2004年3月アーカイブ


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洋書絵本 Winnie the Pooh Meets Gopher(クマのプーさん、Gopherに会う)
Walt Disney Presents  Based on a Story by Alan Alexander Milne 著
NY A Golden Book 65年 

クマのプーさんは、うさぎのお宅におジャマして大好物のハチミツを
いっぱいいっぱいいっぱいごちそうになりました。
しかし、食べ過ぎて、うさぎの穴から出られてなくなってしまいました…。
みんなで引っ張ってもぜんぜん穴から抜けません。
助けてくれたのは…。

ハードカバー サイズ20センチ×17センチ。
たたずまいもかわいらしいリトル・ゴールデン・ブックの1冊。
入手困難

海ねこ価格 850円


柳原良平 第2 船の本
至誠堂 69年 定価950円

著者は昭和6年、東京生まれ。寿屋(現在のサントリー)宣伝部で活躍して、
開高健のキャッチフレーズと柳原良平のイラストの名コンビで一世風靡。
その後も山口瞳の”男性自身”シリーズほか本の装丁や
児童書や広告のイラストなど、あちこちで活躍されていますが、
その実、ご本人がもっとも熱心なのは船好きとしての活動だったりします。
本書でも「船に乗るのならどこへでもとんで行く」と書き、
船や船旅の魅力をイラストとエッセイで存分に紹介しています。
全5冊のうちの1冊です。

海ねこ価格 1400円


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洋書絵本 Come by Chance(ちょっとした偶然から…) 
Madeleine Winch 著

NY Crown Publishers,Inc. 82年 

主人公Berthaは孤独でした。
歩いて歩いて、こわれかかった廃墟を見つけます。
彼女は、手間をかけヒマをかけて家を修理して、きれいにととのえていきます。
そしてその家に「Come by Chance」と名づけて、看板をかかげたところ、
荒れ狂う嵐の晩、牛、ねこ…次々に動物が避難してきます。
稲妻が光って、そのあたりに棲むものたちのシェルターとなったのです。
避難してきた動物たちは皆、びしょぬれで寒さと恐怖におびえていました。
Berthaは、皆を歓迎して、暖かい家に迎え入れます。
やがて春がきて…。
絵も内容も申し分ない癒しの物語。
ハードカバー サイズ24,5センチ×22センチ カバーなし

海ねこ価格 1100円


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写真は、表紙の天地が少し切れています)
洋書絵本 Wee G.(こねこのウィジー)
written by Harriet M. Ziefert(ハリエット・ジィーフェルト)
illustrated by Donald Saaf (ドナルド・サーフ)

NY Atheneum Books 97年 定価US$15.00

こねこのウィジーは毎朝、ベッドから元気にはねおきます。
そして、ミルクをごくごく飲んで、遊びに出かけます。
ひとりで遊ぶのも楽しいけど、だれか遊び相手、いないかな? 
いました、チョウチョです。
追いかけて追いかけて夢中になっているうちに
いつの間にか森へ迷い込んでしまいました。
道がわからない…!(怖くなって尾がパンパンにふくらんでいる絵!)
高いところにのぼったり、テントウムシに道を聞いたり…。
そのうちいつもの庭、いつものバケツ、いつもの我が家に
戻ってくることができて、ほっと胸をなでおろします…。

日本語版は福音館書店より「こねこのウィジー
世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本」として出版されています。
小さな子どもの目から見た世界、冒険の怖さとおもしろさ、
見慣れた光景・日常のすばらしさをハートフルに描いた絵本です。
やさしい英語なので、英語が得意じゃなくても大丈夫。
日本語版をお持ちの方も読み比べてみては? 
ハードカバー 25センチ×24,5センチ

海ねこ価格 1000円


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SOLD OUT!
黒ネコジェニーのおはなし1・2 2冊セット 
エスター・アベリル作・絵 松岡享子・張替恵子 共訳

福音館書店 82年(86年の3刷、94年の3刷) 

ねこもの絵本の傑作。
著者のエスター・アベリル(Esther Averill)は1902年生まれ。
アメリカの大学卒業後、ファッション誌の編集にたずさわったり、
パリで10年暮らしたこともある人。
みずから挿絵も手がけたねこの絵本を多数出版しています。
日本語版が出たものだけでも「しょうぼうねこ」(文化出版局)
「黒ねこジェニーの誕生日」(パルコ出版)
「ニューヨークのキャッツシリーズ」1~3(旺文社)など。
しかし、しょうぼうねこ以外は残念ながら入手困難。
本国アメリカのオークションでも、かなりの人気の様子です。

