2007年12月アーカイブ

クリスマスの朝、インターホンが鳴る。
電話が鳴る。また鳴る。

千葉から「うどん」が届く。
Fさん、お心づかいをいただき、すんません&ありがとうございますー。

上野茂都さんの名曲「飯の支度」(表記はこれでいいのか?)を思い出す。
飯の支度をしないとね。
それから、「古書月報」2007年12月号に掲載されていた
東部支部・文久堂書店さんの「人間と動物」という文章。
落ち込んだ売り上げで、毎日生活していかなければならない。
そんな渦中、店にやってくるようになった黒猫が、
はじめ動けずにいたが、慢心の力をこめて飯を食って・・・というお話。

「月曜倶楽部」に大阪から注文をいただく。
同業NさんやTさんにアドバイスしてもらったおかげ。
少々ではあるが、安堵。

下は、先日掲載しようと思って、うっかり忘れていた画像。


kinnogachou.jpg

toppankin.jpg

同じ本だけれど、左のほうが先に出たもの。書名タイトルあたり、見比べるとおもしろい。
また、裏表紙に記載されている内容が異なる。あとに出たほうはラインナップが増えて、値段もアップ。後者は(C)1957年となっている。画像はクリックすると多少大きくなります。 

今日も一日、たまっている仕事をひとつ、またひとつと進めて、
夜は病院。
「叔母さんの話し相手になる、話を聞く。
それしかできないから」という連れと一緒に。
今夜もまた呑んじゃいそう・・・。

 


 

 

kinnogachouura.jpg kinnogachouura1957.jpg

クリスマスは市場へ

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クリスマス・イブ。
満月の晩、恋人たちは寒さをものともせず、
手つなぎ族と化しているのだろう。
近頃のカップルは、なんで、あんなに手をつないでるの?
そう思いませんか? 半分やっかみかしら。

クリスマスツリーの飾られた暖かい部屋で
家族そろってケーキを囲む家もあれば、
クリスマスツリーが飾られた病院のロビーで
涙している家族もある。
ベッド上で人工呼吸器をつけた夫(父親)が
今にも急変するのではないか、
明日を無事に迎えられるだろうかと待機している家族。
ベッドにいるのは、海ねこの連れの叔父だ。
もはや自発呼吸できなくなってしまった彼だが、
肌にはぬくもりがあり、顔色もよい。
66歳だが、手足は私よりよほどきれいな肌をしている。
それなのに・・・。
半年前、1度めの手術のあと、
「野菜は買うのもいいけど、自分でつくるにこしたことはない。
庭で何かつくるなら、そうね、シカクマメがいいね」と、いろいろ教えてくれた。
農学博士であり、農林水産省に勤務していた。日本の農業の明日を憂い、心を砕いてきた人だ。

病院で点滅しているクリスマス・ツリーも、新宿高層ビルの夜景も、
今年は、物悲しく映る。

いつ電話がくるのかと、電話が鳴るたび、びくっとする我が家。

そんなイブの日、古書市場から帰宅したところ、
お客様から個人誌が届いていた。
五反田の「本の散歩展」で声をかけてくださり、
先日、買取に呼んでくださった方だ。
編集後記に、当方のことを書いてくださった。
こんなふうに書いてくださって・・・・・・。
涙が出そうになる。視界が白くなり、活字がにじんだ。
力を与えていただいた。ありがとうございます。

本日の市場では、おもしろいものを入手することができた。
大正時代、海軍の仕事で海外に行き来していた父親が
娘のために海外で買ってきたと思われる古い洋書絵本たち。
カードゲームもある。
ねこの絵本もあれば、犬の絵本もある。布の絵本もある。
ひょっとして自作のお話を娘のために書いたのかと思われる
海軍の便箋がついていた。
おそらく、父親自身がそうとう好きだったのだろう、
絵本の選び方にセンスが感じられた。
二日酔いでも市場に行ってよかった、と今日ばかりは思った。
時間があれば、これらはぜひ海ねこHPで紹介したいところ。

