2008年12月アーカイブ

年内の発送、終了しました。
自分も年始の移動中に読もうと思って、何冊か本を用意しましたが、
おそらく似た思いの人が多いようで。
今日も駆け込みでのご注文、駆け込みでの発送依頼など、
うはー、宅配の集荷時間ぎりぎり、郵便局の閉局ぎりぎりまでドキドキ。
がんばれがんばれ、わっせわっせ。勝手にひとり祭り、みたいな気分でした。
状態の良い本はよりきれいになるよう清めて、
傷みやすそうな本はなんとか無事に届きなさいね、と念じつつ、
できるだけ優しく梱包して送り出して、なんとかかんとか完了。

年末、今年のうちになんとか会いたいと話してきた友人・知人らと
杯を重ね続けて、内臓がだいぶ疲れぎみ。
でも、楽しかったです。

大晦日も、海ねこを通してお知り合いになれたご夫妻と
年越しそばをご一緒させていただく予定。
年始は、連れと互いの家へ行きあうため、
岐阜へ、吉祥寺へと繰り出して終わりそうです。

ドイツ絵本がたくさんたまっているので、今から何冊か
来年更新のための準備をして、それが終わったら自分の仕事納めか。

今夜はのんびりしようかなあと。今頃見始めたら面白くてハマってしまった「篤姫」に、往来座・セトさんご推奨「北の国から」に。銀色夏生のつれづれほか、未読3冊も早く読みたい。岡崎武志さんが薦めていらした「三角屋根の古い家」(庄野至)も用意ズミ。リラックスタイムのお楽しみ。

大病をせず、なんとか仕事をし続けられて、
支払いも乗り越えて、借金地獄になる事態は回避し、
本を読んで、趣味にいそしみ、
そして、気の合う人とともに飲み食いすることができ、
恵まれた一年だったと思います。
どうもありがとうございました。

年内、お世話になりました。
2009年も平和でありますように。
皆様のもとに安らかなる日々が訪れますように。
良いお年をお迎えください。

年始は1月6日より発送を再開いたします。

追伸 クリスマスカードをいただいたまま、お礼ができていない方、申し訳ありません。
大掃除のソの字もなく、それどころか玄関には市場での買い上げ品に買い取り本に・・・。
年賀状はまだ一枚の一枚も書いていません。
年始にいただいた方に返信させていただくぐらいで終わってしまうかも。
不義理、お許しください。それで「来年もよろしく」とはあまりに図々しいかとは存じますが、
来年もなにとぞ、よろしくお願いいたします。

一足早いのですが、2009年の課題 三本柱を。

1 ホームページのリニューアル

デザインは素人っぽくても、本の選択や説明文ではひと味違うように、と思いつつやってきました。
雑誌の編集やライターの仕事をし続けながら、あえて洗練されていないデザインがかえって良い場合があることも知っていましたが、それはまあ言い訳。
意識的にそうしてきたというよりは、むしろなし崩し的に
自分でこしらえたむちゃくちゃなHPのまま、5年以上も続けてきてしまいました。

しょっちゅう棚の配置が変わってしまうようでは、お客様も本をお探しになりにくかろうと思う。
リアル書店や古書店、新古書店でもそんな店、自分は困ります。
始終リニューアルばかりしている店、いくら洗練されていても機能的ではない
(たとえば文字が小さすぎると、私の年代では読みにくい。涙)店は、自分の目指するところではない。
ただもう、どんどん更新し続けて、もはや何がどこにあるのか、店主もわかりづらい始末。
ご注文をいただくたび、グーグルに頼らずには、店主でさえ本を探しにくい状況です。

恥を承知で告白します。2008年は少なくとも3-4度ーーいやもっとかーー明らかに自分が悪いと思ったミスを犯しました。
素人くささを売りにと甘んじることなく、もっと店主がしっかりした対応ができるように。
この店なら大丈夫、と信用していただけるよう、目指します。

脱却への第一歩として、明日、お力を貸してくださるとご提案くださったデザイナーさんに会ってきます。まあ、トップページだけデザインをお願いするつもりですが、さて、どうなりますことやら。お楽しみに、と書いておきます。何より自分が楽しみです。


