04.読んだりしたもの: 2005年7月アーカイブ
やっと読み終わりました。
先日歯医者へ行った帰りにふらりと寄った古本屋で購入したのです。
物語の大きな筋はまあ単純といえば単純なので。
こんな結末だろうな、と想像した方向へ流れていったわけですが。
国とか政治とか経済とかいう大きな波の中にあっても、
人間一人一人はそれぞれ別々でいろいろなんだな、と。(カエルも虫も)
人はあまりにも簡単に死ぬんだな、と。
昨日の六カ国協議が、
この物語の状況へ進んでいく第一歩ではないか?
というような不安。
などなど、最近の村上龍本と同様、
ザワザワとなにやら不安にさせてくれます。
それにしてもここ数週間、この本を持っての通勤、
重かった。
しかし、すごいお話書きますね、相変わらず。
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