2004年11月アーカイブ

橋家を訪問

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久しぶりです、橋家。やっぱり楽しかった!花ちゃんの作ったクッキー食べまし
た。小学校1年生でもうこんなこと出来るのね。それにしてもかなり久しぶりだ
ったので、話したいこと満載!!ソーイング&ニッティングはフミカ先生に聞け
!つーくらい頼りにしてます。なのでそろそろロックミシン購入希望の私として
は衣縫人か糸取物語にターゲットを絞って相談。思ってたものとフミカ嬢が使っ
てる物が同じだったので、それを買う予定にしました。まぁ、部屋の掃除が第一
ね。同じカシミアの毛糸も以前一緒に購入したのですが、彼女はセーター完成さ
せてて・・・。ううう、軽くて柔らかくていい感じ。早く私のカーディも仕上げ
なくちゃ。

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日記書かせてもらってる家主のおまけんに久しぶりにイト氏と3人で会う。あまり
に久しぶりすぎて、某駅南口すぐのマンションがわかんなくなった。あー、マジで
記憶がヤバイ。で、近くのお店で夕食を。旨い!旨かったです!!目鯛のカルパッ
チョにかかってるバジルソース絶品!水菜のサラダ、「忘れてました~」って後か
ら持ってきてくれた畳鰯を砕いて入れると旨さアップ!アボカドとマグロの生春巻
きもマヨ系のソースがピッタリ。あー、帰国してからなんとなく忙しくて野菜食べ
てなかったのかな?野菜系に感激しました。食後はおまけん家でお茶を。ネット上
でしか見たこと無かった猫のイッチの本物を眺める。白黒はっきりしてて綺麗だっ
た。動作が面白かったなぁ。遅くまでお邪魔しましたん。

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とうとう無線計画が進み、可愛いimacちゃんともお別れです。
長い間ありがとー!!!!

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買いました、ハイ。プリント+コピー+スキャナー+FAXが1台のHPの複合機。
いいですねー。ibookOSⅩになって、今まで使ってたプリンターもスキャナ
ーも対応してないので、やむなく新しいの買ったのです。まだまだ十分に使
えるので勿体無いなぁなんて思ったけど、やっぱり新しいのは嬉しいね。

帰りました

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昨日夜、無事に帰って参りました。バカンスのつもりでつけた三泊四日のタイで
初日に風邪を引き全滅しちゃったもったいない話とか、初体験づくしのアフリカ
のお話などぼちぼち過去にさかのぼってアップして行きますので、11/9ー/18あ
たりは時々チェックしてみてくださいね。
あー、とりあえず今はグッタリです。

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というような、タイトルどおりの滞在になってしまったバンコク。空港でも珍し
く物欲が沸かない。が、とりあえずチョコとかプリッツとか定番のお土産を購入。
こんなのしかないのがカナチイね。結局7-11でしかお金使ってない状態だったの
で余りまくり。半強制的に日本円に両替される。それでもまだ余ってるのでロク
シタンでも買えば?と、イト氏に言われ、見に行くがやっぱり購買意欲は湧かな
い。んで、もう搭乗。しんどい身体で飛行機我慢できるかな?エチオピアエアー
の広い座席以来だったので、無茶苦茶狭く感じる。機内食もココナッツの匂いが
気持ち悪く、ミニ日本蕎麦しか食べなかった。成田に着いてバス待ち1時間弱あ
ったので、おのてつ、イト氏と3人でレストランへ。私はお味噌汁と漬物(なん
ちゅう組み合わせ!)。う~、まずい。でもやっぱりバスは楽だ。吉祥寺からタ
クシーに乗りやっと我が家へ。掃除して行ったっけ?結構綺麗だ。あ~、家に着
くと落ち着いてグダグダしてから寝た。どうやら風邪も一段落。

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ここはひとつ、大人になって風邪を治すしかないの?つー、感じ。昼過ぎ辺りに
はバナナ屋でバナナ三昧してタイシルク買い捲って!!とおぼろげに思ってまし
たが、やっぱ駄目でしょう。折角スカイトレインに直結したホテルにしたのに、
アホやわね~。色とりどりのタイシルク買って、帰って布好きな人に、どれでも
持ってっていいわよ~なんてやりたかったっす。また買いにこなくちゃいけない
のか?なーんてね。でも、夜になると熱は引いたので、何とか最後の夜、食事に
出かけました。味はあんまり分かんなかったし、量も少ししか食べれなかったけ
ど。そして折角なのでゴホゴホいいながらもフットマッサージへ。ホテルから4、
5メートル辺りで食事とマッサージ完了。あ~、タイに来たって実感はあんまり
無いなぁ。

ということで、今日もオノテツの後ろ姿を。

熱出ました!

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やっぱり急激な環境の変化はヤバカッタデス。帰れなくなるのはやなのでとりあ
えず熱を下げなきゃと、一日中寝てました。私って風邪引いても熱はあまり出な
いほうなのでちびっとビックリ。朝食はとりあえずホテルで食べましたが、ここ
はあんまり美味しくないなぁ。がっかり。途中イト氏に7-11でオレンジジュー
スとチップスを買って来てもらう。明日には頑張って買い物したいなぁ。あ~、
ウトウトしながらNHK三昧です。ここはどこ??

一日中寝てたので写真がありません。今回の出発時の成田にて、オノテツの後ろ
姿をどうぞ。

冷房大敵!!

