02.行ったライヴとか体験したこと: 2004年3月アーカイブ
DAVID BOWIEを初めて知ったのは、はるか昔、NHKでやっていた「ヤング・ミュージック・ショー」というLive番組。
その時は、後ろで変なギターを弾く人が気になった程度で特に気にもとめず。
(このギター、エイドリアン・ブリューという、いまや私の大好きなミュージシャンですが)
アルバムも数枚聞いた程度でした。が、Liveがいいよ、といろんな人から聞いていたので、
今回の来日公演は行ってみることにしたのです。
九段下駅から武道館へ向かう間では、
「チケット、ゆずってください」という紙をかかげた人が何人もいます。売り切れでしょうか。
ダフ屋さんたちも、全開でお仕事してます。そんな中を会場へ。
今回取れた席はなぜかアリーナ。武道館でアリーナに入ったのは初めてです。
かなり下へ階段下りるのですね、アリーナって。
場所は4列目、はじっこではありますが、近い!
7時ジャストに、まずは前座バンド(なんとかシンジケート?名前忘れました)の演奏。
打ち込みビートに1ベース+2キーボード。約20分。寝てました、すみません。
セットチェンジ後、7時45分ころ、客電が落ち、スクリーンに映像が。その音が終わる頃、
バンドメンバー+ボウイ登場。
満員の客が歓声を送ります。盛り上がってます。
1曲目は、Rebel Rebel。軽快、好きな曲です。
にこやかに手を振り、歌うボウイ。黒スリムジーンズ、Tシャツにジャケット。
さすが、長年スーパースターであり続けた人です。輝いてます。
朗々と歌う場面では、布施明くらいマイクを口から離します。声、出てます。
で、バンドはというと。
特に目をひくのが、ベースのゲイル・アン・ドロシー。スキンヘッドの小さな女性。
皆黒っぽい服装の中で、一人蛍光色いっぱいの服装。短か目のスカートに黒ブーツ。
彼女、実に柔らかなステップを踏み、コーラスをしながらぶっといビートを出しています。
このベース、気に入りました。
ボウイも気に入っているようで、次の曲確認とかでのアイ・コンタクトは彼女としてます。
ギターは2人。
一人は、エイドリアン・ブリューとビル・フリセルを足したようなディレイループ、リバーブやらを駆使する変な人。
手でいじるエフェクターも使ってます。
対するギターは、黒レスポールをメインに使う、鮎川誠似の兄ちゃん。ロックです。
全く違う2人です。
キーボード、アコースティックギター、コーラスといろいろやるおねーちゃんもいます。
髪型は、ジョージ・クリントン@Pファンク。彼女は、かなりの曲でアコギを弾いてます。
ボウイの曲は、アルバムでも昔からアコギがかなり使われてます。
かなりハードな曲でも、裏で12弦アコギがずーっと鳴っていたりしてるんです。
あとは、ベースとドラム。どちらもスキンヘッドのおじさん(兄ちゃん)です。
よく見ると、変態ギターの方、コーラスマイクの向きが上を向いてます、トニー・レビンスタイルです。
スキンヘッド3人いるのと、マイクセッティングの形からすると・・・
トニー・レビンの息がかかったバンドに違いありません・・・・・・
というわけで、とにかくバンドも素敵です。
ボウイはどんどん歌い続けます。新しい曲も古い曲も。
今、日本でブレイク中のクイーンとやっていた、アンダー・プレッシャーも演奏。
フレディ役はベースの彼女。あのベースだけのイントロ弾きながら、フレディの叫びを歌ってます。
一人クイーン(半分)状態です。
アンコール前までほんとに一気に演奏、ここまでで2時間。
更にアンコールで、5曲も。
最後にやったのは、ジギー・スターダスト。背筋がゾクゾク。
正味、2時間半。29曲(前日は26曲だそうで)。疲れましたが、あっという間でした。
正直、あまり期待はしてなかったですが、すごい。
現役で本物のロックンロール・スーパースターでした。
それにしても、バンドがよかった。
時々、つぶやいています