黒ネコジェニーのおはなし1・2

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SOLD OUT!
黒ネコジェニーのおはなし1・2 2冊セット 
エスター・アベリル作・絵 松岡享子・張替恵子 共訳

福音館書店 82年(86年の3刷、94年の3刷) 

ねこもの絵本の傑作。
著者のエスター・アベリル(Esther Averill)は1902年生まれ。
アメリカの大学卒業後、ファッション誌の編集にたずさわったり、
パリで10年暮らしたこともある人。
みずから挿絵も手がけたねこの絵本を多数出版しています。
日本語版が出たものだけでも「しょうぼうねこ」(文化出版局)
「黒ねこジェニーの誕生日」(パルコ出版)
「ニューヨークのキャッツシリーズ」1~3(旺文社)など。
しかし、しょうぼうねこ以外は残念ながら入手困難。
本国アメリカのオークションでも、かなりの人気の様子です。

アベリルは黒ネコジェニーのキャラクターがお気に入りで、
彼の著作ではもっとも多く活躍します。
小さくて、はずかりがりや、引っ込み思案だったジェニー。
でも、ご主人のキャプテンに編んでもらった赤いマフラーを身につけると
むくむく勇気がわいてきます。
最初おじけづいて入れなかったねこの集まりキャット・クラブにも参加。
2巻では大事なマフラーを盗まれてしまったり、同居する兄弟ができたり、
たくさんのねこたちとの冒険や友情を通して成長していきます。

「ヒナギクの花なんかいらない。あたしには、ニューヨークの歩道がいい。」など
名言も多く、赤・黄色・黒で彩色したイラストがあちこちにちりばめられて、
文章もイラストも絶品。人気があるだけのことはありますね。
現在絶版で、入手困難(再販してほしいですね)

海ねこ価格 2冊セット3800円 送料無料

下は、2巻の裏表紙。いろいろなねこが総出演します。

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