あ、でも、もしや、またおもしろがるのは私ひとりだけ?
いや、某店も「あれはいいよ」と、やはり入札したと教えてくれたので、
たぶん大丈夫・・・・・・と信じたい。

市場のあと、古書会館の地下で開催されていた
「第1回 扶桑書房一人展」をのぞく。
たったひとりで、あの広いフロアーを使ってどんな古書展をしているのか興味津々。
あれ、こんなところに。
お客さまから捜してほしいと頼まれていた児童向け雑誌を見つけた。
表紙・茂田井武ほか。挿絵・茂田井、中尾彰ほか。
よく催事の二日目まで残っていたなあ。感謝感謝。
ほかに、自分用に大田洋子、林芙美子を買う。
選り抜きの良書揃いで、しかも値段は手ごろだった。
それがどれほど大変なことか。うーむ、圧倒される。
当方のことなどまったくご存知ないかと思いながらも
「開催おめでとうございます」とご挨拶したところ、
「児童書はあんまりないんです」と笑顔でおっしゃっていただく。

お、扶桑さんの自家目録だ。見てみたかったー。
目録に掲載されていた石井桃子の原稿やら葉書がまだあるかどうか尋ねる。
残念。原稿は目録に応募があり
葉書は「1時間前まであったんだけど、さっき売れちゃった」とのこと。
会場でお客様と話している扶桑さんを見たら、
またもや、週半分ぐらい店舗展開したくなってきたなあ。
周期があるようで、たまに妙に店をやってみたくなるのだ。
「やるなら体力のあるうち」と言われたしなあ。
お金と時間があれば、もっと真剣に考えるのだけどなあ。

●目録「月曜倶楽部」の反響でうれしかったこと
=「おもしろい」「すごい」「このテンションで自家目録を作ったら、
おもしろいものになるのでは」など、勿体ないような言葉をいただいた。
それも、同業者、絵本編集者、児童書好きの方に。
おもしろいと感じたのが、自分ひとりではないのだと思うことができた。
●目録「月曜倶楽部」の反響でつらかったこと
=その割には売り上げが伴わなかった。

古書店には記録の役割もある。
たとえば、串田孫一旧蔵書だったら、、
どんな児童書があるのか、きちんと記録しておきたかった。
ライター業だったら、すでにこれで目標は達成したも同然。
が、現在の海ねことしては、実際問題、売り上げが出ないと、
今後の仕入れに響くなあ。今後、いったい何をやればいいのか
冒険することに対して臆病になるかもしれない。
やはり自分ひとりがおもしろがっていたんじゃ一人芝居だよなあ。
古書店が一度は陥りやすい道と、某書店さんが話していた。
日月堂さん流にいえば”Left Alone”状態といったところか。

さて、2008年、海ねこの行方は・・・?
皆様、お体を大切に、良いクリスマスを。

本日もっとも気になったのは、某店に言われた言葉。
「海ねこさんってムーミンに出てこない?
なんかムーミンで見たことがあるような気がする」。
え、どのキャラだろう???

市場では、「コドモノクニ」を巡る各店の攻防戦がすさまじかった。
出品した店は「札が少ないみたいだけど大丈夫かな」と本気で心配していたのだけど、なんのことはない。
各店とも、いくら入れるかじーっと熟考していたのだった。
参加することに意義ありか、と海ねこも一応参戦。
結局、やっぱりねという店が入手したのだが、僅差だった店も何軒かあったよう。
逃げ切ったあの店は実力ばかりでなく強運の持ち主でもあるのか。
でも、読みが正確なのでしょうね、むちゃくちゃ努力している人ですから。

ほかにも素晴らしいものはたくさんある。
だけど、やっぱり「コドモノクニ」には魅力がありますからね。
いつかきちんと扱えるようになりたいものです。
買取大歓迎ですので、どうか記憶に刻んでおいていただけるとうれしいです。
車で行ける距離でしたら、少ない冊数であってもお伺いします。

sovietuchuu.jpg sovietuchuuobi.jpg「ソビエト宇宙画集」(ナウカ・67年)、入手しました。
帯の推薦文を書いているのは石森章太郎、手塚修虫、星新一、真鍋博ら。
SF画家・ソコーロフによるSFチックな「宇宙画」が見ごたえ十分。
かの国の威信をかけてプッシュしていた「宇宙画」。
今回入荷分は持ち主のサインらしきものが帯と扉にあり、
カバーに少しシミがありますが、帯つき。
67年のものとしては、かなりよい状態といえるのではないでしょうか。
何かの折にロシア絵本とあわせて、ロシアもの特集でもと画策してるんですが、
すぐ欲しい方は、よろしかったら、お問い合わせください。

