02.行ったライヴとか体験したこと: 2004年12月アーカイブ

会社最終日。大掃除も終わり、さくっと渋谷へ向かおうと思っていたら。
打ち上げということで日本酒などが用意されておりました。
じゃ、ちょっとだけ飲んで行こうかと思っているうちに、
かなりの量をいただいてしまいました。

クロコダイルに着いたら、すでにSet1中ほど。
外はとっても寒いのですが、中は熱気で暑いくらい。上着を脱いでTシャツ姿に。
知ってる顔の方々がいっぱいニコニコして揺れてます。

ステージ横に移動してみます。

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このベースの人が出すうねりが好き

飲み物を追加し、音に意識を持っていかれ、
フラフラ、ニコニコしているうちに演奏終わってしまったような。
なんとも気持ちよい時間でした。

SARDINE HEAD、また来年も見せていただきます。

greendale_s.jpg

ライブではなく映画がですが。
中野でおいしい魚を食べた後、吉祥寺へ向かい、
バウスシアターのレイトショーで見てきました。

ニール・ヤングのGreendaleです。
恒例の爆音レイトショー。コンサート用PAを使って上映されるのです。

このGreendale、昨年のニール・ヤング来日時には、
ステージ後方に劇セットをつくり、その前でバンドが演奏するという形態でした。
それをニール・ヤング自身が映画化したものがこれです。

音はもちろん、最高です。
アルバムと同じ音源らしいのですが、
こうやって映像とあわせてみるとぜんぜん違う印象です。
字幕もあるので歌っている内容など
いままで知らなかった気づかなかった部分もありました。

しかし、それですっきりわかったかというとそういうわけでもないのです。
アメリカ(もしくは世界中)のいろんな病んでいる部分が
さまざまに交錯して描かれているような気がします。

彼が言いたいことの何%理解できたのかわかりません。
が、ニールが言っていることが100%すべて正しくてすばらしい、
と受け入れるわけでもないし。
もちろんブッシュがやっていることがおかしいのは明白ですが。

いろんなことを考えさせてくれる映画だと思います。
わからないなりに考えるきっかけになればよいのかもしれません。

でも「おお、この曲かっこいい!」って聴いてるだけでもよいかも、
といろいろ考えさせられる映画でした。

アルバム、ライブ、映画とすべて体験したほうがよいのは確かですね。
そしてニール自身ももがいているのも確かでしょう。

加部正義さんのバンド、ぞくぞくかぞくです。今年2回目のぞくぞくかぞくです。
場所も前と同じ横浜STORMY MONDAY

前回はベースのミチアキさんが欠席のため加部さんが半分以上ベースを弾くという、
ジョニー、ルイス&チャー、ピンククラウド好きからすれば
それはそれはスペシャルな演奏だったのですが。
それはやはり本来のぞくぞくかぞくではないわけで。

今回、本物見せていただきました。
ライブ・レコーディングもしているという(ラップトップでのHDDレコーディング)こともあってか、
メンバーもも気合入ってます。

Set1は短めでしたが、ベースミチアキが音を引っ張ります。すっげー勢い。

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加部さんは、わりと淡々と弾いてます。
客席から「マーちゃん、ギターの音が怒ってないよ」と声がかかります。
ハーレーの派手なジャケットを着たかっこよいおじさんです。
「俺の幼馴染」と指指して微笑む加部さん。

それにしてもすごい人。
入りきらない客が、ドアのガラスに顔を押し付けるようにして覗き込んでいるのが見えます。

Set2もベースが引っ張る感じで進みます、爆音ギターバンド。
ブリブリでウネウネです。いかれてます。
途中、ベースを置いてブルースハープを吹く場面も。
加部さんも少し吹いて(吹かされて)ました。

