02.行ったライヴとか体験したこと: 2009年1月アーカイブ

ミック・ジャガーがアメフトユニフォーム姿で
馬鹿でかい野外のステージを走り回っていた映画
Let's Spend The Night Togetherが1982年。
あれから26年分年をとったローリング・ストーンズの映画ふたたび。
SHINE A LIGHT

顔のアップを見ると確かに年取ってるけれど、動きは変わらず。
もうジジイなはずの彼らがあんなに動いて歌って、
若いおねーちゃんを熱狂させてる。
うーん、文句なくかっこいい。

これはストーンズの今のライブ映像であるとともに、
マーティン・スコセッシという映画監督の映画作品。


バウスシアターならではのPAシステム音響のよさもあり、音はもちろんよいのだけれど、
映像もまたすばらしく。キースがにやりとしてロンの肩に手を乗せた瞬間など
ここしかないというカットの切り取り方がスコセッシならではかと。
このバンドが好きでこのバンドのよさを撮りたいという監督の想いが現れてる。いいショット。
それとともに、ロックバンドの生ライブ演奏を映画撮影するというドキュメンタリー映画でもあり。
カメラの動きなどもしっかり映っているのがまたおもしろく。
ライブ開始前にクリントン元大統領などなどが出てきたりするのは??という感じだけれど、
最近は映画制作費を集めるのも大変だというしお金絡みで裏事情があるのかもしれない。
ヒラリーさんの選挙などの関連かも、とも思ったり。まあ、このあたりはわかりませんが。
まあ、そんなことは忘れてしまうほどライブ部分には引き込まれます。
ぜひ映画館で見たほうがよいでしょう。

バウスシアターでは1/30(金)まで(レイトショーのみ)


pmg.jpg2009年1月4日(日) 2nd Set

今年最初の生演奏はPAT METHENY GROUP

Pat Metheny
Lyle Mays
Steve Rodby
Antonio Sanchez

パーカッションやマリンバなどはなく、核となる4人だけですが、
名義がPMGである以上、見ないわけにはいかない。

早くに会場へ行ったつもりだったけれどすでに整理番号は60番台。
ステージ正面の席はもうなくなっており。Lyle Maysの真後ろの席へ。
Patは何度かブルーノートで至近距離体験はあるけれど、
Lyle Maysを近くで見る機会などなかったわけで。
とにかく今日はLyle Maysを見るぞ、と。
ピアノはスタインウェイ。よく見るとMoog PianoBarが取り付けてある。
おそらくお店のピアノに取り付けているのでしょう。MIDI改造グランドピアノは持って来なかった様子。
その上にシンセが1台。鍵盤楽器はそれだけ。右手にはMacBook。マウス付。
ピアノ右前のスタンドには琴のような楽器。左手にはミキサーとモニターボリューム調整器。
ホールツアーより楽器は少なめかな。
(途中、カウベルセットのようなものも使用)

1曲目、PHASE DANCE。ああ、これがこんな近くで聴けるとは。
Lyleはピックを口にくわえ、あの反復イントロの合間に琴のようなものを鳴らす。
さらにミキサーのバランスとモニターバランスのつまみをちょこちょこいじる。忙しい。
が、演奏は余裕で進んでいく。
全体を包み込むベースの音と細かく軽く刻まれるシンバルの音。
その上でPatのギターが好きなようにうねる。
4人だけではあるけれど、確かにグループの演奏。
Lyleの音がPAT METHENY GROUPとしての色を決定づけているとも言える。

ああ、ARE YOU GOING WITH ME?も。これをLyleの後ろで見る贅沢さ。
FARMER'S TRUSTのエンディングの美しさに会場が静まり返る。
(イントロでシールド抜けてやり直したりもしてたけど、それも愛嬌)
せっかくのLyleバック。
彼の動き、指、べダル操作、時々手を伸ばすMacのマウス操作、Moog PianoBarの光るLED、
そのすべてをひたすら凝視し、聴く。

メンバー少ないし、厳密に言えば本当のグループの音ではないかもしれないけど、
こんな角度で、こんな近くで見ることはたぶんできないだろう。
あっという間の奇跡的な1時間半。

2012年9月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

時々、つぶやいています

アーカイブ

Powered by
Movable Type Pro