2009年1月アーカイブ

ねこが散歩(我が家の敷地内、僅かな場所のみ)をねだるので、
本日の発送前に、表へ出る。
ポストの中に、風船舎さんから「古書目録 第1号」が届いていた。

夫婦ふたりで目を輝かせて本をめくりながら、
もくもくと入力していくさまを想像しつつ、
思わず夢中でページをめくっていた。
没頭。
はっと気づいたら、ねこが見あたらず、どこに行ってしまったのかと青くなる。
我が家の車の陰にいて、事なきを得たのだけれど。

岡崎武志さん、百年さんも書いていたけれど、
歴史の大波、その狭間に埋もれ眠っていた宝物を
丁寧に丁寧にすくいあげている、まさにそんな感じ。

時間と労力をかけて、よくぞ集めたなあ。どれほど大変だったか想像するに難くありませんが、よくぞこの1冊を作り上げたなあ、と。
「通常インターネット上での販売を主としておりますが、
紙媒体での古書目録に日頃から魅力を感じており、今回思い切って発行する次第となりました」
と巻頭の挨拶文にあったが、
1冊の紙目録、確かにいいなあ、風船舎に合っているなあと思った。

終盤のほう、独自の視点による解説をかなり書いてあり、興味深く読んだ。
本当に古書・紙ものが好きで好きで仕方がない様子が
行間から伝わってくるかのようだ。
目録の製作過程で
「解説を入れすぎると、今度は行数がなくなって冊数が入れられなくなるから」
と悩んでいる様子だったけれども、もっと解説を読みたくなったな。
コスト的に難しかったと思うけれど、
やはりもうちょっと写真があったらもっと良かったな。欲張りすぎか。

今回たくさん売れて、いつか第2号を出していけますように。

股旅堂、風船舎の頑張りのおかげで、
うちも、他店も、ずいぶん刺激を受けている。

眠いけれど、もうちょっと入力してから眠ることにします。

風船舎も股旅堂も千冊近く掲載しているようだけれども、1日10冊入力しても100日かかるのだものね。古書市場に通ったり、ほかのいろいろな仕事をしたりしながら、よくぞ頑張ったものです。1日10冊の入力で100日かあ。3日入力してハアハア言っている自分が恥ずかしい。本当に。でも、失うものなどないので、いいんです、恥ずかしがりながらもやっていくしかありません。

小川洋子「猫を抱いて象と泳ぐ」が気になる。読みたい。

魚雷さんブログを読んで、気づいた。
いつの間にか、白シャツ王子がブログを書いていたのか。
面白いな。今度、白シャツ王子、こと、うすだくんに
古書月報の原稿をお願いしてもいい、かな? どうでしょうか、パラディさん?

http://d.hatena.ne.jp/collabonet_project/

どんどん冷え込みが厳しくなる。

26日(月曜)12564歩。27日(火曜)12268歩。
体重はここ最近で底値。
毎日1万歩超を目指して歩いているのと、ビールをローカロリーのものに換え、
しかも控え気味なのが良いのかどうか。

給料日後だから少ないと困るのだが、ご注文が結構多い(HP更新をしていないのにすんませんと、見えないどなたかに謝る)。
毎日、メール対応、梱包・発送に追われている。といっても「売れている」とは違うわけで、
単価が高くないのですから、そこはまあその、なんというか。
千円、二千円のご注文も有り難く、梱包に気を遣うのは同じ。
忙しいと流れ作業になりがちだが、できるだけ「丁寧に」を心がける。
合間、次から次へと飛び込んでくるメールに対応。問い合わせに対応。

あとはひたすら、入力、入力。
股旅堂さんはついに自家目録第一号が完成らしい。さぞかし苦心しただろうから、
達成感・充実感が伝わってくるようだ。股旅さん、おめでとう!
自分は、まだ一合めの入り口あたりを彷徨っているのか。股旅さんの背中が遙か遠くにかすんで見える感じ。追えども追えども。
本1冊1冊の良さを知りたい伝えたいという一人相撲なのかどうか。入力って、なんて時間がかかるのだろうか。一体どれほどかかるのだろうか。あーうー。時間が足りない。焦る。何かを諦めないと、いつまでたっても自家目録など作れないだろうな。さて、何を諦めるか、だ。