今回はかなり曲としてまとまってる演奏でした。
曲にならないで進行する感じも、今回みたいなのもそれぞれいいですね。

Set2後、トイレへ行く途中、「キーボード入れて!」と声が聞こえました。
用を足しながら、「ゲスト入ってSet3やるんか、誰かな」などとと思っていたら。

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ミッキー吉野さんでした。
キーボードは入ってのこのSetがとんでもなかった。
ミッキーさん、指そんなに動かしているように見えないのですが、
出てくる音が切れててめちゃめちゃするどいのです。
この感じはまじかで見たハービー・ハンコックで味わったものに近いです。
やはりただものではありませんでした(あたりまえ)。
ピアノ系の音なのにかなりベンダー使ってるし。

終わったのは11時半前。
終電ギリギリ間に合って音の余韻に浸りながら帰ったのでした。

帰り際、カウンターにいたギターのテッシーに、
吉祥寺三姉妹、見に行ったんですよ、MANDA-LA2」って声をかけてみたら、
「なんだー、声かけてくれてばよかったのにー」
「また、三姉妹も見に行きますね」
「そん時は、声かけてねー」

と、とっても気さくなテッシーさんでした。


ぞくぞくかぞく
加部正義(G)手代木克人(G)鈴木享明(B) 富岡゛GRICO゛義広(Dr)

元生活向上委員会、DUB、元KIKI BAND、こまちゃクレヅマー、
忌野清志郎バンドホーンセクションなどなどな多彩な活動の梅津さん。
新宿PIT INNでの3daysの初日。
Heart warming Blues nightと題されています。
メンバーは、
梅津和時(Sax)木村充揮(Vo,G)三宅伸治(Vo,G)
の3人。
梅津さんのアルトソロからしっとり始まります。
続いて三宅氏登場。ドブロギターでスライド。いい音です。
梅津さんは中央でクラリネット、バスクラ、ソプラノ、ピアニカなどいろんな楽器を使い分け。
三宅氏と交代して木村氏登場。
すでに結構飲んでます。
客に関西の人がいて掛け合ってます。

「はよやらんかい!」「わしの勝手じゃぼけ!」と応酬する木村さん。
まともにじゃべれない木村さんですが、歌いだすと絶品です。相変わらずです。
再び三宅氏を入れ、3人で数曲。

Set2は最初から3人。
木村さん、ぐいぐいおかわりして飲んでます。客の反応、ノリがよいので全開です。
「いやんなった」、「嘘は罪」、「メンフィスへ帰ろう」など名曲をいっぱい。
ちょっとだけやった「ノーウーマン・ノークライ」もよかった。
これに絡む三宅さんギターが気持ちよいです。
梅津さんはもちろん相変わらずすばらしい。
三宅さんも何曲か歌うのですが、これはちょっと・・・・・
横にスペシャルな歌うたいがいるだけに弱く感じます。ギター弾きとしては最高ですけど。

木村さんの飲みながらペースでの進行で長ーいSet2。終わったら11時過ぎてました。
まあ、木村充揮やっぱりすごい、ということにつきるLiveでした。

下北沢にあるSHELTERというライブハウスでThe Starsというバンドを見てきました。
PHISHの音源トレードなどで知り合ったアラジンさんがドラムで参加しているバンドです。

アラジンさんがドラム、という以外何も前情報がないままに会場へ。
下北SHELTERといえば、ロックなライブハウスで有名です。
田舎の高校生だったころにあこがれたりした場所でもあります。
まさか、40歳寸前にして初めて行くことになるとは思いませんでした。

演奏開始直前に中に入りました。
他人とぶつからずに立っていられる程度です。

ドラム、ベース、ギター、ボーカル(ギター)の4人です。
サイケデリックバンドというのでしょうか、
ガシガシかき鳴らされるギターにどっしりしたきれのよいビート。
それに英語の歌がのっかります。
それにしてもギターすごい。
ワイン色のSG(アーム付)からウネウネでゴリゴリな鋭い音が出てきます。
ベースの人は、何がすごいって髪の長さ。腰まであります。(前髪は灰野さん型)
揺れながら弾いていると長い髪がベースにかかって弾きにくくなります。
すると、首を思いっきり一振りしてパサッと肩の後ろへ髪を持っていきます。
そのしぐさが実にさりげなく決まっているのです。
寝違えて首を痛めている私にはできません。(そもそも髪がありませんが)