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そしてまた自分の席が見つからなかった!AとB席が無かったというのを後で知っ
たのだが、また好きに座れといわれた。今度の席はよりいっそう足下が広く前の
シートに全然足が届きません。これも逆に疲れるなぁ。私の横の人たちは、また
もや常に頭から毛布をかぶったまま、ジュース以外はほとんど口にしませんでし
たね。流行ってるの、これ?それとも宗教上かな?またメンバーと離れてたので、
長時間だと眠るしかない。でもグラグラしながらも眠れませんでした
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やっとタイ・バンコク着。暑いです。やはりアフリカより湿気てます。もう皆クタ
クタのまま入国審査へ。ここでまたオロオロするはめに。イエローカードの必要な
国からやってきたので、あっちだこっちだと待っては移動を数回。やっと空港を出
てタクシーに乗り宿泊先のホテルへ。全員ヘロヘロ」でほとんど無口でしたが、見
覚えのある風景になると少し元気が出ました。前回と違ってちょっと派手なホテル
だったので、期待が膨らみます。チェックインが15時のため、しばしティールー
ムで待つ。市内地図を見ながらマッサージに行くぞとか、買い物するぞとお喋りし
て、それぞれの部屋へ。テレビでNHKが見れたのは驚きました。バスタブを見ると
どうしてもお風呂につかりたい!!とおもい、足を伸ばしてゆっくりと入浴。気持
ちよかったぁー。お腹が空いたのでイト氏とご飯家捜し。夕方だったためお昼の屋
台はほとんど終わってました。そして近くの半屋台みたいな食堂へ。イト氏はカオ
パ(焼き飯)25バーツ、私はタイスキ風海鮮ヌードル30バーツ。もうむちゃく
ちゃおいしかった!!これから数日こんなに美味しいの、激安で食べれるのねー!!
イト氏はマッサージへ行くというので、じゃ、私は大事を取って買い物は明日から
にして、夕食まで寝てましょうと部屋に帰る。いや、これが恐ろしい事になろうと
は・・・。
とにかくタイのホテルとかデパートとかギンギンに冷房効いてますよね。そう前回
来たときかなり寒くて困った記憶があったので長袖は持ってきてたんですが、アフ
リカのあの冷房の無さに慣れきってた私は、なんとなくちょっとうたた寝したつも
りが・・・あれ?鼻水が止まりません。くしゃみもちょっと、寒気もするし喉も痛
いかな?イト氏が帰ってきたので夕食をとる所を探しに出かけました。大抵の店は
閉まってるけど、道路沿いの屋台は大繁盛!探してた屋台村みたいなところは開発
中で大工事が行われてた。ガックリ!!なんかちょっと視界がブレる。やばいかな
ぁ?すんごく繁盛してるところ(道路脇の歩道)でメニューを見る。わかんねー!!
空芯菜の炒め物が食べたかったので本と格闘しながらカオニャオ(餅米)と一緒に
注文。焼きそばが思い出せなくて注文できなかったが、昼食が遅かったのでそれで
お腹いっぱい。ニンニクいっぱいの炒め物のお汁に、カオニャオを浸して食べると
メチャ旨です。そして少し散歩してスターバックスでラテを。食事の代金から考え
ると高く感じるね。お客も少ない。いよいよ調子悪くなってきたのでスカイトレイ
ンでホテルまで戻る。とりあえず寝なくちゃ!!

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朝食を4人でプールサイドにて。朝早くに(珍しい!)オノテツが散歩をしたら
しく、道端の揚げドーナツ(沖縄のサーターアンダギーのミニ版みたいだった)
を買ってきたので試食させてもらった。凄く素朴でジンジャー味は気に入ったが、
油でギトギト。やっぱりすんごく安かったみたい。朝食のサーブはいつものお兄
さんじゃないのでちょっとガッカリ。パンと飲み物(カップとお皿のセット4客、
それに紅茶や珈琲のポット、各自パンの皿、各自バターの皿)でテーブルは一杯。
でも食べたかったのでそのうち3人はオムレツも頼む。既に珈琲と紅茶の注文は
間違えられていた。、結構狭いテーブルなのに、砂糖皿を次々と4つも置いてく。
私の注文したはずのフロマージュのオムレツはプレーンオムレツだった。そこへ
フェルディナンもやってきて、また砂糖皿が1つ増えた。もう置けないよ~。なん
かとても笑えた。やっぱいつものお兄さんがいいなぁと思っていると、派手なシャ
ツを着て彼が現れた。そっかー、日曜だから教会に行ってたのかな?やっぱこの人
じゃなくちゃね。近くで食べてたタカクラやギョームとかにサヨナラの挨拶をして
、ベッドメイクのおじいさんにまとめてチップを置き、迎えの車にharpy&横川さん
で乗る。
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今日はやっと修理から帰ってきたマトモなバンだ。大通りをぶっ飛ばしていく、その
風景をしっかり目に焼き付けようと、皆で外ばっか見てる。よく見てると、似通った
商品の店はそれぞれ固まっているようだ。バスルームの陶器製の物が続き、木製キャ
ビネットばっかが並び、続いて小物(石鹸や歯ブラシ等)がでて来る。あ~、こんな
ところまでくれば色々あったのかも、なんてぼやっと思う。ちょっと走ってって買い
たい位だ。気分だけは元気。視界にかなり大きなトラック?が止まっているのが入っ
てくる。その上にどうやったらあんなに高くなるの?つーくらいの高さで人が重なっ
て乗っている!!あれ、発進したり止まったりするだけで、どひゃ~っと人が落ちち
ゃいそうだ。どーなってんの?途中、ジャンピエールが乗ってくる。日曜だからか道
行く人はかなりオシャレをしている。普段からオシャレなのにより一層。衣食住の中
で衣が飛び抜けて重視されているようだ。横川さんがやってたワークショップの生徒
で、土砂降りの雨の中やってきたのに靴だけはピカピカって人が居たよって感心して
ました。なるほどねー。私に話しかけてきた少年も革靴は決して新しくなかったけど
ピカピカだったのを妙に鮮明に思い出した。あ~、やっぱり布欲しかったなぁ。昔働
いてた店で見慣れた物が多かったからお腹一杯な気がしたが、現地を離れるとなると
やっぱ買っておけば良かったと思ってしまう。草ビロードとか、たった17ドルだった
んだよねー。う~。本気でもう一度来たい気がした。が、大変なのはこれからだった
・・・。全員がもう二度とこれないって思っちゃうような。

