キンサシャ市内観光?

| | コメント(0) | トラックバック(0)

PICT0031.JPG041101.jpg
オノテツが「昨日、自称大使館関係という人に、「土曜日市内を案内したげるよ」
と声をかけられたので、皆もどうか?」ときいてくれた。歩きなら、多分私はく
たばるのが早いのでよそうと思ったが、車で来るらしいと聞き参加させてもらう
事に。
朝食を済ませ、ノンビリしてたらまた「巻き」が入った。は、はや~!で、みんな
慌てて外に出た。挨拶も程ほどにその人は歩き出し、ホテルの庭や駐車場も越え、
門の外へ。そしてやっぱり話しながら歩いてる。う~、車じゃないじゃん。やばい
かも!?近くだからというので(そんなに近くでもなかったが)、歩いて美術学校
へ行ってみる。その途中大きな教会があった。いろんな人に声をかけられ何言って
るのかよく聞くと「ニーハオ!」って言ってた!あははは。「ボンジュール!!」 
そういえば昨日は「アチョ~!」とか言ってる人もいたかしら?

やっと学校に着く。彫刻など作成してる教室へ。う~ん、なかなか大作じゃないです
か。リアルなものも凄くよかったが、抽象作品もあるのね。庭には飢えてやせ細った
赤子を抱く母親とか、現実的な作品もあった。そして小さいながらも美術館へ。館長
らしき女性が色々説明してくれる。で、連れの・・・・あ、名前なんていう人だっけ
・・・仮にヤニック=ヤニと呼ぶことにしましょう。で、ヤニが英語で私たちに説明
(英国に長い間住んでいたといってたが・・・)してくれるんですが、すぐに女館長
から「ノノノノノン・・・・」って、訂正が入って、もう可笑しくて可笑しくて。展
示品はかなり少数でしたが、懐かしかったです。子供たちが集団で先生に引率されて
見に来てるんですが、見慣れない私に気を取られてクスクス(といってもまるわかり
ですが)笑ってる姿がかなり可愛かったです。見終わると感想を書いてくれと言われ、
代表でオノテツが。その後小さな紙箱に募金して外に出る。小さい子達は外で駆け回
ってました。体育の時間?いや、てんでバラバラな・・・あれ?今日土曜日か!!で、
裏手に回って絵の展示会を見せられる。あ~、もうかなりしんどいですよ。暑すぎま
すよ。絵描きに何か質問してくれ等といわれるので、無理やりネタを作る。困ったなぁ
~。そして出ようとするとまた感想を・・・と言われ、今度はズッキーが代表して。
で、隣の売り場へ。ついに、買わされるのか!?見てもと大した物は無かったのです
が、草ビロード、あれは惜しい事したな。買っておけばよかったです。ハンカチより
ちょっと大きいサイズで、日本円で1700円くらいだったかな。お店に勤めてる時、か
なり欲しいものリストに入ってたんだけど、いざ現地で25円とかでタクシー乗ったり
してると「高い!」とか思っちゃって買えませんでした。しかも、ドル持って無かっ
たし。なんすか、外国人を見るとユーロよりもドル値段なんですね。

学校を出て、再び歩き出す。もうかなりキテますよ。そこで皆がタクシーに乗ろうと言
ってくれ拾うことに。しかーし、ヤニはなかなか捕まえる事が出来ないのか、その気が
無いのか・・・。やっと車に乗り、マーケット方面へと。すると、あれ?高いビルとか
ありますねー。超近代的っていうのではないけれど、ヨーロッパぽい建物がありました
。私の体力では無理だけど数ブロック行けばこんなに景色が違うのね。そして、ホント
にみやげ物っぽい市へ。うーん、こんなんじゃないなぁ。もういいですということで、
次の市までまたもやゆっくり歩く。途中道端でズッキーがボールペンを買う。よく見る
とビニール紐の小さい束とか売ってる。変に欲しくなるわ。暫く行くと布屋さんがズラ
~リ。布に目がない私はやばかった!ちょっと一軒の傘の前(皆さん道端にパラソル建
てて布売ってます)で足を止めたら・・・・・・。数軒前のおねーさんに手を引張られ
て連れて行かれるわ、いろんなおねーさんにドンドン布を体にかけられて重くなってく
わ、おねーさん同士が大声で喧嘩始めるわ・・・。ひ~。ここでは買えません。ちなみ
に10ドルだったかな。買わずに歩を進めると、何故買わないのかとヤニに説明しろとつ
いて来る(多分布屋の人ではない)女性が。参ったなぁ~。あんな状態で買えますかい
な。暫く歩くとやっぱ布を売ってる人ちらほら。一律10ドルの様だ。なんかスタイルい
いけどちょっとやばそうなおねーさんが、笑いながら何か言いながら、私のことバンバ
ン叩いたり触ったりしてくる。やー、写真撮りたかった。あははは。

