タイトルがすべてを示しているので、内容についてはあとはネタバレ的な内容になってしまうわけです。
柞刈湯葉だけどSFっぽい感じではなく、ファンタジーと言った感じでしょうか。
とはいえ、柞刈湯葉らしいひねりが効いていて好き。
そういえばブルーノート NYにロバート・グラスパー x アンドラ・デイを見に行っていたのでした。
NYC珍道中はここ( https://www.omaken.com/mt/2024/10/nyc-20241009-17.html )を見てもらうとして、いくつか行きたかった中の一つがブルーノートだったわけです。
僕が旅行していた期間のスケジュールがギリギリまで発表されていなくて、「これは大物か休業かどっち?」とずーっと監視し続けていたらまさかのロバート・グラスパー祭り(10月は2-3週間この人が出ている)でした。
席に通されて待っていると、バンドメンバーが登場!と思ったらみんなゴツくて「あれ?本人とSP?」とか頓珍漢なことを思っていたら全員が楽器にスタンバイしたので演奏開始と思いきや、なんか喋る人(コメディアンらしい)の軽快なトークが10分ほど続いて、いよいよ演奏開始。
演奏は「あーこれが今のニューヨークってやつかー」という演奏でかっこいい。ひたすらかっこいい(もちろん上手い)
途中からアンドラ・デイさんが登場して歌うわけですが、このかた映画「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ( https://gaga.ne.jp/billie/ )」の主演をしていて、映画を見ていたにも関わらずその事に気づかずホテルに戻って調べてびっくりした僕。
というわけで、セットリストもわかりませんが(笑)いいライブでした。
とはいえ22時半からのセットだったので、帰り道は流石にタクシーで帰りましたよ!
December (feat. Andra Day)はこちら( https://music.apple.com/jp/music-video/december-feat-andra-day/1720013776?l=en-US&itscg=30200&itsct=music_box_link&ls=1&app=music&mttnsubad=1720013776 )
宮澤 伊織のウは宇宙ヤバイのウ!〔新版〕を読みましたよ
文体は限りなく軽いのですが、ハードSFに分類される類のごりっとしたSF。
タイトルに(新版)と入っているように、元は主人公が男だったり設定が違のを時代に合わせて百合寄りにしたらしい。
しかし他世界からの侵略とか、やり直しとかいろんな要素が多すぎて、そして登場人物もはっちゃけていて、読み終わると結構おなかいっぱいです。
矢野顕子×上原ひろみ Recording Live in Tokyo ~ Step Into Paradise ~を見に東京オペラシティ コンサートホールに行ったのでした。
このホール何回か行っていますがなかなか入り口が覚えられない、というのが困ったところなんですが、それ以外は良いホール。
2016年以来のお二人での公開レコーディング。その間もコロナ禍に「Save The Music」で共演とかありましたが、新曲ばかりのライブは本当久しぶり。
今回はなぜか3列目の真ん中の席が当たってしまい、そして開演直前に隣に座ったのが20年ぶりくらいに話をする知人でびっくり。へんな巡りあわせってあるもんですね。
というわけで、生音でかっ!(上原さんのピアノの音は本当大きい)という状態で、決して良いバランスではないわけですが、その分ライブ!という感じはいつもの数倍あって楽しい。
今回もどの曲もよかったのですが、やっぱり「ラーメンたべたい」の新アレンジがお気に入り。上原さん毎回全然違うアレンジを良く思いつくなぁと感心することしきり。
12月のアルバムたのしみですな。
前回のレコーディングライブから結構間も空いたのでもうないのかなーと思っていましたが、まさかあるとはねぇ。次回もあったらちょっとびっくりです。(いや、見たいんだけどさ)
今回はマイルの消費ということでNYCへ。
日程だけ先に決めて、その後ホテルを探したらあまりの値段にびっくりでございました。
まぁでも頑張って行ってきましたよ。
行きは羽田→デトロイト→NYてなわけで、デトロイトまでビール飲みまくりで、さらに家畜のようにご飯を食べまくる僕。
途中で出たマッシュルームのピザは完全にビール向き。
同日の19時位についたので、飯食って寝ようと思いましたが、飛行機の中で食いすぎたのでセブンイレブンに水を買いに行って、そのまま就寝。
起床後「そうだ、昨日の夜マクドナルドを近所で見かけた!」と思って買いに行こうとしたら通りがかりにベーグル屋を発見!サーモンのピザとコーヒーを頼んだら$21-という衝撃(笑)
そして、ホテルの窓からの景色。
昼くらいから知人(M女史)とてくてく散歩をしつつチェルシーマーケットに行って目的の一つ、本場のロブスターロールを食べる、を達成( Lobster Place )。そして食べ過ぎるの巻。
夜はホテルの近くのパブでビールを飲んでいたら知人がその知人(S氏)と言う飲食の人から呼ばれてお付き合いして、ハイボールをごちそうになって終了( odo )。(US/NYの外食業界話面白い!)