月曜の中央市で買った山を1冊1冊、埃をぬぐって
内容を見ていく。
そして、自家目録、月曜倶楽部、日本の古本屋のいずれかに割り振って入力。
月曜夜から続けているが、ぜんぜん終わらない。
欲しい本を入力しきれるドンピシャな量、落札できたらベストだが、
簡単にいくことは少ない。
もう、時間切れだ。本日の梱包・発送・受注をしに倉庫に行かなければ。
郵便局の受付は5時まで、佐川急便の集荷は6時まで。
さあさ、ひんやり寒い倉庫へGO!

書き漏らし。昨夜読んだ久住昌之のエッセイ「野武士のグルメ」、良かった。なにげなく入った飲食店での感想を書きながら、これほど深くを語れる人はなかなかいないんじゃないか。井之頭公園の森で大きなアイダイショウに遭遇、には驚いた。今もいるのか。吉祥寺で生まれ育った私だが、子どものころ一度だけ、アオダイショウを見たっけな。

「古本屋群雄伝」(青木正美)を拾い読みしたうち、上野文庫さんの項が沁みた。亡くなるちょっと前、自店商品を自力で古書市場へ出品したそうだが、封筒にきちんと説明書きがつけられていたのだという。最期を看取ることになった古書店の女性店主さんから、全国各地、セドリで苦心しながら集めていた時期の話を、私は聞いたことがある。懸命に集めてきたものを古書市場へ返し、他店に託す際、どれほどの気持ちだったことだろうか。
たまたまご注文いただいたため、切り抜き・切り取りがないかどうか
確認中、目にとまって
「自転車の上の本屋 ある日本人の暮し27」という古書店の記録
(「暮しの手帖 第1世紀 53号」1960年)を読む。
"屑屋"が集めたものが金属、瓶類、紙類などと分けられて
区分される「仕切り場」で古雑誌を買い集めてきては
1冊1冊修繕して、古書市場に売りにいっている51歳・男性の記事だった。

ちょっとした一行、ちょっとした一枚の写真にも反応してしまう。
年齢を重ねると涙腺が緩くなるのか、それとも呑むとそうなるのか。

お客様から届いた封書をあけて、
カードにかかれていた文章やイラストに胸を打たれる。
1冊の本が人に届ける幸福ーー。

ところで本日の歩数 1万1337歩。

血中脂肪や腹囲の過多で保健指導を受けてきた家族に
計算の仕方を教わる。
ミック・ジャガーのように(!)60代でも自由に動きたい、
60代でも70代でも古書市場を闊歩している先輩たちに近づきたいのであれば、
今の今、もうちょっとなんとかしないと。

私の場合、
半年で3.5キロ痩せたい。計算上、1日137キロカロリー減を心がければ成功するらしい。
毎日、30分以上歩くのと、階段の上り下りを10分ずつ必ず。
あとは食事で毎日56.2キロカロリー減らせばいいらしい。

ビールは500ミリリットル200キロカロリーもあるので、
「エビスビールでなくちゃあ」なんて言っていられなくなり、
ついに、糖質0を売りにしているものを購入。
おいしくはないが、呑めないでもない、という感じか。ゴミが増えないよう、瓶入りはないかと模索中。

昨夜、仕事を終えて、ようやく映画"SHINE A LITE"を観に行ったのだが、
バウスシアター周辺を早足で歩き、終バスの終点から延々歩く。
今日は、きちんとカウントされないような気がして、永らく放ってあった歩数計に新しい電池を入れ直す。
カウントされないと悔しい気がして、さらに980円の歩数計を買い足す。
何やってんだろうと自分でも思うが、980円で歩く気になるなら安いもの?
日当たりのよい場所、紅梅がぼちぼち咲き始めた。
これからどんどん花が咲き始める季節。春が近づいてくる。