出発時間より3時間以上前に空港に着いた。横川さんの出発は、私達より1時間早い。
なので、彼が先に搭乗手続きを。私たちはぼ~っと待っている。高い天井にグルング
ルンと人々の声がまわってる。暑い!蒸し風呂だ!すぐに全身ビッショリ。それくら
い時間がたったのか、見ると横川さんは殆ど進んでいない。ジャンピエールは冷静に
柵の外から横川さんの傍にいる。ドーナツ状のカウンターにはグルっと一周ぎゅうぎ
ゅうの人だかり。どこにどういう風に並んでいるのか判別がつかない。大勢の人の声
と湿った暖かい空気が息苦しく、頭の中をぼわ~んとさせる。気がついたら1時間以上
かかり横川さんの手続きがやっと終る。じゃ、サヨウナラ!また日本で!!と言いつ
つ私たちの番に入る。あ~、早速わかんねー。ちっちゃい柵の中(その中央にチケッ
トのカウンターがある)に入るのに立ってる人にチケットとパスポートを見せ、カウ
ンターに並ぶ。並ぶ?並ぶってどこに?この団子状態でどこに??イト氏が4人分集
めて、いざ行かん!とカウンターににじり寄る。その後に続こうとするがパスポート
とチケットを握り締めた腕が何本も私の目前に高く差し出される。男性が私の前だった
はずだが、いつの間にかオシャレなオバサマが前に??後からもムニュムニュ押される
。皆さん肉厚で密着してくるから柔らかいから気持ちいいけど、内臓がゲロっと口から
出ちゃうよ~。直立立ちで1時間は軽く越える。なのに周りの人達は今ここにきたばか
りのような涼しい顔で姿勢も崩さない。もうアカン、倒れちまう!と思った頃、イト氏
が「今やっと受け取ってもらった」って。うは~、すんげー前からカウンターの一番前
にいたはずなのに、うちらのパスポートの下に上に勝手に自分の押し込もうとする人や、
やっぱりお金を挟んでる人、柵の外から差し出してる人でもみくちゃ。それらの腕をク
ロールで泳ぐように跳ね除けてるイト氏。ありがとうございます。スミマセンが、横で
スーツケースに腰掛けさせてもらいます。あー、やばかった。そして今度はカウンター
の裏手にまたイト氏が並んでる。チケット受付とチケット発行と荷物預かりは全部違う
カウンターなんだそうだ。は~・・・。ここでも気が遠くなりそうだった。後で気がつ
いたが、この時にお気に入りの手ぬぐいを落としてしまったみたい。クスン。またチケ
ットは手書き。そして次は荷物を預けるところへ。そうそう、ガムテープ売りの人がい
た!しかもビニールの剥がし難いやつ。見てたらスーツケース全体をぐるぐる巻きに!
こりゃ、後が大変だ!さっきからビーーーっとなにかを裂くような音がしてたのはコレ
だったのか!お願いしてる人は結構いた。うにゃ~。カウンターでは4人分のパスポー
トをじろじろ見て、「オノー!」とか呼んでる。しかも、並んだカウンターは計りが壊
れてるので、隣のカウンターで荷物重量チェック。なんとか全部預け多と思ったら、さ
っきからちょっとキレ気味だったズッキーが、「あ、俺のシートナンバーが無い!」と
クレームを。ささっと手書きで私の前席の15Aと書き込まれてた。いやほんと、ここま
でジャンピエールとイト氏が居なかったら終了しなかったですよ。感謝感謝です。小さ
な柵を出て、元のとこに戻るとそこには横川さんが!あらら。ジャンピエールにお礼を
言おうとすると、なにやら胸からカードを下げた二人の男性に話し掛けられてるので、
しばし待つ。いちゃもん付けられて、お金を取られそうだったようだが、私はフランス
語分からないし、クールなジャンピエールの様子からはわかんなかったな。ここで本当
にサヨナラして、木枠のガラス戸横に立ってる人にパスポートを見せる。そしてまたす
ぐパスポートとチケットチェックが・・・。ここがまた長い・・・。なんか追い抜いてい
く人がいる。なんすか?横川さんはサウスアフリカエアーなので出国カードが必要と記
入してたが、エチオピアエアーも書けと言われ、でも、用紙はサウスアフリカのって・
・・なんだよ~?ここでまたお金を挟んだ人が割り込んでくるし、モタモタしてると横
川さんはもう見えなかった。やっと4人終わり、次のゲートへ。ゲートの横に立ってる
人が「レディはお先にどうぞ」とうながしてくるので通ろうとしたら、10$いただけま
すか?と来たもんだ。もう、私の財布はタイ仕様でバーツしかないのであきまへんがな。
で、通ると数人の男の人が長机に腰掛けて手荷物をかなり入念に見てる。
( )はジェスチャー及び推測で。(メガネケースを開けろ):眼鏡を出すとなんだっ
て顔。(コレも開けろ):デジカメですよ。フィルムをよこせ:フィルムは無いです。
何故フィルムが無いんだ?:デジカメですもん。コレをくれ:やだー!ちょっと調子悪
いけど高かったんだもん!じゃ、お金をよこせ:無いですー。ってな感じでこれくれ、
あれくれ・・・・。頼みますよ、ちょっとー。それにしてもLOMOカメラが見つからな
くて良かったかも。フィルムカメラはマジでくれー!って言われそうだったし。やっと
解放されて少し風通しのいいところに座っていると、エチオピアエアーならこちらです
よと、階段の上のクーラーの効いた部屋に案内される。お金払わなくちゃいけないのか
な?と考えたが、案内してくれた人はすぐに居なくなる。しかし、そこにいるのは客室
乗務員ぽい人やキチっとスーツ来た人がちらほら。場違いっぽいがとにかく涼しくてほ
っとする。よく見るとかなり広い部屋なのにクーラーは4台中2台しか稼動していなか
った。そしてここでも「巻き」が入る。予定より早いのに人が呼びにきたのだ。んで、
小さなバスで登場予定の飛行機の下まで行く。そこで降りると「マダム、あなたの荷物
はどれですか?」と聞かれ、これですと指差すと、丁寧に乗せていた。んで、ここでま
たもやビックリ仰天!そこでは二人の男女がまたまた手荷物とボディチェックを!こ、
ここは、飛行機の横ですよ?ま、郷に入れば郷に従えということで男女に分かれて並ぶ。
まー、チェックも大層な物ではなかったが、国のチェックと航空会社のチェックという
二重構造は驚きましたね。というか、その全てが人力っていうのにも。そして予定時刻
よりも早めに機内へ。
そうそう、横川さんの飛行機、ちょっと目を離したすきに飛んでましたっていうか、予
定よりかなり遅れてるやん。乗り継ぎの都合で今日はヨハネスブルグの市内で一泊らし
いですが、勇気あるなぁ。そういえば私たちもそこでライブするかもって話もあったん
だなぁ。調べれば調べる程ヤバい所では?って思ってましたが、頓挫してしまいました。
ちょっとワクワクもしてたんですけどね。うはー。そして自分の席を探して「16A、
16A・・・え!?15の次20やん!?ないやんかぁー、私の席!?」すると客室乗
務員さんが一言「あなたのシート、フリーシートね」・・・・。後でわかりましたが、
シート番号なんて目安みたいなもんでしたね。そして人力X線の二人も乗り込んできま
した。また10分程してブラザビルへ。かなりの数の人たちが乗ってきました。夜8時
前にやっとエチオピア・addis ababaに到着。あの数日前の混迷した空港だわと思いつ
つ、数時間前のコンゴの事をを思い浮かべたら、凄く近代的な空港に見えました。何か
紙を渡されたのだけど、軽食が出るっていうのかな。ホットサンドとジュースを貰った
けど、中の肉がふわふわスポンジみたいで気持ち悪くて食べれない。そういえばホテル
の朝食以来何にも食べてないなぁ。 アフリカに来てかなり小食になりました。時間に
なり最後のエチオピアエアーへ。もうこれ以上飛行機に乗るの嫌だなぁとストレスいっ
ぱい。そして遂にアフリカとさようならだ。出入国が無かったらもう一度帰って来たい
もんです。

それにしても、写真がほんと少ないです。軍事施設や銃を持った兵士、おまわりさん等
は撮っちゃいけないっていうし。空港からして軍事施設なので初アフリカ着の記念撮影
なんてもってのほか。街中もめざとく見つけられてカメラだ!写真だ!と言われるので、
目には焼き付けてきたけど、記憶は薄れやすいもの。で、こーしてあったことダラダラ
書かせてもらいました。

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オノテツが「昨日、自称大使館関係という人に、「土曜日市内を案内したげるよ」
と声をかけられたので、皆もどうか?」ときいてくれた。歩きなら、多分私はく
たばるのが早いのでよそうと思ったが、車で来るらしいと聞き参加させてもらう
事に。
朝食を済ませ、ノンビリしてたらまた「巻き」が入った。は、はや~!で、みんな
慌てて外に出た。挨拶も程ほどにその人は歩き出し、ホテルの庭や駐車場も越え、
門の外へ。そしてやっぱり話しながら歩いてる。う~、車じゃないじゃん。やばい
かも!?近くだからというので(そんなに近くでもなかったが)、歩いて美術学校
へ行ってみる。その途中大きな教会があった。いろんな人に声をかけられ何言って
るのかよく聞くと「ニーハオ!」って言ってた!あははは。「ボンジュール!!」 
そういえば昨日は「アチョ~!」とか言ってる人もいたかしら?

