11.2004年 CZECHの旅: 2005年1月アーカイブ

そもそも今回の旅、妻が千野 栄一さんの著書「ビールと古本のプラハ
を読んだことから始まりました。

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この本に書かれている、
千野さんがチェコへ行くたびに通ったというビアホール、
ほとんど地元の人しか行かないというこのビアホールへ行ってみることに。

地図を見ると時計台のある広場から割と近いです。

ありました。

千野さんは本の中で「黄金の虎」と呼んでいたお店です。


15:00からやっているようです。

近づいてみると、中はとってもにぎやかです。
この本によると、

観光相手の店ではないので無愛想
常連さんは席が決まっているから勝手に座ったりすると怒られる

などと書いてありまして。
少々緊張しながらのぞいてみました。

そんなに広くない店内には長い木のテーブルと長椅子があり、
人でいっぱいです。
立って飲んでいる人もいます。皆ジョッキでビールを飲んでます。
それ以外の物を飲んでいる人はいません。
食事をしている人もほとんどなし。
ビアサーバーのところにおじさんが一人いて、ひたすらついでいます。
活気はありますが、いらっしゃいませ、とかいう
こちらを気にする雰囲気はありません。

しばらく二人で呆然と眺めていると。

むっとしたままの店員が一人こちらをみて、指を2本たててます。
二人か?という確認でしょう、こちらも指を2本たてますと、
テーブルを指してます。
ここへ座れ、ということなのでしょう。もちろん相席です。

座ってみました。

何も注文していませんが、ビールの入ったジョッキが2つ、ガシャンと出てきました。
とにかく入れたようです。
ひとまず乾杯して飲みます。

うまい!!
チェコにきて飲むビールはどれもうまかったのですが、ここはさらに別格でした!
念願のお店でビールにありつくことができました。

プラハにおける一番の懸案事項でありました、
「PHISHが演奏した場所Lucerna Theatreの確認は無事終了。

さて。
このあたりはプラハの割と中心でにぎやかなところ。
うろうろうろとあたりを歩きまして。

夕暮れ近く、広場へ行ってみました。

ここにはとっても有名な時計台があります。(来るまで知りませんでしたが)
毎時0分になると仕掛けが動くカラクリ時計。
有楽町マリオンってことですね。

時間が早すぎたので再びあたりを散策し、50分ごろにまた戻ることにします。

再び戻ってみると、時計台前は人人人、大混雑してました。


これがその時計。でっかいです。
時計といってもどこがどう現在時刻を指しているやら
まったくわからないという使えない時計です。


0時になりました。
なにやらまわりに飾ってある人形やらが動き始めました。
上にある窓でも神様の人形みたいなのが動いてます。
みんな見上げています。
骸骨の姿をした死神が紐を引き、金を鳴らしています。


これじゃよくわかんないと思いますけれど・・・

カラクリの動き自体は地味であっけなく終了。
皆さん、想像していたのよりしょぼかったのでしょうね。
苦笑のような笑いが多数起こっておりました。

いつの間にか日が落ち、夜になってます。


夜もきれいな広場

さて、そろそろまたビールの時間です。

一度戻った宿のフロントでおねーさんに聞いてみます。
Lucerna Theatreってどこにありますか?」

おねーさん、にっこりして地図を出し、宿から道順を示してくれました。
かなり近いです。


--------------------
1998年7月5日、6日のことです。
今は解散しているPHISHというバンドがここで演奏しました。
6日のGhost>Cities, Limb by Limbあたりの演奏と客の盛り上がりは
それはそれはすごいのです。

ひょんなことからせっかく来たプラハです、行ってみなければいけません。
--------------------

というわけで・・・・・・・
歩いて10分程度のところにあるようです。さっそく行ってみることにします。

ありました、
Lucerna Theatre

チェコらしく石造りの古い建物の中にあるようです。


Lucerna Theatreはこんな建物の中にありました


入り口屋根


入り口屋根、反対側から


中に入ってみました。
チケット売り場のようなところがあります。


Lucernaの看板?


