11.2004年 CZECHの旅: 2005年2月アーカイブ
町をうろうろしつつ、
もう1軒行ったのはインターネット・カフェ。
若者に人気のカフェらしいのです。
店内にはいくつかパソコンが置いてありました。
が、日本語は表示も入力もできないようです。
このカフェのおもしろいのは、パソコン持ち込みがメインであるところ。
ほとんどの席は一見普通の喫茶店なのですが、
LANのコネクタがあって皆さんノートPCを持ち込んで繋いでいるのです。
大学生風の人たちがネットで調べ物をしつつレポートを書いている、
というような風景。
パソコンを持って行ってない我々はカフェオレを飲み、
皆さんの様子を観察しておりました。
いったん、宿へ戻り、購入した重い本を置いて
再び夕食(&ビール)へ出かけます。
なかなかピンとくるお店がなく、かなり歩いたあげく、
例の時計台がある広場すぐ脇のレストランへ。
なかなかカリッと揚がっていておいしゅうございました。
野菜も食べないと、ってことでこれも。
真ん中にあるのがアボカドのソース。
このソースがとってもおいしゅうございました。
しかし。
会計をすると妙に高いのです。
店員に確認してみると、ビールがめちゃめちゃ高い!!!
やられました。広場脇という一等地だからなのでしょう。観光地料金。
飲み物がやたら高いお店でした。しょうがないです。
悔しいので・・・
昨夜行った、黄金の虎へもう一度行き、
安くてうまーいビールを飲むことにします。
なんとか郵便局で発送をすませました。
というところでもうお昼。
ここ数日重い肉料理ばかりだったせいか、お腹がもたれ気味。
食事は軽くすることにしました。
街角に立っているこの小屋ではソーセージとかハムをパンに挟んで売っています。
ホットドッグというか、サンドイッチというか。
これがなかなかおいしいのです。
ソーセージもおいしいし、何種類かあるパンもなかなかです。
これとビールで軽く食事終了。
また古本屋巡りつつ町を探索です。
実は旅行前、
チェコでは本はバナナの箱に入れて保管しているらしい、
という噂を聞いていました。
このお店へ入ってみると・・・
なんでバナナなのでしょうか?
この国の人はバナナをめちゃめちゃ食うのでしょうか??
とにかくバナナ箱だらけな店内でした。
このお店のヒゲ+メガネのおじさんがいい感じ。
妻が買った本の金額をレジに打ち込む際、
一冊一冊じっくりながめ、「Good!」とかつぶやいているのです。
本をいとおしく思っているようなその笑顔が印象的でした。
本を読んでまったりしていると、
郵便局で売ってる箱、ガムテープ、紐などを調達して
妻が戻ってきました。
中央郵便局が割と近いらしい。
とにかく一つ箱をまとめて発送してみることに。
チェコ・ポスト=チェコの郵便局?そのままですね。
古いものが多くて表紙とか弱そうな本が多いため、
タオルなど使ってかなりしっかり詰めていきます。
雨がしみるかもしれないのでビニール袋にも入れて。
かなり重い荷物が一つできました。
まだまだ入りきらない本多いですが、まずは一つ送ってみることに。
交代で箱を持ちながら中央郵便局へ向かいます。
なかなか広くて素敵な建物です。
天井は自然光が入るようになっていて柔らかく明るい感じです。
おしゃれです。
番号札を取って呼ばれるのを待つのは日本と同じシステム。
しかし、局員さん(おねーちゃんが多い)は実にマイペースで仕事してます。
村上春樹さんも困ったというイタリアほどではないでしょうが、
まあのんびりしてますね。
しばらくしてやっと窓口へ。
手続き自体は問題なく終了、しかし。
送料は1万円弱・・・高すぎです。さすがに遠いです。
この調子で買う物を郵送していたら大変なことになります。
というわけで、残り(この時点でまだ部屋にかなりありました・・)は
ハンド・キャリーで運ぶことに決定!
先に帰国する私もまるで本屋さんのように
大量の本を持って飛行機に乗ることになったのです・・・
落ち葉舞うこの小さな中庭のベンチで読んだ本はこれ。
とっても分厚い本です。旅行に持って行くにははっきりいって不向きです。
ですがヨーロッパという遠いところへの長旅、時間もたっぷりありそうってことで、
これなら飽きないかな、と。
そんなわけであえてこれを購入し、持参したのです。が・・・
ボリュームありすぎでした・・・
それに、いつでもどこでも寝られる体質なので、
眠れなくて本を読むってこともないのです。
飛行機の中も寝てる方がはるかに長いのです。
結局、帰宅までに1/3弱読んだだけでした。
しかし、ザッパの幼年期を知り、
彼がいかにしてあのような音楽をやるに至ったかを
かいま見ることができたのは収穫でした。
アメリカってところはやはりすごいです。いろんな意味で。
またしばらくあいてしまいましたが・・・
念願の「黄金の虎」でビールを飲んだ我々。
ふだんは地元のおじさんばかりが集まるというそのお店でしたが、
その日は日曜でしたので、さすがにそれ以外の人も来ているようでした。
我々と相席で向かいに座っていた若いカップルもそんな感じ。
この二人、飲んでいる最中、やたらいちゃいちゃしているのです。
「あらあら。仲良くていいねー」なんて感じで目のやり場に困りつついたわけですが。
向こうも見慣れない東洋人が気になったのでしょう、
カップルのおねーちゃんの方が話しかけてきました。
「どこから来たんですか?」
「日本です」
というわけでお互い片言の英語で会話。
プラハの印象やらを必死に話してみました。
こちらが古本を買いに来た、というような話をしますと、
彼女が仕事で関係している絵本を送ってあげるという話に。
(2005年1月、ほんとに彼女から本が2冊家へ送られてきましたよ、ありがとう!)
住所やメールアドレスの交換をして別れたのでした。
こういうのが旅のおもしろいところですね、ほんとに。
おいしいビールでほんのり酔っ払い、宿へ帰って気持ちよく就寝。
時々、つぶやいています