2 自店HP+日本の古本屋+ ・・・・・

このふたつで単純計算、店を2つやっているような気持ちでおります。
実際、それぞれ良さがあり、それぞれにお客様がいらっしゃるので、どちらもやめられない。
2009年も両軸揃えてやっていきます。
そのため、対応がしやすいよう、本は書棚にきちんと整理して収納すべし。
倉庫の書棚を近日中に増やしたいのも、そのためです。
+できれば2009年こそ自家目録を1-2度出したいと思っています。
薄くても貧相でも構わないと口では言いつつ、出すならマシなものをと欲が出てしまうのが問題。
特集主義・説明文の多いものを目標にしていたらいつまでも出せそうにないので、
なんとかまず1号を出してみることから。
締め切りがないとなかなか腰が上がらないタイプらしいので、
締め切りがある「月曜倶楽部」「本の散歩展」といった共同目録はなんとか続けていけると思います。
古書展の現場はさほどやらないとしても、目録だけで参加できるものには参加したいし、
同時に画像などHPにも更新して、海ねこHPのお客様にも見ていただきたい。
ただ「共同目録じゃダメですよ」と先輩書店からも言われているし、「最終台で買うのは、たいてい目録屋の店だよね」「ネットだけじゃダメだよ」と別の先輩書店からも言われているし。

以前からやりたいやりたいと言いながら、あれこれ買いだめてきたつもりなのに、
相変わらず不言実行とは行かず、まったく逆で。
股旅さんにあっという間に先を越されてしまいそうで、実は内心、ショゲております。
なんとか体系づけた展開をできるよう、熟考すべし。

日々の売り上げをこしらえることを考え、
日々の作業に追われているばかりでいいのか。
いいのか、君は。いいのか・・・。

3 古書市場での精度を上げる、もっとよく見る

地団駄を踏んだ出来事といえば、つい一昨日のこと。
わが飲み仲間でもあるベテラン古書店に
「こんなの見つけたよ」と突きつけられたガリ版刷り。
自分が敬愛する人への追悼文が綴られていて、関係者らの発言が刻まれていました。
本ではない。冊子とも言えない。ただのガリ版刷り。されど、ガリ版刷りだからこそ稀少にして貴重。
「まーず、こんなの出てこないよ」とのこと。
大山に混ざっていたそうです。

「なぜ、私はこういうのを探せないのか」と悲鳴を放ったら、
「ボクだって、これがはさまっていると知って買ったわけじゃないからね。
買った山をあとでほどいてひとつひとつ見ていってみたらはさまっていたんだからね」
と、勝ち誇った笑顔。子供っぽくてヤダと思いつつ、悔しくてならない。

この人はつい最近も、とんでもない稀少本がはさまった大山を買ったばかり。
鼻がきくというのか。
ぱーっと素早く見て回るだけなのに、長年のカンがものをいうらしい。
無論、何がどのぐらいの値段でどのぐらい需要があるかは熟知のうえ。

本の値段・状態と値段の兼ね合い・需要を知らないとならず、
古本屋は、やはりある程度続けていかないと、という面があると思う。
しかし、年数やればいいというものでもないので、
自分が何をやりたいのか、どのようなお客様とどのようにお付き合いをさせていただきたいのか、
よく考えるべし。
古書市場に日々通える店が羨ましいけれど、
当方は頑張っても週二度ほどしか通えそうにない。
現状は変わりそうにないが、その中で、どうにかもっと効果的に使えるコツを学ぶべし覚えるべし。

あんまり気負ってみたところで、日々コツコツ入力していく地味な日々には変わらず。
埃だらけだし、手は汚れるし、本は重いし、増える一方で整理が追いつかないし、
なんだかもうとっても、皆様が思う30倍ぐらい地味でしんどい仕事かもしれません。
しかしながら、古書市場に通っていれば知らない本に次から次へと巡り会う。
好奇心を捨てない限り、まったく飽きることはない。
しかも、ときにはどなたかのお役に立つことができ、お喜びいただけます。
そして、古書店主は驚くほどユニークな人が多い。
さまざまな店主を知るにつけ、どんどんハマっていく自分を感じております。
ただ、体力・精神力・経済力を考えると、いったいいつまで続けられるものなのか。
HPの更新は目が痛いし、時間がかかりすぎて、ときどき気が違いそうになり、
体を使う本の整理か、あるいはタンタカ入力のできる日本の古本屋の作業をしますが、
そんなやり方で、ネット古書店はいつまでもつのやら。
まあ、やれるところまでれるようにやっていくしかないです。コツコツやっていくのみ。

