2009年4月アーカイブ

6年間、発送し続けて、そのうちの3回が多いと見るか、案外少ないと思うべきなのか。

ここ最近、何もなかった。ときどき事故があることさえ忘れかけていた。
が、天災(ではないが)は忘れたころに・・・である。開業以来、3度め。もしかしたら、またしても郵便事故、かもしれない。
発送後1週間でご連絡をいただけたので、
起きてすぐ郵便局に調査依頼しにいった。
もしやまだ局にあるのではと一縷の願いを託したのだが
「今、局どめしてある分には含まれていない。
この後の調査は×××の管轄になります」
との返事をいただけたのみ。ゆうメールは番号がないので番号での確認ができません、云々。
いったん日本郵便に託した以上、
まさか、直接、郵便局の集荷業務課まで押しかけて確認するわけにもいかず、
お客様のご近所に誤配がないかどうか聞いて回るわけにもいかず、手も足も出せない。

過去の2回とも、あれこれ調査してもらったが、とうとう本は出てこなかった。
結局のところ、配達がどこの段階までスムーズに進んだのか分からない。
誤配なのか、ポスト荒らしによる仕業なのか、
そもそも不在配達連絡票はきちんと投函されたのか、
投函されたのだとしても、誰かが持っていってしまったのか、
あるいは、何かにはさまって不明になってしまったのか、風に飛ばされてしまったのか。
すべては霧の向こうである。

ゆうメール(冊子小包)に関しては、配達途中の破損・紛失事故における補償はないですよと
受注メールに書いている。が、送料は安く済ませたいのが人の気持ち。宅配やほかの配達手段を併記してあっても、ゆうメールを選択される方が多い。日本郵便を信じてきっと安全に配達してもらえるだろうと、皆さん思っている。私も信じたい気持ち。

が、日本郵便が民営化され、ゆうメール(冊子小包)の地位が下がっているのだろうか?
より売り上げにつながるゆうパックやエクスパックの利用に力を入れているようならば、
ゆうメールは、もうあまり使うべきでないのか。
こう書いたからといって「メール便がいいですよ」などのご助言は無用ですんで、どうか。

ご注文の方は、小学校のころ図書館で何度も読んだ思い出の本をやっとお探しになれたとお喜びだった。それも同じ市内の人なのだ。いっそなくなるぐらいだったら、ほかの仕事をすべて後回しにして直接届けにいけばよかったのか???
注文した方も、送り出した私も、がっかりである。
お客様からの買取本なので、売って下さった方もがっかりだろう。

こんなに爽快な天気なのに、
気分は沈む。
対面販売には対面販売の、通販には通販の難しさ・厳しさがあるのだろう。
苦心のない国は、この世のどこにもないのでしょうね。
だからこそ、ファンタジーの絵本に心遊ばせたくなる人がいて。
そのような気持ちに共感しながら、
なおかつ優れた本を送り出してくれた作り手たちに敬意を込めて、
微力ながら、これと思う本を届ける手伝いをしております。
けれど、郵便事故のもとには無力です。
なくなった本が無事、出てきますように、
お客様のもとに無事なんとか届きますように、と祈ることしかできません。
ツヨポンでなくても呑むしかないよ、って感じ。

初夏のような陽気。
みちくさ市、大盛況だったようで何よりです。
うぬーーーー、行きたかったなあー。一日中、みちくさ市の賑わいを想像しておりました。
皆様のブログを読んでは地団駄踏む思いです。

自分は・・・黄金週間もまた、ひたすら・・・目録製作です。
諸事情によりタイムリミットが出来ましたので、もうとにかくやるしかなく、
連休中、大部分の外出は諦めました。
見逃しているハンス・フィッシャー展を見がてら天童へとも思っていたのですが、
泣く泣く断念。飲み会のお誘いも涙ながらにお断りせねばならぬ状況です。よよよ。

連休あけには台割りを固めて、印刷代の見積もりを出してもらわないと。
なんとか来月中にはメドをつけたいものです(目標)。
もう内容のレベルをあげていくより何より、テクニカル面に少しは慣れて、一歩また一歩と完成に近づけていかないと。

なのに、くぅー。焦れば焦るほど・・・です。
本日、何時間かかけてエクセルに入力したはずのものが、ひょんなミスから消えてしまいました。
なにやら「修復しますか」などエクセルさんにワケわからないことを
聞かれてアレコレいじっているうちに、何時間かの作業分が水の泡に・・・。
しかも、なぜそうなったのか自分でも分からず、きぃーーー、くぅーーー。我、何やってんだー(悲鳴)。エクセル嫌いだ。やたらカナロックになってしまうATOK、なんとかしてくれ。Windows Vistaの次が出たら即、買い換えだ。おっと、お下劣、失礼しました。