アベリルは黒ネコジェニーのキャラクターがお気に入りで、
彼の著作ではもっとも多く活躍します。
小さくて、はずかりがりや、引っ込み思案だったジェニー。
でも、ご主人のキャプテンに編んでもらった赤いマフラーを身につけると
むくむく勇気がわいてきます。
最初おじけづいて入れなかったねこの集まりキャット・クラブにも参加。
2巻では大事なマフラーを盗まれてしまったり、同居する兄弟ができたり、
たくさんのねこたちとの冒険や友情を通して成長していきます。

「ヒナギクの花なんかいらない。あたしには、ニューヨークの歩道がいい。」など
名言も多く、赤・黄色・黒で彩色したイラストがあちこちにちりばめられて、
文章もイラストも絶品。人気があるだけのことはありますね。
現在絶版で、入手困難(再販してほしいですね)

海ねこ価格 2冊セット3800円 送料無料

下は、2巻の裏表紙。いろいろなねこが総出演します。


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SOLD OUT!
洋書写真集 The Costume Accessories Series 
 Bags and Purses(1600年代からのバッグとお財布 写真集)
Vanda Foster 著
 London B.T.BATSFORD Ltd. 82年

1600年、1700年、1800年…いつの時代でも、
バッグやお財布が好きで大事にしていた女性たちが大勢いました。
1600年から1980年まで時代別に、ヨーロッパにおけるバッグと
お財布のヒストリーを多彩な写真やイラストとともに解説した写真集です。
刺繍をほどこしたゴージャスなものから、
カエルやテントウムシの形のもの、モダンなデザインのものまで…
63点のモノクロ写真とイラスト、カラー写真4ページを満載。

バッグやお財布が大好きな人へ。手芸が好きな人、ファションが好きな人へ。
イラストや舞台などの各種資料としても重宝します。
著者は、ロンドンの美術館でコスチュームや
テキスタイルの仕事をしていた人です。
ハードカバー96ページ。サイズ25センチ×19センチ。入手困難

海ねこ価格 3000円 送料無料


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SOLD OUT!
洋書写真集 The Costume Accessories Series  Umbrellas and Parasols
(1600年代からのカサとパラソル写真集) Jeremy Farrell 著

London B.T.BATSFORD Ltd. 85年

1600年から1984年まで、時代別にヨーロッパで使われてきた
カサとパラソルを紹介しています。
貴婦人がお出かけするときに必ず持参したパラソルの写真やイラスト、絵が多数。
中には1884年、日本式の番傘をさした女の子の絵
なんていう珍しいものまであります。
紳士もののカサの柄ばかりを集めた写真やイラストも。
85点の写真やイラスト、カラー写真7点を満載。
カサやパラソルに目がない方、ファッション関係や舞台・イラストの仕事をしている人に。
資料としても価値がありますし、ただ眺めるだけでも楽しいです。
ハードカバー96ページ。サイズ25センチ×19センチ。入手困難

海ねこ価格 2900円 送料無料


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洋書写真集 The Costume Accessories Series Jewellery
(1600年代からのジュエリー・アクセサリー写真集) Diana Scarisbrick 著

London B.T.BATSFORD Ltd. 84年

1600年代から1980年まで。ヨーロッパで時代ごとに、どんなデザインのジュエリー、
アクセサリーがはやってきたか、写真とイラスト、絵を交えて紹介しています。
73点のモノクロの写真やイラスト、カラー写真6点を満載。
上流社会の貴婦人たちが身につけているものは、やはり素敵。
彼女たちがどのように大事に身につけてきたのか思いをめぐらしてみましょう。
アクセサリーが好きな人、アクセサリーのデザインを手がける人に。
舞台やイラスト・ファッション関係の資料としても持っておきたい1冊です。
ハードカバー96ページ。サイズ25センチ×19センチ。入手困難

海ねこ価格 2900円 送料無料


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SOLD OUT!
児童書 イリーナとふしぎな木馬 マグダレン・ナブ 作 
立石 めぐみ訳、酒井 信義 絵

