冬期限定ボンボンショコラ事件 |米澤穂信 (20240501読んだ)

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81htYIHyhmL._SL1500_.jpg米澤穂信の冬期限定ボンボンショコラ事件を読みましたよ。




これ、小市民シリーズというシリーズなのですが、毎回タイトルがすごい。そしてタイトルの割に物騒な事件が多い。
と言う話はさておき、シリーズの初期から匂わせていた主人公二人が小市民的な暮らしをするに至った原因となる事件と、現在の事件がパラで語られるので最初、え?どういうこと?となるのですが、だんだん収束していく感じが気持ちいい。



小沢健二 '24ツアー Monochromatique (20240505見た)

main02.jpeg小沢健二 '24ツアー Monochromatiqueを見にグランキューブ大阪に行ってきましたよ



小沢健二がソロデビューした頃に何回かチケットを取ろうとしたのですがもちろん取れず。2010年くらいからライブを再開した後もいつの間にかチケットが発売されていたりして結局行けなかったのが、やっとチケット販売のニュースを入手して取れました。
とは言え東京公演は外れたので大阪公演。

フライヤー、ポスターにある通り「ひみつ小道具」を入場時に受け取る、と思ったら実は結構大きな缶のバッグ。
中身は
・ネクタイ
・ホイッスル
・UFO型の紙(ホイッスルのミュート)
・耳栓
・歌詞カード
どんなものかは「小沢健二 ひみつ道具」で画像検索してみてください。
席につくと"開演までにホイッスルの組み立てをすませてくださ―い"という案内が、しかしこれホイッスルをみんなで演奏するという新しい趣向のためのミュートだったので何が起こるかわからずワクワクします。

で、この日のセットリストはこの辺を( https://www.livefans.jp/events/1628410 )

ライブが始まって早くも2曲目で「天使たちのシーン」を演奏。"あー、30年前酔っ払ってよく聞いてたなぁ"とどうでも良い思い出で泣きそうになりました。
でもそんな感傷にいつまでも浸っている余裕もなく、"ホイッスル!"という号令がかかってホイッスルを吹くというなんだかよくわからない状況。(これ何も説明がなく会場を見たらおかしな宗教団体だと思うはず)

そしてライブ中特にすごいと思ったのは
・小沢健二に照明があたらない
歌うときも、ギターソロのときも照明が当たらないのです。他の人には当たるのに!
・ずっとうさぎの帽子を被ってる
ずっと被ってた
・お客さんがちゃんとしつけられている
立って!座って!笛吹いて!みたいな指示に従順に従うお客さん達
初めてライブを見るアーティストなので、これらのどこまでが演出・お約束なのかわかりませんが衝撃。

そして後半はスチャダラパーも登場して、ゲストというより、ジョイントコンサートの趣。(しつこいようだが、スチャダラパーの皆さんには照明が当たる)

アンコールにはメドレーなんかもあって2時間半を超える演奏でお腹いっぱいでした。
ベスト的な選曲だったので。よく知ってて楽しいんだけどずーっとテンション高いのでそうじゃないライブも見たいかも。
と思ったらLIFE(アルバム)の再現ライブやると聞いてびっくり。



71gsdFv4BnL._AC_SL1500_.jpgInto The Space <Version 2> 矢野顕子の歌とピアノで宇宙へ行こう。を見に行きました。


昨年も「矢野顕子の歌とピアノで宇宙へ行こう」と言うコンサートがあって「君に会いたいんだ、とても」というCDの発売にあわせて行われたので、単発なんだろうなぁと漠然と思っておりましたが、なんと2回目がありました。
セットリストはこちらとか(http://jkism.com/ay/pages/l_kat24.html)


コンサートタイトル通り宇宙に関する曲てんこ盛りでお送りされました。
冒頭の頭のキラキラ星のアレンジから始まって、アンコール最後の野口聡一さんの朗読に合わせたピアノ演奏まで、通常のライブでやる曲がほとんど無いという割り切り、これが矢野顕子の自由さという気がする内容。(本人も"「春咲小紅」もやらないのに来てくれてありがとう"と語っていた)

途中2曲リズムマシンを使う曲でうまくいかなかったアクシデントはありましたが、演奏自体はアクシデントが全然気にならないというか気にさせない良い演奏。その曲の後に"私も昔はこう言った機械に習熟していたんですけど、あの頃はまだ大きくて...今は小さくなったけどその分文字も小さくなって"と話していました。

矢野さんのコンサートは他のアーティストに比べるとお約束が少ないほうだと思うのですが、それでも高い頻度で演奏される曲とかあり、こういうコンセプチュアルなコンサートだとそれもなくて新鮮に聴けるというのか良いですよね。

ちなみに会場は昨年に引き続き大手町三井ホール。日本橋にも三井ホールがあって仕事でそこには何回か行っているのでぼーっとしているとそっちに行ってしまいそうになる僕です。



海がきこえるⅡ アイがあるから | 氷室冴子 (2024/4/30読んだ)

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81h0FYO8m9L._SL1500_.jpg氷室冴子の海がきこえるⅡ アイがあるからを読みましたよ。



先日「海がきこえる」を読んだので続編を。
順調に成長していってるなぁという感じの内容なんですが、内容もちゃんとヘビーな方向に向かっていて、僕が氷室冴子好きな所が全面に出ていて好き。
本人もあとがきで"文庫化したときに時代が変わっていてびっくり"的なことを書いていますが、そこからさらに20年以上経っているわけで、特に携帯電話のない時代ならではの連絡が本当おもしろい。