帰りにパーキングでテスラのサイバートラックを発見。実在するんですね。
前日見かけたダンキンドーナツで朝食、写真がクロワッサンだったのでクロワッサンの口だったのに、ベーグルでした。どうやらパンを何にするかちゃんと注文するときに言わないといけないらしい...
その後ニューヨーク公共図書館をみて、街をブラブラして一旦ホテルに戻って軽く昼飯。
夕方からぼちぼち目的の一つメトロポリタン歌劇場にオペラ鑑賞へ。
この日見たのは「トスカ」。「動物のお医者さん」でハムテルのお母さんがやっていたあれです。(その記憶が強いのでどうしても色んな場面で笑っちゃう)
1階から6階まで席がカーストのように設定されておりまして、僕はもちろん6階で。でも$75-とかなんで僕みたいなビギナーにはかなり良心的。
1流と言われるオペラが毎日見られる環境ってなんかすげーなーと思いつつ戻って就寝。
今回こそはとマクドナルドで朝マック、$9-という衝撃(笑)
そしてランチは10/10夜にお邪魔したお店でランチ(和食店で和牛ハンバーガー)
その後はこれまた知人の知人(W氏)と合流し、ブラブラと散歩をして象を眺めた後ワカモレ&ビール祭りDos Caminos。
W氏を待っている間に写真を撮ったらフリー素材みたいな写真が撮れました。
解散後ホテルに戻って就寝。
ダンキンドーナツに再チャレンジし、今度は無事クロワッサンにてモーニング。このセットで$6
-ってすごいですよね。
で昼前からブルックリン橋を渡りに。ブルックリンブリッジといえば矢野顕子のBrooklyn Bridge( https://music.apple.com/jp/album/brooklyn-bridge/1536770110?i=1536770118&itscg=30200&itsct=music_box_link&ls=1&app=music&mttnsubad=1536770118 )のzero-tolerance guitarを弾きまくるパット・メセニーなわけですが、それはさておき大混雑。そして本物の自由の女神を遠目に堪能。
橋をわたってコーヒーを飲んでまた橋をわたってチャイナタウンにあるヌードルタウン(中華料理店名)へ。プチパーティーほどの飯を平らげたあと腹ごなしにちょっと歩いたのち解散。
その後知人の知人(T氏)とブルーノートの近所で食事。イタリアン美味い!( Savta )T氏は寿司職人で何カ国か回って今はNYということで、その話とかこれまた面白い。
食事の後はこれまた目的の一つブルーノートへ。東京とは全然違う雰囲気でどちらかと言うとイメージはピットイン寄り。
この日の演目はロバードグラスパーxアンドラ・デイで見たのは22時半からの2nd Set。10月のブルーノートは2-3週間ずっとロバート・グラスパーさんみたいで、結構ギリギリまでスケジュールが出ていなくて、なぜ?と思っていたんですよね。
これまた大満足で戻って就寝。
...野菜と思ったので、ホテルの近所のチックフィレイへ。
ちょっとボーっとしたあと、これまた目的の一つMOMAへ。やっぱりMOMAすげーなーと3時間ほど見て回ったものの集中力が切れたので撤退してホテルへ。
てくてく戻る途中でまたチックフィレイを発見したのでランチはピメントチーズのチキンサンドを。(ピメントチーズ良い!)
その後は部屋でぼーっと過ごして夜はホテルの近所のTGIフライデイズへ。入店したときに「IDは?」と問われてホテルに一回取り行り、再度入店したらまた「IDは?」と問われて出そうとしたら「OK」と言われてそれで済んだんですが、取りに帰らなくても良かったってこと?で、ここでもまたアボカドのつまみを。お店のお姉さんがご陽気で良かったです。
再び朝マック。そしてこれまた目的の一つメトロポリタン美術館へ。地下鉄の駅からセントラルパークの中ほどにある道をてくてくと歩いて美術館へ。これまた圧倒的な展示物で一回からゆっくり見て歩いていたら3時間ほどで集中力切れ(笑)1階の5-60%程度を見て、美術館内のカフェでピザを食って退散。
一回ホテルに戻って夜は、知人が泊まっている知人(O女史)宅にお邪魔して、お鍋をごちそうになりました。ちゃんとお出汁から取ってくださったみたいでとっても美味しく、締めの雑炊までぺろりと頂きました。
ちなみにお宅は幽霊でおなじみのレキシントンにあって羨ましい限り!