先日、拙ブログをお褒めくださった奇特な方がいらっしゃいましたが、ダラダラした駄文で恥を晒すばかりで、すみません。

2009年もよろしくお願いいたします。
年内は30日まで梱包・発送いたします。年明けは1月6日から梱包・発送いたします。

自宅から車で1時間。都内某所、見晴らしのよい丘の上。

児童書マニアのお宅へ、買い取りに伺う。
お呼びいただくのは、今回で4度目だろうか。
シリーズごとにコンプリートを目指して、
さらには、より状態の良い本へと買い換えをなさっているので、
同じ本が2-3冊ずつあったりする。
そのダブリ本をお譲りいただく。
ダブリといっても、この方が複数冊集めるものなのだから、
ありふれた本はないといってよい。
ネットの検索で探し当てられない本も多い。

仰天の声を上げ続ける自分に「20年集め続けているからですよ」とご謙遜なさるが、
大変な努力だと思う。気になるシリーズ、コンプリートに至らないものについては
「毎日ではないけれども」こまめに検索し、ご熱心に蒐集し続けていらっしゃる。本のメインテナンスも完璧、古書だらけと思えないぐらい、お部屋は清潔。
お好きでなさっていることとはいえ、努力し続けていらっしゃるさまが
書棚にみごとに反映されている。あなたのような方に古書店は支えていただいているのだと、頭が下がる。

希少な児童文学全集ーーそれも状態がとびきり良いものがズラリズラリ、ズラリーと並ぶさまは壮観。
古書市場で、雑本の大山からこれだと思う本を探すのも面白いが、
これほど状態の良いレアものシリーズ&全集は、まず出てこないだろう。
出てきたとしても、とんでもなく高額になって、自分には手も届かないに違いない。

書棚のあちらこちらを見せていただき、いろいろ教えていただく。
勝手ながら、我が師のひとりと仰いでおります。
本日はありがとうございました。
また是非、よろしくお願いいたします。

別のお客様からポップアップの素敵なクリスマスカード、
また別のお客様からは、カレンダー、DVD、クリスマスカードをお送りいただいた。ちなみに、今晩の夕食はこの方からお譲りいただいた麺類でした。

今日伺った方から、前回と同じく
「大変でしょうけれども、
古書店業を長く続けられますように祈ってますよ」
といったお言葉をいただく。

お客様に支えていただき、さまざまな形で引き上げていただいている以上、
自分も簡単には投げ出すまいーーときどき自分に言い聞かせる。

微力ながらご恩を返して、
いつか、どなたかのお力になれたらと思う。

市場でミスをおかして1週間ほど沈んでいた。
ぼちぼち浮かびあがっていけそうな気がしてきた。
沈んでもまた上がればいいんだ。
市場の支払い、なんとか乗り切ります。今宵、吹きすさぶ風も、明日にはやんでいることでしょう。

●ご連絡

12月31日(水曜)から1月5日(月曜)、休業とさせていただきます。

●近況報告

PCの辞書があまりにおバカさんなので、ATOKを入れました。30日の試用期間を経て、さてどうするか考えるつもり。

iPhoneは使いやすいけれども、メール返信など、スラスラ文章を打つことは難儀。外出先からのメールはどうしても短文になりますが、ご容赦ください。

えっと、驚くようなところから
驚くようなご注文をいただいたり。

は??? と、仰天するような問い合わせをいただいたり。

つい昨日のことも考えていられないぐらい
あれやこれやに追われております。

そのときどき、誠実に誠実にと思ってやっていても、
どこかで漏れがあるのかどうか。

明日は古書会館に行かねば。
出品しにいく本を見直して束ねておかなければ。

いつになったらHPは更新されるんだ。
お待ちくださっているお客様がいらっしゃれば、
うれしくもあり、申し訳なくもあるのですが、
実は、店主自身も「いつになったら?」と思っております。

今日、お客様からなんとおいしそうなものをお送りいただいたので、
晩のメニューはそれかな。
Fさん、ありがとうございました~!
近々ねこ本を更新できたら、御礼のメールします。ひとまず御礼まで。
うう、いつになったら更新?