福音館書店 世界傑作童話シリーズ 95年・初  現在の定価1400円

少女イリーナの家は忙しい農家。イリーナはクリスマスが好きではありませんでした。
イリーナは孤独で、心を開くことができる相手はだれもいませんでした。
「クリスマスツリーなんかいらないでしょう。お金のむだづかいよ。
もっと役に立つものを選びなさい」というお母さんに、
自分が本当に欲しいものを言う勇気もありませんでした。
ところが、薄暗い古道具屋のほこりだらけの木馬が気になって仕方ありません。
木馬の世話をしていくうちに、夜になると木馬は本物の馬に変わって…。
そこには秘められていた過去があったのでした。
心を閉ざしていた少女がだんだん変わっていきます。
古道具屋主人の「この世に生きているものはすべて、おまえのものなんかじゃない。
そんなことを信じていたら、いつかつらい涙を流すことになるよ」という言葉が深いです。
絵もステキで、ずっと余韻をひくような読み心地。
大人にこそ読んでほしい本かもしれません。
ハードカバー128ページ。サイズ21センチ×15.5センチ

海ねこ価格 700円


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絵本版シートン動物記Ⅱ あぶくぼうやのぼうけん 
シートン原作  小林 清之介・文  伊藤 悌夫 ・絵

チャイルド本社 92年 定価600円(税込)

やさしい少女リゼットに大事に育てられた野ブタの子ども。
最初、口からぶくぶくとあわを吹いているので「あぶくぼうや」とあだ名がつけられました。
やがてたくましく成長して森に帰っていきます。
ある日、森でリゼットと再会したとき、リゼットが背中をぼりぼりかいてやると、
大きくなった野ブタが子どものころのように気持ちよさそうに目を細めるのでした。
そのとき、森の茂みから黒い大きなかげが。クマです…! 

人間に飼われた野生動物がやがて森に帰っていくという
シートンが好んで用いる構成ですが、やっぱり胸にしみます。
30ページ。サイズ24センチ×21センチ。入手困難

海ねこ価格 600円


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洋書絵本 Bear Circus for our friends the KANGAROOS(ベアのサーカス) 
William Pene Dubois 著
NY The Viking Press 71年 
79年・原本ほるぷ世界の絵本第8集のうちの1冊と思われます

コアラパークのゴムの木にはベアが大勢暮らしていました。
ベアの好物は、ゴムの木だったからです。
ところが、ある朝、イナゴの大群がやってきて、ゴムの木の葉を根こそぎ食べてしまいました。
困り果てたベアたちを助けてくれたのは、カンガルーたちでした。
ひょんなことからベアたちはサーカスをすることになります…。
コアラパークに住むベアとカンガルーの友情物語。
ハードカバーは入手困難。サイズ28,5センチ×21センチ。

海ねこ価格 1400円


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SOLD OUT!
洋書写真集 Shoes in Vogue Since 1910
Christina Probert 著NY Abbeville Press 81年 

多くのアーティスト、写真家、デザイナー、クラフトマン、ライターに
影響を与え続けてきた雑誌VOGUE。
1910年からVOGUEに掲載されてきた中から、
靴をクローズアップしているよりすぐりのイラストや写真を多数掲載。
靴のデザイン、ファッションの変遷を楽しめるおしゃれなビジュアル書です。
ペーパーバック サイズ24センチ×22センチ

海ねこ価格 1100円


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洋書絵本 ANDY ANT What could possibily be on the other side to see?
(アリンコの冒険 反対側も自分で見てみなくちゃ)
Written and illstrated by Laura Vaughan
ボストン Terrapin Publishing 2001年 

主人公は、アンディーという名前のアリ。
アンディーは家族が好き、本が好き、きれいな川やカラフルな花が好き。
そして、冒険が好きです。
あるとき、望遠鏡をのぞいていたら、遠くにある丸太が目にとまりました。
その丸太の向こう側に何があるんだろう。
もう見たくて見たくて、ついに夕食のとき家族に話します。
けれど、弟と妹にはクスクス笑われるばかり。
両親には気をつけなくちゃと心配されてしまいます。
ついに遠くの丸太の向こうへ何があるのかひとり見にいったアンディー。
そこで出会ったものは…? 