ところで、いったい買ってくださる人はいらっしゃるのだろうか、
おもしろがっているのは店主ひとりだけだろうかと
孤独の淵ぎりぎりを彷徨していた「月曜倶楽部」。
少しずつご注文をいただき、また、
「表紙画像をネットで見て目にとまったのですが、
内容はどのようでしょうか」といった問い合わせもいただきました。
さっそく明日にでも、どんな感じかお伝えしやすいページが見つかり次第、
スキャナーで読み込んでメール添付したいと思います。

FAXやメールの普及で、お気軽に問い合わせをしていただきやすくなりましたよね。
こちらとしましても、文字だけで説明するのは難しいことであっても、
画像をメールすると一目瞭然ですし、以前より格段にご説明しやすくなったのだろうと思います。
以前でしたらーーほんの十年から十数年前?ーー、
画像を店頭にお出かけいただくようお願いしたり、コピーして郵送(FAX)していたのでしょうか。
今ではスキャナーがーっ、メールでポンと画像を送れるのですから。
こんな時代だからこそ、できることです。
同時代をともに生き抜く者どうし、技術の恩恵に預かろうじゃないですか。
どうぞお気軽にお申し付けください。
お知りになりたいことをメールなりでいただければ、
できる範囲、著作権に触れすぎない範囲にはなりますが、画像つきでご案内差し上げたいと思います。

状態のよいものを仕入れていけたらと願ってはおります。しかし、稀少な古書に関しましては
そう容易なことではありませぬ。せめてもの努力としまして、文面上でも、できるだけ状態については
伝わりやすいようご案内したいと思います。なかなか難しいんですけどねえ。

お知りになりたいことがありましたら、とことんは無理ですが、
できる範囲で対応させていただきます(そればかりにかかりにきれない社会人としての事情もありまして、できないことはできないと言います。あしからず)。よろしくお願いします。

古書店って、お金かかるんだよなあ、と、当たり前のことを痛感する日々。
売り上げとしていただいたお金は、
次の仕入れやら買取やらへと移動して、
ただただ、くるくるくるくる回転しているのみのような気がする。
いや、きちんと回転させられていれば、まだいいほうだろう。
回転させることさえぎりぎりで、かなり危ぶまれる場合、人は「自転車操業」と呼ぶ。

「ちくま」連載のゲラをお送りいただき、
かつて岡崎武志さんに取材していただいたときの内容を読み返した。
ああ、ウブだったね、私。
もうちょっと効率も考えていかないと店潰すよ、
商売続かないよ、お客さんにも失礼だよ、
もっと本気で頑張っていかないと、と、うっすらですが徐々に自覚しつつあります。やあ、大変だ。
「ちくま」単行本には「いついつ取材」と入れてもらえるのかどうかな、
岡崎さん、いかがでしょうか? 今はずいぶん状況も考えも変わりつつあるので、
かなり前に取材していただいたものだと明記していただけるとありがたいのですが。そうゲラに書き込んでみようか。

うぬー、物入りの年末、
ひとつ、またひとつと支払いを終えるたび、ふぅっと胸を撫で下ろす。

ああ、湿っぽくていけねえや、てやんでい(と、なぜか突然、江戸っ子ふう)。

市場で「ご自由にお持ちください」と貼紙のついていた大きな茶箱をいただくことにしたので、
明日は車で市場へ。
ついでに出品しようと、倉庫や自宅の絵本を束ねる。
海ねこの主力商品としないものは、抱え持っていたところで
私ひとりではなかなか入力できそうになく、
必要とする人へと本だってたどり着きたかろう。
思い切って他店にお譲りすることにしました。
新しめの絵本、新しめの手芸もの、雑誌類など。
売れるかどうかわかりませんけどね、
とにかく運んで、明日はかなりの本と格闘しながら仕分け作業です。
「絵本が足りないよ~」と某店から言われて「今度、持ってくるよ」と答えたしね。
店舗も品揃えも素敵だろうし、その店のほうがきっと上手に売ってくれるでしょう。
今回だけでなく、またきっと持っていきますよ。
実際問題、書庫がパンパンなんですよ。
買取本を整理しながら書棚に納めたいんですよね。