お客様から「落ち着きますよ」と教えていただいた某大学キャンパスへ足を伸ばす。敷地が広く、雑木林も空もゆったり。マンハッタンから列車で1時間ほど行く、郊外のようだった。

目録のほうは、将来、日本の古本屋に掲載するなど活用しやすいように、ということまで
視野に入れながら、印刷物にする場合はどのソフトをどう使えばよいのか。
わかりやすく教えてもらった。ありがとう、M堂さん。

セルを飛び越え、あまりにも自己流で入力しつつあったものを手直ししながら、
金曜の市場で買ってきたものを1冊1冊、コツコツ入力する。

拙ブログを読んだHぶちさんに「自家目録のことしか頭にないんでしょう」と笑われてしまったけれども、自家目録は長距離走になりそう。続けていくための精神力と体力をどうしたら養えるのか。3,5キロ痩せられるなら自家目録もきちんと出せそうな気がするし、ダイエットできないなら自家目録もダメかも??? すべてはどこかで関連しているかもしれない。

新着本の準備は昨日少し取りかかったが、うーむ、公開するにはあまりに貧弱か。
何日もじっくりやらないと、片手間での片付け仕事になってしまいそう。それもなあと思う。

週末はどうしてもご注文が集中するため、受注がすべて終わらず。
即日対応ができず、2件、明日にさせていただく。本当にすみません。
「入金しました。ご確認と発送よろしく」メールが次々届く(ご丁寧にありがとうございます!)。代金引換分も含め、月曜は梱包・発送、頑張ります。
古書市場に行くとしても、ささっと行ってささっと帰ってこよう。
本当は古書市場の合間、みんなで食事に行くのが楽しみなのだけれど、
明日は早足で歩数計をサカサカ刻みつつ帰ってくることにします。

なんとか3日間、目録の入力作業を続けることができた。

至近距離にある倉庫と自宅、郵便局の往復しか動いていない。
今日こそ歩いて買い物にでも行こうかと思ったが、あまりの寒さに怖じ気づく。
この寒さで、外ねこら、大丈夫だろうか、と思っていたそのとき、
空を割るような悲鳴が。

はじめ、子どもが大声をあげてふざけているのかと様子を見ていたところ、
「助けてください!」「誰か助けてくださーい!」「誰か-!」
と叫び出すではないか。
外に出て、声の主を探す。
なんと、近所の子どもが玄関先で半ズボンに素足のまま震えていた。
声をかけたところ、涙声で途切れ途切れに言うには、親に叱られて家から出されてしまったらしい。
室内から"大丈夫ですよ"とばかり笑顔の親が見えたので、
人ん家の躾に口出し無用か、と退出。
それにしても、寒そうで辛そうで気の毒だった。
子どもは子どもで、親は親で、誰も彼も大変だ。

今日あたり、だいぶもう別のことがしたくなってきて、
海ねこHPの更新をしようかとも思ったのだが。
HPにあれやこれや書いて、更新してじき、お客様から反応をいただくと、
単なる「注文」の一言であっても、双方向性のコミュニケーションを
とれているような気持ちになれていたんだなあと気づく。

それでは、市場で買ったうち、
自家目録には使う可能性がない雑誌をHP用に入力しようかと。
ところが、雑誌の中を見てビックリ。
切り取り多数。古書市場でいう"事故本"であった。
事故申告するため、どこにどのぐらい切り取りがあるのか確認。
切り取り部分に紙をはさんで、何ページから何ページ キリトリ 欠と書いていく。
それだけでひょっとして1時間はかかったんじゃないか。バカみたいだ。
事故申告を認められなかったら目も当てられないな。

梱包・発送を終えて、自宅で入力の続き。
たまたまテレビをつけたら、本のオークション詐欺についての報道が流れていた。
食事を割合ちゃんと作って、食事しながら
「図書館ねこデューイ」の番組を観る。デューイの本を読みたくなり図書館に予約。
さらに入力の続き。
山田太一のドラマ。
さらに入力、入力。

