風船舎 古書目録 第1号

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ねこが散歩(我が家の敷地内、僅かな場所のみ)をねだるので、
本日の発送前に、表へ出る。
ポストの中に、風船舎さんから「古書目録 第1号」が届いていた。

夫婦ふたりで目を輝かせて本をめくりながら、
もくもくと入力していくさまを想像しつつ、
思わず夢中でページをめくっていた。
没頭。
はっと気づいたら、ねこが見あたらず、どこに行ってしまったのかと青くなる。
我が家の車の陰にいて、事なきを得たのだけれど。

岡崎武志さん、百年さんも書いていたけれど、
歴史の大波、その狭間に埋もれ眠っていた宝物を
丁寧に丁寧にすくいあげている、まさにそんな感じ。

時間と労力をかけて、よくぞ集めたなあ。どれほど大変だったか想像するに難くありませんが、よくぞこの1冊を作り上げたなあ、と。
「通常インターネット上での販売を主としておりますが、
紙媒体での古書目録に日頃から魅力を感じており、今回思い切って発行する次第となりました」
と巻頭の挨拶文にあったが、
1冊の紙目録、確かにいいなあ、風船舎に合っているなあと思った。

終盤のほう、独自の視点による解説をかなり書いてあり、興味深く読んだ。
本当に古書・紙ものが好きで好きで仕方がない様子が
行間から伝わってくるかのようだ。
目録の製作過程で
「解説を入れすぎると、今度は行数がなくなって冊数が入れられなくなるから」
と悩んでいる様子だったけれども、もっと解説を読みたくなったな。
コスト的に難しかったと思うけれど、
やはりもうちょっと写真があったらもっと良かったな。欲張りすぎか。

今回たくさん売れて、いつか第2号を出していけますように。

股旅堂、風船舎の頑張りのおかげで、
うちも、他店も、ずいぶん刺激を受けている。

眠いけれど、もうちょっと入力してから眠ることにします。

風船舎も股旅堂も千冊近く掲載しているようだけれども、1日10冊入力しても100日かかるのだものね。古書市場に通ったり、ほかのいろいろな仕事をしたりしながら、よくぞ頑張ったものです。1日10冊の入力で100日かあ。3日入力してハアハア言っている自分が恥ずかしい。本当に。でも、失うものなどないので、いいんです、恥ずかしがりながらもやっていくしかありません。

小川洋子「猫を抱いて象と泳ぐ」が気になる。読みたい。

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