いい味のキャラクター、そして美しい絵が楽しめます。
サイズ28,5センチ×22センチ。入手困難

海ねこ価格 1400円

春の訪れ

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我が家の庭は、ねこの額ほど。
しかも、冬場はほとんど日が当たりません。
それでも、植物たちは季節の訪れをきちんと感じ取っていて、
花が咲き始めました。
ヒヤシンスも。

植えてから、もう3-4年になるツルヒメニチニチソウ。
茎がどんどん伸びて、外壁の隙間に入り込んで、逆側の壁の隙間から
伸びてくるほどの生命力です。
それにしても、好きな花の色って、こんな感じばっかり。
今年植えた春の苗も、紫、青、黄色、オレンジ色、白。
毎年、なぜか似てしまいます。
とりわけ青い花が好きです。ワスレナグサ、ロベリアなど。


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洋書絵本 Where's Petunia?(ペチュニアはどこ?)
Written and Illestrated by Ellen Jean Diederich
Givinity Press 2003年 定価USA$18,99

この家には、アートとペチュニアという2匹のねこがいます。
今日もまた、アートは尾っぽをぶつけて花瓶の花を床に落としてしまいました。
2匹が庭の花々の間でかくれんぼ。
ねこの行方を探していくにつれて、ベゴニア、アジサイ、ペチュニア、デルフィニウム、
ゆり、スイートピー、パンジー、キンギョソウ…花の名前も覚えられる絵本。
ねこの目から見た庭の光景、動物たちの光景、花々の様子など、
あでやかな色彩で美しく描かれています。花とねこが好きな人におすすめ。
サイズ29センチ×23センチ

海ねこ価格 1200円


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絵本 けっこんをしたがらないリスのゲルランゲ
ジャンヌ・ロッシュ=マゾン作 山口 智子・訳  堀内 誠一・絵

福音館書店 世界傑作童話シリーズ 74年・初 
発売当時の定価750円

「おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ」につぐ第2作。
オリジナルはフランスで1930年に出版されました。

リスのゲルランゲはようやくおそうじは覚えましたが、やっぱりなまけもの。
大きくなるにつれて、ずうずうしく、そうぞうしく、すぐいばり出すようになってきました。
ついにリスの大集会に呼び出されて、申し渡されたのは
「結婚しなければなりませんぞ」という言葉。

今は亡き堀内誠一さんのダイナミックでイキイキしたイラストがみごと。
アートそのものだと思います。
94ページ。サイズ21.5センチ×15.5センチ。函あり。入手困難

海ねこ価格 2000円

双子のピックル

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洋書絵本 Twin Pickle(双子のピックル)
Ann Doro 著 Illutrated by Clare MacKie
NY HENRY HOLT AND CAMPANY A Bill Martin Book 96年 

見返しは赤地にピンクの水玉模様。
それは、本書に登場する双子ジェニーとアイボリーの洋服の柄でもあります。
ベッドでジャンプしたり、ユカで逆立ちしたり、
おばあちゃんの髪をとかすのが好きだったり、
おばあちゃんのソファーの後ろの隠れるのが好きだったり。
いつも元気な双子、そしてネコのお話。
どの見開きにも必ずふたりがどこかに登場します。
どっちがジェニーで、どっちがアイボリーか想像してみてください。
でも、わからなくても大丈夫。イラストが本当にかわいくてたまりませんから

カバーなし。イタミありますが、中をごらんいただくには差し支えありません。

海ねこ価格 1000円


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洋書絵本 The Fat Cats, Cousin Scraggs and the Monster Mice
(リッチなねこ一家に大騒動)
 
Barbara Shook Hazen 著 Illustrated by Lonnie Sue Johnson
NY Atheneum 85年 定価US$11.95

裕福なネコ一家4匹が、大きな家でぬくぬく幸せに暮らしていました。
ところが、あるとき、いとこのネコがおなかをペコペコにすかせてやってきたことから、
怪物ハツカネズミまで巻き込んで大騒動。
でも、いろいろあっても、最後の最後は自分たちが幸せになれるように
もっていっちゃうたくましさ。「They made their own happiness.」

著作多数の人気作家と、ニューヨークタイムズなどにも寄稿している
人気画家の女性コンビが作った絵本です。
インクと水彩で自由自在に描いた絵がイマジネーションをかきたてます。
ハードカバー48ページ。サイズ25,5センチ×18,5センチ

海ねこ価格 1000円


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ますむら版 宮沢賢治 童話集 ますむらひろし
朝日ソノラマ 91年 93年の4刷 定価3800円(税込)

銀河が広がる。風がどうと鳴る。雪がチカチカ青く光る。
壮大な宇宙観と人びとへの深い愛情…詩情豊かな賢治の童話の数々。
その素敵な世界を演じるのは、ますむらひろしの“猫たち”。