話題は変わりますが、毎日3冊ずつ読んで、決まった字数、書くのは楽ではない。
勿論お引き受けしたからには責任を持ってやりますよ。
森絵都、(ご本人が万一読んだら失礼な書き方で申し訳ないですが)想像よりはるかによかった。
はやみねかおる、も凄そう。明日は湯本香樹実など。
売れっこ作家さんの仕事、知らずにいたけれど、勉強になるなあ。本に関する仕事、人に会う仕事は昔から好きだった。
楽しくもあるんだけど、欲をいえば、もうちょっと日にちが欲しいなあ・・・、いえ頑張ります。
新年あけまで、そんな日々が続きそうです。
命短し、働けるうちが花。仕事のあるうちが花。
だいこんの会、すでに予定しているライブには行きます。おお、月曜火曜と連チャンだ、ブラボー(汗)。

あとは、発送やら歯科検診やらの間を縫って、
先日買取でお譲りいただきました絵本のうち何冊か更新準備をしました。
週末までに頑張って更新したいと思っています。
予定は予定ですが、なんとかやりたいです。

夜、落ち着いたら呑みたいと思っていたワインは栓をあけられることなく、
静かに台所で眠っております。
お休みなさい、ワイン様、皆様。

 

身の回りーー蔵書も含めーーを整理して、新年を迎えるって素敵。

ありがたや、買取のご希望が多いです。
本日は昼1件、夜1件、買取にお伺いしました。

蒐集家の方に買取に呼んでいただけるとは大変うれしいこと。
勉強になります。刺激になります。
海ねこの未来につながります、きっとつなげていきます。

帰宅したところ、南部入札市で落札した古書が届いていました。
「買うばかりじゃ本が増える一方でしょう。
廊下を歩けなくなるよ。なんとかしてもっともっと売ること」
と家族から指令される。
確かに確かに。
せっかくお譲りいただいたものも、
せっかく市場で入手したものも、ただ抱え込んでいては意味なし。
いつかネット上に公開しようとしまいこむのは、買取にお呼びくださった方の望みではないでしょう。
もちろん、海ねこで買ってくださる方の望みでもないでしょう。
必要な方のもとへ送り出してこそ本が生きるわけで。

ネット古書店だからこそ、ご要望におこたえして、ささっと買取に出かけられる機動力があるものの、
ネット上に公開していくための手間はかかる。その点をなんとかクリアしていかねば。
市場に行ったとしても集中してよく見て、
なるべくさっと帰ってくるようにしよう。
海ねこで不要なものはもっと市場に出して、
古書業界にきちんと戻していくようにしよう。
孤独であっても目が痛くなったとしても、
ひとりコツコツ、パソコンと向かい合う時間を増やしていこうと思います。
ああ、不言実行といきたいものだ。

本日、お譲りいただきましたものの一部です。

現代児童名作全集 講談社・昭和32年 お持ちの方、揃いでなくてOK。1冊から買取歓迎!
ザルテン動物文学全集 白水社・1960年 函つき・できれば7冊揃いでお持ちの方、買取歓迎!

「スピリ少年少女文学全集」など、この時期の白水社の児童書、1冊から買取歓迎!

イランの絵本 ねこも少女も魚も・・・絵柄がユニークすぎる。イランやモロッコの絵本、買取歓迎!

