02.行ったライヴとか体験したこと: 2006年8月アーカイブ

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林正樹さんと小林武文さんのデュオユニットでありますシャバヒゲ
今年は演奏回数多くて。もう4回目になるでしょうか。
コンスタントな活動、うれしいことです。

演奏前。珍しく小林さんのセッティングに時間がかかっております。
タブラの音にエフェクトをかけるのでしょうか、
いったん手元のミキサーに入れているようなのですが、そのアウトが出ない様子。
(実際にどうトラブっていたのかはわかりませんが。あくまで見た目)
何度かシールド抜き挿しして確認し、なんとか準備完了。
ソクラテスも健在。

林さんのMCからスタート。
「こんばんは、シャバヒゲですうぅうぅうぅ
にこやかに挨拶する林さんの声にもすでにエフェクトかけまくり。
最初から笑わせてくれます。

林さんが自転車ベルを鳴らして演奏開始。
笛など使いつつも、いつもよりさらに美しいピアノからスタート。
歯切れよくきれいな旋律です、ピアノ。
小林さんは小物で絡みます。
前半は美しく美しく進行。その後は例のように山あり谷あり。

今日の目玉はやっぱり生タブラでしょうか。
タブラとピアノの掛け合い。気持ちよいですねー、これ。
なんだか電子音っぽい音もずっと鳴ってたり、いつもよりエレクトロニカ傾向強いですかね。
インド人もびっくりですよ。

林さんの左手用キーボード、本日はかなり低い位置に。
ピアノ鍵盤と床の間くらいの高さでしょうか。
あんな低くて弾きにくくないんでしょうか。
ご本人はまったく問題なく楽々~っと弾いておられましたけれど。

1曲?40分ほどの演奏でいったん終了。
「もう時間ないかな?」といいつつ、3分で!と始まった演奏がまた濃いもので。
再び小林さんが電気タブラで作ったループ(ピッチ変えてメロディー奏でてました)に二人が乗っかる図。
シンセ対生タブラ。激しく盛り上がってバシッと終了。

今回も楽しませていただきました。

小林さん、自作ファズを使用予定が調子悪くて使えず。
次回、再挑戦されることでしょう、楽しみです。

小林さん関連イベントではこんなのがありますよ、長月の新芽
小川美潮さんですね。

吉野金次さん。レコーディングエンジニアのすごい人。
矢野顕子さんの映像ドキュメンタリー「 SUPER FOLK SONG~ピアノが愛した女~ 」での
やさしくも妥協しない、そしてミュージシャンのよさを最大限に引き出す仕事ぶりが印象的でした。

病に倒れられた吉野さんのために
矢野顕子さん、細野晴臣さんを中心に多くのアーティストが集まって行われたコンサート。

会場は下北沢にある座席数294と小さなホール。
急なことでなんとか押さえることができたのがここしかなかったらしいのですが。

コンサートは矢野さんのソロからスタート。
夏の終わり、中央線(久々に聴きました)、右手(エルレガーデンのカバー)、Prayer。
右手は今月始めにも聴きましたがさらに力強くて。
Prayerはまさに吉野さんのために歌われたという感じ。
いつもよりさらに気持ちが入っていました。

続いて、細野さんバンド。
向かって左から高田漣(ドブロG)/コシミハル(アコーディオン)/伊賀航(B)/
鈴木惣一朗(マンドリン)/浜口茂外也(Per.)/徳武弘文(G)
ハリー細野カルテットと東京シャイネス合体版といった感じなのでしょうか。
円熟した方々にしかできないブギが最高。
「ロックじゃないんです。ブギがいいんですよ」と細野さん。
コシミハルさん、セーラー服姿で昔からまったく年とってないかのように見えます。
ほとんど飛び入りでコーラスしてた高野寛さん、混ぜてもらってうれしそう。
高野さんの声、細野さんの声にいい感じで重なってました。
このメンバーで数曲やりまして。そのあと次々と・・・

ゆず
1曲。ほとんど知らなかったけれど、小さい方の人の声がすごかったですね。
いい人そう。

友部正人
2曲。一時期よく見に行った友部さん。カポをつけてからの念入りなチューニングは変わってません。
弦の先を切らないで長いまま伸ばしっぱなしなのも変わってないです。
決して抜けのよい声ではないのですが、まさに熱唱。

井上陽水
予定入ってたのに無理矢理来たらしいです。矢野さんと二人で1曲。海へ来なさい。
一見チャラチャラといいかげんだけれどいい感じのギターにあの声。
ほんとすごいですね、この人の声は。空気変わります。

大貫妙子
矢野さんと2曲。この人の声もすごいんです。
なぜかアルバムだとそれほどこないのに、生だとどーんと響いてきます、こちらに。
隣の席の人は泣いてました。
この二人だからこそ出てくる音。

佐野元春
服装から語りから歌まですべてが佐野元春。サウンドストリート月曜日。
SOMEDAYを弾き語ります。
学生時代、私が最も音楽に集中していたかもしれないあの頃の歌。
ちょっと参りました、これには。
この曲について吉野さんが語ったコメントがこちらに

ラストは再び矢野さん&細野さん
細野さんがベースを手にしただけで拍手が起こります。(これは加部さんと同じですね)
この二人で演奏される風来坊は何度聴いてもいいんです、ほんとに。

会場の都合もあり、残念ながらアンコールはありませんでしたが、
去り際にちょいっと戻って、ピアノをポロンと弾く相変わらずおちゃめな細野さんでした。

終了後のこんな方こんな方こんな方などとの宴会も
過去から現在までの様様なお話で盛り上がり。
これまた楽しい時間。

本当にありがたい夜でした。

このコンサートを終えた細野さん自身のコメントがこちらに

先週日曜日。
元我堂金曜店長石ころさん&しおみんさんご夫妻のお宅でのパーティーへ
およばれしたしたときのこと。(お二方、ごちそうさまでございました)。
「元我堂のお客さんでハマー・モーって方のライブがあるんです、来週バルトで」とのお話。
チラシを見せていただくと、
「八弦電気琵琶 VS 鉄六弦七十五歳のブルース」と書いてあります。
75歳のじいさんがブルース歌うのかな?
なんだかわかりませんが「行きます、行きます」。というわけで行ってみました。

8月5日(土)、阿佐ヶ谷。浴衣の女性が大勢おります、祭?

