2004年2月17日 忌野清志郎 弾き語り@PARCO劇場

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最近バンドでのツアーを終了した忌野清志郎。
急遽一人だけの弾き語りLiveとやるという情報が。
12月に調布グリーンホールで久しぶりに見た彼がすばらしかったので、今回も行ってきました。
500人以下のキャパシティでとても小さい会場。近くていいです。
ステージには、ドラムセット、ギター数本、アップライトピアノ、キーボードが並べられています。
アンプの上には、いつもの「ミル・マスカラス」の人形もあります。
弾き語りなのになんでこんなに楽器が?ゲストでる?などと思いつつ、客電が落ちて始まります。

明るくなったステージには、布団に寝ている清志郎。
目覚ましがなり、マントショー担当のタキシードくんが起こしにきます。
目覚めた清志郎、アコギを弾きながら布団の上で歌い始め。
相変わらず、ずっしりくる歌声です。
2曲目からは布団も片付けられ、スタンドマイクでアコギ弾き語りが続きます。
途中、ピアノに移動し、しっとりと数曲。キーボードを弾きながら1曲。

多摩蘭坂、エンジェル、いいことばかりはありゃしない、などなどなど、
高校生の頃に何度も何度も聴いた歌が、弾き語られます。

「金が欲しくて働いて、眠るだけ、いいことばかりはありゃしない」
こんな歌詞、高校生の頃には聞き流してましたが、いまは身にしみるわけです。

おもむろにドラムセットに座る清志郎。
リズムを刻み始めます。
ドラムセットの周りには3本のギター。
この3本が、3コードのオープンチューニング。
これを自分のドラムビートにあわせてスティックで殴ります。
しかも、歌、ブルースハープもやりながら。
見事に「1人ロックンロール」。

ヘロヘロになりながら、1人ロックンロール状態で3曲も演奏。
この姿に、ロックの原型を見たような気がしました。(原型なわけはないですが)
荒々しくノイズっぽくもあるけど素直な音。気持ちよいんです。

ひたすらいろんな楽器を演奏し歌いつづける清志郎。
梅津、片山などのバンドメンバーも一度ステージへ出てきましたが、
演奏することもなく退場しましたし。
3時間弱、完全に一人で演奏し続けました、パーフェクト・ワンマンショー。
貴重なものを見せていただきました。最高。

客席に高野寛の姿あり。

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弾き語りライブ『ONE MAN SHOW』2日目。昨晩とは違い色々な楽器を演奏。ギター、ピアノ、エレピなどの他にオープン・チューニングのギターをドラムスの周りに並べてスティックでギターを叩き語りする発明も(笑)。この夜の涙腺は"多摩蘭坂"でイカレました。 続きを読む

コメント(8)

海ねこまんま :

おお、すばやいですね。
ライブの感想は、すぐ書くのがいちばん。

海ねこまんま :

「古本 海ねこ」1行日記からリンクしました。
勝手にごめん。1日で消えますので、お許しください。

Mongo :

そういうわけで、15のときに初めて聴いた清志郎にまたはまっているわけですね。

TLD :

昨晩は偶然御会いできてうれしかったです、本当に最高のライブでしたねー。

言いたいことをストレートに言うとかっこ悪いと思われる時代だけど、本当はそんな事はないってことを思い知らされると言うか、そんな感じですかね?
いつか行きたいなあ・・・。

Mongo :

ストレートに言いたいことを言い続けるかっこよさ、感じますね、この人を見ていると。

TLDさん、ども。お互い涙したようで・・・

MIN :

私が初めてステージに立つ忌野さんを観たのは
BAHO@日清パワーステーションでした。
次に忌野さんを観たのは石田長生さんの東京移住記念ライブ@下北沢CLUB QUEでした。この時の忌野さんはサックス吹きながら登場。次に忌野さんを観たのは
江東区の埋め立て地で行われたチャリティー・コンサートでした、KIYOSHIRO, JOHNNY, LOUIS & CHARというバンドで。そしていまのところ最後に私が観たのは、泉谷しげるなどと一緒に活動してたセッション・バンドの日比谷野外音楽堂。ああ、そろそろ観たくなってきた。

Mongo :

観ましょう、観ましょう。やはりすばらしいですから。
私は、そろそろ、JOHNNY, LOUIS & CHARが観たい・・・

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