Miles from India
プロデューサー&アレンジャーとして活動している
ボブ・ベルデン。
ボブさん、今までビートルズ、スティング、プリンスなどの曲を集めてアルバムを作ってきましたが、今回はマイルス・デイビス。
しかもインド風。
インドのミュージシャンと組んで制作しております。
が、他の参加者がなかなか。
マイルスバンド在籍経験者を大量に集めてます。
チック・コリア、ロン・カーターとメジャーな人も入っていますが、
ピート・コージー、ゲイリー・バーツと癖のある時代の人や、
後期の中心メンバー、アダム・ホルツマン、ロバート・アーヴィングIIIなども。
ケイ赤城さんが入っていればさらに完璧だったんですが。
トランペットはもうこの人しかおりません、ウォレス・ルーニー。
もはやマイルスです、この音は。
ソー・ホワット、ブルー・イン・グリーンなどアコースティック時代の曲もやってますけれど、
スパニッシュ・キー、ジャン・ピエールあたりがインド風にはしっくりきます。
おもしろいのはマイク・スターン。この人は相変わらずです。
アレンジとか関係ないですね。いつものギターソロ。
黒いジーンズで膝をカクカクさせて弾く姿が目に浮かびます。
ラスト曲はジョン・マクラフリン作曲。
マイルスとインド、といえばジョン・マクラフリンです。現シャクティ。これがなかなかいい曲。
というわけで、企画倒れにならず、いいアルバムになってます。
これもまたマイルス・デイビスの一つの形かと。
うっかりこんな本も買ってしまった.....
M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究
菊地 成孔、 大谷 能生
辞書並みの分厚さ。いつ読み終わるのだろう...
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おお、こんなアルバムが。
ピート・コージーって最近あまり名前聞かないですよね。
知らないだけかもしれないんですが。
>うっかりこんな本も買ってしまった.....
同じく、です。(笑)
まだ、手を付けてません。
pink floydは私がコピーしてお送りしますね。
M/D。背表紙に横書きで目次が書けるほどブアツい。というわけで、なかなか立ち読みで読了は困難そうでしたが、拾い読みしてみました。
自分としては、Milesが新しい時代をつくった、という種の表現に、いつもいぶかしい思いを持っていたこともあり、世論がMiles礼賛するほどなおさら反発してきました。この15年ほど。
新しいことをやってる人をバンドに引き込むことで、Milesも新しくなれるのであって、そのアイディア自体はMilesのオリジナルじゃない。ショーターを引っこ抜いて3管にしたのもそうだし、ファンク移行期にはスライという見事なお手本があったじゃないか、とかなんとか。Miles信奉者はそれに目をつぶっているんじゃないか、とかなんとか。ポップアイコンとしてのカッコよさは重々共感しているのですが。
というようなモヤモヤについても、ちゃんと言及してくれてるようですね、この本。
そろそろ、ごちゃごちゃ言ってないで、素直にSilent wayとか聴きたいなぁ、と、すでに、Milesが死んで10年以上経ったし、そろそろ仲直りしたいなぁ、と思っているところでしたので、そんな良いきっかけになってくれるかもしれません、この本。。。いやはや自分が素直じゃないもんで、お恥ずかしい話ですが。
Joe99さん>
お心遣い、ありがとうございます。
すみません。なんだったら取りに伺いますよ。
pioさん>
ああ、うっかりですか。
この本、ひと通りの人がうっかり買ってしまったらあとは売れなさそうな気がします。
たにさん>
たにさんらしいコメントありがとうございます。
なるほど。
マイルスがかっこいいのは「いい曲だから演奏する」を実践したことだと思ってます。
シンディ・ローパーやスクリッティ・ポリッティなんてやってましたしね。
同じようなことを渋谷毅さんも言ってました。
オリジナリティなんて別にいいんだ、と。
世の中にはいい曲がいっぱいあるんだから、それを演奏するんだ、と。
確かこんな感じのこと。
こんなことを言っている渋谷さんのピアノはどう聴いても渋谷さんにしか聴こえないオリジナルな音がしてるわけで。
ああ、かっこいいな、と。
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