やっと学校に着く。彫刻など作成してる教室へ。う~ん、なかなか大作じゃないです
か。リアルなものも凄くよかったが、抽象作品もあるのね。庭には飢えてやせ細った
赤子を抱く母親とか、現実的な作品もあった。そして小さいながらも美術館へ。館長
らしき女性が色々説明してくれる。で、連れの・・・・あ、名前なんていう人だっけ
・・・仮にヤニック=ヤニと呼ぶことにしましょう。で、ヤニが英語で私たちに説明
(英国に長い間住んでいたといってたが・・・)してくれるんですが、すぐに女館長
から「ノノノノノン・・・・」って、訂正が入って、もう可笑しくて可笑しくて。展
示品はかなり少数でしたが、懐かしかったです。子供たちが集団で先生に引率されて
見に来てるんですが、見慣れない私に気を取られてクスクス(といってもまるわかり
ですが)笑ってる姿がかなり可愛かったです。見終わると感想を書いてくれと言われ、
代表でオノテツが。その後小さな紙箱に募金して外に出る。小さい子達は外で駆け回
ってました。体育の時間?いや、てんでバラバラな・・・あれ?今日土曜日か!!で、
裏手に回って絵の展示会を見せられる。あ~、もうかなりしんどいですよ。暑すぎま
すよ。絵描きに何か質問してくれ等といわれるので、無理やりネタを作る。困ったなぁ
~。そして出ようとするとまた感想を・・・と言われ、今度はズッキーが代表して。
で、隣の売り場へ。ついに、買わされるのか!?見てもと大した物は無かったのです
が、草ビロード、あれは惜しい事したな。買っておけばよかったです。ハンカチより
ちょっと大きいサイズで、日本円で1700円くらいだったかな。お店に勤めてる時、か
なり欲しいものリストに入ってたんだけど、いざ現地で25円とかでタクシー乗ったり
してると「高い!」とか思っちゃって買えませんでした。しかも、ドル持って無かっ
たし。なんすか、外国人を見るとユーロよりもドル値段なんですね。

学校を出て、再び歩き出す。もうかなりキテますよ。そこで皆がタクシーに乗ろうと言
ってくれ拾うことに。しかーし、ヤニはなかなか捕まえる事が出来ないのか、その気が
無いのか・・・。やっと車に乗り、マーケット方面へと。すると、あれ?高いビルとか
ありますねー。超近代的っていうのではないけれど、ヨーロッパぽい建物がありました
。私の体力では無理だけど数ブロック行けばこんなに景色が違うのね。そして、ホント
にみやげ物っぽい市へ。うーん、こんなんじゃないなぁ。もういいですということで、
次の市までまたもやゆっくり歩く。途中道端でズッキーがボールペンを買う。よく見る
とビニール紐の小さい束とか売ってる。変に欲しくなるわ。暫く行くと布屋さんがズラ
~リ。布に目がない私はやばかった!ちょっと一軒の傘の前(皆さん道端にパラソル建
てて布売ってます)で足を止めたら・・・・・・。数軒前のおねーさんに手を引張られ
て連れて行かれるわ、いろんなおねーさんにドンドン布を体にかけられて重くなってく
わ、おねーさん同士が大声で喧嘩始めるわ・・・。ひ~。ここでは買えません。ちなみ
に10ドルだったかな。買わずに歩を進めると、何故買わないのかとヤニに説明しろとつ
いて来る(多分布屋の人ではない)女性が。参ったなぁ~。あんな状態で買えますかい
な。暫く歩くとやっぱ布を売ってる人ちらほら。一律10ドルの様だ。なんかスタイルい
いけどちょっとやばそうなおねーさんが、笑いながら何か言いながら、私のことバンバ
ン叩いたり触ったりしてくる。やー、写真撮りたかった。あははは。

そんなこんなで通りの感じが変わってきた。しんどすぎるので道端のパラソルの下でコ
ーラを飲む事に。これまた同じ種類の店が連なってるからアカンのよね~。こっちはヤ
ニを含め5人。5人並んでベンチに座ったけど、2対3で別れてジュースを注文。当然の
ように喧嘩のような言い合いが始まる。うは~。もう知らんっす~。コーラの値段は
100CF。昨日フランス文化センターで飲んだコーラは250だったから、フェスのチケ
ット代ジュース2本分って書いたけど、とすると、5本分にもなっちゃうな。ここでは
音楽にお金を払うって事自体が無いらしいので、音楽産業を成り立たせる為に入場料を
設定するというのは、大変なんだろう。そうならないと習った人が皆国外に出て行くと、
結局ここは取り残されてワークショップも無意味になっちゃうしね。しばしぼや~っと
マンウォッチング。そうそう、ホテルを出る時小雨が降ってたせいで道端は水溜りと泥
が結構あります。ここらは道がグチャグチャだな。オシャレしてる人もバリっとした感
じでは無いようだ。でっかいバスが道幅いっぱいに通っていく。我々は静かにパラソル
の日陰に座っているのでそれほど目立たない。よく見ると暑い中、卵ケースにたくさん
の卵が並んで、オムレットとダンボールに書いた店?もある。でも、調理器具はどこに
?布もさっきの通りより安そうだ。ヤード量が少なめなものも売ってる。ボロボロの服
でリヤカーのような物に何か大量に乗せて運んでいる人も数人いる。私の横ではヤニが
ズッキーに身分証のような物を見せたりと、なにやら話している。あー、こういう状況
好きだな。

結構休んで再び歩き出す。車は通るは、道端に店と人、その端っこは水溜りと歩き難い。
車の通れない細い道に入ると、色とりどりの布を売ってる人達がズラーリ。うわぁ、買
いたい!しかしヤニの歩く速度は速い。あの蜘蛛の巣の大胆なデザインがいいなぁ。う
わ、こっちの幾何学模様も凄くいい!!目だけはギョロギョロ。置いてかれないように、
人の波をかき分けかき分け。声もあちらこちらからいっぱい飛んでくる。そのうち木の
破片とか板、錆びた釘が大事そうに並べられた材料の店ばかりになる。どこで拾ってき
たんだろう、そういうものばかり。そしてこれまた色とりどりのゴムサンダルの山を越
え、使用済みのようなバスタオルや石鹸やマッチの細かい日用品が立ち並ぶ。