E書店さんの古書目録、「勉強させてください」とお願いして
89年、2000年、2008年のものを分けていただいた。
勿論、古いものはすでに取り置き分などないそうだ。「こんなのしかないんですよ。差し上げます」と下さったものなのだが、「校正本」「回覧用」と背に、手書きの文字が入っている。
中を開いてみたところ、
ご本人による赤ペンによって、
発行後、気づいた訂正文字が、あちらこちらに加えられていた。
Eさん、よくぞお譲りくださったものだと感謝あるのみ。
今度お目にかかったら深く深く御礼すべし。
と同時に、ちょっと聞いてみたい。
1冊完成させるまでにいったいどれほどの時間と労力が要ったのか。
そして、物質的、精神的、経済的な困窮の際、
どこでどのようにして、しのいだのか。
20年前のことだがなんと話してくださるだろうか。

あのT書林さんが影響を受けたものとはこれなのか。

古書マニアなら勿論、よくご存じなのかもしれないが、
自分は初めて現物を目にした。
まさに、読む目録、である。

1冊を通して見れば、かつて生を受けた人の足跡、人となりがクッキリ浮き彫りになる。

自家目録を作る人には、大きく分けて、二通りのタイプがあると思う。
商品説明など最小限でいい、演出はいらない、
むしろ商品の力で、お客さまに判断していただこうと考える店。
自分なりに説明を添え、編集することによって、商品の魅力を際立たせ、より気付いてもらおうと考える店。

E書店の場合は、おそらく、後者に近いのだろう。

とことん調べあげて構成している。
足元に及ぶべくもないと感じるのは、
生きた証を鮮明に裏づけるかのように、
物(販売するための古書・古美術品など)がぎっしり並んで充実したさまだ。
好きな人が目にしたら、ぜひこの店から、
いずれかを買ってみたくなるのではないか。

古書店の目録なのだから物が並んでいて当然。
しかしながら、これだけの古書・古美術品をとことん集めて、集めて、集め抜いて、
構成するまでに至った努力を思うと、
軽い言葉は出なくなる。

Eさんが影響を受けたのは誰なのだろうか。

EさんもT書林さんも、ご本人が好きでやっているのには違いないが、
人知れず、どれほどの努力をしているのだろう。
一体、何が彼らをそうさせているのか。
人並み外れた執着心だけで、こんな"しんどい"ことを続けられるものだろうか。
自分の「市場で買えなかった」「今度は買えた。でも、支払が大変で」
などという瞬間的なホザキは、まるで赤子の屁である。

古書店というのはいったい、なんという因果な職業なのだろうか。

古書マニアも、古書店も、いずれもおそるべし。
走っている古書店があって、支持して支えている古書好きがいて、
経済の歯車として機能している。

不景気を危惧して
「なんとかなるまであと4年はかかると思います。
そこまで体力がもつかどうか」と顔を曇らせていたN堂さん。
「今日、~さんがいないから買うチャンスだよ。
買っておいたほうがいいよ。買ってから、どうするか、あとで考えればいいから」
と、昨日、笑顔で囁いてくれたのだが、
また、いろいろ聞かせてください。

「みんな~、このいちばん大変なときに、
なけなしのお金を払ってコンサートに来てくださって・・・。
もうちょっと余裕のある方も・・・。みんな、本当にありがとう」
と、ライブの最中、言葉に詰まり笑顔でカバーしていたのは、矢野顕子だった。

なんとか生き抜いていくしかないですね。

ああ、古書月報の原稿を書いてくれる店をなんとか探さなくちゃ。

 

やってしまった。
市場には魔物が棲むのか。
ある出来事の余波で、いささか動揺していた。
それにしたって後先考えず、
売り値よりずっと高く買ってしまうとは。
周囲の「もっと高く入れないと」の声に
"そうだ。そうだ"と"魔物"(天使!?)が囁く・・・。

数字を書くだけならなんということもなくて、
どんどん値段を釣り上げていったら、
開札後、周囲はそこまで高く入れてなかったことが判明。
市場の出来高に貢献はしたものの、
自分ひとりで暴走していた、らしい。
「あーあ」「やっちゃったねえ」と言われたような気がする。

結果。初の四枚札(四枚札とは・・・? 組合員ならおわかりのとおり)にして、
あっという間に新卒の月給に近い支払いと相成りました。
ほかにも市場の支払いがいくつか待ち受けているのに。

頭に浮かぶのは、破滅型、という三文字。

来週には支払いをしないといけない。
まともに悩んだら、しんどすぎて、
前を向いて歩くのさえ厭になりそうだ。
これはもしかして、死ぬ気で売りなさい、という天の声ではないかと。
たまっている本を整理して、
市場に出品せよ、日本の古本屋に登録せよ、
ホームページでしっかり売るように、という天の思し召しかもしれないと。
そう考えることにしました。

