話題のマイケル・ムーア監督の華氏911(Fahrenheit9/11)を見て来ました。小泉首相も「見ない」と言ったあれです。
ブッシュ大統領をこき下ろしているとして有名な映画、"華氏911"を見て来ました。
上映開始から1ヶ月もたつのに会場は8割の入りでちょっと意外だったかも。
映画の前に普通は10分くらいfuture presentationと呼ばれる予告編が入るのにこの映画に限ってはそれはたった2本だけ。いきなり映画が始まってました。
全編に渡るブッシュ大統領への皮肉めいたメッセージが目立つためか、そうとらえる人には偏ったメッセージを持った映画と思われるかもしれませんが、現実のアメリカの姿を良く現していると思います。臭いものにはふたをしたいのはお金持ちの理論かもしれませんが、貧しい町で学校を出た若者が軍隊以外に行くところがなく、そう言うところを狙ってリクルートしている姿、彼我が死んだり傷ついて帰って将来にわたって苦しむ姿、たくさんの軍人を送り出したことが誇りの家族のイラクに行った息子が死んだ事、中東石油の利権とブッシュ一家の関係、そして何も悪い事をしていないのに傷つけられるイラクの人々、様々な事実が明らかになります。お涙ちょうだいの場面では映画館内でも泣いている人がいます。決して人ごとじゃないですよ。
この太った自由の国が掲げる自由は他国を侵略し人を傷つける自由とか、お金持ちがさらにお金持ちになる自由という曲がった姿が優先されるように変わって来ていると思います。自国の人を「テロが来る」という言葉で巧みに恐怖を煽ってその度に「政府が守った」とかありもしない事実で国民を無用に混乱させています。自分はアメリカ国民ではありませんが、アメリカに住んで同じように税金を納めている以上、そのお金がこんなくだらない戦争に使われている事に吐き気すら覚えてしまいました。
是非見てください!!!
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