そうして歩いてるうちに市場に突入。漢方薬の出店の列へ。威勢のいいおばさん(おば
ーちゃんかも!)が、うちのメンバーに世界中のどこでもあるような漢方薬の勧め方を
している。あははは。で、私を見ると(痩せてるなぁ!?)とジェスチャーをして、豊
満な線を描き(コレ買いなよ!)と盛んに声を出す。そのうち誰かが「ダイエット!」
っていうとみな口々に「ダイエット!」って。ダイエットじゃねーよー。もう面白すぎ
で、皆ウキウキ。途中オノテツは足の悪い戦争帰還兵みたいな人に絡まれそうになるが、
本人は余り分かってないのか、対応が上手いのか。ヤニってば、言葉わかるんだから助
けてよって感じ。そして食材売り場へ。大釜でスープを混ぜていて美味しそうな匂いが
するが、そのちょっと先に子供がオケで何枚もお皿洗ってる、その水の色が今見たスー
プと同じ色だ。う~ん。あははは。そして臭い匂いも強烈になってきた頃、魚の切り身
や肉の切り身が現れる。そんなに陽に照らされてヤバくない?すると、今度は虫系の食
材売り場。カブトムシの幼虫みたいなのや、蜂みたいなのの燻製?なのか、ただ乾燥さ
せた物なのか、ヤニックが得意そうに食べてみせる。でも、店のオバサン、勝手に食べ
るな!風に怒ってない?来た道を少し引き返して左に折れると・・・・、出ました!こ
の売り場はホントに匂いがキョーレツ!!凄く綺麗にスパッと、大きいサイコロ状に切
られてる肉片に手が付いてますよ~。うが~!!よく見るとワニでした。皮をはいだり
とか、どうこうするとか、全くそういうことはナシでそのまんまスパッ!!ですよ~。
そして他の動物も見事にそうでした。次に見たのはサル。そんなに大きくない身体で、
足が1本抜けてる状態。勿論毛はそのままです。片足が無い以外おかしなところはあり
ません。で、鹿はワニと同じサイコロ状態。茶色に白のドットのバンビだったのねと分
かる綺麗な毛皮付き。最後に見たのが,結構キマシタね。やはりワニと同じサイコロ状態
ですがマックロなんです。くっさ~!!!あかん!!するとバァーってびっしり集って
たハエが飛び立って、ボヨボヨした毛が・・・ああ、見覚えありますね。ゾウでした。頭
の毛がぼよっとして可愛い部分。う~、ビックリです。骨はどうなってるのでしょうか?
何でこんなにスパッと切れちゃうのでしょうか?私、虎とゾウと犬が好きです。勿論食
べる為ではありません。そして、ズッキーはかなりキテました。倒れそうだと言ってま
した。静かだと思ったら弱ってたのね。
屋根のある市場を抜けて歩いてたら、警官らしき人に引っ張られてく人達がいました。
悪い事したのかな?

古本や大量の下着を通り過ぎ(なんかここら辺はパリの蚤の市っぽかった)、お昼も随
分回ってしまったので我々は帰ると提案。結局、足早過ぎて何も買えなかったけど、こ
の時点では悔やむより体が着いて来ない状態で、気持ちはもっと見たかったと言う感じ
か。しかしね~、ヤニック、ホントにタクシー拾うの下手です。というか、拾う気がな
いのか。結局彼が呼んでくれたけど、現地の人はもっともっと歩く体力があるみたいだ
から、病人の日本人とは格差がありすぎですね。申し訳ない。もっと私に体力があった
なら!やっぱりアフリカ行くなら体力がある時か、財力がある時かでしょうか。う~、
私にはどっちもありません。
タクシーでホテルに着きました。ヤニックとはそこでお別れしましたが、要するに商談
したかったみたいですな。うちのメンバーの誰が力を貸せるのかという以前に、皆興味
ないでーす。でも、私達だけでは行けなかった所に連れて行ってくれてありがとう!貴
重な物や事を目にする事が出来ました。

しばし休憩後4人でフランス文化センターへ。今日はフェスの2日目。ひとしきり皆に
挨拶して、やっぱり今日も「押し」で始まるので近くのフランス料理屋へ。今日は庭で
食べます。ピザを頼んだけど食欲ないなぁ。というか、オノテツのラザーニャ、かなり
つつかせて貰いました。あー、隣の芝は青い。うふふふふ。モデルの学校があるのか、
ワークショップなのか、同じ庭の建物の下で綺麗なプロポーションした人達がウォー
キング。金網の外と中って随分違う。文化センターの入口は今日も厳重だ。
ライブが始まったが、昼の疲れからかかなり眠い。ちょこちょこ人に話し掛けられ、
「キヨコとは、リンガラ語で白いと言う意味だ」と言われた。昨日は「ビューチホー」
とも言ってたな。でも、私はキョウコすよ。ここはフランス語とリンガラ語が公用語だ
そうです。あまりの眠さに、ちょっと離れた石の上に座ってると、どう見ても15歳以
下ですよね?という少年2人が隣に座った。かなり暫くして1人がフランス語(多分)
で話し掛けてくる。わからん・・・わからんですー。電話がどうのとかいってる。分か
るけど、分からん。それでも一生懸命話し掛けてくるので、エマニュエルに通訳しても
らう。「お友達になって、電話でやり取りしよう」という事らしい。綺麗な顔した少年
で、目をキラキラさせて可愛かったですよ。しかしね、エマニュエルが「英語も話せな
いのに電話じゃやり取りできないでしょ?それに日本までの電話代はすっごく高いわよ
~」って言ってくれまして、敢え無く素直にサヨウナラ。そうそう、その少年のシャツ
は何度も洗ってるのか色あせてたけどアイロン当てたみたいに綺麗で、やっぱり革靴も
古いのにピカピカでした。オシャレだねー。
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皆のところに戻りライブの続きを見る。いや、凄かった。ギターはチューニングして無
いでしょ!?という音で始まるので、聞いてるほうは崩れちゃいますが、歌はしっかり
入ってくる。全体にくすくす笑えるし、よく見ると楽器に値札がついたまま。そうだよ
ね、楽器なんか高いよねー。数日前に乗合タクシーでボロボロの管楽器持った笑顔のお
兄さんを思い出す。とっても大事そうに扱ってたな。今日は地元のバンドだし、ダンサ
ーもいて大盛り上がり。といっても、正規の入場者数はわかりませんが。昨日と比べて
警備の人数は減ったようだ。ここでは暴動も起こらないでしょう。今年はキンサシャで
もう2回暴動あったんでしたっけ。ちょっと歩いただけでは分からないですね。もうネ
ムネムですが、そういえばホテルからこの文化センターに来る時になんて言えばタクシ
ーを降りられるか知ってるけど、ホテルへの帰り方が分からない。戦後なので地図は昔
の物だし、通りの名前もあるのか無いのか、はっきり言える建物も無い。ということで、
横川さんに引っ付いて帰ることに。大通りに出るまでと、タクシー降りてからホテルま
での道のりが遠く感じられました。うは~、オヤスミナサイ。