そこまでして自分の魂に食い込んできた古書。
いつかきちんと形にしてみせねば。
いつまでもあると思うな、親と健康、体力・気力。

カーゴ半分ほどの本を整理しただけなのに、背筋が痛いです。
S書店のO沢さんに
「古本屋は背筋マッチョになるからね。
背筋ばかりつくから。腹は筋肉つかないけど」と言われました。

さすがに今夜はビールも進まず、ひたすら日本の古本屋の入力。
眠いのだけれどできれば買取本の査定をして、
E書店からいただいた過去の古書目録を眺めさせていただいてから
眠ることにします。
働け、働くのだ、自分。年末までノンストップ。
無事、支払いを乗り越えられるでしょうか。

けっしてサボっているわけではないのですが、
人気アイテムのねこ本の更新など、すぐかかれず、
お待ちの方がいらしたら申し訳ありません。どうかお待ちください。

新年は何日か休業とさせていただくつもりです。新年は、たまった古書入りの箱をあけてホコリにまみれつつ整理していそう、な。

古本屋さん、本好きの人など中心にいろんな人が集まってただお話して飲む、という「だいこんの会」。
今年最後のだいこんの会は幹事やらせていただきますと、Mongoがやりたがるので、
一任しました。会計は前回と同じ徳尾さんにおまかせします。
海ねこは吞み専門です(←おそろしい、と、陰の声)。

以下、お知らせ。

-----------------
☆2008年最後の「だいこんの会」☆

【日時】 12月23日(火) 19時~21時30分

【場所】 西荻窪(北口)の居酒屋「三喜」の2階

【会費】 4,000円(会費は最初にいただきます)

三喜おばさんからのコメント:
「事前に用意する料理、今回はちょっと変えてみませんか?どんなものかはお楽しみ」

飲み物、食べ物の追加具合でプラス500円くらい徴収させていただくかもしれません。

【お願い】
クリスマスと言えばやはりプレゼント。
いつものようにプレゼント交換しますので持ってきてください。
500円程度のものでお願いいたします。

2次会も予定してます。場所はこれから確保。
いつもと同じお店の予定です。

参加人数を確認しまして店に連絡します関係上、、
「12月20日(土)午後5時」までに出欠の連絡をお願いいたします。

出席・欠席のご連絡は、こちらへ↓

daikonkai@gmail.com(イシハラさん)

mixiのbukuさん、あるいはMongoへのコメント書き込みでもOKです。
Mongo、あるいは、だいこんの会関係者のメールアドレスがわかる方は
直接連絡でも結構です。

2次会だけ参加したい、1次会だけ、両方参加予定、もお知らせいただけると助かります。

bukuさん、岡崎さん、告知お願いします。
しおりちゃん、すさまへの連絡お願いします。
ご参加の皆さま、また23日に。よろしくお願いいたします。

神様、仏様、
買わせてください。

買わせてください。

資料会・大市。
念のため行ってみれば、これだけは欲しいと思った品あり。

N堂さんが冗談を投げてくれてもいまいち笑えなかったのは、
あの瞬間、いくら入札しようかと頭の中ぐるぐる、考えあぐねていたためでした。
むぅー。封筒ぱんぱんだったしなあ、
×晴さんもかなり考えながら入札してたしなあ。

えいやっと高く入札し直しの
改め札を入れてきたのだけれど、どうなんでしょう、ダメだったのでしょうか。
あれらの本は海ねこにやってくるべきでなかったのでしょうか。心臓に悪いです。

17時55分現在、ネットで売買情報を確認しているが、
表示は「該当データは存在しません」のまま。
落ち着かない。PCのキーをクリックするばかり。落ち付かない落ち着かない。

こんなことなら、思い切って50万ぐらい入れてくればよかったんじゃないか。
いっそ100万入れてくれば確実に買えたのではないか。
なぜ、それができないのか、自分。

買えても支払が地獄だが、
買えないともっと辛い、哀しい。
もしも今回、買えなかったのであれば、買いたい気持ちにおいて
他店に負けてしまったのだ。情熱不足。自分の弱い気持ち、ゆえ。

電車で読んでいた林芙美子随筆に出てきた
「鯛なぎ」を心に思い浮かべる。

「遠くの荒物屋へ風呂を貰いに行って、子供たちとかえりに海へ行ってみた。
あんまり森(しん)とした海なので、まるで畳のようだと云うと、
子供がこんな黄昏を鯛なぎと云うのだと教えてくれた。
鯛が入江へ這入って来る頃は、海が森となぎて来るのだと云っていた。
小波の上を吹く風の音さえ聞えそうに静かな海だった」(「田舎がえり」より)