◯10/16
てなわけであっという間に最終日。早朝にチェックアウトしてタクシーで空港へ。
空港でラウンジにと思ったら「あんたは入れないよ」と言われて軽く憤慨しつつカフェでゆるっと朝食。
帰りはラガーディア→デトロイト→羽田なのでデトロイトで名物のなんとかエクスプレスに乗りたかったんだけど乗れず。
搭乗の際「ケータリングの搭載に不備があったため、搭乗が遅れます」というアナウンスがあり、ちょっと遅れて搭乗開始し、離陸したものの今度は「荷物積み込みに不備があったため、十分な数のイヤフォンがございません」といういまだかつて聞いたことのないアナウンスが。僕はヘッドフォン持っているので"へぇ~"くらいなもんでしたが、その後食事を配ったあとに「ただいま、イヤフォンが見つかりました」というこれまたいまだかつて聞いたことのないアナウンスが流れると機内が沸いていました。
確かに機内だとイヤフォン無いと寝るしか無いですしね...
というわけで、結構歩き回ったし、見たいものは結構見られたので大満足です。
いや、まぁカードの請求とかこれからなんですけどね。
SMA 50th Anniversary presents「ラーメン☆ライダー」を見に行ってきましたよ。
矢野さん、民生さんの競演を拝見するのは4~5回目なんじゃないかと思うのですが、お二人で演奏する曲ばかりと言うのはこれが初めてではなかろうか。
というわけでセットリストはこの辺りを( http://jkism.com/ay/pages/l_RR24.html )
オープニングはお二人でブルースのセッション。矢野さんが引くブルースのピアノソロというのもなかなか珍しいんじゃないかと。
そのあとはお互いの曲を演奏していくわけですが
・たまにリズムマシンに合わせて演奏(民生がオペレーション)
・「すばらしい日々」がやっぱり素晴らしい
・「大迷惑」で矢野さんは爪が割れたらしい
男女のデュエットなので、曲のキーが合わなかったりするわけですが、そこをものともせず演奏する二人は本当素晴らしい、の一言に尽きると思います。
4-5年に一度でいいので、続けてほしいものです
CSで生中継していた上に見逃し配信もあるのか。
https://otn.fujitv.co.jp/ramenrider/
柞刈 湯葉のSF作家の地球旅行記を読みましたよ
タイトル通りSF作家である柞刈湯葉の旅行記。15篇ほど入っているのですが不思議なのは並びが時系列ではなく、場所によってでもなくと言うところで、これは連載順なんでしょうか?
なので篇毎に国内外を問わず場所がポンポン飛んでいくので、あれ?って最初なりました。
この方もともと研究者だったらしく、「すげー、楽しー」よりも理路整然と感想を述べているところが僕は好き。
架空編の"月面"、"日本領南樺太"の創作が入っているところが、ちゃんとSF作家ですよね。
僕が行きたくなったのはモンゴルの乗馬旅行です。
サイボーグ009トリビュートを読みましたよ。
本屋で見かけて"あ、009のトリビュートだ買おう"と反射的に買ってしまったわけですが、実はよく考えたら、漫画やアニメをそんなに見た記憶がないという(笑)
あれ?なんで?と思ったらアニメをやっていたのは68年(第1期)・79年(第2期)とのことなので第2期を見たことがあるかもなーという感じなのでしょう。
これトリビュートなのでいろんな作家が書いているのですが、アニメの脚本を書いていた辻真先がノベライズをしているのが純粋にうれしい。
ともあれ、同じキャラクター群を使ったいろんな読み口の作品があるのは楽しい。
齋藤隼飛 編の野球SF傑作選 ベストナイン2024を読みましたよ
Kaguya BooksというSF専門レーベルから出たこの本はまぁ、タイトル通り野球を題材にしたSFを集めたアンソロジー。
3作毎にエッセイが入っているので、SFでおかしくなりかけた頭をリラックスさせるという効果も(実際にリラックスするかどうかは不明)
小松左京と新井素子の2作はすでに読んでいたのですが、一番すごいと思ったのが、野球のスコア付けがなぜか世襲制になっているという話。何の話だか全く分からない(笑)
映画ルックバックを見ました。
ちょっと前に書評(マンガ評?)で取り上げられてるのを見て原作を読んだのですが、それからの映画鑑賞。
なんか久しぶりに足しすぎず引きすぎずの映像化と言う感じでした。
あーあのシーンはもうちょっと欲しかったなーとか思わなくもないのですが、好きなシーンは人それぞれなのでね。
入場者特典でもらった冊子(Original Storyboard)が原作ネームととのことですが、他で見かけるネームよりも遥かに書き込みがあって大満足。