01.ふと思ったことりした身近のこと: 2011年3月アーカイブ
３月１６日（水）
大きな揺れから５日が過ぎました。
次々明らかになってくる現状。
刻々と変わる状況。
夕方から夜にかけて約３時間の停電。
気になるのは原発か。
また寒気が来て寒くなってきた。
猫は猫なりに暖をとる。
すみませんが、おいしい食事とお酒、好きな音楽はできるだけ切らさず
暮らさせていただくことにします。
暮らさせていただくことにします。
可能な限りの協力はしますから。
2011年3月11日（金曜日）
ビルの4階、柱が少なく広いフロアの真ん中付近のこのエリアは案外揺れやすいのだけれど、上下揺れは初めて。
「うん、縦揺れ？ これは珍しいね」なんて話していたら、そのうち横揺れも。
しかもどんどん揺れは大きくなる。
天井の空調機器が大きく揺れる。
立っていられなくなり、うずくまる。揺れは収まらない。これはまずいと這って机の下へ。
生まれて初めて体験した揺れと長さ。
潜り込んだ机の下でとりあえず家族に「大丈夫か？」とSNS送信。
＜その後、揺れる中机の下で考えたこと＞
・この机はそもそも大丈夫か。
・このビル、1階〜3階吹き抜け。ここで床が抜けたら1階まで落ちるな。
・半分ガラス張りのこのビル、崩れるんじゃないか。
・縦揺れから横揺れまで結構時間あった。これは震源地遠いはず。
遠くてこの揺れってことは震源地近くは大変なことになってるな。
ようやく揺れが収まったあと、館内放送。「すみやかに避難せよ」。
戻れるかどうかもわからないので、荷物を持ち、上着を着て階段で下り、外へ。
かなりのファイルが落ちて散在。倒れたディスプレイ多数。
壁のモルタルはがれ、崩れも。
壁のモルタルはがれ、崩れも。
外の広場に集合。雲が出てきて日差しもなく北風冷たく寒い。
数十分待機。その間にもかなり大きな揺れが何度もくる。
すぐ横にある今まで中にいたガラス張りのビルが音を立ててゆがんでいるのがわかる。恐怖。
30分後くらいか。
部署ごとにいったん社内に入り、必要最小限の物を持ってきてよい、その後はそのまま帰宅という話に。
一度席に戻る。小物が結構飛び散っている。非常食料用に飴と飲み物を持ち、再び外へ。
最寄りの駅（多摩センター）の電車（京王線と小田急線がある）は止まってる。
（なぜか多摩モノレールはずっと動き続けている。案外強いのか？）
会社で待機というのも、「建物から出ろ指令」なので無理。
（しかし、いつもそんなにあやうい建物にいたのか？）
携帯は通話、メール共に不通。携帯でないメールは通じた。
出かけている妻の無事はメールで確認できたが、留守の家の様子がわからない。猫が心配。
電車動く気配ゼロなので、歩いて帰宅することに。
以前、自転車で帰ったことはあるので一応様子はわかる（つもり）。
16:20
まずは川沿いに多摩川へ向かう。府中南にかかる関戸橋をめざす。
いつの間にか空は雲に覆われ、北風が強い。川沿いを歩くのはつらい。
が、このあたりは起伏が案外激しく、川沿いが最も平坦で確実なのでそのまま歩く。
iPhoneで様子を見ながら歩くので、手が冷たい。
道はかなりの渋滞。
17:26
ようやく関戸橋。多摩川を渡る。
歩道が歩く人で混雑。武道館でのライブ終了後、九段下へ向かう時くらいの人。
17:30
多摩川を越え、ローソンでトイレに入り暖をとる。肉まんと手袋入手。
17:55
分倍河原駅付近通過。電車の様子を見てみるが動く気配なし。
旧甲州街道に出る。歩道を歩く。ここも人が多い。
18:40
府中通過。コンビニに寄りトイレ借りる。
踏切が降りたままになり、通れなくなっているところが多い。
警官が来て車を誘導しているが、どんどん渋滞は加速している。
ときおりバスを見かけるが、人いっぱい乗っててしかも渋滞で進んでない。
自転車屋は繁盛。安い自転車を買い、乗って帰ろうという人多そう。
19:45
ようやく帰宅。休み休み歩いて3時間半弱。
猫ら皆無事、物の被害もほぼないことを確認。
（いい加減に積んであったCDと本は崩れているがそんなものは戻せばよい）
＜歩き終わって思ったこと＞
・地震が起きた瞬間には何もできない。
・携帯はあてにならない。
・ツイッターは（インターネットは）他の通信手段より強い。
・iPhoneのマップとコンパスは有効。
・ワンセグは非常時情報収集には使えるかも。
（ついている物を持っていないけれど）
・公共交通機関はあてにならない。
（安全確認できないで動かして事故起きたら大変だから仕方がない）
・寒さは人の気持ちを折る。
・コンビニは街道沿い茶屋としての役割とても重要、助かる。
・電車が止まると踏切が開かなくなる場合がある。
・踏切通行不能の関連もあり、道路も混雑して不能状態になる。
・タクシー拾うなんてことは無理無理。
・歩いて移動できるということは強みである。
・皆さん、冷静。（もっとひどく被災したらわからない）。
・物は積み重ねて置いてはいけない。
・地球は動く。
この頃の妻の様子はこちら。
時々、つぶやいています