とりあえず3日は続いた。
ためておいた本を1冊1冊見ながらデータを打ち込んでいく。
しまいこんであった本との久々の再会にうきうきもするし、
あ、こんなところにダメージが、とガックリくることもあるが、案外面白い。
が、まだまだ序の口も口。
スタート地点に立ったばかりで、歩き出したばかり。
先はまったく見えない。
股旅さんも風船さんも頑張っていて偉いなあ。向井さんも偉いなあ。
えびなさんも扶桑さんも龍生さんも落穂さんも喇嘛舎さんも、石神井さんも月の輪さんも、港やさんも木槿堂さんも、にわとりさんも徳尾さんも、みんな凄いなあ。

何よりも明日、市場なので久々に出かけられるのが嬉しい。
久々に歩ける。久々に人と話ができる。古書組合に入ってよかった。
そうそう、購入希望の本を他店から受け取る約束もあったっけ。

メールをなさらないお客様から封書で注文が届いた。
何度もお買い上げくださっている方で、名前はすっかり覚えている。
封書に見覚えがある文字があり、懐かしいような気持ちになった。
覚えていてくださってご注文をくださる。
なんて有り難いことだろう。週末には返信をお送りしたいと思う。

先日、NEGI邸で、岡崎さんが持ってきてくださったビデオ鑑賞会があった。
洲之内徹のビデオでいいなと思ったのが松田正平。画集を眺めて寝ることにします。

昨日は、福音館書店関係の雑誌を31冊入力。
梱包・発送も少なくなく、掃除したり、ねこの世話をしたりしながらだったので、
それだけで深夜になってしまった。

1冊1冊、内容を見ながら、めぼしいものを抜き出していったら、
その雑誌の凄さを改めて思い知らされた。
画像がなくても、十分に内容の凄さが伝わるだろうと認識。
おぼろげながら1号めのテーマが思い浮かんだのでメモしておく。
その線であれば、しまいこんであるあれやこれ、
ようやくご紹介できるんじゃないか、いいかも、と心の中で頷く。

HPでは、1冊1冊の内容をとことん書いて書いて伝えることに心を砕いている。
そうでもしないと良さをわかってもらえそうにない本に関しては、ほかに手がないように思えて。
洋書絵本、あまり知られていない書き手の本など、
なんとか書いて書いて、触手を伸ばしていただくよう
拙い力で懸命に働きかけるしかない。

が、本当に凄いものであれば、説明の文章など、さして要さないはず。
これまで「月曜倶楽部」「本の散歩展」など年に何度かは
共同目録に参加してきたのだが、いずれも行数に限りがあり、
余分な説明はしない(出来ない)。
が、それでも売れるものは売れるのだ。本の力をもっと信じよう。

HPにごちゃごちゃごちゃごちゃ書いて、
ときに呆れられ、ときに「この店の良さですね」など過分なほどのお言葉をいただく。
が、自分の拙い解説が間違っていることだってあるだろうし、
こまこま書かれている解説がかえってジャマだと感じる人もいるだろう。

M堂さんから、将来的な活用を考えるとエクセルに入力するのが一番だと教わったので、
エクセルを利用。書きたいだけ書いて力尽きる。ああ、目が痛い。
M堂さんに教わったとおり、
エクセルのままだと入稿時に困るらしいので、
ワードに貼り付けて文字の入り具合を見てみる。
あれ、1ページに文字量って、これしか入らないの?
フォントを下げるとどうなるの? 行間は詰められるの? あれこれやってみるが、よくわからない。
そもそもフォントってどのぐらいのサイズ? 級数で言ってくれよ-、と叫びたくなる。