ライブ当日

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6:00過ぎ位に目が覚める。ぼやぼやしてるともう8:00。朝食はプールサイドで
食べる。去年MIMIで見かけたかもって思ってたベイルートの女性と同席。今回
はワークショップの講師らしい。私の好きな面長の顔立ちだが、イト氏にいわせ
るとショーンに似てるって。ショーン・レノンね。ぷぷぷ、私にもショーンに見
えてきた。髪型のせいか?部屋でちょっと休んで10:00頃散歩へ。歩いてるとい
ろんな所から声をかけられる。皆さん目がいいのねー。かなり遠くからも声が飛
んでくる、挨拶を返す。雨上がりで思ったより曇っているので、イケルと思った
けどやはり暑い!写真とりたい所満載だったが面倒な事になるといやなので止め
ておく。兵士が昨日より多いのは、アラファトが亡くなったせいもせいもあるの
かな?あともう少しでホテルという時にかなりキタ!!しんどーい。汗ダクダク
でベッドに転がり、暫くしてシャワー。お昼になったのでホテルのレストランへ。
格段に高いかも!!チキンのフリット5,000CF、フロマージュのオムレット900
CF、ティーとスプライトで二人で4,000CFづつ。外に出るとオノテツとズッキーも
終わった所だった。15:00集合と決めて解散したら14:00に迎えが!え?「巻き」
が入った!暖かい所はその場所のタイムっちゅーのがあって、ちょっぴり遅くなる
ものだと思ってたからちょっとビックリ。

急いで車に乗り会場に着くと、逆リハなのに、まだ最初のラップチームが来てない。
私たちは初日のトップなので、リハとしては最後ね。控え室に連れて行かれ、ぼーっ
とする。横川さんがいろいろ賄いの事とか動いてくれてました。賄いはサンドウィッ
チ(これがまた結構長くて大きい)2個とジュース2本。なんでも2、ドゥ、ドゥ
だ。結局我々には多すぎるとサンドは5本にした。でもこれ、切った野菜が入って
るのよね。本番前にはヤバいかもという事で食べなかった。17:00過ぎからリハ。
音を見るだけの時間しかなかった。去年のMIMI SUDは入場料フリーで600人くらい
来たらしいが、今年は入場料500CF。ジュース2本分の値段だ。定刻の時間になっ
ても会場はガラガラ。45分押しで本番でーす。
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リハ直後にシルベーヌというパリのマミちゃんの友達が急に、今日のライブにゲスト
で出して!と言ってくる。ビックリ!急いで事務所で譜面をコピーして渡すと、かな
り吹けてる!!これまたビックリ。そういえばこの人、朝食の時にすれ違って「harp
yですか?」って声かけてきた人だ。ケータイの着信音がうちらの曲だと言ってたな。
あともう少しで本番と言う時に、なんとその日の衣装の麻の紐パンツの紐がぶちーん!!
マジですか?切れちゃいましたか!?完璧腰で止まりません。下までずり落ちちゃいま
す!安全ピンなどここにあるはずが無く、イト氏がいろいろ画策してホチキスで留めよ
うと頑張ってくれましたが、布地が厚すぎてNG。それならばとゼムクリップを伸ばして
パンツにグサッと突き刺した。ちょっと悲しいけど取り合えず止まったのでホッ。

で、本番!フェルディナンのイントロデュースでぼちぼち人がやってくる。天井があ
るだけでほぼ野外に近い会場は電気も少なくほとんど真っ暗。人が見えないよー。全
員椅子に座ってやるなんて、コッチじゃ考えられない事かもしれないなと思いつつ、
曲は始まる。始まるとすぐ終わる。1曲毎に暖かい拍手。ここでも「Next song・・
・・」がウケる。アルもデルもショーンも、いろんな人が前に来て踊ってくれる。で
も、難しそうだ。押してるので舞台の裾からタカクラが「巻き」のサイン。後1曲と
お願いしてシルベーヌを呼び“dolphine”を始める。この曲はフリーで繰り返し部分
があるからウケました。「ティリティリ」とちょっぴり観客の合唱が聞こえてくる。
やっぱ延々繰り返さないとだめなんだなぁ。トランンス状態好きなのねー。全体的に
は新曲めちゃめちゃだったし、その曲あたりからモニターにVoが返ってこなくなって
やりにくかったし、ピアノの音は変だし、ズッキーのギターは全然入ってこないしで
大変だったが楽しかったよ!相当ストレンジだったようだ。フェルディナンの「彼ら
の聴いた事の無いような、不思議な音楽で幕開けしたい」という願いは叶ったでしょ
うか?大役は果たせたかな?後でイト氏は「これは日本のトラディショナルなリズム
なのか?」と聞かれ、「いいや」と答えたら、質問した人はそうだよねと納得した顔
をしたそうだ。ぷぷぷ。その彼の子供は3歳でドラムをやってるそうだ。とにかく大
勢のおまわりさんとこん棒を持った警備員、赤十字の人が多くどうなる事やらと思っ
たが、怖い顔したその人たちに「恐い顔のまま「良かったぞー!!」とかいろいろ声
をかけられ握手したりした。やー、良かった。安心した。

控え室に戻ってホッとしたのもつかの間、急にまた激しい雨が!もう会話も聞こえな
い。でも、次のラップグループは始まった。お客も盛り上がっているようだ。オール
ドスクールだがかなりテクニックがあって凄かったとイトケンが言っていた。オノテ
ツはこの頃から少し調子が悪そうだ。最後のグループが始まった。おしゃれに着飾っ
て子供がダンスを踊ったりと楽しかった。午後お迎えにきてくれた人がまたホテルま
で送ってくれたのだが、皆が乗ってドアを閉めようとしたとたん、ガターンて外れて
落ちた!でもたいした事無い感じで襖のようにまたはめて戻した。大笑い!!!それ
にしても大通りとは言えど街灯が全くなくて真っ暗なのに、すんごいスピード。でも
ちゃんと見えてるみたいで大きな穴ぼこよけたり、道中央の障害物をよけたりしてる。
うー、すごい。部屋に戻るとシャワーを浴びて即寝。昼から何も食べてないが別段お腹
もすかない。