近々スティングさんもここでやるようです


ガラスの向こうがロビーのようです

案外ちっちゃそうな会場。
確かに音源でもステージが近い感じだったような。

このガラスの先に地下へ行く階段があり、
そこであの演奏がおこなわれたわけですね、
6年半前のことですが。
ふむふむ。

今日は日曜日。
私はあさって火曜日の飛行機で日本に帰ります。
妻はもう数日プラハに残り、さらに古本屋を巡る予定。

一人ではこの宿でもまだ高すぎるので、
なんとかもう少し安くて良い宿がないかと近くを探してみることにします。

トラムの走るあたりはかなりにぎやかですが、
少しはずれるとすぐに静かなたたずまいになります。
そんな道を歩きつつ、ホテルを探します。

小さなホテルはいっぱいいっぱいあります。
とりあえず手当たり次第に聞いてみます。
が、空き部屋ありません。

1989年の革命後自由化されたチェコ(特にプラハ)は
世界的な観光地となっているようで
ほんとに大勢の人が訪れているようなのです。
こんな状況ですからホテル代が高くなっているのですね・・・
ビールは安いのに!

相部屋でベッドだけ借りる「ドミトリー」もあたってみます。
ベッド、空いてはいるようです。これならかなり宿代安くなる・・・
しかし、妻は結局ドミトリーはやめました。
貴重品の管理は難しいし、プライベートないし、
かなり旅慣れた人じゃないと厳しいかもしれません。
どの宿もフロントの人とかの対応はにこやかで
ほんとに感じいいんですけれど。

というわけで高いですが、
私が帰ったあとも同じホテルに泊まることになりそうです。

さて昼食。

宿探しつつ歩いていたら、割と有名(らしい)ビアレストラン発見。

入ってみます。
昼過ぎて少し経ったころで客はほとんどいません。

しかし、メニューを持ってニコニコとウェイターさんが近づいてきます。
日本語メニューも出てきました、びっくり。
観光客やはりいっぱいくるのですね。

やはりまずはビール!


サイズ指定しなかったですが、なぜか私だけ特大サイズ

昼から大量ビールを流し込むことになりました。
しかし、うまい。

食べたのはこんなもの。


くるくる巻いた肉料理と
ホワイトアスパラの料理

アスパラ、うまかった!
一度、宿に戻ることにします。

さて、チェコにきたもう1つの目的を実行しないと・・・

お城の裏側からでて、そのまま歩いてホテルへ戻ることにします。


お城裏から見たプラハの町


屋根が赤いんです

土の成分の関係でこちらの瓦は皆こんな色をしているようです。

ホテルの支払いのため、近くの両替所に寄ります。
さすが観光地、いたるところに両替屋さんがあるのです。
看板に本日のレートとかは書いてあるのですが金額はまちまち。
手数料も店によって違うようなのです。

こちらとしてはできるだけレートのよいところを見つけたいのですが、
一度両替してみないことには
いったい手元にいくら来るのかよくわからないのです。

このときは2カ所で両替してみたのですが、
先に替えた店のほうがかなり金額は多かった。
まあ、経験。しょうがないですね。

ホテルBlue Keyの部屋に戻り、チェックアウトすべくパッキング。
昨日かなり買い込んだ本がすでに重くなっています。

出る前に部屋の様子を写真に。


ベッドルーム


実はこんな部屋がもう一室

二部屋ですから高いわけです。

さてチェックアウト。
支払い後、
お世話になったフロントのおじさんに、つたない英語でお礼を言ってみます。
彼は、なかなか言葉が出ずゆっくり話す私をじっと見て言葉を待っています。
「.....Very good hotel. ........Thank you for your very very good service.」

通じたようです。
彼はにっこりして、ゆっくりと、とても丁寧に、
「こちらこそありがとうございました。よい旅を」
(もちろん英語でしたが、こんな感じだったと思う・・・)

言ってよかった・・・どちらもにっこり。

さて、重い荷物を持ち、川向こうの宿へ移動です。
またまたトラムにて移動。

12時過ぎころペンション・ミュージアム到着。
フロントにはスティービー・ニックス似で気さくな感じのおねーさん。

部屋を掃除中だけどちょっと待ってもらえば入れるらしい。
ロビーのソファーで待つことにします。
おねーさんがコーヒーを入れてくれました、うれしいサービス。
(ちょっと煮詰まってましたが・・・)