問題は、ワードの使い方がよくわかっていないこと。
字間調整、行間調整など、よくわからない。
おかしいな、ワードの使い方の本があったはずだが、見つからない。
いずれにしても、今のままだと、入れたい字数が
自分で考えている紙のサイズに容易には収まらない。
今の設定のままだと、文字量をなんとか削って収めたところで、
僅か31冊ばかしで5ページも使ってしまう。あれ? 自分の設定の仕方がおかしいのだろうか。
いや、おそらく文字量が多すぎるんだろう。

印刷代・発送代(これが結構かかるらしい)がバカにならないので、
31冊すべて売れたとしても、いったいいくらの売り上げになるのか。
目録を出して大赤字になるようでは、まずいんじゃないだろうか。

いっそHPに掲載してしまえば、字数を気にする必要もないし、
人気があるならすぐ売れて、お客様にもお喜びいただけるかもしれず、
すぐ売り上げにつながるかもしれないのに。
早くも心が揺らぎそうになる。が、やると決めたのだ。
もうちょっとやってみることにする。
拙いやり方であっても、出来ることをやってみるしかない。

一週間のうち、月曜・金曜は古書市場に行きたいので、
火曜・水曜・木曜は、目録書きに集中することにしたい。
昨夜は、家族とささやかなことで口論になり、
一緒に観ようと楽しみにしていたビデオも観られない。
が、昨夜はあれでいいんだ。家事負担してもらったり、
満足に憩いの時もなくて家族には気の毒だが、
集中しないと出来ないことはある。心の中で詫びつつ、入力を続ける。
火曜・水曜・木曜は、当分よほどの予定が入らない限り出かけない。
人に会いたい、口をききたい。
が、こもりにこもってでしか、出来ないことはあるのだと自分に言い聞かせる。
そういう時期が人には必要だと言い聞かせる。

果たして、今のやる気が何日続くのか。自分の場合は、これが一番の問題だ。
集中したら周囲の何も見えなくなってしまうほど病的にのめり込むのだが、
一方で、激しく飽きやすいのが難点。

孤独で辛い作業に向かい合っている先輩古書店たち(いわゆる「目録屋さん」)を尊敬する。
これまでなにげなく眺めてしまいこんでいた目録1冊1冊の重みが
突然、感じられてくる。
1冊の目録づくりに1年も2年も費やしている先輩の強さたるや。
まるで山登りのような作業だと思う。
いつか景色が見えてくるのだろうか。一歩一歩、前に進んでいかないと登っていけない。

弱小店は、一方で、より現実的な点においてシビアーにならざるをえない。
完成するまで、通常の収入が激減するだろうから、市場での仕入れも大変だし、
早く出してしまわないと店が潰れてしまう。持ちこたえる体力も、精神力もありそうにない。
頑張って作り上げたい。そして、とにかく1号を出したい。
1号で終わってしまうわけではないのだから、とにかく出そう。
お客様からの反応が万一良かったら、次にまた向かえばいい。
反応が悪かったら、そのときはそのとき、方向転換するなりなんなり、と思い定めるしかない。

しかしすでに逃げ出したくなっている自分。もてあます。
入力し始めて1日でこれだからなあ。参ってしまう。
逃げ出さないように、こうして書いているのだ。
「やっぱりダメでした~」となることだけは避けたい。恥知らずになりませんように。
ああ、でも、人と話したいなあ。
そういえば、バウズシアターにスコセッシ作品を観にいこうかと言われていたっけなあ。
いや、金曜に市場で人と話せるのだから、
水曜木曜はこもって入力、入力であります。梱包・発送は通常どおり続けております。
玄関先に積んだままの市場の買い上げ品も、どうにかしなければ。分類して、
海ねこに置いておかなくていいと思うのは、どんどん日本の古本屋に入力すべし。
日本の古本屋に登録してある分は、結構安いはず。人からもそう言われた。
今日も発送して発送して、入力して入力して。夜になっていくのであります。運動不足、肥満への道? 

