2009年5月アーカイブ

昨夜、大変驚いたことがありました。

古書市場に行く電車で読み進め、市場の開札が始まるぎりぎり直前までベーグル屋で読む。帰途もずっと物語の世界に沈み続ける。もうひとつの世界に持っていかれた感じは、終日続く。

買ってきたヤナーチェックを流しながら、さて、続きを。いしし、いししと思いながら「1Q84」を手に取り没頭。おおー、今回、人物描写が魅力的だなあ、登場人物をどんどん好きになる、ひゃあ、こう来るかあ、いいなあ、どんどん読ませるなあ。一息に1冊めを読破。「おお、上巻でここまで書いたか、次の巻でどうなるのかー、楽しみだー」昂ぶる感情の波に酔いつつ、夕食を用意。

月がいくつあるか、カーテンを開けずにいられない。

数時間が経過。いろいろ終えて、家族もねこも寝静まり、さあ、次を読むぞーと。さて、どうなるどうなる?

ページを開いて、あれ? 高速の話? あれ、いなくなったはずの人がまた現れてるぞ。過去に遡ってるの? こりゃまた凝った構成ですなあ。

んんんんん? 人物紹介がされてるぞ。ヤナーチェックの紹介もされてるぞ。なんかヘン?????

んんんんん? ま、まさか? まさか、でしょ? え??????

なんと、自分が2冊目を先に読んでしまったことに気づく。つまり、上下巻2冊セットだとすれば、上巻からでなく、下巻を先に読んでしまった。あっちゃーーーー。下巻だけでも読み進められたので、ぜんぜん気づかなかった。

愕然。

新刊書店で本を買ってカバーをかけてもらう習慣がない私。家族は持ち運びながら移動中に読む本には、カバーをかけてもらう。2冊のどちらが先なのか、よく確かめないで読み始めてしまったのが敗因。

その先どうなるのか知りながら読むって、なんかなあ。

先がどうなるのか知りたくなって、どんどん読ませてくれる文章なのに。推進力を損なっても、面白く読めるのかどうか。読む楽しみが半分になってしまったのかどうか? 残りは、もう読んでしまうしかないなあ、と、とにかく読む。

世界がこうなって、さてその先は? そこ。そここそが、次の本に書かれているのかと。さあ、どう展開されているのか、ぜひ読みたかった。 

上下巻でなく「1」「2」になっているので、続編があるのでしょうか。

tokunoo04.jpg あとに続けますよう、努めます。

なお、村上新作は、家族に買ってきてほしいと頼んだところ急遽残業決定とか。むう、自分で買いにいってくればよかったぁー。歯ぎしりしながら昨夜読んだのは、なぜか谷崎潤一郎でした。

追記 きゃあ。書店の閉店間際に駆け込んで「購入!」との連絡が。コウノさーん、2通目のメール拝受。ありがとうございますー。こっちも、砂漠に水を浸透させていきますよー。ふふ。

今、私が手にしているのは「あいうえ、お、だよ」という絵本です。
(長田弘 あべ弘士・絵 2004年、角川春樹事務所)

「う が いいました。
わたしは あめ になる。
しっとりと やわらかく みどりうるおす あめになる。」

「たいせつなのは
ことば、だよ!
長田弘とあべ弘士が贈る傑作絵本。ー子どもから大人までー」(帯より)

帯にあるこの文字は、本当だなあと思う。
好みは人それぞれだし、エンディングがねえ、など難癖つければつけられますが、久々にしばし感服。

これほどの絵本をうみだせる作り手・環境があるんだと、希望を持てました。
作った人、売ってくださった方、ありがとうございます。

「どうぶつえん ZOO」(アンソニー・ブラウン作 藤本朝巳・訳)も凄いですねえ・・・。思えば、絵本作りのプロのお宅から譲っていただいた絵本たち。いつか売ろうと、しまいこみすぎたことを反省。

見たつもりで、見ていないもの。聞いたつもりで、聞いていないもの。ネット上のごく一部の情報だけでわかったつもりになって、切り捨ててしまっているものの多さ・・・。くらくらしますな。