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七夕祭でした。

人でいっぱいのパール商店街を横目にバルトへ。
ハマー・モー独演会。
椅子がちょうどなくなるくらいにお客さんもはいりました。
緊張ぎみのハマー・モーさん、八弦電気琵琶を抱えて歌います。
初めて見る楽器。
丸みのある琵琶のようなボディにベースのネック。
弦は上2本が12弦ギターのように2本組。下4本はそのままで計8本。
独自のオープンチューニング(後でお聞きしたらオープンDをさらに日本音階っぽく変えているらしいです)で
スライドギターのように弾きます。
実に不思議な響き。歌のような語りのような物語。

セット2は鉄六弦に持ち替えます。
ドブロ・ギターの原型のようなギターらしいです。
75年前にNationalという会社が作っていたスチールボディのギターだそうで。

※検索してみたら、サン・ハウスが使っていたらしい。
http://www.vividcar.com/cgi-bin/WebObjects/f1b8d82887.woa/wa/read/f1bb2a4e98/

最近また復活したのかな?
http://www.nationalguitars.com/index_ie.html

このギターの独特の響きがまたよかったですね。
うそつきなおじさんを歌ったライヤー・アンクル、アルバイト時代に作ったハンバーグ・ブルースなど
オリジナルな歌もいい感じでした。
歌声はストリート・スライダース、ハリーさんっぽい艶のあるだみ声。
「普通に弾くギターはうまく弾けないんです」と謙遜されていたハマー・モーさん。
この奏法だけでこれだけ独自の世界を作り出せるってものすごいですよ。
ブルースでした。個人的には鉄六弦の方が好み。

まったく知らなくてひょいっと誘われて行ってみたわけですが、なかなかよい時間でしたよ。
バルト、居心地よいですしね。

中央線沿線にはまだまだおもしろい人が隠れているようです。

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写真撮らせてください、と言ったらきちんと撮らせていただけました。

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恒例になりました、夏の矢野顕子。
ここのところ、夏にトリオでブルーノートっていうパターンでしたが、
今年は年末にさとがえるトリオとして復活するらしく、夏がソロ弾き語り。
しばらくまえに完全ソロライブだと思ってチケットとってたのです。
数日前にここでゲスト有り、と知りまして。ちょっとうれしくなりました。
木曜の様子はこちらで、ということで金曜です。

初めて降りました大江戸線勝どき駅。
海辺にこんな施設があるなんて全く知りませんでしたトリトンスクエア
あまりの人工的な迫力にちょっと気分悪くなりつつ、ホールへ。中は気持ちよいです。
こじんまりとしたよいホール。クラッシック用なのでしょうね。チケットは完売。

前半、ホールの残響の楽しむかのようにいつもより音数少なめにピアノを弾いている様子。
いい音で響いてます、ピアノ。
途中数曲で一緒に演奏した細野晴臣さん。初めて生で見ます。
YMO世代としてはやはり感慨深いものが・・・
淡々としたしゃべりの声がよいです。
ベース弾きながら1曲とギター弾きながら2曲。30年ぶりかな、なんてつぶやきつつ。
一緒に演奏している矢野さんもうれしそう。

アンコールでは手を繋いで登場し、2人でもう1曲。
ラストは、半年前にも聴いたあの曲を「忌野清志郎の分まで歌います」と1人で演奏。
気持ち入ってました。

写真はアンコール前ラストに歌われた大好きな曲GREENFIELDSが入ったアルバムオーエスオーエス
GREENFIELDS、何度聴いても泣きそうになります。

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夕方、スターパインズへ電話。
「LOUDOGSは4番目、最後の出演で予定では9時20分です」
これならたぶん、間に合います。

というわけで、残業後、9時前に会社を出て自転車へ吉祥寺へ。約10分で到着。
吉祥寺で出演が遅めのライブですと平日でも余裕で行けて助かります。

5月24日以来です、LOUDOGS

ドラムGRICOさん、今日は位置が向かって右寄り。黒Tシャツ。

すぐ前にテッシーさん。カップスTシャツに赤ベースのアロハを羽織り、足元はビーチサンダル。
夏仕様(ご近所バージョン)の装い。ベロギター。

前回よりもさらに声が前に出ていたような、ボーカル麗王様。
湯上りのように汗をふきふき、熱唱。ローズの響きも心地よいです。

一段とバンドの音もひとかたまりでグイグイこちらへ押し込んでくる迫力ある演奏。
先日のアコースティックギターで譜面演奏のときとはまたまた違った
楽~な歌伴奏のテッシーさんが心地よさそう。
位置が近いこともあり、何度も後ろを向いてGRICOさんと目を合わせニッコリ。

一段とバンドの音になっていたLOUDOGS。次のライブは9月7日(木)。
スターパインズ9th Birthday!! イベント。(あ、この翌日はカルガモーズだ)

ライブ活動が(以前より)活発化しているLOUGODS。
どんどんよくなっている気配。

2012年8月

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