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朝6:30に目覚める。日常ではありえないことだ。窓にはそんなに晴天でもな
い空と花をつけた木。鳥が変な拍子で鳴いてる。結局ウトウトしちゃって8:
00頃朝食へ。パンとお茶のみ。そっかー、卵やベーコンってのはアメリカンス
タイルだっけ?フランスでの朝食はパンとお茶だけだったっか。でも飲み物を
いつもショコラにしてたんだ。ここではカフェかテのみ。紅茶は麦茶っぽい香
りで、カフェはほうじ茶みたいだ。う~。
再び部屋でゴロゴロして9:30頃文化センターへ。皆でタクシーに別れて乗る、
毎回だがギュウギュウだ。で、タクシーについてですが、これがまたちゃんとし
たタクシーってのは無いみたいで、とにかく乗ったり降りたりしてる車を見つけ、
行き先を言ってみて合図をくれたら乗っちゃうという感じ。前述のバンタイプに
多人数乗り込むのや、普通車に7人程度乗り合うのや(コレが大抵大通りのみで
降りたいところで降りて100cf:約25円)、後1500cfのもあるとかいうこ
とですがテキトー。見分けがつかない。まー、我々は「リセ・モリエール!!」
コレのみでした。
大通り、リセ・モリエールの角で降りてまた文化センターまで歩く。結構これが私
にはつらい。川は水が流れているのかどうか分からなくかなり臭いし、車が猛スピ
ードで走っていくので、道端っこの砂部分は歩きにくい。やっと着くと別れて乗っ
たオノテツ・ズッキー組は運良く大通りから小道に折れて会場前まで送ってくれた
みたいで涼しい顔で庭でくつろいでた。う~、ええなぁ。横川さんのワークショッ
プを見学させてもらいながらブラブラ。フランス人のお偉いさん等が視察にきてた
ので挨拶など。
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途中アル&デル(ソープキルズ@レバノンの片割れとキンサシャの歌の上手い人。
この2人が異常に仲がヨロシイ。常に2人で唄ってた。で、名前もわかんなかった
ので密かにアル&デルと呼ぶことに)に、ズッキーと私は中庭に呼び出される。日
本の感じをつかみたいと何か歌って弾いて見せてくれといわれる。私はアカン。明
日の夜にねと言い、ズッキーにその場はお任せした。出だしがなんだかわからない
くらい難しいメロディーで向城の月とか唄ってた。アル&デルは夢見る様な眼差し
でうっとり聴いている。2人の感じがメチャクチャおかしかったが笑うわけにはい
くまい。その後次々とその2人組みはデュエットを聴かせてくれた。や~、すんご
く美しく優しい歌声で乙女のようだ。自然にバラけてボーっとしてるとアルが「マ
ンゴーが木に実って自然に落ちてるから食べよう」とイトケンを誘う。7月の沖縄
旅行で激ウマのマンゴーに出会ったので、いそいそと採りにいってくれた。一つも
らうと甘い!美味しかったけど繊維がメチャクチャ歯に挟まった。参った。そんなこ
とをしてると、ボツっと雨粒が・・・。次第にすんごい量の雨が降り出した。建物
の屋根はトタンなので、ものすごい音量の雨音で人の声も聞き取りにくい。アルは
屋根から流れ落ちる雨に手を差し出しボンヤリして、デルは雨音にも負けないよう
大声で歌ってる。後日、60年代?70年代?風のもじゃヒゲのちっちゃなアルが女の
子にモテモテっつーのを知る。なんだか話してみて納得できた。
今は雨期だそうだ。なんだ、そうなのか。1時間ちょっとだがものすごい土砂降り
だ。外の道はガタガタのアスファルトとグレーの砂なので雨が降ると歩くのが大変
だと言われた。そういえば下水道もなさそうだし、砂が濃い灰色なのはなんだかい
ろんな物が混ざってそうだな。大音量で雷と雨音を聴いてると、以前ネイチャーサ
ウンドとかいうCDをお店でかけてたのを思い出した。アフリカ美術品やアジア小物
まで取り扱うお店で、野豚の鳴き声や亜熱帯のジャングルの雨音など流しながら週
末は来客にシャブリを出してみたりと、まさに混沌としてたな。雨上がりはドロドロ。
でも熱帯の鳥の声も聞こえだして清清しい。もう13:00をまわっているがワークショ
ップの生徒達は熱心に作業を続けたまま。
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なので我々は敷地内の茶店に行く。チキンのフリットとポテトフライとコーク。3人
は同じメニューだったがオノテツは魚に挑戦。しばし待つがなかなか来ない。どうや
らここで作ってるようではなく、どこからかやってくる。我々3人のチキンはそれか
らすぐにきた。案外量も無く食べやすく美味しかった。が、そこからが長かった。オ
ノテツの魚は40分以上来ない。
その間2度ほど、「なんだったっけ?」とか、「付け合せのご飯がいなから塩味のバ
ナナはどうか?(だと思うよ、多分)」等ときかれた。塩味のバナナ!!皆が期待し
て待ってたが、さすがに空腹気味のオノテツはちとキレ気味のように見えた。うはは
は。結局、付け合せはバナナではなく多目のポテトフライだったが、魚はかなり美味
しかったようだ。私が食べたチキンのフリット300cf、コーク250cf。長時間の
ランチを終え外に出ると風が吹いて涼しい。眠くなったのでホテルまで連れて帰って
もらう。その時同乗したフェルディナンに「今夜は、ワークショップの講師とか参加
する面白い演奏会があるぞ」と言われ、私以外の3人はとんぼ返りで文化センターに
行ってました。私はライブまで体力温存の為ぼ~っとテレビを見て過ごす。21:00
頃、ガヤガヤと3人がコーフン気味に帰ってくる。なんだかよくわかんないところに
連れて行かれ、講師は1人だけで後は地元の人の演奏で、何とか入ろうと講師の人も
頑張ったがとても乗れるリズムじゃなくて大変なのがみててわかるというか、とんで
もないお披露目会的なライブ(?)だったと話す、変な物好きの3人はテンション高
め。そのテンションで私もつられてなんだか可笑しかった。確かに行く途中パリみた
いなところが一部あったとか、線路を何人もの人が普通に歩いてたとか、私は良い物
見逃しちゃったのかな?どうやらここはキンサシャだけど中心部ではないみたい。で
もとにかく眠いので、ひとまず寝ますと言いたいところだが、途中からゾンビの映画
を見た。コレがまたメチャクチャ早いスピードで走って追いかけてくるゾンビ!目が
離せない!!数人生き残ってエンディングロールに突入。メチャクチャ明るい音楽。
そこにカットバックで船上で楽しげな人々、島発見!上陸、結局ゾンビがドバッと・
・・ってなんか凄かったっすよ。フランス語だし。ホント疲れました。

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やっと二つ目の空港、エチオピア・addis ababaに到着。次も同じエチオピ
アエアーに乗るのにチェック待ち。皆並ばない並ばない。ビックリするほど並
ばないのだ!当たり前のように平然と横入りするのですね~。職員が2列に!
といっても効果ナシね。言葉もフランス語なんだかチンプンカンプン。カウン
ターに続く列に並んでると、あっちへ行けと言われ(てるのかな?)、手荷物
検査レールに勝手に荷物を乗っけ、勝手にゲートをくぐり、勝手に荷物を受け
取る。私服なので誰が検査員かも分からない。harpy4人揃うまでかなりの時間
がかかった。結構広い空港だがトイレには紙が無い。エプロンつけた女性を見
つけジェスチャーで伝えると残り少ないロールをつけてくれた。どのトイレも
鍵は壊れてる。で、指示された場所に行くとまたもやX線荷物チェック。じゃ、
さっきのチェックは何だったの??で、時間は予定よりズレズレだが席がまだ
取れてない人達がいるみたいだ。ぬぬ~?明け方4:00頃皆が一斉に移動しだ
した。走ってる!また並ばないので大量に人が・・・。結局私たちが一番最後。
そしてまた飛行機まで人々は走ってる!なんで?皆やたら手荷物が多いからそ
のせいで走ってるのか?エチオピアエアーは席がバラバラなのでウトウトしっ
ぱなし。食事はマッシュポテトとスクランブルエッグという形の無いものにち
ょっとやられた。遂に8:00、飛行機はブラザビルに到着。イト氏降りる気満々。
まだキンサシャじゃないって。そしてまた一っ飛び10分位で目的地コンゴ民主
共和国へ。なぜか予定通りの時刻に到着。しかしここからが長かった!飛行機
から降りるまで一悶着。我々以外の殆どの人々が立ち上がって今にも降りんと
待ち構えてるのに、一度階段がゴン!とぶつかる音がして長い時間が経った。
遂に大声出したりする人が現れた頃にやっと降りれるように。最初の階段は壊
れてて、次にもってきたのは小さすぎ、三度目の正直、他の航空会社にお金を
払って階段を借りてきたそうだ。・・・なんとまぁ。やっとアフリカの大地に
足を降ろしました。