銀河鉄道の夜(初期形)、ブルカニロ博士篇、雪渡り、
十力の金剛石、猫の事務所、風の又三郎、どんぐりと山猫、
グスコーブドリの伝記、銀河鉄道の夜…。

宮沢賢治の物語の世界になじめなかった人にも、
これは読んでみて…とおすすめできます。
ねこどうしのジャンケンがおかしかったり…随所に味わいがちりばめられています。
749ページの大型豪華本の保存版。サイズ21,5センチ×15.5センチ

海ねこ価格 1700円

私の台所 沢村貞子

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私の台所 沢村貞子
暮しの手帖社 昭和57年の7刷 定価980円

題字・花森安治 装画・花森安治 藤城清治 装釘・宮原久子

暮しの手帖の連載をまとめたものです。
第一回が掲載されたのは、暮しの手帖 第2世紀52号(78年早春)。
花森安治が亡くなる直前に手がけた最後の号です。渾身の題字だと思います。

本書を読むと、生活を豊かにするためなら労を惜しまない、丁寧な生活ぶりに頭が下がります。
母親の生きざまを見て自然に学んだ姿勢のようです。
ぬか漬け、だしのとりかた、常備菜のこしらえかたなどものっていて参考になります。
また、これほど完璧に見える人でも、ときには生活、仕事、
そして人間関係にしんどさを感じることが多々あり、
工夫して乗り切っているさまに私は打たれました。

ハードカバー243ページ。サイズ20センチ×14センチ。
朝日文庫では手に入りますが、単行本は絶版

海ねこ価格 750円


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洋書絵本 So Slow!(のんびりゆっくり!)
Dave and Julie Saunders Julie Saunders 著

NY Marshall Cavendish 2001年 定価US$15.95

この絵本の主役はカタツムリ。
表紙画像をごらんになればおわかりのように、けっしてファンシー調ではないリアルな絵です。
おまけに、ハチだのムカデだのが次々に出てきて、昆虫が苦手な人は卒倒しちゃいそう。
でも、この絵本を手にとると、イメージが変わるかも。

住処の植木鉢をどかされて、日にさらされたカタツムリくん。
暑いし、のどはカラカラ。どこか日陰に移動しなくては。
ネコ、スズメバチ、蝶、クモ…みんなに「塀の向こうは別世界だよ。早く行けばいいのに。
だけど、アンタ、ノロマだからね」とけなされても、カタツムリくんはのんびりゆっくり。
もうだめだ、進めないよと弱音をはくカタツムリにムカデが「ついといで」と道案内します。
みんなにノロマ扱いされてもたくましく生きるカタツムリくんのお話。

Dave SaundersとJulie Saundersは、いずれも教師出身で著作多数の人気作家。
ふたりのコラボレーションをお楽しみください。
ハードカバー 28ページ。

海ねこ価格 1200円


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洋書絵本 SNAIL AND BUFFALO(カタツムリと水牛)
JIM LATIMER Illustrated by TOM CURRY

NY Orchard Books 95年 

こちらは、メスのカタツムリとオスの水牛の物語。
「オレは大きいぜ」「素速く走れるぞ」「オバケだって魔女だって怖くないよ」
と自分がいかにすごいか次々に自慢する水牛。
だけど、だんだんカタツムリのよさに気づいて、彼女の存在を認めていきます。
ハードボードにアクリルのドライブラシで描かれたイラストは、
とっても幻想的&ポエティックです。
ハードカバー サイズ24センチ×21.5センチ カバーなし

海ねこ価格 1100円


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ねこの写真ばかり紹介するのもなんだと思いつつ、
たまにはいいですかね。
この2匹(左がオス・クッキー。右がメス・チャト)は、
本日3月6日、2歳の誕生日を迎えました。
2002年3月4日、6匹生まれて、2匹はじきあの世へ…。
4匹はすくすく成長して、そのうち2匹はよそのお宅へ。
残り2匹(写真の彼と彼女)が現在、親猫2匹、その他1匹とともに
我が家に生息しております。
遊んであげるのがいちばん喜ぶようなので、
プレゼントがわりにいっぱい遊んであげました。


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暮しの手帖 第3世紀 74号 1998年夏 6・7月号(平成10年5月25日発行)
暮しの手帖社  定価900円(税込)