栗本薫(中島梓)さん逝去。「大地の力、というものがやっぱり一番偉大なのじゃないかなあ。部屋を温めておくとか、そういうことではまったく間に合わない、大地の力、太陽の力、自然の力そのものみたいなものが」(2月15日の日記より抜粋させていただきました)。昨年末の訃報欄に同世代のあの作家この作家が出ていた、自分が出ていてもおかしくなかったと複雑な気持ちだったという話、走りの筍を食べた話など、どんな思いだったかと想像して、ぐっとくる。日記が単行本化されたらぜひ買いたいと思います。上坂冬子さんの本も気になります。

夜。こうのさん(かねこうの)からメール。
むぅーーー、村上春樹新刊、神保町の三省堂書店に並んでいたそうです。
「まだ1章を読み始めたばかりですが、
砂漠に水がどんどん染み込んでいくように読んでます」とのこと。
ひえーーー。
百年ブログを見れば、吉祥寺ルーエにも並んでいたらしい。

あ、29日発売予定かと思っていたら。夕食のとき「もしかして発売日前だけど、明日並んでたりするかなあ」なんて暢気に話していた私たち。明日どころではなかったのか、はあ、早く読みたい。新刊書店があく時間がきて、自分が仕事をしていられるのかどうか不安。

村上春樹、好きって言いにくかった時代があったなんて、
信じられない人も多いでしょうねえ。

これほど待ち望まれている作家さんって、どんな心境なのでしょう。
プレッシャーでしょうね。反響が心配ではあるのでしょうね。一作一作、書き続けていっていただけたら、と願うばかりです。
ドキドキ、どんな作品なのか、本当に楽しみ!

同時代に生きられて良かった。そう思える作家がいる幸福。しみじみ。

新聞を読んでいた家族に「柔道部の練習中、頭打ち中1死亡だって」と記事を読み上げられた。生きるも死ぬも、漁師が言うところの船底一枚。

どうしても筍を食べたい時は、明日にしないで、今日のうちに食べましょうね、と近所のBさんと言い合ったことであります。

古書組合が取材を受けたらしく、その一貫として
共同通信・東海さんに取材していただきまして。
五十嵐さん、終わりましたよ~。
東海さんは、何度か古書会館に取材でいらしたそうですが、
駐車場の喫煙スペースで話している店主らが実に楽しそうで
"古書店って、良さそうだな"と驚かれたそうです。

東海さんが面白い方で気分良く喋り続けて、カメラマンの方がとてもお上手で、
おだてていただきながら撮影していただき、
妙にハイになってしまいました。

だったら、喋って、身内で撮影しあっていれば、お酒いらず?(笑)
だったら、打撲で、大勢の方にご迷惑をかけることもないし(涙)。

なんとなく平常心でいられず、
メール書きまくって送信しまくってしまいました。
送りつけられた方、ヘンなテンション&乱文、大変失礼しました。

古書現世・向井さんの筆豆っぷりに驚きつつ、さらりと書かれた一文にジーン。
さすが、です。あまりに流石っす。
人脈の広さ・深さもなるほどです。わめぞの宝ですね。
ご無理なさらずにと言っても無理とは思いますが、なるべくご無理なさりませんように
細く長くではなく、太く長く(←ああ、よけいなことを)ご活躍を、と影ながら祈っております。

東海さんの奥様が深川でなさっているイベントスペース&ブックカフェ「そら庵」。
HPの写真を拝見しましたが、古い印刷工場を改造したそうで、すりガラスがいい感じです。
いっぷくも近いらしく、お近くの方はご存じと思いますが、私もぜひ行ってみたいです。
50平米(?)とゆったり。イベントスペースとしても貸していただけるそうですよ。

http://www.geocities.jp/sora_an_111/

我が家の軒先で5月12日に孵ったツバメたちは、日に日に声が大きくなりつつあります。

怪我の具合はだいぶ回復の傾向です。
三半規管の調子がいまひとつなので、あまり動かないようにしていたのですが、
久々、ちょっと遠くの図書館まで歩きました。

自家目録は、あと3章ほど作って、全体を見直して整えたら、なんとか入稿出来そうです。もうちょっとだあ、この先の壁が厚いけれど。
なぜにして、これほど時間がかかるのか、と自分でも思います。
その割に、出来はどうなのだろう??? 反響のありやなしやを想像しますと井戸の底をのぞくように不安。でもまあ、今は考えまい。
とにかくもう、大変お待たせしております。
ねこ絵本は今回入れなくてもいいかなあと思っていたのですが、やっぱりちょっとは入れたくなってきました。
暑くなるころには、ウイルス騒ぎも終息して、目録をお届けできるといいなあと願っております。

