04.読んだりしたもの: 2008年3月アーカイブ
音楽評論家ジム・フシーリさんのビーチ・ボーイズへの思いがたっぷりと書かれてます。
ペット・サウンズ、再発CDで持ってましたが聞き込んでませんでした。
ビーチ・ボーイズ自体、シングルで売れた数曲はもちろんよく知っていたものの、
アルバム単位で聞いたことがあるのはこれのみ。
今週、これを読みながら何度も聴きなおしたペット・サウンズ。
聴けば聴くほどいろんな音に気がつき、あきないのは確か。
ブライアン・ウィルソンの哀しい部分への思い入れはありませんけれど。
訳者あとがき、短いけれどやっぱり村上さんの文章です。
何よりも、こういう風にアルバムなり音なりミュージシャンなりへの強烈な思い入れを書いた本、やっぱりおもしろいです。
音を確認したくなるんです。
ちなみに本屋さんへ行くと、同時発売のもう1冊の村上さん翻訳本、
ティファニーで朝食を/トルーマン・カポーティ (著)/村上春樹 (翻訳)ばかりが
目立つところにどかんと平積み。
一方、ペット・サウンズは文芸コーナーの著者50音順の棚に少しだけの本屋が多い。 ちなみにティファニーで朝食を、はまだ買ってません。
この扱いの差が、いかにもブライアン・ウィルソンって感じです。
グレート・ギャッツビーを読んでからにしようか、と。
時々、つぶやいています