とまあそんなわけで、つい先ほどまで消えてしまったデータを入れ直す作業に追われており、
目がつり上がって鬼の形相だったかも。
ご連絡をいただきましても、メールの返信が出来ず誠に申し訳ありませんでした。
明日以降にご連絡差し上げたいと思います。

ぐぐ、月曜の市場、行くのキツい。でも「絵本出しますから」と2店舗から声をかけていただきました。これは見にいかないといかんじゃろう。ぱっと行って、ぱぱっと帰って、梱包・発送して、また目録の続きにかかろう。市場に感じの悪いワタシがいたら、同業の皆様、お許しください。

目録をなんとか送り出して、納得いかない部分は次号以降への課題とし、
しばらくは、これまで諦めざるをえなかったイベント、お客さまとお会いする機会など
心がけて、徐々に社会復帰を目指したいと思います。

つい最近、高遠「本の家」でうちのことを知ったというお客様からご注文をいただきました。ご注文くださいました方、そして、本の家のイベントにお誘いくださいました方々、本当にありがとうございました。目録第一号発行の暁には、もっと外に出ていきたいです。

今回、海ねこは参加できずに本当に残念ですが、
以下、まもなくスタートのイベント告知など。
一箱古本市は、まだ多少、余裕があるようですよ。ご希望の方、ぜひ問い合わせてみてくださいね。
ブログ;http://kouenjishorin.jugem.jp/

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とっても良い天気。なのに、私の背中はガチガチ。
きのう終日、パソコン作業を続けていたため。
ワードに書影を貼り付けて、テキストボックスを使って
書名・値段を入れていくやり方。

それ以前ずっとずっとエクセル作業ばかりだった。
はじめエクセルの使い方に不慣れで、
今はワードの使い方になかなか慣れず、エクセルとワードを学ぶため
自分はやっているのだろうか、本末転倒じゃないかとメゲ続けた。
飲み込みが悪いのである、昔からそう。
でも、いったん身につけば体が覚えてくれ、あとはなんとかやっていける(はず)。

ワードの画像貼り付け・文字入れも難しくて放り出しそうだったが、
家族に何度も何度も根気強く教えてもらって、
少しずつ、ようやく少しずつ慣れた。

画像を貼り付けていったら、目録のできあがりがちょいっとだけ
見えてきた気がして、俄然やる気になった。

飽きっぽい私としては、やる気が続いているうちに
一息に作業を重ねてしまおうと思う。
なんとか、はじめの章だけでも仕上げに近づけたい。
いつまで続くか先が見えないが、少しずつ前進しているのは確実(のはず)。

なので、好天にも関わらず、今日も籠もる予定。
古書市場が気になるが、今頑張らずにどうするのと自分に言い聞かせて
今しばらくパソコン作業を続けること。

金曜、扶桑書房さん、えびな書店さんからご助言いただいたのが有り難かった。

五反田へ行くタクシーで、石神井書林さん、港や書店さん、日月堂さんの目録話を聞くことができたのが大きかった。

徳尾書店さん、風船舎の頑張りを目の当たりにした。

昨日、古書組合の機関誌「古書月報」が届いた。
皆さん、それぞれ苦心している様子が伝わってきて、
自分もなんとか歩んでいこうと思ったことであります。

敵は、ほかの誰でもない。自分の中にこそある、んです。ずっと前になりますから、もう名前、出しても大丈夫かな、的場浩司という人から取材を通して教わりました。的場くんのほうが自分よりずーっと年下なのに、本当にしっかりした人、当時からそうでした。

ご注文の対応、梱包・発送は、のちほどまとめて集中してやります。
昨日、テレビ関係の人から急ぎなので取りに行きたいとメールをいただいたのだけれど、
今日はまだ連絡がない。どうすればいいのだろうか(追記・ご連絡ありがとうございました)。
お待ちの方々、どうかしばし時間をくださいませ。

しかし、こうPC作業ばかりだと、
運動しないと体がおかしくなりそうだ。せめて、ちょっと家事でもしましょう。

南部古書組合の山歩きチーム「とぼとぼ会」に参加。
4月7日、富士山や山中湖を一望しながら歩いてきました。
石割山ー大平山ー長池山ー花の都公園といったコース。

早朝7時10分、新宿発のバスに搭乗。
私ひとりだけ、途中バス停である深大寺バス停より乗り込みました。
早朝、まだ誰もいない野川の岸辺に
桜がこれでもかこれでもかと咲き誇っているさまが妖艶にして荘厳でした。