打撲の影響もあるし、ウイルスのこともあるしで、
いっそ目録&関連イベントを秋にしようかとも悩んでおりました(今もちょっと悩んでます)。
ただ、もういい加減、目録を出さないと、
商品を抱え込み続けるほど店として"体力"がもちません。うむー、弱小店の厳しさ。
出来れば梅雨明けまでには目録をお届けして、関連イベントをやりたいですが、どうでしょう。未定ですが、確定しましたらご案内させていただきます。

各方面にご無沙汰しどうしで、そのくせ、こちらのイベントに来てくださいねというのも
あまりに図々しいと思います。お付き合いもしないで、何いうてんねん、という感じでしょうね。
うう、私も西荻ブックマーク含め、ぼちぼち動き始めて、あちらこちらに少しずつ顔を出したいと思いますので、
こちらのイベントの暁には、どうぞ遊びにきてくださいませ。
そのころには、すっかり回復、楽しく大人の呑み方が出来るようになっていたいものです。

いろいろご迷惑・ご心配をおかけしましたが、怪我の功名というのでしょうか、
「実は私も」「実は僕も」と
危機一髪の体験、打撲体験、三半規管で悩んだ体験をお知らせいただきました。
怪我のあと、しばらく、あの打撲による影響で諸々うまくいかないのかと
不安になったり、自分のせいで、と我が身を責めてしまった体験談も。どのように徐々に克服していったのか? ふだんなかなか聞くことができない打ち明け話も。
人間って、案外逞しいのですね。おかげさまで元気づけられました。

そういえば、「日本の古本屋」から入れる「東京の古本屋」にちょっとした文章を書きました。「東京の古本屋」のアクセス数を増やしたいらしいですが、どうも力不足ですみません。海ねこじゃ弱すぎるので、組合のパラちゃん&コンノさんのお力で豪華連載陣を目指していただきたいものです。

明日は、組合から頼まれた関係で、某紙の取材をお受けします。
別に好んでお受けするわけでもないですが、古書組合にとりましても
先方様にとりましても、組合の誰かがご協力しないといかんのです。っていうか、かつて自分も「取材お願いします」って頼み込んでは、受けていただいてずいぶん助けてもらったし。
新しい形の古書店ということらしいですが、
オンライン古書店、更新がなかなか出来ずにおりますよ、海ねこ。
いいのかなあ、それなのに取材をお受けして・・・。ちゃんと受け答えできるだろうか、私の頭。

目録を送付して、通常のネット古書店&通常の生活に戻る日はいつなのか。

明日は倉庫をちょっとは掃除してお迎えしようと思います。掃除する間、三半規管がなんとかもちますように。
言うまでもないですが、打撲なんて、そうそうするもんじゃないですね。
もう本当に、本の山が崩れて後頭部打撃なんていうのがとんでもなく怖いです。
古書市場でありそうでヤバイです。
トレーラー転倒事故に巻き込まれないよう注意、むやみにあちらこちら触れるな、などなど、どこをどう気をつけながら過ごせばいいやら、ですが、
お互い気をつけて生きてまいりましょう。

100%本調子とはいかないまでも、怪我の具合はだいぶ良くなりました。

15日の古書市場は休むつもりだったのですが、
昼前、自宅に届いたFAXに「児童書関係 一口入荷!!」と書かれていたのに目が釘付け。

自分自身で行ってみないと、どんなものがあるか分からないので、駆けつけたくなる。
通院と倉庫以外、ほとんど外に出ていないので、歩き続けられるかどうか自信もないのに。
健康診断がらみで出かけて、ようやく帰宅したばかりの家族に頼み込む。

「車で送ってもらえないかなあ」「えええ、今、市ヶ谷から調布まで帰ってきたばかりなのに、また神保町行くのかよー」「どうかなあ、ご飯奢るけど。無理かなあ?」「・・・・・・・無理じゃあないけど」

高速に乗ったら、とたんに対抗車線。二台の車が横転している事故現場に遭遇。
フラッシュバックというか怯えてしまうが、なるべく考えないようにする。
事故の影響で、夕方になってもまだ調布側の口は閉鎖されたまま。
高速ばかりでなく、周辺幹線道路の渋滞もすさまじく、運転手を大変疲れさせてしまった。
好んで交通事故を起こす人はいないけれど、
渋滞を防ぐためにも交通事故は避けたいものだと心底思う。