そんなこんなで通りの感じが変わってきた。しんどすぎるので道端のパラソルの下でコ
ーラを飲む事に。これまた同じ種類の店が連なってるからアカンのよね~。こっちはヤ
ニを含め5人。5人並んでベンチに座ったけど、2対3で別れてジュースを注文。当然の
ように喧嘩のような言い合いが始まる。うは~。もう知らんっす~。コーラの値段は
100CF。昨日フランス文化センターで飲んだコーラは250だったから、フェスのチケ
ット代ジュース2本分って書いたけど、とすると、5本分にもなっちゃうな。ここでは
音楽にお金を払うって事自体が無いらしいので、音楽産業を成り立たせる為に入場料を
設定するというのは、大変なんだろう。そうならないと習った人が皆国外に出て行くと、
結局ここは取り残されてワークショップも無意味になっちゃうしね。しばしぼや~っと
マンウォッチング。そうそう、ホテルを出る時小雨が降ってたせいで道端は水溜りと泥
が結構あります。ここらは道がグチャグチャだな。オシャレしてる人もバリっとした感
じでは無いようだ。でっかいバスが道幅いっぱいに通っていく。我々は静かにパラソル
の日陰に座っているのでそれほど目立たない。よく見ると暑い中、卵ケースにたくさん
の卵が並んで、オムレットとダンボールに書いた店?もある。でも、調理器具はどこに
?布もさっきの通りより安そうだ。ヤード量が少なめなものも売ってる。ボロボロの服
でリヤカーのような物に何か大量に乗せて運んでいる人も数人いる。私の横ではヤニが
ズッキーに身分証のような物を見せたりと、なにやら話している。あー、こういう状況
好きだな。

結構休んで再び歩き出す。車は通るは、道端に店と人、その端っこは水溜りと歩き難い。
車の通れない細い道に入ると、色とりどりの布を売ってる人達がズラーリ。うわぁ、買
いたい!しかしヤニの歩く速度は速い。あの蜘蛛の巣の大胆なデザインがいいなぁ。う
わ、こっちの幾何学模様も凄くいい!!目だけはギョロギョロ。置いてかれないように、
人の波をかき分けかき分け。声もあちらこちらからいっぱい飛んでくる。そのうち木の
破片とか板、錆びた釘が大事そうに並べられた材料の店ばかりになる。どこで拾ってき
たんだろう、そういうものばかり。そしてこれまた色とりどりのゴムサンダルの山を越
え、使用済みのようなバスタオルや石鹸やマッチの細かい日用品が立ち並ぶ。

そうして歩いてるうちに市場に突入。漢方薬の出店の列へ。威勢のいいおばさん(おば
ーちゃんかも!)が、うちのメンバーに世界中のどこでもあるような漢方薬の勧め方を
している。あははは。で、私を見ると(痩せてるなぁ!?)とジェスチャーをして、豊
満な線を描き(コレ買いなよ!)と盛んに声を出す。そのうち誰かが「ダイエット!」
っていうとみな口々に「ダイエット!」って。ダイエットじゃねーよー。もう面白すぎ
で、皆ウキウキ。途中オノテツは足の悪い戦争帰還兵みたいな人に絡まれそうになるが、
本人は余り分かってないのか、対応が上手いのか。ヤニってば、言葉わかるんだから助
けてよって感じ。そして食材売り場へ。大釜でスープを混ぜていて美味しそうな匂いが
するが、そのちょっと先に子供がオケで何枚もお皿洗ってる、その水の色が今見たスー
プと同じ色だ。う~ん。あははは。そして臭い匂いも強烈になってきた頃、魚の切り身
や肉の切り身が現れる。そんなに陽に照らされてヤバくない?すると、今度は虫系の食
材売り場。カブトムシの幼虫みたいなのや、蜂みたいなのの燻製?なのか、ただ乾燥さ
せた物なのか、ヤニックが得意そうに食べてみせる。でも、店のオバサン、勝手に食べ
るな!風に怒ってない?来た道を少し引き返して左に折れると・・・・、出ました!こ
の売り場はホントに匂いがキョーレツ!!凄く綺麗にスパッと、大きいサイコロ状に切
られてる肉片に手が付いてますよ~。うが~!!よく見るとワニでした。皮をはいだり
とか、どうこうするとか、全くそういうことはナシでそのまんまスパッ!!ですよ~。
そして他の動物も見事にそうでした。次に見たのはサル。そんなに大きくない身体で、
足が1本抜けてる状態。勿論毛はそのままです。片足が無い以外おかしなところはあり
ません。で、鹿はワニと同じサイコロ状態。茶色に白のドットのバンビだったのねと分
かる綺麗な毛皮付き。最後に見たのが,結構キマシタね。やはりワニと同じサイコロ状態
ですがマックロなんです。くっさ~!!!あかん!!するとバァーってびっしり集って
たハエが飛び立って、ボヨボヨした毛が・・・ああ、見覚えありますね。ゾウでした。頭
の毛がぼよっとして可愛い部分。う~、ビックリです。骨はどうなってるのでしょうか?
何でこんなにスパッと切れちゃうのでしょうか?私、虎とゾウと犬が好きです。勿論食
べる為ではありません。そして、ズッキーはかなりキテました。倒れそうだと言ってま
した。静かだと思ったら弱ってたのね。
屋根のある市場を抜けて歩いてたら、警官らしき人に引っ張られてく人達がいました。
悪い事したのかな?

