神保町

妻がやっております、オンライン古本屋「古本 海ねこ」は
東京都古書籍商業協同組合というものに加入しておりまして。
そうすると日々行われる古書市場というものに
参加できるわけです。

1月9日は成人の日という名の休日ではありますが月曜ですので、中央市会が行われます。
今日は売りたい本の束が多くあるということで人手が必要。
海ねこ従業員として一緒に行ってみたのです。

前日横浜へ行った疲れは残りつつも朝早く起き、
神保町というところにある東京古書会館へ。
ここで市場が行われるわけです。

市場は組合加入者しか参加できませんので皆名札をつけます。
私も海ねこ従業員名札をつけて中へ。

朝から多くの人が大量に本を持ち込んでおります。
売りたいものを持ち込み、他店のものを見て欲しいものに入札するしくみ。

テーブルや床にドカドカと置かれていきます、こんな感じ

それぞれに封筒がついていてその中に値段を書いた紙を入れていく。
午後にそれを開封し、最も高値をつけた人が購入、となるわけです。

魚市場などのように声や指で示すわけでもなく。
本を眺め、小さな紙にこそこそっと値段を書いて封筒へ。
封筒が空っぽなら誰も入れてない。厚みがあれば結構人気。
皆さん、封筒を透かしたり触ったり。

地味な市場です。
が、グルグルまわってると案外おもしろいもので。
漫画から料理本やらほんとに古い本とかエッチな本とか、
あらゆる本がごちゃまぜに並んでます。

早めに着いたので、開札までの空き時間に神保町を散策。
神保町といえば古本の町。ほんとにいっぱいあります古本屋。
休日でも開いているお店も多く。

中国書物専門店とか理系本専門とかあるジャンルに特化した店も多いですね。
寒かったしそれほど歩き回ってはいませんが、
一番おもしろかったのは小宮山書店さん。

最上階(4階かな)にある三島由紀夫を中心とした部屋には、
三島初版本やら横尾忠則作品やらすばらしいものばかり。
美術館です、これは。
もちろん、売り物ですから値段ついてますけれど。買えませんけれど。
そのほかの階もいろんなジャンルそれぞれ充実してますし、
店員さんの感じもよいし。
建物裏のガレージではセール本を並べてます。
1冊での2冊でも3冊でも500円。
小宮山書店のガレージセール、通称コミガレというそうな。
3冊購入(うち1冊は妻の分)。

再び市場。
本日海ねこが売りに出したものは、無事買い手がついたようで一安心。
(売れないと持って帰らなきゃいけないんでね)。

普段はCDやらレコードの棚や箱をのぞくことが多い私ですが、
やはり本の世界も同じようで。
こういう場所はなにやらわくわくします。
神保町はレコード屋さんも多いですしね、またじっくり来ないといけませんです。

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コメント(2)

海ねこ :

皆様、Mongoがお世話になっております。
本来は、組合の市場には組合員しか入りません。(地下で古書展が行なわれているときは入れます)
きのうは出品がたくさんあったので、人手が必要で従業員としてヘルプしてもらいました。女ひとりだと何かと大変なので。運転もしてもらって助かりました。お疲れさまでした。(妻でした)

Mongo :

左肩の具合、なんとか車の運転ができる程度までは回復しております。

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