カピロッシがブルノで優勝した週末、Ducatiは2007年にAMA Superbikeシリーズにファクトリーチームを出さないことを発表していました。
Ducati.comによれば、2006年シーズンをもってAMAで999をファクトリーサポートで走らせるのは終わりにするとのこと。
アメリカマーケットは十分に拡大し、999も認知されたので撤退というのが表向きですが、すでにしばらく前から噂されていたとおり、現在のAMAのルールでは999は十分な戦闘力を発揮出来ずにいることも大きな理由です。WSBチャンプのホッジソンが上位にはいることも珍しいような状態ですから、アメリカのサーキットがいかに苦しいかが伝わってきます。日本製1000cc4気筒勢、とくにYoshimura GSX-R1000の強さは圧倒的です。
来年のMotoGPの800cc化でさらに開発費がかかるのですから、AMAくらいやめたってどうって事はないと思いますが、AMAが寂しくなるのは事実です。状況が良くなれば戻ってくると言っていますが、MotoGPでの活躍があればあえてAMAにファクトリーチームを走らせる理由が見あたりません。
何度優勝してもAMAからステップアップしないMat Mladinに言わせれば、”AMAでもTroy Baylissが走れば違うだろうよ、あいつらは言い訳しているだけさ”とおっしゃっています。そんならMatにこそDucatiに乗って勝って欲しいですねー。Yoshimuraから8耐に出てくれてもいーじゃねーっすかーとか思ってしまいます
去年AMAで999を走らせたEric Bostromのコメントも出ています。やはり戦闘力不足ということを言っていますが、皆が”小さなファクトリー”のDucatiが勝つことを期待しているっていうコメントはちょっと泣けます。
いずれにしても、AMAが面白くない現在はしょうがないと思いますので英断じゃないでしょーか
Posted by mogewo at 2006年08月24日 00:26 | コメント (5) | トラックバック (0) | Clip!!
この記事に対するコメント