古本や大量の下着を通り過ぎ(なんかここら辺はパリの蚤の市っぽかった)、お昼も随
分回ってしまったので我々は帰ると提案。結局、足早過ぎて何も買えなかったけど、こ
の時点では悔やむより体が着いて来ない状態で、気持ちはもっと見たかったと言う感じ
か。しかしね~、ヤニック、ホントにタクシー拾うの下手です。というか、拾う気がな
いのか。結局彼が呼んでくれたけど、現地の人はもっともっと歩く体力があるみたいだ
から、病人の日本人とは格差がありすぎですね。申し訳ない。もっと私に体力があった
なら!やっぱりアフリカ行くなら体力がある時か、財力がある時かでしょうか。う~、
私にはどっちもありません。
タクシーでホテルに着きました。ヤニックとはそこでお別れしましたが、要するに商談
したかったみたいですな。うちのメンバーの誰が力を貸せるのかという以前に、皆興味
ないでーす。でも、私達だけでは行けなかった所に連れて行ってくれてありがとう!貴
重な物や事を目にする事が出来ました。

しばし休憩後4人でフランス文化センターへ。今日はフェスの2日目。ひとしきり皆に
挨拶して、やっぱり今日も「押し」で始まるので近くのフランス料理屋へ。今日は庭で
食べます。ピザを頼んだけど食欲ないなぁ。というか、オノテツのラザーニャ、かなり
つつかせて貰いました。あー、隣の芝は青い。うふふふふ。モデルの学校があるのか、
ワークショップなのか、同じ庭の建物の下で綺麗なプロポーションした人達がウォー
キング。金網の外と中って随分違う。文化センターの入口は今日も厳重だ。
ライブが始まったが、昼の疲れからかかなり眠い。ちょこちょこ人に話し掛けられ、
「キヨコとは、リンガラ語で白いと言う意味だ」と言われた。昨日は「ビューチホー」
とも言ってたな。でも、私はキョウコすよ。ここはフランス語とリンガラ語が公用語だ
そうです。あまりの眠さに、ちょっと離れた石の上に座ってると、どう見ても15歳以
下ですよね?という少年2人が隣に座った。かなり暫くして1人がフランス語(多分)
で話し掛けてくる。わからん・・・わからんですー。電話がどうのとかいってる。分か
るけど、分からん。それでも一生懸命話し掛けてくるので、エマニュエルに通訳しても
らう。「お友達になって、電話でやり取りしよう」という事らしい。綺麗な顔した少年
で、目をキラキラさせて可愛かったですよ。しかしね、エマニュエルが「英語も話せな
いのに電話じゃやり取りできないでしょ?それに日本までの電話代はすっごく高いわよ
~」って言ってくれまして、敢え無く素直にサヨウナラ。そうそう、その少年のシャツ
は何度も洗ってるのか色あせてたけどアイロン当てたみたいに綺麗で、やっぱり革靴も
古いのにピカピカでした。オシャレだねー。
PICT0032_1.JPG
皆のところに戻りライブの続きを見る。いや、凄かった。ギターはチューニングして無
いでしょ!?という音で始まるので、聞いてるほうは崩れちゃいますが、歌はしっかり
入ってくる。全体にくすくす笑えるし、よく見ると楽器に値札がついたまま。そうだよ
ね、楽器なんか高いよねー。数日前に乗合タクシーでボロボロの管楽器持った笑顔のお
兄さんを思い出す。とっても大事そうに扱ってたな。今日は地元のバンドだし、ダンサ
ーもいて大盛り上がり。といっても、正規の入場者数はわかりませんが。昨日と比べて
警備の人数は減ったようだ。ここでは暴動も起こらないでしょう。今年はキンサシャで
もう2回暴動あったんでしたっけ。ちょっと歩いただけでは分からないですね。もうネ
ムネムですが、そういえばホテルからこの文化センターに来る時になんて言えばタクシ
ーを降りられるか知ってるけど、ホテルへの帰り方が分からない。戦後なので地図は昔
の物だし、通りの名前もあるのか無いのか、はっきり言える建物も無い。ということで、
横川さんに引っ付いて帰ることに。大通りに出るまでと、タクシー降りてからホテルま
での道のりが遠く感じられました。うは~、オヤスミナサイ。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: キンサシャ市内観光?

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.omaken.com/mt-cgi/mt-tb.cgi/2427

コメントする

このブログ記事について

このページは、きょうこが2004年11月13日 22:23に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ライブ当日」です。

次のブログ記事は「アフリカよ さようなら~!」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.1