ちょっとがっかりなニュースですが、Motorcycle dailyにある記事です。
2006年型のYamaha YZF-R6ですが、去年の9月に発表されたときはレブリミット(俗に言うレッドゾーン)は17500rpmという超高回転域にあるっていう発表でした。そのスタイルもあって、ホットなニュースになって予約した人も多いのではと思います。
2006年になってボチボチバイクが納車されて早速ダイノジェットかけた連中がこぞってMotorcycle dailyに報告したきたのはダイノ上では16200rpm程度までしか回っていなく、そこで頭打ちになってしまうと言うことだったとのこと。ダイノではスパークプラグの点火回数で回転数を見ているのでまあ正確だろうと言われています。
Motorcycle dailyでもこのニュースは最初信じられなかったようですが、調べるとどうやらYamahaがR6を売るための誇大広告だったことが明らかになったようです。
まずYamaha USに電話して聞いたところこれはタコメーターの誤差で1000rpm以上あるってはなしだったようです。別の担当もタコメーターの誤差、とくにR6のは酷いと言うことで片づけようとしたようですが、そうはいきません。
最近のバイクはECU(コンピューター)で回転数を検知しているわけで、タコメーター上に表示数する回転数をここで検出しているものかは知らないけど、少なくともECUは回転数を知っており、必要ならリミッターをかけます。ということはECUは16200rpmで頭打ちにさせてしまっているわけで、つまりECUをプログラムした誰かは"Rev limit=17500rpm"と宣伝されたときにそれは間違いで誇大広告であることは知っていたはずです。すでにYamahaのサイトではこの情報は削除されてしまったとのこと。
Motorcycle dailyでは間違った情報を読者に流してしまったことを謝っていますが、そもそもこれはどうして1000rpm以上も上乗せされたのでしょう。
ばれなきゃいい?
ライダーには分からない?
他社よりとにかく高回転?
自慢したい心をくすぐれる?
いろんな思惑があったと思いますが、事実を知ったときのオーナーやオーナーでない僕も会社としてYamahaという会社は売るためにウソまで書くのかとがっかりしてしまいます。MotoGPチャンピオンマシーンを生み出し、そのイメージが強いバイクだからなおさらです。ロッシがのるGPマシーンにも本当のレブリミットより1000rpm上まで回るなんて言えるのでしょうか?
きっと他社で分かっていない似たようなニュースもあるんだと思うけど、すばらしいデザインのバイクでこういう事があると本当に残念です。
Posted by mogewo at 2006年02月04日 09:49 | コメント (3) | トラックバック (4) | Clip!!
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