「古本 海ねこ」はHPのリニューアルを目指しております。
現在デザイナーさんとご相談の段階ですが、
当方HPの内容をご確認いただきまして、
百万頭の象の群れを見るかのようだ、とデザイナーさん嘆息。
トップページだけでもなんとかデザインしていただけないものかと
甘く思い描いていた夢は、一蹴されました。
とにかく構造そのものが問題、
もっときちんと整理しなければ先に進めないとのご指摘。
うーむ、ごもっともすぎる。もはや目も当てられません。
HP制作に関してはまったく素人のまま、見よう見まねでタグを並べてHPをこしらえてきましたが、
6年近く、満足に分類もしないまま、ただただ入力を重ねてきたツケか。反省するにはすでに遅いのかどうか。

新着本の更新がなかなかできない状態ですが、もっと効果的に展開し、
よりお楽しみいただきますためにも、今一度、とにかくきちんと地道に整理しなければといった状況です。

それから、まだ小声でしか言えませんが、
未更新の在庫分をどのようにご紹介するべきなのかと考えつつ、
やはり自分としては、どうしてもやっていきたいことがあります。
紙の自家目録をなんとか、なんとか発行できないものかと。
出したい出したいと言いながら、先輩書店のようにテーマだてできるまではとグズグズしていたら、
他店に軽々、先を越される始末。恥ずかしくてなりません。
テーマだてよりも何よりも、当店の眠っている在庫をご紹介できますよう、
まずは第一号を。出来より何よりも、まとまった形にするのが目標です。
とにかくどのような在庫があるのか一目瞭然といきますよう、
日々エクセルに入力して、編集作業に入って、印刷して・・・、いったいやれるのかやれないのか。
宣言して自分を追い込んでおります。
締め切りがないとなかなかやれない自分ですので、
進行状態についてご報告できる部分はお知らせしながら進めていきたいと思います。
早速ですが、本日は梱包・発送・受注にかかりつつ、
まずは鈴木悦郎関連の絵雑誌、福音館関連の雑誌あたりから入力していきます。
いつかご覧いただける日が来ると思いますので、どうかお待ちください。

HPの更新も少しずつ再開していきたいと思います。
また、すでにHPでご紹介している分に関しまして、
さらに「日本の古本屋」の登録分はこれまでどおりご注文を承ります。
日々の梱包・発送、古書市場通いは従来どおり継続しながら、
未来のためになんとかしていかねば、と考えております。飲んでるだけじゃなくてね。

年明けすぐで発送・受注など少々立て込んでおります。
プラス急な仕事が加わり、私がもっとも苦手な、次から次へとまったく違うことをしなければいけない状態。
能力がついていきません。うぐ。ぐぐ。

メールをくださった方、ありがとうございます。
せっかくいただいても、返信がすぐできません。お問い合わせ、ご注文の件、そのほかのいただいてうれしいメールなどなど、順にお返事いたします。どうかどうかお待ちください。

Sちゃん、先ほどお願いした1冊はとりあえずお送りください。よろしくです。
Tさん、新年会の件,行けたら行きますんで、よきように決めてください。

今日は疲れた。明日は体力勝負の全集梱包に励みます。思い出の本と再開できたというお客様のもとへ、心をこめて丁寧に送り出したいと思います。可能なら、夜は新年会へいざ。
明後日も頑張らねばならん用件あり。今はもう、本ちょっとだけ読んで寝ます。パタン。

