02.行ったライヴとか体験したこと: 2007年8月アーカイブ
漫画家の久住卓也さんとシルクスクリーン作家の石丸澄子さん。
2人あわせてくすすみ。
このお2人が作るてぬぐいの秘密が明かされるということで初めて行きましたよ、深川。
実はシルクスクリーンってよく知らなかったんです。
どんな道具でどんなことしてるのか、興味あったんです。
清澄白河っていう駅で降りました。
友人KISHが住んでる町に近いところでした。
商店街を歩いていきますと、なかなかよい雰囲気。
しばらく歩きますと、ありました。
会場の深川いっぷく。
なぜかかえるな看板。
会場内はすでに結構な人で埋まっておりました。
元薬局だというこの場所。
ガラスの向こうの元調剤ルームを利用していろいろ展示されてました。
スライドと動画を駆使して懇切丁寧。
しかも絶妙な掛け合いで説明されていくてぬぐいができるまで。
いやいや、おもしろかったです。
あの映像はDISCにして手元においておきたい。
見返したい。人に見せたい。
それにしてもほんとに手間がかかっているんですね。
このてぬぐい。
水曜に続いての矢野顕子。矢野顕子+レイ・ハラカミでyanokamiです。
打ち込みの音楽はほとんど聴かないんですが、
この人の音はやっぱりすごいね、というレイ・ハラカミとのDUOです。
リキッドルームということで苦手なスタンディング。
ここでしかやらないっていうんだからしかたがない。
ぎっしりと人で埋まったフロア。
これは無理、と我々は最初から入口付近の割と広めの空間で鑑賞。
ハラカミ氏は右のPAスピーカーでまったく見えず。
一度だけ無理やりちょっと中へ入り、姿を確認しましたが。
なにやら必死につまみを操作していたのは以前見た時と同じ。
いったいどういう機材で何を操作しているのか?
矢野さんは先日のトリオ演奏より、気楽そう。
難しい演奏をしなくてよいからでしょうか。
フワフワした音の上で好きなように歌い、好きなようにピアノを奏でております。
それぞれのソロコーナーも2曲ずつ。
ハラカミさんソロは思ったより退屈ではなく。
むしろいい音で心地よく聴けたかも。
やっぱりよかったのは矢野さんソロ。
先日ブルーノートでは聴けなかった「ラーメンたべたい」をやってくれたのはラッキー。
矢野さん、ピアノから離れ、踊りながら歌ったり、
珍しく(初めて?)ピアニカを演奏したり。
それにしても。
人の多いスタンディングはきつい。
終了後、久々に歩いてみた恵比寿はかなり変貌してました。
が、やっぱり恵比寿といえばたつや。
串食って帰宅。
今となっては「日本一暑い場所」として有名な多治見市。
20年以上前に多治見で行なわれた矢野顕子出前コンサートに出かけてから、
いったい何度通ったのだろう、彼女の生演奏。
飽きもせず今年も行ってきました。矢野顕子グループ。
さとがえるトリオでの演奏。
昨年末のさとがえるトリオライブ以来のブルーノート東京はちょっと改装され、ボックス席などがゆったりと作られてました。
整理券のしくみもなくなり、支払いは終了後にチャージ+飲食代一緒に、ということになってました。
受付開始30分前くらいに行って結構いい席。
矢野さんの真ん前2列目。近い。
矢野さんの声、ピアノの音は生音もかなり聴こえます。
「BAKABON」からスタート。これからスタートすることは過去にも多いですね、定番。
そして古い曲だという犬を歌った曲。初めて聴いたような。いい曲でした。
「相合傘」はかなりジャズなアレンジ。こうして毎回アレンジが変わるからやめられない。
バンドでは初めてやるという、「塀の上で」。鈴木慶一の名曲ですね。
ソロでは何度も聴いた曲。
ビューティフル・ソングスでは豪華バンドでアンコールに演奏された曲。
この曲には弱いんですよ、参りました。
アレンジはソロに色づけした程度でしたが、それがまたよい。
「わたしたち」は久々に聴いたかな。
「愛のちから」。こんな難しい曲をなぜあんなににこやかに軽々と演奏できるのか。
くるりの「バラの花」。これも最近定番ですね。
アンソニーのイントロはやさしく綺麗。微妙にアレンジ変わった?