メンバーの皆さん、まったくしゃべりません。
「こんばんはThe Starsです」と「ありがとう」の2回だけでした。

アラジンさんのドラムは初めて見たのですがパワフル!
(パワフルに叩かざるを得ない曲が多かったですけれど)
帽子を深めにかぶって叩く姿かっこよかったですよ。

曲名とかまったくわかりませんが、
前半のスローな曲の前にやったやつと
ラスト曲のひとつ前のやつが好きでした。

帰宅後は久々に頭の中でセミが鳴き続けています。

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The Stars
石原洋 (You Ishihara) - Vo, Guitar
栗原ミチオ (Michio Kurihara) - Guitar
亀川千代 (Chiyo Kamekawa) - Bass
荒川康伸 (Yasunobu Arakawa) - Drums

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昨年も行ったさとがえるコンサート
昨年どころか毎年年末行っているわけですが。

昨年はソロでしたが、今年はwitn"くるり"。このニューアルバムでも何曲か共演してます。
始まりはソロから。

はっぴーえんど「風来坊」と地味な曲から始まりまして。
ムーンライダーズの「塀の上で」もやりました。ほんとにいい曲。
”僕は 雨に流れ 見てただけさ”って歌詞がいいですね。
続いてブーム「中央線」。ピアノバッキングが以前とぜんぜん違ってます。
さらにもの悲しげになってました。このピアノがほんとよかった。

ソロの後にレイ・ハラカミ氏登場。京都在住のなにやら機械をいじって音をつくる職人です。
妙な動きでリズムをとりながらつまみをいじるレイ・ハラカミ氏とのDUO。
なんだか包まれる感じの音。

そして”くるり”登場。
思ったよりハードロックな演奏でしたが、
岸田繁はじめみんな緊張ぎみで恐縮した雰囲気が
矢野顕子との位置関係をあらわしててなかなか興味深かった。
ギターがいい音してました、くるり。

アンコールでは、矢野&岸田&ハラカミで「ばらの花」を。
くるり、最近はギターロックバンドな音ですが、
以前は打ち込みサウンドとごっちゃになった独特の音だったことを思い出したり。
ギターを持たないで踊りながら歌う岸田くんの不思議な動きが妙でした。

しかし、やはり。
さとがえるとしてはアンソニー&クリフとの超絶トリオが見たいな、と思ったのも事実。

終了後にロビーへ出たら、
「塀の上で」作者、鈴木慶一氏が足早に帰るところでした。
きてたんですね。

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吉祥寺にある前進座劇場プロデュース「寄席 <咄を楽しむ>その二十」、柳家小三治、
落語です。
真夏のような気候の中、ギリギリに会場到着。
すぐに前座が始まります。柳亭こみち。なかなかかわいいおねーちゃんです。
元気のよい「やかん」でした。
さらに柳家はん治、林屋正雀と続いて中入り。

会場は満席で補助椅子いっぱいです。
私の二回り上くらいが平均年齢あたりでしょう、そんな客層です。
みんな、とってもよく笑います。

さて後半、マギー隆司のマジック。あのマギー司郎の弟子ですね。
まともな手品をほとんどしないマジシャン。しかし、プロ、さすがに会場を沸かせました。
さてトリ。小三治。
相変わらずのひょうひょうとしたテンポ。

まくらで、最近気になったことなどからさらりと咄へ自然に繋げるうまさはさすがです。
大声で笑うというより、「クックック」とこらえ笑いをしてしまうような感じ。
「百川」という題目でした。

たまにはいいですよ、落語。

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