02.行ったライヴとか体験したこと: 2007年9月アーカイブ

9月29日(土)は調布の花火大会
小雨降る中行なわれました。
さすがに涼しく寒いくらいくらいですが。

傘を差し、遠くから眺める花火。なかなか趣ありました。


猫もそろそろ暖かなところを求めて移動する季節。
久しぶりにチャーの写真でも。

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見ておかなければいけないミュージシャンの一人、パット・メセニー
かなり好みのピアニスト、ブラッド・メルドー。
2人を含むカルテットの演奏です。
多忙の中、しかも連日の鑑賞ですがチケットとってあるし、行かないわけにはいきません。

パットはアイバニーズのフルアコをメインに、
ガットギター、いつものギターシンセ、ピカソギターも使用。

メインのフルアコは以前と違うのでしょうか?
やや弦のザクッっていう感触が強く伝わってくる気がしました。
それがいい感じ。
アンプかPAのせいかもしれませんが。
そういえばこのギターでシタールっぽい音も結構出してましたね。
まだまだ奏法が進化しているようです。

ギターシンセはもういうことなし。ああ、パットだ。

リンダ・マンザ力作ピカソギター
来日のたびに聴いていますが、一段と弾きこなしている様子。
チューニングとか日々研究していそうですから。
開放弦の響きがとにかく綺麗。それが幾十にも重なり低音も加わって。
一人弦オーケストラ。
さらにこれにブラッドのピアノが入ってきますから。
ここでしかありえない空気の振動。

一方、ピアノのブラッド・メルドー。
パットとのデュオではすばらしい演奏を聴かせてくれましたが、
4人になると、やはりパットのパワーに押され気味でしょうか。
パット・メセニー・カルテットの一員という感じに。
ベース、ドラムが音数多い人ですから、間が個性的なブラッドのピアノは埋もれがち。
自分のトリオかデュオ、ソロの方が引立つ気がしますね。
チャーリー・ヘイデンとのデュオなんてやってほしい。

若手ベース&ドラムはとにかく元気で。
特にドラムは初めて見ましたが、かなり好み。
高速リムショットの刻みのグルーブは盛り上がりましたね。


個人的に気になったのはパットの前に置いてあった黒い箱二つ。
モニタースピーカーのような大きさですが左右から向かい合わせにして、
その間にマイクが立ててあるのです。
左右から音を出してそれをマイクで拾っているように見える。
どんな効果を狙っているのか。

そういえば、パットのメインギター、ガットギターどちらも2本シールド挿してました。
2つのピックアップそれぞれの出力を別個にとっている?

さらに気になるのが各メンバー手元にあった白い小さな箱。
時々ボリューム調節などをしている様子。
自分のモニター返しの音量調節を自分でできるようなしくみではないか、と推測。

ステージ上の機材もいろいろ気になるパット来日です。
このあたりは雑誌でも特集してくれるのではないかと思っておりますが。

睡眠不足もあって、あまりの心地よさにうとうともしてしまいましたが、
それもまた究極の贅沢ということで。


こちらのパットのファンサイト、久しぶりに見てみましたが相変わらずの充実ぶり。
すばらしい。

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初めて行きました下北沢にあります小さなお店lete
4月に一度見ました名古屋のバンドEttのライブです。
8月にはボーカル西本さんのソロライブもありましたね。

ほんとに小さくて照明を落としたお店にぎっしり20人くらいのお客さん。
一応マイクは使ってますが、ほとんど生音の声とガットギター。

ステップを踏みながら伸びやかに歌う西本さん、かっこいいですね。
カバー曲多めのソロもいいですが、やはりkeiさんのギターと声あってこそのEttの音。
さらりと弾いてますが、すっごい技ですね、あのギター。指の動きに見とれてしまう。

2Set(間にそれぞれのソロコーナーもあり、3Set?)、アンコール2回3曲。
たっぷりと堪能。
ちょっとブルースっぽく演奏された、上野茂都さんの「飯の支度(めしのしたく?)」が絶品でした。

この曲が入っている上野さんのアルバムってありましたっけ?

たまには、といいつつ一昨日に続いての映画鑑賞。
この夏話題だった天然コケッコー

山、空、海が綺麗な映像となってました。
山村の景色は私の田舎にそっくり。まさしく日本の田舎。
そんな場所で過ごした、中学生という特異な3年間の生活を思い出す。
恥ずかしくも懐かしい。

レイ・ハラカミの音がしっくりきてました。

新聞の紹介記事で見かけた映画『ミルコのひかり』。

オープンリールのテープレコーダーに魅せられ、
音を編集することの楽しさに目覚める目の不自由な少年のお話。

お、こりゃ見に行かなければ、ということで行ってみました、休日の渋谷シネ・アミューズ。

音、そして録音するという行為に惹かれる少年。
その少年の影響で音の面白さに気づく周りの盲目な少年たちの表情が実によくて。

テープを切り貼りして編集する場面も出てきますが、
これがいまや、デジタルデータとなり、
マウスやキーで自由にできてしまうことの不思議さを感じたり。

音で遊ぶ、という原点を見せていただきました。

この少年のモデルが現在イタリア映画界を支える音響編集者として活躍するミルコ・メンカッチ氏であり、
彼の実際の経験を元に作られた映画だそうでして。


イタリア、トスカーナ地方の自然いっぱいの景色が明るくまぶしく輝いておりました。

ちょっと泣きました。

うちから唯一歩いていける映画館、調布キネマ。
以前から見たかったけれど見損ねていた「しゃべれどもしゃべれども」がレイト・ショーでやるんで行ってみた。

あまり積極的に映画を見ないんでまったく気にしていなかったんですが、9月1日。
映画の日で1000円でした、ラッキー。

国分太一演じるなかなかうまくならない二つ目の落語家が主人公。
これに、
ぶっきらぼうにしかしゃべれなくて悩んでる女性、
これに関西弁しかできなくていじめられてる少年、
うまく解説ができない元プロ野球選手の解説者、
が絡みます。

むっとしてる女性
彼女が落語を演じる場面が出てくるんですが、これがよくしゃべれてる。
よく演じてるな、とびっくり。
太一も火焔太鼓を。
しかも、へたなしゃべりからちょっとうまくなったところと演じ分けててさすがです。
なかでもいい味でてたのは、少年元プロ野球選手
この2人の対比がおもしろい。今後の要注目の俳優さんです。

チャキチャキの八千草薫も素敵です。
師匠役は伊東四郎。これはもう貫禄ですね、落語家ですよ。

ちらりと出てくる桂枝雀の映像が懐かしく。もっと見たい。
大好きな落語家だったんです。

そんなわけで丁寧に作られてるいい映画でした。

志ん生の火焔太鼓音源、うちにあったかな?聞きなおさなきゃ。

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