昼すぎ、久々の市場。
いつもと同じ顔ぶれ、いつもと同じ光景。

いつもと同じ顔ぶれ、いつもと同じ光景。
そのなかに存在できる歓び。

実を言うと、まだ三半規管がきちんと機能していないようで、
頭の位置が次々かわっていくと、気分が悪くなってしまう。
古書の背を見たり、表紙を見たり、束ねてある内側の本を見ようとしたり、
本の中を見たり、あれこれしているうちに、次第に乗り物酔いするような・・・
ふらふらしてきて、味わったことがない疲労感にくったり。

が、初めて見る古書に心躍り、
久々に会話を交わす顔・顔・顔に慰められた。
傷は次第に治るにしても、打撲の影響がどう響くかちょっと予測がつかず、
一時は一体どうなることかと不安になりました、今もまだ払拭しきれてはいません。
それでも、古書市場に再び行くことができたのが「希望」に感じられました。
通常の生活に戻れるかもしれないーーそう思えることが
どれほど励みになることでしょうか。

ご親切にしてくださった人、
お優しい言葉をかけてくださった方、沁みました。
けっして忘れません。本当に有り難うございました。

お客様にすぐ対応ができないことをお伝えしなければ、
できるだけ正直にありたい、という勝手な思い込み、
そして、露悪趣味(?)から前回あれこれ書きました。
あるいは、書き過ぎたたかもしれません。
かえって、ご心配をおかけしてしまいました。
今日、中学時代の友人から連絡をもらって、え、なんで知ってるの? と。
ネットの力の大きさを思い知らされ、大丈夫ですと書いておきたいと思いました。

今日、買うことができたものは、おそらく自家目録第一号に加えられるでしょう。駆けつけたもののついに何も買えずかと肩を落とした帰途でしたが、落札できたと連絡してくださった方、本当に有り難うございました。

「東京の古本屋」連載締切だったのですが、組合に電話してちょっと先に延ばしてもらいました。
以前書いた原稿があるのですが、今読み返すと、あまりに自分の心境と距離がありすぎるように思えて、いったん寝かせてしまいました。
もしも、じきアップしてもらえるならそれなりの内容を書きたいと思ったし、
更新が先になるようなら、出来るだけ古くなりにくい路線で書き直せたら、と思いました。

怪我をしてからというもの、救急車の音を聴くたび、救急隊員の方にお礼を言いたい気持ちになります。
ちょっとぐらい謙虚になっても良さそうなもの。ところが、我が儘なところは変わらないようで、すみません。
抜糸をしたのに、なぜかまだ糸が残っている患部。
1週間の断酒ののちにコップ1杯呑んだビールは大変苦かった。そして、ほのかに甘かったです。

清志郎が亡くなり、同じ年の友人が亡くなり、
その翌日、自分まで怪我を負ってしまった。
自分でもまったく予想をしなかった、これがすべて
僅か1週間に起きた出来事である。

清志郎も、声の高い日焼け肌の友人も、この世の人でなくなってしまった。
彼・彼女は一体どこへ行ってしまったのか。

偶然にも私、今はまだ、この世にいますーかろうじて、かもしれないけれど。
自分の怪我というのは、まったく予想がつかなかった出来事。
その前の時間を一緒に過ごしていた方にご心配をおかけしてしまいましたが、本当に楽しかった、ありがとうございました! とお礼を。
無論、ほかの人には一切責任などなく、身から出た錆としかいいようがない。
私の情けないさまを知っている人は皆様、予想ができるかと思います、まさにそういうことです。
これ以上今は書けそうになく、
どうしたんですかと聞かれてもまだうまく答えられそうにないのですが、どうかご安心を。
今晩にはシャワーOKと医師から言われています。
日々、化膿止めを飲み、通院しながら、少しずつ回復傾向。来週抜糸予定。
怪我そのものより、打撲の影響かと思われるものに支障を感じております。