と、そこへかかってきた一本の電話。
ミヤビちゃん、九曜さん、ありがとうございますー!
大市と無関係ですが、捨てる神あれば拾う神あり、か。

できれば、大市のほうも買えますように、神様、仏様。

市場でもっと買えますように。
もっと買えるように、もっと働くことにします。
コツコツ頑張りますので、よろしくお願いします。

新企画をアップしましたが、自分が売りたいものと、お客様が買いたいものを合致させていくのは容易じゃないのかな。売るとき買うとき、皆さん、ご苦心されている部分と思いますが。売りたいものを売りながら、お客様が買いたいものもご用意していかなければ。まあ、ネットの場合、あとから欲しい人が検索でたどりついてくださることも多いので、腰を据えて長期戦ですね。

今ごろ笑われそうですが、遅ればせながらクリスマスの絵本を。近々、更新予定です。

God Bless You!

追分コロニーのイベントにも、みちくさ市にも行けずに、うーむ、残念。

連れとなかなか休みをあわせることができずにおりましたが、
ようやくなんとかかんとか、遅い夏休みをとることができました。

いちばんの目的は、お世話になってきた
おばあ(90歳)のお見舞いにいくこと。

長年通い続けている島に行かない手はなくて。
那覇から足を伸ばしてきましたよ、わが愛しの阿嘉島。

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11月のこの時期、天候に恵まれることは難しそうで。旧知の友・海人らと連日連夜の飲み会ではありましたが、阿嘉島滞在は、船便の関係で短縮。

結果として、那覇に予定より多く滞在することになりました。

古書店も回りましたよ。

文華堂、とくふく堂はもちろん、
すうさんに教えてもらった「桜坂劇場」の「ふくら舎」。
宿の近くにあった「ちはや書房」。
ちはや書房の店主さんから教わって、美術書を扱う女性店主の店「言事堂」(ことことどう)。
さらには、那覇からバスで宜野湾「ブックスじのん」まで出かけてきました。

もっとも気に入ったのは、ふくら舎を含む「桜坂劇場」。
sakurazaka.jpg fukura.jpg

名画がかかっている映画館があり、カフェーがある。2階には中古CDショップがあって、家人のお気に入り。
私は、新刊と雑貨を扱う「PANA」、そして、劇場のショーウインドウと階段下のスペースを利用してセレクト古書を集めた「ふくら舎」が大好きで。
「PANA」は、もっとも勢いがあって、自分も大好きだったころのヴィレッジヴァンガードを思わせるような品揃え。
作家ものの雑貨も面白くて、特集別の棚から欲しい本が次々に見つかるのでうれしい悲鳴。
「ふくら舎」は担当者さんといろいろお話ししましたが、
いやいや、本好きが自分が好きなものを自由に集めて構成した棚、みたいな空気がとてもよくて。
文学のよきところから、チェコ本、ワンダーブック・・・、好きな本がたくさんあって。
「いいですねえ。私、すごく好きです。
東京の市場にいらっしゃる際はぜひ会いましょうね」
と、興奮ぎみに挨拶してきたのでした。たまたま当方のこともご存じで「東京に行くとき連絡してもいいですか」と言っていただき、「もちろんです!」と私。

「家のそばに桜坂劇場が欲しい。あればいいのに」
「あんな場所を作れるなら苦労してもいい、やってみたい」
など、ただただ唸るばかりでした。

近くの公園には、ねこがたくさん。
ギスギスしていない空気、人にもねこにも感じられるのでは?

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ふくら舎の担当者が開店前、相談しにいったという「ちはや書房」も
今後、見逃せないと思います。「ちはや書房」「言事堂」とも、イベントに積極的に参加している様子。
ベテランに加えて、若手が頑張っている沖縄の古書店。
他店を見せていただくのが、もっとも勉強になると心底感じた旅でした。

ずっと髪を切る時間がなかったので那覇・国際通りの美容院。飛び込みでカットした。
ずっと服を買う余裕もなかったため、帰宅後、ユニクロでヒートテックのパンツやらアンダーウェアやら買った。
そして、ちひろ美術館へ「茂田井武展」を再び観にいった。
あれこれメモしてきた内容、そのうちまた、書ければ書きます。

休みをとると、その前と後、仕事が増えてかえって大変です。
はあ、とても大変ではあります。お待たせしている方々、お詫びするばかりです。
でも、人間、やっぱり休みって必要なんだろうなあ。

2012年4月

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