ねこのクロッチはクシャミは出ますが、食欲もあり、元気は元気です。
ご心配おかけいたしました。お心づかいくださった方、本当にありがとうございます。

大晦日からねこのうち1匹、カゼぎみで不調。
そのため、遠方に出かけられず、連れの実家に行くこともできず、
自宅にこもっていた。

年末年始のご注文に対応しながら、
夜はゆっくり「北の国から」DVD鑑賞。
13話で、順(吉岡秀隆)が東京で入院中の母親(いしだあゆみ)のもとへ。
消費都市・東京。半年ルスにしたばかり、かつての友達との話にもはやついていけない。
五段変速の自転車を乗り回し、母親のそばにいるべきか、東京にいようかどうしようか迷うが、
ついには自分から北海道に帰る。心の動きが細やかに描写されていた。
14話では、性の目覚めとともに、UFOとの出会い(?)。
映画「スタンド・バイ・ミー」を凌ぐかと思わせるような画面が次々に展開。
物が豊富になくても人には想像力がある。なんとか工夫してみようと考え、行動することができる。
冒険しようとする心がある、創造していく歓びを思い出させてくれた。
15話、16話。年寄り(大友柳太朗)が18年間、苦労をともにしてきて
自分の分身とも言える馬と別れるシーン、その後のシーンがまた秀逸。
死と生。破壊と再生。季節は冬から春へ。
田中邦衛らが古材を利用して丸太小屋を造り出そうと模型を組んでいくシーンも好き。
「瀬戸さん(往来座)と話がしたくなったね」と連れと言い合う。

昨日4日はブルーノート東京で、パット・メセニー・グループのライブ。
自分が知る限り、パット・メセニーのライブで完璧でなかったことはない。
といっても、正確に言うと、スタッフ側のミスと思われるが
シールドがギターのジャックに完全にささっていなかったらしく、
"Sorry.Sorry."といって中断し、弾き直す一幕があった。
ライル・メイズがOKOKとばかり拍手して、会場からも温かい拍手が湧いた。

昨晩は、ライル・メイズの背中から5-6メートルほど?の至近で聴く。
ライル・メイズ・サイドからの視界というのが面白く、心地よかった。
いかに、彼がグループの音を支え、パット・メセニーと切磋琢磨しあっているか、伝わってくる。
ライル・メイズの静かで、しかしながら熱い感じが
自分にもどんどん入り込んでくる。前ノリでも後ノリでもなく、
ゆったりした感じでいながら、ジャストで絶妙。スリリングなビート。
ああいうのは、上原ひろみとか他の人には出来ない(上原ひろみも好きだけど)。
どんどん来る。涙腺を刺激される。
PAを通しているので、まったくの生音というわけではないが、
DVDやCDで聴くのと、その場で聴くのとは、勿論まったく違う。

ライル・メイズと同時代に生きている奇跡を幸福に感じた。
大晦日にレオナール・フジタ展をみにいったときも思ったのが、
人って、これほどのことが出来るのだと打たれる。

スティーブ・ロドビーのベースも、アントニオ・サンチェスのドラムも好きだった。
一音たりともおろそかにせず、余分な響きをそぎ落とし、絞りに絞った音のみ。
少なすぎず、多すぎず、出過ぎず、下がりすぎず。アンサンブルとしての完璧さ。
私は、分厚いばかりの音は苦手だと再認識した。
隙間と音のメリハリがないと気持ちよくない。隙間がないと息苦しい。

話はずいぶん飛ぶが、そういえば、隙間が好きなんだった。
周囲をガチガチっと固められてしまうと逃げ出したくなる、
自分から動けるという自由な部分がないと苦しくなるんだった、自分。
銀色夏生のつれづれ日記「第3の人生の始まり」にも似たことが書かれていて昨晩、読破。
全編を通すと共感する部分、あれ?と驚く部分などさまざまだったが、
ゆらゆらゆらゆら漂いながら、とうとうここまで高みに到達したのか、銀色さんと思う。
浅く浅く、深く深く、だな。
それにしても高校生の娘の相手はつくづく大変そう。

さて、本来の予定より1日早いのですが、
ぼちぼち本年度の梱包・発送にかかります。1日では無理なので2日がかりか。
ご注文いただきました方、入金くださいました方、順に対応させていただきます。

優れたエンターテイメントに勇気づけられて、
本年もまたのこのこっと歩み出します海ねこでした。

年明けの発送は、1月6日(火曜)以降になります。
ご注文はお受けできますが、メール対応などお待たせする場合があります。
おかげさまで元旦から少々混み合っております。誠に恐縮ですが、対応、少々お待ちください。

1月6日以降、少々立て込むかもしれませんので、順に発送させていただきます。
微力ながらコツコツ努力してまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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