市場に出かけたが、山歩きの疲れが今ごろ出てきたのか、だるい。
3階を2周して、4階を1周、また3階の一部を見直して、さらに4階を見直し、
いつもより早めに帰宅する。
帰宅してネットで調べてみたら大山2つ落札できていた。
車で取りにいかなければ。
引き取りにいく手間と時間を考えて入札をやめようかとも思ったが、
海ねことしては持っておかなければ、買っておかなければと思ったのだ。
同じ本でも状態が悪かったらやめていたと思うが、状態がよさそうだったので、
ライバルがあまり多くなく、買えるときに買っておかないと。
しかし、もし落札できなかったら引き取りにいかなくてもいいしと
抑え目な入札だったかもしれない。結果として買えたには買えたが、
買う動機が消極的だとモチベーションが下がりそう。危機感を覚える。
理想論に寄りすぎかもしれないが「買っておかないと」という動機からではなく「買いたい!」「店の商品として欲しい!」「読みたい!」「調べたい!」「皆さんにご紹介したい!」と
喜び勇んで買って帰りたい。そして、すぐにいろいろ調べて、情熱を持って商品化していきたい。
「まあ買っておくか」という動機で買ったものがずっと整理もしないまま
倉庫に置きっぱなしにならないよう、十分活用していかないと。
本の作り手にも、売ってくれた店に対しても、その本を欲しい人に対しても失礼だろう。
第一、自分も気分がよくないし。
帰宅したら、石神井書林さんから目録が届いていた。
前回、注文したので(残念ながらすでに品切れだったが)お送りくださったのだろうか。
ありがとうございます。
ぱらぱらっと拝見した印象で書くのはかえって失礼かもしれないが、
村山知義など、市場での蒐書の成果が反映され、みごとな構成だ。
構成力だよなあ、と唸る。石神井さんの文章を読むように、
石神井さんがおやりになりたいこと、お考えのことが明解に打ち出されている。
石神井さんの目録は、やはり目録そのものが「作品」だなあ。
もちろん何か買いたいけれど、それ以前に目録そのものが
蔵書として持っておきたくなる資料だと強く感じる。
また送ってほしい人は、ぜひ何かお買い求めのうえ、
石神井さんの名簿に入れてもらいましょう。
巻末にはお買い得のあれもこれもありますしね。
夜、スキャニング作業を進めて50点近くまでやったが力尽きる。
雪が降り始めたので、ああ、いけないいけないと、注文本をとりに倉庫へ運転。
石神井さんのことは別として、
今日も、冴えない日記ですんません。まあ、人間、毎日毎日そう楽しくばかりはいられません。
どうしたらモチベーションを持続できるのだろうか、と
熱しやすく醒めやすい自分としては、しょぼくれてしまう。
明日になったら、きっと気分も変わっているでしょう。
本を読んで寝てしまおう。目が覚めたら自分が石神井さんになれたらいいのに(そんな都合のいいこと、ありえません)。
今日は石神井さんの目録をぜひご紹介させていただきたかったので、
ブログも書いたのだけれども。
読んでいただいて大変ありがたいことと感謝しております。それでも、あまりグチっぽい日記を公開しても、読んだ方が気持ちがよいとは思えませぬ。
自分としても、薄っぺらい脳内を晒し続けるのがつらいときがある。
市場に行って、ああ、ブログを読まれていると感じると
恥ずかしすぎて穴に入りたくなる。だったら書かなきゃいいのに、なぜ書くんだかな自分。
今までもしばしばあるので驚かれることもないでしょうけれども、
ブログや日記をしばらく休むことがあっても元気でやっていると思うので、
どうかご心配なく。ムラがあるだけで、気が向けばすぐにでもまた書くことでしょうし。
最後に、ご紹介するタイミングを逸してしまいましたが、オヨヨ書林 3年ぶりの目録。こちらはすでにご存知の方も多いでしょうけれど。いつの間にやらこんなに蒐書していたのかと衝撃的でした。「刺激を受けた」「おちおちしてられない」と同業者の間に一石を投じた渾身の作。買いたいものがあっても、ついつい出遅れてしまうというご同輩。今回こそ買えますようにー。
「他店の目録の紹介ばかりしている場合か? 自分の店をもっとしっかり」と、お客様のお声が聞こえてくるようです。それも、ごもっともでございます。
ブログや日記に頼らなくても、純粋に品揃えで売れるようにならないとね。本末転倒ですね。言い訳ばかりしている場合ではない。結果がすべてだ。自戒。
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