商売をしている人には責任があるのに、
お客様にはずいぶんご迷惑をおかけしてしまいました。
お待たせしそうなので、お詫びをしたところ、かえって労りのお言葉をいただいたりして、
大変恐縮の連続。
とある大学の先生からは無理はいけません、完治してから送付しなさいと命じていただき、
有りがたさと申し訳なさに恐縮してしまう。
「なんとか早めにお願いしたい」と急ぎの発送をお望みの方もいらしたので、
朦朧としながらなんとか発送。
入金いただいたのに本が届かないということは誰にとっても不安に違いないので、
少しずつではありますが順にゆっくり梱包・発送作業させていただいております。
力仕事と、十数冊の細かい納品書をつくるとき(自分でも戸惑ったが、数字を旨くコピー&ペーストできなかった)
は家族に助けてもらった。
間違いなく、なんとかなんとか無事に届きますようにと祈る気持ち。

このままぼーっとしていると、どんどん仕事がたまる一方で、
ますますご迷惑をおかけして、自分自身もどんどんタイヘンになるので、
ぼちぼち少しずつ戻していかなければと思う。

ただ、今のところ、体を動かすにしても、何か動作をするにしても、
書類を作るにしても、何か考えなければいけないシチュエーションであっても、
スムーズに進められない。
何かをしようとすると、通常のの倍ー三倍は時間がかかる感じ。
重いものをきれいに梱包するなど力仕事、緻密な作業、
そして、物事を深く考えたり、何か判断を仰がれて対応するようなことが難しい。
連絡すべき人が何人かいらっしゃっていけないと思うのだが、
間違いがあってはいけないので、もう少々お待たせしそうです、お詫びします。

仮に無意味なことなどないのだとしたら、
怪我をした人の気持ちを少しだけ推測し、多少なりとも思いやれるようになったかも。
前向きに考えようとするならば、生き直すようにという、神の啓示でしょうか。
少しずつ調子が戻ったら皆様への恩返しをしながら
もっとやりたいことをやりたいように思い切りしようと思った。

「誰だっていつかは死んでしまうでしょう」(byパフューム)

家族から今度同じような失敗をしたらたぶん死ぬね、と言われた。
自分もあとからいろいろ聞いて危なかったと認識。怪我の数時間後、自分はもうダメかと、生まれて初めて思った。怖さより、そういうものなのかと眺める感じだった。死と生の分かれ目は、案外近いところにあるようだ。
そんなときであっても、お客様に送る本をなんとか託さねばと
フラフラしながら倉庫に行き、ここにあるから頼むねと家族に告げた。
どんな時でもなんとかしなければと思う力はあるのだなと、もうひとりの自分がどこかから客観的に眺めている感じだった。

ご心配をおかけしました方、メールをくださった方、
本の到着やら、受注メールの到着やら、いろいろお待ちいただいている方、
そして、友人の通夜の時間を除いてずっと様子を見てくれ、
面倒を見て、家事すべてやってくれた家族、本当にありがとう。
そう、私は友人の通夜にすら行けませんでした。情けなか。

そういえば母の日だ。
無事が一番。怪我や病気にならないよう自分のことは自分で労って、
いつか死ぬその日まで、一日一日、なんとか生き抜いていきましょう。

あまりに情けなさ過ぎてブログに書くべきでないかもしれないのですが、滅多にない体験(←もういいよ。懲り懲りです)かもしれないので、書いてみました。乱文失礼。

大変申し訳ございません。店主怪我のため、もろもろのご連絡や対応をお待たせします場合がございます。自己管理力の不足によるもので深く反省しております。皆様はどうぞご自愛なさってください。

き、きよしろうが????? !!!!!

目録の入稿日、心の中で決めました。
やるだけやって、それまでに用意できる分を入稿します。

印刷して、発送。
6月終わりごろ目標。

いろいろ力になってくれている人がいるので、
私個人のせいで遅れるわけにはいきません。

目録完成の暁、受けとってくださった方それぞれ、どのようにお感じになるか分かりませんが、
ちょっとでもご興味を感じてくださった方に現物をご覧いただけますよう、
関連イベントを企画中です。

この夏、ぜひ、お目にかかれましたら、と。

体調を崩さないよう、心しないと。お互い気をつけてまいりましょう。

それまで籠もります。
本当に出来るかかどうか・・・。
とにかく、やります。

古書市場に行くのも難しいかもしれないなあ。
パソコンがやたら固まるし、目録製作以前の問題山積ですが、
やるだけやってみます。

HPの更新が出来ずにおります。
そのような事情ゆえ、です。恐縮至極。ご報告まで。
はっきり決まりましたら、またご案内させていただきます。
その日を夢見ております。

2012年4月

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