山中湖へ向かうバスの車窓には、そちこちに
ふわふわした桜色の木々が。まさに満開、麗しや日本の里山。

メンバーは、笹間さん、石岡さん、石黒さん、遠藤さん、
月の輪さん、照井さんといった、いつもの顔ぶれ。

メキシコ・コスタリカ・ニカラグア帰りの照井さんから異国話を聞いたりしながら、
とぼとぼ歩いてきました。

富士山を眺めながらの尾根歩きのはずが、
あいにく日中、富士山はほとんど雲隠れ。

笹間さんと私は、杉の多い山林に入ったとたん花粉症が悪化。
とくに私がひどくなったようで、
東京ではほとんど治りかけなのかなと思っていたのですが、
突然、鼻水だあだあ、ほとんどハンカチを鼻・口に押し当てながらの歩きとなりました。

東京より季節が遅いようで、落葉樹はほとんど葉がなく、
木々のツボミはまだまだ固い状態。
それでも、よく目をこらせば、
人が踏むコースから一歩はずれた土に新緑が芽を出していました。
静寂を破るウグイスのさえずり・さえずり・さえずり。

久々の山歩きだったので、登りも下りも(とくに急な下りはヒザや股にきく)
かなり苦しい部分もありましたが、
歩き疲れたあとには、黄金のお楽しみが=温泉と宴会。

歓びと苦しみはセットのような気がします。
歓びは、決して楽して得られるものではなく、
多少の苦しみとセットでこそ二乗三乗に感じられるのではないかと。

山歩きを共にすると、少しずつ打ち解けていくようで、
久々に、ちょっといい話も聞いたし。
体調ほか、それぞれの事情と相談しながら
その人なりに人生を過ごしているさまが伝わってきます。
共に歩みを重ねられる幸福を噛みしめたりして。

天才・月の輪さんには「CABIN読みたいんですが」と聞いたぐらい。
マジメな話など何もしなかったですが、
頑張っていそうな気配がびしびし伝わってきました。
ほかの誰でもない、まず自分が頑張るしかないんだぞと、

先輩の背中が語っているような気がしてなりませんでした。
↑妄想小僧でしたら、すみません、月の輪さん。

不況の波は古書業界にも?
値段のはるものは動きにくくなったという声も聞こえる今日この頃、
底辺部の最底辺、底の底にあるわが店にもついにやってきたか。
これまですぐ支払いをくださっていたお得意さまからの入金が
なかなかなかったりして、どなた様も大変なのかと心を痛めたり。
それにしても、お金をいただけないとなると、あの支払い、この支払い、どうしようかと。
入ってくるお金を次に移動させ、すぐさま循環させていかないと、
じき経済停滞してしまうありさまは、まるで日本経済のよう?
体力勝負を痛感する今日この頃。

かと思ったところ、期が変わって、
公共機関から何件か注文をいただいたりして。
公共機関は支払いがずいぶん先のことが多いので、
すぐの支払いにあてられない辛さはありますが。
それでも経済低迷を打ち消したい一心の今、肩を撫で下ろすありさま。
しかし、この時期にまだぜんぜん目録が・・・という
悔やみとどう向かい合えばよいやら。

あちらこちらに不義理を重ねたまま、体力が持たず、ついに廃業、なんてことがなきよう(祈)。

苦しみのあとに歓びが、となってほしいものだと願うばかりです。

皆様、お金を落とすときは、ぜひ古書店にもお願いします。

最後に、今週末の告知をひとつ。

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第3回『ちいさな古本博覧会』

■日時
 4月11日(土)、12日(日)
■会場
高円寺西部古書会館 高円寺駅北口より徒歩3分
高円寺駅北口のロータリー右手吉野家を過ぎ、99shopも過ぎた先のディスカウ
ントショップオリンピックを右折、すぐ右手が西部古書会館
■時間
10:00~18:00(12日は17:00終了)
■参加店舗(変更の可能性有り)
paradis_books/コクテイル書房(古本酒場コクテイル)(高円寺)/常田書店/
はらぶち商店/オヨヨ書林/とんぼ書林/アジアンドッグ/
盛林堂書房/股旅堂/古書桃李/書肆楠の木/
音羽館/中央書籍/古楽房/蟲文庫

≪イベントご案内≫
◎4/11日(土)
古本Jくんとゆこうtour記念!近代詩朗読集'てふてふ'Special!
'PippoのPoetry readingショー'
◎期間中にオヨヨ書林によるDJの予定(ゲスト未定)

詳しくはこちら≫http://d.hatena.ne.jp/collabonet_project/

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