ブラザビルでかなりの人が降りちゃったのでここは割と少人数。と、思いきや!
なんかしらんがまだ入国もしてないのに迎えの人が!?迎えの?ホントにそうか
?イト氏なんかやたらに握手されちゃってるし。“HARPY”て紙を掲げてた人の
ところへ。とりあえず入国チェックを受けなくちゃ。これまた遅々として進まない
ねー。何人かをやっと通過して仕上げは白衣着た人にイエローカードを見せてやっ
とフェルディナンに会う。荷物もパスポートを見せてやっと渡してもらう。兵士だ
かおまわりさんだか空港関係者だかわかんない人がうじゃうじゃいる。見分けがつ
かないし知った顔の人もいないから、誰が誰やら。もうコレだけで汗だくだく。ち
ゃんと寝てないからクラクラだ。そういえば英国からのDJはVISA申請してなかった
らしく、入国審査で追い返されたそうだが、そんなんでいいのか?うひゃ~。

そして車に乗り込み、さぁホテルへ。空港周辺は地平線が見えるというか遠くに低い
山がうっすら。高い建物が一つも無かった。少し走ると道の周りの壊れてるんだか、
住んでるんだか家がチラホラ。かなり多くの人が車の乗ったり歩いたり。また車にメ
チャクチャな人数が乗ってて箱乗り状態は当たり前。ワーゲンのバンが多いように感
じたが、窓はガラスではなく鉄板が貼ってあって思い思いに丸や四角の穴があけてあ
る。普通17人程が乗るんだそうだ。彼らは目ざとく私たちを見つけて、大声をかけて
くる。面白い!ちょっとウキウキしてきた!皆目が良すぎるよ!私達を見てかなりゲ
ラゲラ笑ってる人もいる。あははは。想像してたアフリカの風景とはかなり違う。キ
ンサシャって都会だって聞いてたけどどーなんだ?やっとホテルに着き長々と記入し
て部屋へ。水圧の弱いシャワーを浴びて、しばしグッタリと眠る。

16:00に迎えが来るというので少し前に起きてテレビをチェック。ミュージックヴィ
デオが多い。やたら唄ってる。それと急に静止画像になったりで笑えますよ。ズーっ
と喋ってるとか、何の競争してるのかわかんない番組とか。トムとジェリーが多かっ
た。で、お迎えは18:00、車で会場・フランス文化センターへ。入口の鉄柵辺りはか
なりの人数のおまわりさん(?)、厳重だな。中には去年の南仏でのエンジニアの人
達がいた。イト氏がタカクラと呼んでる人も。あ~、懐かしい。先発でワークショッ
プの講師として来てるヨコカワ氏にジュースをご馳走になる。コンゴはコンゴフラン
(CF)が通貨なのでユーロしか持ってない我々は文無しだ。で、1人40ユーロの両替
をお願いする。プリフェスティバルでショートフィルムを観る。ダンスと音楽。ちょっ
と面白かった。pacjapの初期メンバー、ヨーゼフにも会う。相変わらずいい声をして
る。空腹なんだかよく分からない状態で近くのフレンチレストランへ。フェルディナン
以外は皆パスタを頼む。すんごい量だ。
でもこれ、フレンチ?料理はそれぞれ6ドルだったが2Lの水のボトルが2本で12ドルと言わ
れ、一悶着。うははは、足元見られたか?とにかく目まぐるしく、帰ると皆はバーへ飲み
に行ったが、私は気絶するように眠った。長すぎる一日だった。

離陸

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さー、今日から飛びます。タイで乗り換え6時間待ちがありますが、連続して3
回も飛行機に乗ります。う~ん、身体が持つでしょうか。朝は5時起き。吉祥寺
からリムジンバスに乗って成田です。このバス、結構良いねー。
先ずはタイエアーでバンコクまで。魚をチョイスしたらタイカレーがかかってた。
かかってる部分は美味しかったけど、殆ど残す。映画は“CODE46”と“アイロ
ボット”。さてタイ空港での6時間をどう過ごしたか。かなりボーっとしました。
なので頭と肩のマッサージ30分400Bを受けてリラックス。やっとエチオピアエ
アーの受付が開いてチェックイン。集まってくる人々はかなりすらりとしてデカ
イ!!飛行機の座席も巾はそんなに広くないけど縦長って感じ?この辺りから眠
気と酷い乾燥に悩まされる。喉がくっつき咳が出始めるが、本番までは何とかも
って欲しいものだ。映画は“ガーフィールド”や“ディズニー系”。
そろそろ足を伸ばして寝たい。いえ、前のシートまでは広いんですけど、やっぱ
横になりたいものだわね。現地時間、真夜中0:25。

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今日やっとエチオピア航空のチケットを手に入れた。先日海外の番組でレポータ
ーがエチオピアの普通の生活を体験する為にホストファミリーの家へ2、3週間
程滞在していた。そこは山の上のようで緑もあり私の想像するアフリカとはだい
ぶ違った。が、食べる物がないため皆無気力な感じで何日も食べ物を口にするこ
ともなく、あるのは野生のキャベツで口に入れると吐き気を模様押す程の物なの
に食べてる。今日手にしたチケットの写真はまさにそのとき見た同じような山の
風景だった。あの番組を見ていなければ、何も思わなかっただろうな。
ちなみに中は全部手書きだ。だ、大丈夫なんだろうか?

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暑い国に行くので、やっぱり髪を切ることにした。いつものところに切りに行く。
その帰り、お腹が空いたのでなんとなーくタイ料理屋へ。カレーでは能がないの
でチンゲンサイとカリカリ豚の炒め物にした。それとカオニャオ(餅米)。もう
おいしかったー!!でもすぐ餅米でお腹がいっぱいになったので、豚は全然食べ
なかった。もったいなかったな。食後はジンジャエールのオレンジジュース割り。
うー、来週になったら本場物が食べれるけど、やっぱ満足。