大正12年(1923年)海外のおみやげ絵本

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「大正12年(1923年)、お父さんからの 海外のおみやげ」
海ねこホームページに更新しました。

小さな小さな特集ではありますが、
何かしら感じていただけたらと、眺めて、読んで、楽しめる構成を心がけました。
古書店は古書ありきで、まずは古書がなければ何も始まりません。
しかし、古書を単なる”モノ”として売るだけでなく、
何かを発信し、どなたかに届けたくて
自分はこの仕事をしているように感じています。
市場に通い続けているうちに、ときたま、出会いがあります。
そして、まったく知らない方の人生に触れさせていただくような思いをいたします。
ご覧いただくだけでもうれしいですが、
何かピンとくるものがありましたら先着順ですので、どうぞご注文をお願いします。

いやしかし、粗っぽいつくりかもしれませんが、
集中しましたため、いささか力尽きました・・・。
「ポラン書房 第二回2箱3日古本市」が2月15日(金曜)から17日(日曜)、
大泉学園・ポラン書房で開催されます。
2箱ほどですが出品します。
その目録締め切りがありますので、来週までしばらく新着本は休ませていただくかと思います。
ご注文の受付・発送は通常どおりです。

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コメント(2)

とてもステキな特集になりましたね。遠く異国より被災した家族を案ずるおとうさんの手紙を読みながら、震災の壮絶な様子を仔細に記録した鈴木三重吉の「大震火災記」を思い出しました。そして、おとうさん手書きの訳文。「海軍」と朱書きされた便箋に美しくキチンと並ぶ文字には、娘のすこやかな成長を祈る思いがこめられているようです。愛情にあふれながらも凛たる佇まいを髣髴とさせる手紙や翻訳は、まるで『若草物語』の戦地より愛する家族へ届けられる父の手紙のよう…。ある時代の日本の父子の姿が心に鮮烈に響きます。海ねこさんならではの、ぬくもりに包まれた紹介頁で、アップ以来、もう何度も読んでいます。ほんとに、すてき。

あしたさん、ありがとうございます!
鈴木三重吉に若草物語。
私が言いたいことをうまく伝えられずにいた部分を
補って余りあるような素敵なコメントを!
古書と同じく、手書きの手紙から伝わってくるものは
時代を超えるように思っております。

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