01.ふと思ったことりした身近のこと: 2007年2月アーカイブ

現在使用しているスピーカーは約20年前に手作りしたもの。

本当はJBLとか欲しかったんですが、資金はレコード購入に使われてしまいまして。
器材にまでお金が回らなかったんです。
そんな時に見かけたFMファンの記事。
その長岡鉄男さんの記事を見て作ったのです。

使用ユニットはフォステクスの106Σ。
20年経って今やこんな状態。





猫の爪でいくつも穴があいてます


細長く背が高い形なので猫タワーとなってしまっているのです・・・
これじゃあ、音が前へこないし、ぼんやりぎみ。

こんなまま騙し騙し使ってましたが、いよいよ交換してみることに。

106Σはもう入手困難ですので、
同じフォステクスの現行品10cmフルレンジユニットFE-108EΣに交換。




どんなもんでしょう


さらに猫対策。





ふちがみとふなとCDをかけてみる。
ベースがカッチリ引き締まったような。歌は確実に前へきてます。

ミシェル・ペトルチアーニ・トリオCDをかけてみる。
いいかも。ピアノが生々しい(気がする)。

鳴らしたてでちょっとシャリシャリしてる感じですが、
慣らせばもう少し落ち着くかな。

まあ、交換してよかったといえましょう。

一人じっくりTVシリーズ。

2月10日に放送された番組を録画で見る。
課外授業 - ようこそ先輩
音を楽しむ」というテーマで矢野顕子が青森市立古川小学校をたずねる。

ミュージシャン矢野顕子がえらんだテーマは音。
ふだん意識しない身近な音。
あえてその音に気持ちを向けてみせる矢野さん。

MUSICではなくSOUND


音・・・


どうやら、またひとつ年をとったようです。

しかし。
年をとるということよりも、いろいろとあるなか、
ここまでなんとか生きてこられたということが
身に染みるわけで。

ああ、なんとか。


先ほどこんなものをいただいたところです。


まずは、また1年。
というか一日一日、こつこつと生きられれば、と。

感謝。

今夜も一人じっくりとTV。

NHKスペシャル「大化改新 隠された真相~飛鳥発掘調査報告~」

大学生の頃、発掘のアルバイトをしたことがあります。
うちの田舎は岐阜県美濃焼きの産地。
いたるところにいわゆる窯跡と呼ばれる遺跡がでる場所。

ちょうどバブル初期の頃だったのでしょうか。ゴルフ場が増えた時期。
工事で遺跡が出ると工事を中断して自治体と協力して調査しなければいけないらしいのですね。
そこで学生バイトをいっぱい雇うんです。
切り取られた山肌に連れて行かれると、登り窯の後らしきものが現れてます。
まあ、我々学生は発掘の細かい作業なんてやられてもらえず、
木の根株を掘り起こしたり、でかい岩をどかしたり。
開墾でした。

そんなわけで発掘の光景には親しみがわくのですが。
昨日の新聞一面にカラーでそんな遺跡写真。
蘇我入鹿のお家跡らしい。

それを受けての今日のNHKスペシャル。

飛鳥地方は発掘現場いっぱいですね、遺跡だらけ。
出てくるのはほとんど柱が建っていた跡。
その跡から分析し、日本書紀に書かれている大化改新は実は事実と違うだろう、
という説が濃厚に。
天皇の敵としてやっつけられた蘇我入鹿は実は天皇家を守っていた、
らしいと。
過去の人が残したもの(っていうか残っちゃったもの)からの考察。
マスター・キートンですね。おもしろい作業です。

しかし、このお話が正しいってことになると、
我々が社会で習った大化改新は大間違い。
(入鹿が645年に殺されちゃったのはほんとらしいですが)

TVも新聞も信じられない今日この頃。
歴史も鵜呑みにはできない。

しかし、政治を行なう人っていうのは昔も今もしょーもないことを考えるようです。

たまには一人じっくりとTV。
HV特集のこの番組を見る。

随筆家白州正子さんを通して、西行と明恵上人、2人の生き様が紹介される。

2人とも武士の出で若くして出家。実に人間くさい僧であったようで。
それが白州さんを惹きつけたのでしょうか。

世捨て人のように日本を旅しながら、
人の心の矛盾について思い続け、歌を詠み続けた西行。
主体的に孤独を選択した歌人。
やはり自分も旅をして、そんな西行の心を追い続けた白州さん。

この敬愛した2人についての語りを通して、白州さん自身の生き様も浮かび上がる。

「旅は孤独、人生は孤独」。


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こんな本を読んでみたくなる。

対談に参加していた歌人水原紫苑のたたずまいが不思議。

それにしても。
昔から人は同じようなことで苦しみつつ、生き続けているようです。

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