ヴァスネツォフ関係の絵本。ヴァスネツォフのできるだけ古い絵本や画集、買取歓迎!

ingeru.jpg koneko.jpg iran.jpg wonder.jpg      

感謝でございます。今後ともよろしくお願いいたします。

神保町の市場(明治古典会)と南部入札市の下見。
火星の庭・前野さんと久々に話をすることができ、懐かしい友達と久々に会ったような気分でした。
まだ二度目ぐらいなのに、会うのは。
店に訪れる人からも同じように思われているのだろうなあ、
だれに対しても心を開いて向かい合える人なのだろうなあと思う。
いろいろな人と話をして、あの人がこんなこと、この人はこんなことを考えているのかと知った一日。
さて、南部ではあれやこれやに入札してきたけれども、何かしら落札できるのだろうか・・・。
支払いがついてくるので落ちすぎても困る。だけど、落ちなさ過ぎるのもなあ・・・とまあ複雑な気分です。

早朝から働く人となる。
月曜倶楽部の件では印刷所にずいぶんお世話になりました。

終わり次第、市場(資料会の大市)へ。同世代の女性店主さんと四十肩や老眼の話などしつつ(苦笑)、あれこれ物色。
運よく絵雑誌関連の資料を入手することができました。
以前、買った資料とあわせて何かできないかと思いを巡らす。
うれしいですが、支払いがついてくるので・・・。
買取がいくつも重なり、ああ、物入り・・・。
これは「更新に励めや」という天からの声かも。
今日はこれから発送と受注のみで終わりそうですが、
あの本やらこの本やら更新作業に励んでいきます。
更新の暁には、どうか見てやってください。よろしくお願いします。

追伸 市場で会った新婚の歌姫サン、お幸せそうで何よりです。
   寒い冬でも、ふたりの愛の巣はあ・っ・た・か(ハートマーク)・・・。
   あ、書いていて照れくさくなってきた。
   お祝いに、そのうち1杯(いっぱい、じゃなくて)オゴらせてね。

      Cさん、おたより届きました。切手まで。ありがとうございます! またメールしますね。

潤滑油

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「本の散歩展」会場で声をかけてくださったKさん宅へ買い取りに伺いました。
往路2時間弱、復路は渋滞のため3時間強と少々遠方ではあったのですが、
久々にお目にかかれて大変うれしゅうございました。
お譲りいただきました本たち、そして、お伺いしましたお話の数々、奥様の手料理・・・。
お譲りいただきましたとある作家をめぐる通信など。
いずれも宝物のようでした。あたためて、長く大事に記憶にとどめておきたいような。
Kさん、今後ともついていきます。
信頼していただけますよう精進してまいります。末永く、どうかよろしくお願いいたします。

先日の買取もそうだったのだが、
「面白かった。本当に来てよかった」と連れも口にしていた。
良書のみならず、相手の方の時間、体験、思いまで分け与えていただいたよう。
これらをムダになどできませんよ。
自分はどこにどのように還元していけばよかろうかと、
おし抱くような思いです。
古書と一緒で、抱きかかえて眠らせてしまうのでなく、
循環させ、有効に生かしていくのが役割。
本があちらからこちらへと回転していくための歯車に挿す
潤滑油の一滴になりたいと思う。
できれば、淀んだ油でなく、
少しでも純度のよい油になっていけるといい。
お預かりものをしている身であるのだから、
病で寝込みすぎたり、飲み過ぎてケガなどしないように。もっとタフな体と心が欲しい。

帰宅後、ありがたい買取依頼を2件(かと思ったら、さらにもう1件で合計3件)いただく。
1件は同じ方から2度目の買取依頼で光栄です。
明日にでも返信させていただきます。
良書を売ってくださる方がある限り古書店は大丈夫、といいますが、
本当にそうであるとしたら、海ねこはもうしばらくは大丈夫かもしれないと。
自惚れで終わらないよう祈りますが、
おかげさまで、ちょびっと胸を張って頑張りたいような気持ちになりました
(でも、今日は朝早かったのでお休みなさい。明日から頑張ります。あれ、最近こればっかだけれど)。

寒がり

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071201.jpg昼下がり、窓辺でぬくぬく眠るねこたち。
寒い晩は、店主らの布団上やら布団中へやってきますが、
このねこはデロンギのヒーターが大好き。
よく上にのぼっていますが、熱くないのか。

2013年9月

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