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私の台所 沢村貞子
暮しの手帖社 昭和57年の7刷 定価980円
題字・花森安治 装画・花森安治 藤城清治 装釘・宮原久子
暮しの手帖の連載をまとめたものです。
第一回が掲載されたのは、暮しの手帖 第2世紀52号(78年早春)。
花森安治が亡くなる直前に手がけた最後の号です。渾身の題字だと思います。
本書を読むと、生活を豊かにするためなら労を惜しまない、丁寧な生活ぶりに頭が下がります。
母親の生きざまを見て自然に学んだ姿勢のようです。
ぬか漬け、だしのとりかた、常備菜のこしらえかたなどものっていて参考になります。
また、これほど完璧に見える人でも、ときには生活、仕事、
そして人間関係にしんどさを感じることが多々あり、
工夫して乗り切っているさまに私は打たれました。
ハードカバー243ページ。サイズ20センチ×14センチ。
朝日文庫では手に入りますが、単行本は絶版
海ねこ価格 750円
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