アンコール前ラストの曲は最初なんだかわからず。
しばらくして、クリフ、アンソニーのリズム隊の音が完全にハードロック・・・
「WHOLE LOTTA LOVE」、Led Zeppelin。
ベースが重低音であのリフを奏でます。
愛を歌い続ける矢野顕子、ついにここまできましたか。
「まだ、歌いながらうまく弾けないの。来年にはもっとうまくなってるはず」と矢野顕子。
楽しみです。
アンコール、まずはソロ演奏。
何やろうかなー、と考えつつ、上原ひろみ作詞作曲のしっとりした曲。
そして再びバンドで「ROSE GARDEN」。爆発。
帰宅後。
Led ZeppelinのBBCライブで曲確認。
むーん、あそこまで変わるか、この曲が。
そして矢野顕子のただいまも引っ張り出し、オリジナルのROSE GARDENも確認。
元アレンジはまったく違います。
これ、前回帰宅後もやったな、確か。
何度見ても飽きない、このトリオ。
一段と太ってきたアンソニーさん、お体に気をつけて。
また来年。
生で見たのは一度だけ。もう10年以上前?
「菊地雅章/ゲイリー・ピーコック/冨樫雅彦」というピアノトリオ編成。新宿ピットイン。
車椅子でライブハウスの狭い隙間を通って自分のセットへ。
パーカッショニストと呼ばれていたりもしたけれど、やはりドラマーの音。
楽器は普通のピアノ/ベース/ドラムだけれど、
この3人が出す音が、それまで聞いてきたピアノトリオとあまりに違っていて驚いた記憶。
もうかすかな記憶だけれど。
67歳、心不全にて死去。
本当に久しぶりの演劇鑑賞。
黒色綺譚カナリア派という劇団。元唐組の赤澤ムック主宰。
場所は中野。
何度か見に行った唐組の紅テント公演を一番見たのが中野でした。
線路北側にあった空き地で見た紅テント。
舞台後方がぽっかり開いて通行人が見える様はなかなか不思議な体験でした。
今回の会場は中野での南側。こぎれいな演劇小屋ですね。
音響も照明も整ってます。(PHISHでおなじみのグルングルン動くライトも数個装備)
今回お誘いいただいたのは友人であり、出演者でもある潮見諭さん。
どんな方かは映画監督の石井裕也さんが熱く書かれております。
さて、今回のお話。
落ちぶれたサーカステントが舞台。
解散し、それぞれが新しい生活を始める団員たち。
徐々に変わっていく人の心。
強烈な過去に縛られ、心病んでいく女団長。
皆、いとおしく、憎らしく、しかしとてつもなく悲しい。
そんな中、過去と現在を繋ぐ重要な役目が潮見さん扮するサーカス団長。
いい死に顔でした。
約1時間40分。
異空間に持っていかれまして終演後しばらく気持ちがいってしまったままでした。
音楽とも映画とも違う感覚。
そんな感覚を引きずったまま、ちょっと立ち呑み風太へ寄り、帰宅。
それにしても演劇の方々は声がでかい。
今年4月にやはりここコクテイルで見たEtt。
そのボーカル、にしもとさゆりさんがソロでやる、というので暑い中行ってみました。
このライブ以降、我が家ではかなりのEttブームが続いているのです。
ちょうど椅子が埋まるくらいの店内。
8時ちょいすぎ、店に着いてすぐ始まります。
ギター弾き語りです。
Ettはアコースティック・ギターとのデュオ。
にしもとさんは普段ほとんどギターは弾かないらしい。
最低限の音で歌を支えるギター。
この方の歌はもうそれは歌。
詩、メロディ、リズムが一体となった歌。
実にストレートに染みてきます。いいねえ。
前半はEttの歌を中心に。
後半はカバー中心。
彼女が今歌いたい曲をいっぱい。懐かしい歌多数。
名古屋弁のMCも懐かしく。
暑い木曜の夜だけれど、居心地のよい空間でした。
また行きます。
酔っ払って口にビールつけたまま寝てる人。
ゴキブリに口、咬まれますよ。
時々、つぶやいています