表紙クレール・アステックス(草原と少女) 装画 花森安治ほか 
編集者及び発行者 大橋鎭子

沖縄を生きる 新里律子さんの六十七年 おしゃれタイム…犬養智子 
スポック博士逝去 母と子Ⅱ…水谷八重子 地震に強い住宅に 
桜井兼さんの園芸教室 株分けと分球 住まうこと リビングの登場と失脚…宮脇檀 
バスケット(パッチワーク・パターン)…小野ふみえ スモック刺繍の服(作り方)…笹尾多恵 
ときにはこんな野菜も むかしの梅干し ジョン・キョンファさんの朝鮮の家庭料理 
UV化粧品の日焼け止めの効果をテストする いまデジタルカメラが気になるあなたへ 
チーズを楽しく チーズカッターいろいろ 屋上に緑を ミアガーテンという庭 
家の中のちょっとしたキズ直しに 電動ドライバー「マイハンド」 琵琶湖のミシガン 
ひよこの水呑み…増田れい子 春の旅…足立倫行 全国佐野さんサミット…佐野洋 
仮のふるさとで…大城立裕 小さな父親…曽野綾子 
能はミュージカルのようなものー囃子と謡 
新しい世界、新しい楽しみ<ムトゥ踊るマハラジャ>映画時評 沢木耕太郎

海ねこ価格 650円


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SOLD OUT!
洋書絵本 (A Paddington Picture Book2) Paddington's Garden
(パディントンのガーデン)Michael Bond作 Fred Banbery 絵

ロンドンCOLLINS 72年 76年の6刷 

パディントンは、ブラウンさんの庭が好きでした。
ロンドンの喧騒を忘れさせるかのような静かで落ち着いた庭です。
でも、良い庭を保っていくには、大変なパワーがいります。
ブラウンさんは息子のジョナサン、娘のジュディー、そして
パディントンに庭の一角を分け与えて、
それぞれにガーデニングをまかせます。
やってみると、ガーデニングは思ったよりずっと大変。
パディントンはすぐ疲れてしまいました…。

ガーデニング大国・英国ならではのお話。
水彩で繊細に彩られたイラストが素敵です。
その後、他社から再販されましたが、
これはCollines Clear-Type Pressから出版されたもの。
カバーなし。ハードカバー、オールカラー32ページ。サイズ20センチ×15,5センチ

海ねこ価格 800円


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洋書絵本 (A Paddington Picture Book3) Paddington at the Circus
(パディントン、サーカスへゆく)Michael Bond作  Fred Banbery絵

ロンドンCOLLINS 73年 76年の4刷 

ある日、パディントンが朝のショッピングに出かけると、
奇妙ないでだちのピエロが壁にポスターを貼り付けていました。
ポスターはサーカスの広告。一夜限りのすごいサーカスがやってくるというのです。
ブラウン一家と出かけて、ひょんなことからパディントンはサーカスに出演することに! 

Fred Banberyのイラストがとてもきれい。微妙な色づかいに、うっとりします。
その後、他社から再販されましたが、これは73年に
イギリス Wlliams Collines Sons&Co Ltdから出版されたもの。
カバーなし。ハードカバー、オールカラー32ページ。サイズ20センチ×15,5センチ
見返しに子どもの落書き

海ねこ価格 700円


(写真をクリックすると、画像を大きくしてごらんになれます)
SOLD OUT!
洋書絵本 THE Smart Little Mouse(かしこい子ネズミ)
EARL SHERWAN Illestated by Katherrine L.Phillips

シカゴ RAND McNALLY&COMPANY(TIP-TOP ELF BOOK)
当時の定価29¢

子ネズミくんは、いつもいつも仲良しのリスやウサギと一緒に遊んでばかり。
食い意地のはった赤ギツネが森に来たときだけ、3匹一緒に息をひそめていました。
ところが、ある朝、子ネズミくんが「遊ぼうよー」とリスを呼んでもシーン。
ウサギからも返事がありません…。そこへやってきた赤ギツネ、
大きな袋を背負っていて、こんなことをつぶやいているじゃないですか。
「リスもウサギもつかまえた。あとは子ネズミだけだ」と。

出版年不明ですが、ザラ紙のような紙にプリントされ、
そのわりに色がきれいに出ています。かなり古いものと思われます。
ハードカバー。オールカラー21センチ×17センチ

海ねこ価格 1300円

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