ペット・サウンズ/ジム・フシーリ (著)/村上春樹 (翻訳)

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2月末に発売された村上春樹の翻訳本。

ペット・サウンズ

音楽評論家ジム・フシーリさんのビーチ・ボーイズへの思いがたっぷりと書かれてます。
ペット・サウンズ、再発CDで持ってましたが聞き込んでませんでした。
ビーチ・ボーイズ自体、シングルで売れた数曲はもちろんよく知っていたものの、
アルバム単位で聞いたことがあるのはこれのみ。


今週、これを読みながら何度も聴きなおしたペット・サウンズ。
聴けば聴くほどいろんな音に気がつき、あきないのは確か。

ブライアン・ウィルソンの哀しい部分への思い入れはありませんけれど。

訳者あとがき、短いけれどやっぱり村上さんの文章です。
何よりも、こういう風にアルバムなり音なりミュージシャンなりへの強烈な思い入れを書いた本、やっぱりおもしろいです。
音を確認したくなるんです。

ちなみに本屋さんへ行くと、同時発売のもう1冊の村上さん翻訳本、
ティファニーで朝食を/トルーマン・カポーティ (著)/村上春樹 (翻訳)ばかりが
目立つところにどかんと平積み。

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一方、ペット・サウンズは文芸コーナーの著者50音順の棚に少しだけの本屋が多い。
この扱いの差が、いかにもブライアン・ウィルソンって感じです。

ちなみにティファニーで朝食を、はまだ買ってません。
グレート・ギャッツビーを読んでからにしようか、と。 

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コメント(2)

たに :

平積みになってるのを見ました。好きなレコードなので、そのうち読みたい気もしますが、サリンジャー新訳も5年かそれ以上、手が出なかったので、それまではみなさんの感想読みながら、遠目にふーん、、って思ってようかな。
新訳もの、ブームですね。
決して前のものが、古い、とは思えないのですが。。。

Mongo :

たにさん

平積みなってましたか、よかった。
新訳もの、たぶん自分で訳してみたいという方が増えてきたのではないでしょうか。
前のものが古い、とは私も思いませんが、複数の訳で読めるというのもいいかな、と。

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