ
それぞれ何かしら地震に絡むお話。
焚き火を眺めたくなったり、
南国リゾートのプールサイドでサンドイッチを食べたくなったりします。
やはり村上小説、じわりとしみてきます。
かえるくんはよくやってくれました。
蜂蜜パイのラストでなんだか光が見える感じで終わるのは復興のきざし?
内容を忘れては読み直すっていうのもいい読み方かもしれません。
トラックバック(1)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 神の子どもたちはみな踊る
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.omaken.com/mt-cgi/mt-tb.cgi/3876
» 神の子どもたちはみな踊る(小確幸な日々)~のトラックバック
会社でチューリップの球根を貰った。かなりの量をいただいたということだ。しかし、なぜ会社にチューリップの球根を手みやげに持ってくるのかがよくわからないのだけれど。経緯はともかく、うれしい。 今日も清水までおつかい。電車の中で、『神の子どもたちはみな踊 続きを読む
コミュニティーでやたら『蜂蜜パイ』が話題になっていて、気になったので私も少し前に読み直したところです。
読み直してみると、ここに収録されている作品はみんな好きです。
前に読んだときにはまったく心に留まらなかった『タイランド』が染みました。なんでしょうね、歳をとったのかな。自分の中にも石があるような気がしました。
かえるくんはよく頑張った。しかし、あのベッドでのシーン、やたらリアルに想像してしまって首やら腕やらかゆくなってきてしまいました。虫嫌い。
震災をテーマにこんな小説を書く村上さんはやはりすごい人だと思います。
どうでもいいのですが、この本の装帳が好きです。
長文失礼しました。
過去ログ探してTBさせてもらっちゃった。けっこう昔の日記でした。
そうそう、残念ながら朝日新聞ゲットできませんでした。
この本についてまゆさんの記事にコメントした記憶あったのですが、確かに結構前でしたね。
コメント書いた時には結局読み返さず、やっと読んだのでした。
おそらく、この本を読んだ人のほとんどが「自分の中にも石がある」と思っていることでしょう。私もです。あるんですよ、やはり。
タイのリゾートプールの帰りにおばあさんに指摘されたいです。
この本、きれいですよね、短編の間にある挿絵が好き。
ぼくは焚き火の話が特に好きです。
活字が読めない僕でも、ブラッドベリと村上春樹は読めるのです。
何故かしら?
海辺で焚き火を見つめる・・・いいですよね、あのしんとした話。
そしてブラッドベリ。
うちにも何冊かあるようですが読んだことないのです。
読んでみることにしましょう。
自分の体内に石があるとしたら
どの辺て思います?
おれのは丹田の奥のほうかな。
とイメージしてみる。
自分の中に石が入ってる話ではないけれど
「すべてのひとに石が必要」という
素敵な絵本があり、探してます。
買おうと思っていたらしらぬまに絶版になってました。
原書は持ってるんですが。
海ねこさんに無いかな。
私は時々、肩や首に石が入ります。
って、それは肩こり。
お探しの絵本、検索ではうまく引っかからず。
見つかるとよいですね。
前回のコメント読み返さないでトラバったら、私ってば、まったく同じこと書いてますね。まあ、そういう感想だったということです。でも恥ずかし(笑)。
私は村上作品好きのくせに、けっこう内容を忘れて読み返すパターンが多いです。
読んでいるときは、読んでいるというより、もうそっちの世界に入ってますからね。本として頭に残るというより、体験として残る感覚。
最近読み返していいなと思ったのは「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子と出会うことについて」。
100%の女の子、読んだはずなのにやっぱり全然覚えてません・・・読み直さなきゃ。