潤滑油

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「本の散歩展」会場で声をかけてくださったKさん宅へ買い取りに伺いました。
往路2時間弱、復路は渋滞のため3時間強と少々遠方ではあったのですが、
久々にお目にかかれて大変うれしゅうございました。
お譲りいただきました本たち、そして、お伺いしましたお話の数々、奥様の手料理・・・。
お譲りいただきましたとある作家をめぐる通信など。
いずれも宝物のようでした。あたためて、長く大事に記憶にとどめておきたいような。
Kさん、今後ともついていきます。
信頼していただけますよう精進してまいります。末永く、どうかよろしくお願いいたします。

先日の買取もそうだったのだが、
「面白かった。本当に来てよかった」と連れも口にしていた。
良書のみならず、相手の方の時間、体験、思いまで分け与えていただいたよう。
これらをムダになどできませんよ。
自分はどこにどのように還元していけばよかろうかと、
おし抱くような思いです。
古書と一緒で、抱きかかえて眠らせてしまうのでなく、
循環させ、有効に生かしていくのが役割。
本があちらからこちらへと回転していくための歯車に挿す
潤滑油の一滴になりたいと思う。
できれば、淀んだ油でなく、
少しでも純度のよい油になっていけるといい。
お預かりものをしている身であるのだから、
病で寝込みすぎたり、飲み過ぎてケガなどしないように。もっとタフな体と心が欲しい。

帰宅後、ありがたい買取依頼を2件(かと思ったら、さらにもう1件で合計3件)いただく。
1件は同じ方から2度目の買取依頼で光栄です。
明日にでも返信させていただきます。
良書を売ってくださる方がある限り古書店は大丈夫、といいますが、
本当にそうであるとしたら、海ねこはもうしばらくは大丈夫かもしれないと。
自惚れで終わらないよう祈りますが、
おかげさまで、ちょびっと胸を張って頑張りたいような気持ちになりました
(でも、今日は朝早かったのでお休みなさい。明日から頑張ります。あれ、最近こればっかだけれど)。

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