コーヒーを飲み終わるころ、掃除も終わったようで、
部屋に入ります。


枕にウェルカムキャンディ

これまたなかなかかわいいサービス。

明るくて清潔な部屋。中庭も見えるし。
感じよいです。

さて。
一息ついてから、また町へ出かけることにします。

CZECH その17で紹介したおもちゃ博物館の品々、
なかなか好評だったので第2弾です。
旅のことだかなんかだよくわかんなくなってますが。
他にもこんなもんあったよー、ってことで、ひとつの記録です。


かわいい絵の太鼓


水運び?


裸体、無造作に転がされてます


猿?どうやって遊ぶものなのでしょうか


猫?なぜ車輪の上?


細かい・・・


Fireman!


猫太鼓


世界的には赤鬼主流、青鬼はやはり弱い立場なのか?

世の中にはいろんな物がありますね、ほんとに。

なかなか好評のプラハ城内おもちゃ博物館ですが。
昨日紹介の常設展示以外にこんな特別展示が。


バービー展です

こちらもまたまたすごいことになってましたよ。


宇宙ですね


チアリーダー


POPな衣装です


あれ?マイコー?


これは・・・・・・・・


ボーイフレンドとかお友達とかですかね


ジャパニーズ


えらいものを着せられております


初期のバービーさんたち


#1 1959年って書いてあります
かわいくないですね

というわけで、なぜかチェコでバービー人形を浴びるように眺めたのでした。

#おもちゃ博物館の写真はかなりテンションあがったが撮りまくったおかげで、
このようにたくさんあるのです。(ここで紹介したもの以外にも多数あり)

お城を見に来たというよりも世界のおもちゃを見に来た状態となってしまいましたが、
そろそろ時間なので裏門から出てホテルへ戻ることにします。

プラハ城の中をさらに移動。
こじんまりとした建物がありました。

おもちゃ博物館です。なぜか城内に。
狭い階段をグルグル上がったところに入り口がありました。
入場料を払い、にこやかなおばちゃんからチケットを受け取って入ってみます。

そこには古いおもちゃの数々が・・・予想よりとっても充実した品々です。
かなり楽しめます。以下、展示品の数々を。


小物好きにはたまらない状況となっております


これまたきちんと並べられております


どこの国のものなのでしょうか?ワニ、でかすぎ


へんてこな猫いっぱい


ミッキー背負ったサンタさん

かなり古い顔したミッキーマウスですね。


ローラースケート履いたサンタさん


熊いっぱい

まだまだ他にもいっぱいあったんですよ。
ここ、おもしろいですよ。お勧め。

プラハ2日目午前です。急いでお城へ向かいます。
正午までにチェックアウトしないといけませんから。
歩いていけなくもなさそうですが、トラムで行ってみます。どうせ3日券あるし。

坂をぐいぐい登ったところにプラハ城の入り口はありました。

歩いていくとこんな人たちが。

門番の青年はとっても美形です。
まわりは服装の派手さから見ると関西か韓国の方?
こんな感じで皆さん写真を撮っています。青年はきっちり立ったまま。

更に進んでいきます。

メインの建物です。
とっても古いヨーロッパな気配が伝わってきます。
ムハ(ミューシャ)のステンドグラスが素晴らしいらしいのですが、
時間もないので中へは入らず、更に先へ歩きます。

「黄金の小道」という小さなお家がぎっしり並んだところです。
お城裏門の外付近の場所で使用人などが住んでいたらしいです。
今はほとんどみやげ物屋さんですが。
一軒一軒きれいで特徴あってかわいい素敵な小道です。
このエリアへ入るのは有料。
左側の青い建物「No.22」は、作家カフカがしばらく仕事場としていたところです。
カフカグッズいっぱい売ってました。

更に進むと、これは・・・

なんなのでしょうか。
結構でっかいです、これ。人物が等身大くらい。
かなりつらそうです。

メインのお城より、周りにいる人たちやこんな物のほうに目が行ってしまうのでした。

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