8133DKGCVVL._SL1500_.jpgifの世界線 改変歴史SFアンソロジーを読みましたよ。



世界線という言葉がパラレルワールドの他世界を示す用語としていつのまにか定着していてまだ馴染んでいない僕なのですが、それはさておきそんな歴史改変ものを集めたアンソロジー。

中でももし60年代にSNSがあったら、という設定の「パニック―一九六五年のSNS」は、僕もたまに"SNSって行動にそんなに影響があるんだっけ?"と思ったりするんですが、この話は技術的な実現性の話さておき"あーこうなっちゃうんだろうなぁ"とその辺の書き込みが面白い。

それと怖かったのが「二〇〇〇一周目のジャンヌ」ジャンヌ・ダルクがシミュレーションの対象になると言う話。確かにシミュレーションってこういうことなのか、と。



やのとあがつま Japan Tour 2024 (20240435見た)

81dAYgS3EZL._AC_SL1500_.jpgやのとあがつま Japan Tour 2024を見にビルボードライブ横浜へ。



なんだかんだと結構見ているやのとあがつまさん。

セットリストはこちらとか見ていただけると( http://jkism.com/ay/pages/l_ya24.html#0425 )

2階(建物的には3階)のカウンターから見下ろす感じで見ていたんですが、この席は演者の動きが足元までよく見えて面白いので"どうしても近くで見たい!"というのでなければおすすめ。

今回「稲すり節(奄美民謡)」バックトラックがツボでした。
後はやっぱりお二人のリズム感ですよね。二人だけの演奏もバックトラックが入った演奏も出てくる音楽のリズム感に違いがないところがやっぱりすごいんですよ。バックトラックによりかかってないと言うか。

というわけで2ヶ月のうちに3回もビルボードライブ横浜に行きましたが、やっぱり三鷹から遠い...

写真はAsteroid and Butterfly



儚い羊たちの祝宴 | 米澤 穂信 (20240413読んだ)

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815311uKi9L._SL1500_.jpg米澤 穂信の儚い羊たちの祝宴を読みましたよ。




話の時代がいつ頃なのか明確には書いていない(と思う)のですが、おそらく大正~昭和初期だと思って読んでいるのですが、時代が持つ暗さと、ミステリーという舞台なのですが、なぜかコミカルな話に仕上がっているのがさすが米澤穂信ですよね。

短編集なのですが、全編に出てくる「バベルの会」という謎の読書サークルもなんでこんなに変な人ばかり集まってしまうのか、という気がする。
最後の表題作もその「バベルの会」をメインにした話で"なに!?"という終わり方が好き。



TOKYO春爛漫 矢野顕子 (20240419見た)

61xbCC42cML._AC_SL1086_.jpgTOKYO春爛漫の矢野顕子の回を見にI'M A SHOWへ。


TOKYO春爛漫というのは日替わりで弾き語りライブをやる企画らしくこの日は矢野顕子。
客入れのBGMが珍しくYMOで同行した知人と"タイトルなんでしたっけね?"とおじいちゃんのような会話をしながら開演を待ちます。

この日のセットリストはこちらを参照していただくと ( http://jkism.com/ay/pages/l_hr24.html )

相変わらず軽やかなイントロの"電話線"からライブははじまって、今回お!って思ったのは「雷が鳴る前に」(槇原敬之のカバー)。間奏部分がCDでのカバーとはまるで違う格好良いアレンジで曲の懐かしさも相まってちょっと泣きそうになりました。
その他、久しぶりに聞いた「さっちゃん」、去年から結構演奏している「潮騒のメモリー」も弾き語りのライブならではの自由な選曲と言う感じ。

最後の方で新曲「Do you love me?(愛されたいおれら)」を。糸井&矢野コンビの曲ですがこれはバンドで生きそうな曲なのでバンド演奏が楽しみ。

実は今月この後連続で矢野顕子見に行く僕です。
先日会った知人に"おまえくん矢野顕子をすごい回数見に行くよね"と言われましたが、最近はもういろんな事情でいつ見られなくなるかわからないと思うと見たいものは見ておくべし、という生き方にしてます。

写真は「雷が鳴る前に」のカバーが入っている「Home Girl Journey
このアルバムが2000年11月1日発売という情報を見てちょっと今泣きそうです。



ここはすべての夜明けまえ | 間宮 改衣 (20240407読んだ)

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81WpGtJva4L._SL1500_.jpg間宮 改衣のここはすべての夜明けまえ を読みましたよ。


AmazonさんにおすすめされたディストピアもののSF。
主人公の手記の形式で進んでいくのですが、ちょっと頭の弱い子と言う設定なのでひらがなが多くて読みにくい(笑)
主人公は父親からの性的虐待を受けていてそれがあるひ延命のための手術を受けると、と言う、虐待とSFという多分僕が今まで見たことのない構成で、さらに拙い文体なので、何が起こるかわからなくて終始怯えながら(笑)読みました。

最後に救いがあるようなないような、まぁ先に進むだけじゃない終わりもあるよ、と言うところが意外と好き。



91njlvvvztL._SL1500_.jpg91Bxo7esf9L._SL1500_.jpg林真理子の最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室 / 最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!を読みましたよ。



東村アキコの「ハイパーミディ 中島ハルコ」と言う本を読んだのですが、この最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室 / 最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!が原作だった、ということで、原作の方も読んでみることに。

東村アキコのあとがきを読むと"モデルになった人はいるけど、内容は林真理子の作ったフィクション"ということなのですが、確かに林真理子が味わってきたであろう景気のいい感じが全体的に漂っていて憧れます(笑)
あまりの景気の良さにおそらく好きになれない人も多いんだろうなぁという気もしますが、みんなに好かれるものなんて大抵面白くないんで、これくらいが良いのかなと。